lizardbrain

だらだらぼちぼち

夢二とともに

2011年11月22日 11時36分46秒 | 風景光景



しばらくぶりに京都。
紅葉シーズンなのか、駅前のバス乗り場はいつも以上のバス待ちの行列で、ワタクシならとてもじゃないが並んで待っていられないが、目的の平安神宮・美術館方面のバス乗り場はさほど絶望的な行列の人数でもない。
なんか、久々にバスに乗りたくて並ぶ事にする。
やって来たバスには、当然、座る事は出来ずに吊革を手に揺られ続ける。
平安神宮が近づくにつれて、地下鉄で来る手があったと思い出したが、アフター・ザ・フェスティバル、つまり後の祭り、、、、

                    

京都国立近代美術館で、『夢二とともに』の図録と、『川西英/神戸百景』を購入。
『神戸百景』には、川西英が描いた昭和30年代かの神戸の町の様子が収められていて、震災前の神戸をさほど知らないのに神戸をオヤジが神戸育ちであるワタクシとしては、妙な懐かしさを感じてしまう。
ミュージアムショップでは、他に、『竹久夢二セノオ楽譜表紙画大全集』という本に目が行ったが、税別¥8,500という価格を見て陳列棚に戻してしまった。

すぐ近くの京都市美術館でも特別展をやっていたが、雨が近そうな雲行きになってきて、美術館をハシゴする体力も無い。
なので次の機会に。


山下達郎 Perfomance 2011 - 2012 神戸国際会館こくさいホール

2011年11月18日 20時33分33秒 | 音楽


11月17日、神戸国際会館こくさいホール。
ワタクシ達は、前日からの2日公演の2日目に参戦。
チケットに記載された1階23列目という座席位置に少々悲しみを感じていたが、座ってみれば何て事はない。
さほど悲観するような遠さでもなかった。

ライヴの内容については、ワタクシと達郎との固い固い約束で、ネタバレなしなので。

ファンクラブ独自製作のCDは去年のツアーで揃えてしまったし、さし当たってウェア類は必要なさそうだし、
という事で、グッズ売り場では『タツローくん卓上カレンダー』だけを購入。
殺風景な別宅で使って、少しの癒しを得られるかもしれない。
卓上カレンダーを開けてみると、来年5月まで続くツアースケジュールが記されている。

今回のツアー、今から来年の大阪公演を手配するのは無理なのは承知なので、
達郎ライヴに次回行けるとすれば、ライヴハウスになるのか、、、、、?
チケ取りが大変だろうなぁ、、、、


終演後のエスカレーター前のロビー。
来年5月にツアー終了するまでは、日本中でこの特大ジャケットの画像がアップされるんだろうな。


いつも感じるのだが、このホールは、ごった返しているロビーから帰りに下りのエスカレーターに乗る時が、少々怖いぞ。




再会したのは死神

2011年11月12日 01時30分05秒 | 無駄話

2点の図録を取り寄せてもらおうと、メモを片手に書店に駆け込むと、、、、、

『横尾忠則 冒険王』は取り寄せ可能だが、ワタクシ目指す『インカ・マヤ・アステカ展』の発行元のNHKプロモーションとやらの社名は、書店のPCではデータが無いという。
親切にも、書店の人が別会社であるNHK出版の方なら取引があるので電話で問い合わせてくれたのだが、同じNHK関連企業なのだろうが別会社の事なので、どうやら書店からの取り寄せが出来ない事がわかった。
仕方ないので、『横尾忠則 冒険王』だけオーダーして帰宅。

再度、NHKプロモーションのサイトを引き寄せ、メールで問い合わせるのももどかしく、『インカ・マヤ・アステカ展』の図録の在庫を電話で確認し、振り込みのために郵便局に行くと、なぜだか派出所のおまわりさんがいた。

そう、以前に書いた、おまわりさんの視線を背中に感じつつ、ATMから振込んだのは、この時の事だ。



4日ほどすると、取り寄せた商品が入荷したと書店から連絡が入った。



こちらが、2008年に世田谷美術館と兵庫県立美術館で開催されたらしい『横尾忠則 冒険王』の図録。

大阪市立美術館の休憩室で手に取った時、Y字路をモチーフにした作品に、不安感なのか不確かな安心感なのかを感じてしまって、それが原因でこの本が欲しくなってのだ。
書店取り寄せしたので、¥3,990の本体価格のみで入手できた。
ワタクシにとって、¥3,000を超える本など、めったな事で買えないわけなので大事にしなければ。



さらに4日ほどが経って、待望の2007年『インカ・マヤ・アステカ展』の図録が届いた。
本体価格¥2,300に送料¥450と梱包料¥200と振込手数料¥80がかかって、合計¥3,030。

