今回紹介するカメラは、タイトル通り初期の頃に生産された三光PENです。オークションで購入しました。
PENに詳しい人なら一目で解ったと思いますが、シャッターボタンがオリンパス製造の物が付いています。 偽物?と思いましたが、シャッターボタン以外はすべて三光PENの特徴を持っていました。たぶん純粋に修理したものだと思います。
三光PENの最大の特徴と言えるのが横3本ラインのシャッターボタンですが、このPENにはオリンパス製造の縦5本ラインの物が付いていました。おかげで怪しすぎて誰も入札しなかったので安く入手出来ました。
年代を考えるとコンディションは、非常に良いです。
フィルムカウンターの指針も綺麗な金色をしています。
三光PENの特徴の一つであるFlashの文字のオレンジ色も鮮やかです。シャッターボタン以外は、当たり個体でした。
三光PENの特徴の一つである貫通していないフィルム位置を示すマークと巻き戻しノブ。
ノブのツマミも三光PENだけの特徴あるものです。
手前が初期の物。
パトローネを抑える板バネの形状が初期の物では違っています。奥の板バネの形状は、これ以降PEN‐Dに至るまで変わらずに採用されています。
裏蓋をロックするツマミですが、なんとヤスリで削ったような形をしています。部品を製造ミスして修正して使ったのでしょうか?隙間も大きいです。
こちらが後期の三光PENの裏蓋のツマミです。上の写真と比べると一目瞭然ですね。隙間も少なく形もキチッとしています。
三脚穴の台座の裏側ですが初期の物は、上側が平になっています。
後期の物は頭が丸いです。
フィルム巻き戻しレバーの裏側ですが、 若干斜めにカットしてあります。よく見るとあきらかに人の手でヤスリ掛けしてあります。
後期の物は、真っ直ぐカットしてあり機械加工してあります。
気付いた違いは、このくらいですが、僅か数か月の間に試行錯誤して来たのが良く分かります。
初期の頃は、部品の精度が出て無くて職人さんがヤスリ掛けして組み付けたのでしょうかねえ。色々なドラマが想像出来てロマンがありますねえ。
もっとも妻に細かな違いを熱く語ったら思いっきりドン引きされましたが。
我が家にも確かあったような気がします。
あれは多分PENだったと思うのですが…
父親がヤシカエレクトロ35を買った時に
それまで使ってたのがPENじゃなかったかな?
あたしはそれをお下がりでもらったような…
うーん 記憶が曖昧です。うん十年も前の話しです。
大阪万博で盗難にあって紛失しました。うん十年前の事なので母もどの機種かは解らないようです。
私も当然解りません。あの頃は子供にカメラなんか触らせてもらえませんでしたから。