4年前にImola号で日本海に行った時、ルートラボでルートの選定をしていた時、一見近いのですが、その道を選ぶと獲得標高が跳ね上がる道がありました。それが、酷道352号線です。
この時は、足に自信が無かったので楽なR252で行きましたが(
実際にはR252ルートでも回収車の世話になっている)、その後の調べでR352は、日本でも有名な酷道だと言う事が解りました。
エンジン付きのGROM号なら大丈夫でしょう。逝ってきま~す。
遠足前の子供と一緒で早く目が覚めたので予定より早く、朝4時に出発です。日の出時間は、午前5時。まだ外は真っ暗です。
那須ロングライドの時は、朝食を牛丼大盛りにして食べ過ぎだったので今回は、吉牛矢板店の普通盛りにしました。
牛丼に野菜サラダ、味噌汁セットで510円は安くてありがたいですね。
それにしても最近まで大盛りでも全然足りなかったのに齢かな?
店を出た頃には外は白み始めていました。
有名な団子3兄弟の標識です。
感動するのは最初だけで何個もあるのでそのうち何とも思わなくなります。
ここに来るまで道路は、風が強く落ち葉が舞い木枯らし! という雰囲気です。実際にバイクに乗っていると寒く、真夏だと言う事を忘れていました。
左折して重複国道から分岐してR352単独に入ります。
道の駅たじまを過ぎてまもなくの所です。
今は、動画投稿サイトでR352の動画が多数アップされているので予習は万全(のはず)です。
朝日を浴びるソバ畑です。
実際には、山間にあるので夜は明けていますが、ソバ畑には陽が射していません。
福島県側から尾瀬に入る所にある駐車場は、車がいっぱい停まっていました。
さすがに尾瀬は、人気ですね。
標高、1469mです。意外と上って来たのですね。
ここから酷道に入ります。
スマホのナビアプリは、何度もUターンを指示してきましたが、ここまで来ると諦めてR352のルートを表示するようになりました。
見にくいですが、燃料系のゲージは半分を示しています。途中で給油したかったのですが、早朝からは何処もやってません! 栃木県内の国道4号線ならやっている店がありましたが、その辺じゃ0.5リットルも入りません。計算上は目的地まで十分ですが、心理的に入れた方が安心できます。
弱い雨が落ちてきました。
福島県側は、狭い上に両側が林の所が多いので暗くて気が滅入ります。
橋を渡ったら新潟県に入ります。川では親子が渓流釣りをしていました。
標高、873m地点です。ずいぶん下りましたね。
新潟県側に入るとR352名物の洗い越しがあります。人生初の洗い越しの中で記念撮影!
洗い越しとは、小さな沢の流れを道路の下を通さず、道路を横切るように流すものです。洗い越しの手前には段差注意の標識がありますが、注意して走行しましょう。
このように流れが多い洗い越しもあります。
真ん中にあるカラーコーンは、道路に穴ぼこが開いているのでハマらない為のカラーコーンです。
ある程度の流れがあってもシャコタン車じゃない限りゆっくり走れば大丈夫でしょう。
有名な撮影スポットです。
何年も前のブログでも出ていますが、人が住んでいないので改善する気は無いでしょう。
圏外なので事故、ガス欠は厳禁です。
スマホナビは、「インターネットに接続できません」と出ますが、電波が届く所で地図をメモリーしたらしく、健気にも圏外なのにナビしてくれます。
ここも撮影スポットです。
確かに電波は届きますが、少し行くとまた圏外になります。重要な通話、データを送りたい人はここでやらないとしばらく無理です。
沢沿いを走ると反対側にこれから走る道路が見えます。
沢を上って川が狭くなったら小さな橋を渡り反対側に行くを繰り返すので直線距離は短いのですが、道程は長いです。
残雪と虹と湖と言う奇跡のような絶景です。
雨上がりに陽が射した虹かと思ったら雨が降っている所に陽が射したのでした。もちろん降雨地帯に突入です。
それにしても猛暑と言われた今年でも残雪があるのだから普通の夏はもっとすごいのでしょうね!
R352の名所のグミ沢トンネルです。
照明が一切ありません! と言う事前調査でビビりながら走りましたが、路面が乾いていて真っ直ぐで走りやすいトンネルでしたよ。夜は絶対に来たくありませんが。
銀山平まで来ました。
これで峠は終了! と言いたい所ですが、枝折峠(しおりとおげ)が控えています。枝を折ると書いてしおりと読むとは、素敵な名前ですね。
写真のように太陽は出ていますが、路面は濡れています。山の天気は変わりやすいです。
これも有名な撮影スポットです。
初心者禁止の看板です。と言ってもシルバーラインは、二輪車禁止なので二輪の場合は初心者でも枝折峠を通らざるを得ません。実際、細く曲がりくねった道なので緊張を切らしたら行けません。
枝折峠の頂上です。
これでやっと終了! だと思ったら枝折峠の下りが残っています。気力を振り絞って安全運転で行きましょう。
枝折峠は、ガードレールでは無くてワイヤーなので視覚的に怖いです。
道幅の割には交通量が多いのでカーブミラーは絶対に見逃さないでください。(R352全般に言えます)
狭いので道幅いっぱい使って走って来るので万全の注意が必要です。実際に後輪をロックさせる程ブレーキをかけて避けた事もありました。
酷道352号線ですが、車体が小さくて小回りの効くGROM号だったらそれほど大変ではありませんでした。小回りが利かなくて見切りが悪くて最低地上高の低いハロー号なら、、、絶対に来ません! そういえば途中ですれ違ったTOYOTA86どうなっただろう?
南魚沼市の鮨岡で海鮮丼を食べて帰路に着きます。
寝不足なので帰りにあった道の駅ほとんどに寄って休憩しながら帰りました。
帰りは、R17で三国峠、沼田市に行きR120で金精峠経由で宇都宮に帰りました。
群馬県の友人は群馬には何にもねえ! とよく言いますが、他県民にとっては、絶景ポイントだらけですよ。楽しく走れました。
金精トンネルを抜け栃木県内に入ると一安心です。
記念撮影をしていたら雨が降って来ました。山の天気は解りません。男体山は陽が射して輝いているのに。
今回は、雨合羽を着る程の雨が降らず幸いでしたが、ウエット路面は大嫌いなのでビビりながら走りました。
18時40分無事家に到着!
本日の走行距離、465km