いったい、どうしてここまでこの『インカ・マヤ・アステカ展』の図録にこだわってしまったのかというと、展示されていた2体の像の印象が強烈だったからで、その上、サイズもでかかった。
両方とも、ワタクシと同じくらいの身長の像だったのだ。
1体は翼を持った人物像、もう1体は内臓を露出した不気味な神の姿。
再入手した図録によると、翼を持った人物は『ワシの戦士像』、そして内臓を露出した神は『ミクトランテクリ神像』。
ミクトランテクリとは、地下界に住む死の神の事だそうだ。
死神らしく不気味な姿ではあるが、表情が何だかユーモラスでもある。

『ワシの戦士像』や『ミクトランテクリ神像』は人気者らしく、あえてこいつらについて検索してみると、意外と色んな所で愛されている存在らしいと実感する。
ただ、こいつらを最初に見た時から、誰が描いたどんなタイトルの作品だったか忘れてしまったが、どっかのコミックの登場人物に似ていると感じたのだ。
という事は、コイツらを登場人物のモデルにしたコミック作者は、よほどオリジナリティーの無い模倣犯だという事か。


キーワード のあとさき

2011年11月11日 14時08分59秒 | 無駄話

博物館や美術館には、展示を見終わって出口に向かう間のスペースにミュージアムショップというのが営業していて、ワタクシを待ち構えている。
展示イベントに関連付けた各種商品を販売しているのだが、いつもいつも、どうしても『図録』というヤツを手に取って、買おうか買うまいか悩んでしまう。
ワタクシの頭の中で、『図録を買うべき派』と『買わないでおこう派』が激しい論調で議論を始めてしまう。

『図録を買うべき派』の主張は、
『イベントにやって来た記念のため』という書棚の飾りとしてのインテリア活用派と、『後日じっくりと読み直せばさらに理解が深まるだろう』という積極学習派に別れ、
『買わないでおこう派』はというと、
『ずっしりと重たいから帰路の荷物がかさんでしまう』、あるいは単純に『高い』の2派が連立を組んで反対意見を唱えるのだ。

買った図録を持ち帰ってから読み直す事がめったに無いのは、そこに収録されている展示物の現物を、たった今見てきたばかりで、その記憶が残っているうちは図録を手にする機会がなく、いつの間にか書棚のインテリアと化してしまった経験があったからで。
それならばミュージアムショップを素通りすればいいのに、そのたんびに図録を買おうかどうしようか悩んでしまうのは、図録を買わずに帰った時に限って、もう一度見たいという欲求が頭をもたげてくるという経験も何度もあったからだ。

その上、それまでの展示イベントで買っていた図録をアヤシゲな火事で焼かれてしまった。
被害にあった書籍の中に、なんとかして再度手に入れたくてたまらない図録があった。
それが、2007年に神戸で開催された『インカ・マヤ・アステカ展』の図録だ。
すっかり焼かれてしまったわけではないが、消防活動の放水を浴びて水浸しになり、その後カビにまみれてしまった書籍を見るたびに忍びない気分に落ちた。
2007年に神戸の博物館で観覧した『インカ・マヤ・アステカ展』は既に各地の展示を終了してしまい、どっかで在庫を探すしかない。
博物館の名前や、共催していた新聞社の名前などをキーワードに盛り込みながら、何度も何度もネットで検索をかけてみるのだが、なかなかその在庫の存在を確認できずにすっかりあきらめていた。

ところが、

先月、岸田劉生展をやっていた大阪市立美術館の休憩室に立ち寄った事が、閉ざされていた状況を突破する機会を与えてくれた。

休憩室の書棚の並んだ美術書の背表紙を眺めているうちに、なんとなく『冒険王 横尾忠則展』の図録を手にしてしまった。
この横尾忠則のイベントには行っていないのだが、今年、横尾忠則展を常設している西脇市の美術館に行ったばかりだった事もあり、この『冒険王 横尾忠則展』の図録が欲しくなってしまった。

そして、後もう少し休憩室で時間をつぶそうかと手にしたインカやマヤやアステカ関連の美術書をパラパラとめくっていくうちに、あきらめかけていた『インカ・マヤ・アステカ展』の図録を何とかして探してやるぞというファイトがわいてきた。

で、自宅に舞い戻ってすぐに、ネット検索活動を再開した。

『冒険王 横尾忠則展』の図録はすぐに在庫のありかがわかった。
発行元が図書刊行会という聞き覚えのある出版社だったので、書店での取り寄せが可能かもしれない。

だが、メインの『インカ・マヤ・アステカ展』の図録の方は、やはり在庫のありかがわからない、、、、、、

それまでは『インカ・マヤ・アステカ展 図録』などの言葉をキーワードに検索していたのだが、ふと、試しに『図録 インカ・マヤ・アステカ展』と、『図録』という単語をキーワードの頭に持ってきて検索してみると、検索結果にはそれまでとは違ったサイトの記事一覧が表示されていた。
少しばかり、光明が見えてきた予感がして、検索結果の画面をグリグリグリグリとスクロールしていくと、『NHKプロモーション』という会社のサイトに過去のイベントの図録の在庫状況の表のがあり、その中に『インカ・マヤ・アステカ展』の図録の在庫が載っているではないか
なるほど、神戸の博物館での『インカ・マヤ・アステカ展』では、NHKも共催者として名を連ねていたはずだが、『NHKプロモーション』などという会社の存在まで知るすべも無かった。
『NHKプロモーション』から直接取り寄せるには、手数料やら送料を含めた金額を振り込まなくてはならない。

この期に及んで、手数料やら送料やらをケチっている自分に愛情さえ感じながら、書店で取り寄せてもらえば送料も手数料も必要ないはずなので、社名と図録名をメモして、近くの書店に走ったのだ。


岸田劉生展

2011年11月09日 14時12分56秒 | 風景光景

ワタクシにとっては、今年のローソンジャズウィーク観戦2日目、つまり10月27日。

渡辺香津美夢乱バンドの登場をひかえて、昼間は天王寺公園へ。

          

公園を散策するとすぐに大阪市立美術館にたどり着く。

                    

浮世絵の美術展があったので、

大阪市立美術館には今年5月に来ている
あの時には気づかなかったが、このあたりはやたらとニャンコが多い。



岸田劉生展には、確かに麗子がいっぱいいた。
ちょっと怖い印象は、教科書で見た麗子像と同じだった。
その麗子像がいっぱいいる、、、、、

電車で移動中の姿勢でも悪かったのか、それとも人生に対する姿勢が悪かったのか、
この日の午後あたりから、体調不良気味になってきた。
背中の辺りが妙に痛む。
時々こんな症状が出るのだが、総合病院で診察を受けても内科的にも整形外科的にも異常はないと診断されてしまう。

美術館の展示物を立て続けに観るのが辛くなってきた頃に、椅子とテーブルを備えた休憩スペースがあったので、しばしの休息。
少し座り込むと元気が出てきたので、立ち上がって棚に並んでいる美術書の背表紙を眺めてみる。
いかにも高そうな美術専門書が多いので良くわからないながら、横尾忠則の過去の展示会の図録を見つけて、パラパラとページをめくってみる。

村上ポンタ&吉田次郎のライヴのために西脇市に行った時、近くの岡之山美術館で横尾忠則展を観覧した時に買った図録よりずっしり重たくて、収録された作品もワクワクさせてくれるようなのが多かったので、欲しくなってしまい、帰ってからネットで調べてみようととりあえずケータイにタイトルをメモしておいた。

横尾忠則の図録を棚に戻すと、今度は、インカ・マヤ関連の美術書が目に付いたのでそれをチェック。

実は、2007年に神戸で『インカ・マヤ・アステカ展』があって、その展覧会の図録をず~っと探していたのだ。
その時に、確かに図録を買ったのだが、じっくりと目を通す間もなく、アヤシイ美容師夫婦が所有する買い手のつかないボロアパートから出火して、ワタクシんちも類焼してしまった。

焼かれてしまった物の中には、今さら無くても過ごせる物もあったが、買いなおせる物ならばもう一度買いなおしたい物もあった。
『インカ・マヤ・アステカ展』で買った図録は、買いなおしたい物の一つで、どこをどう検索してみても在庫のありかがわからなくて、まさかブックオフにこの手の書籍が置いている可能性も薄く、そろそろあきらめかけた頃だった。
大阪市立美術館にも『インカ・マヤ・アステカ展』の図録は置いていなかったのだが、先ほどケータイにメモした横尾忠則の図録を調査するついでに、もう一度ネットで調べてみようかと、少しばかりのファイトが沸いてきたので、残りの展示物を一気に観覧した。

そして、この時に途中休憩が、後日、思わぬ収穫をもたらしてくれる事になるのだが、この時点では誰も予想できなかった。


長居公園でOCEAN展

2011年11月08日 12時28分43秒 | 風景光景

10月26日

夕刻6時半開演のローソンジャズウィーク熱帯ジャムをひかえて、昼間は長居公園へ。
長居公園は、電車の窓からは何度も見ているのだがこの駅で降りるのは初めて。
駅に降りると、高架下には空き地だらけで、何にも無い。
どこでランチしようかと焦ったが、少し歩くと賑やかな通りに出た。

          

                            
         
電車の窓から見た感じでは、サッカー場と陸上競技場が同じ場所にあるんだと思っていたら、別の施設なんだな。
公園全体が広いはずだわ。

          


ジョギングに汗する人たちが多かったが、イナカモノのワタクシとしては、こういった「いかにも」という場所でジョギングやウォーキングするよりも、地元の路上を歩く方が気持ちよく運動できるのにと思う。
といっても、排気ガスや信号待ちやらでこのあたりではのんびりウォーキングも出来ないのかも知れないが。



『海はモンスターでいっぱい』というキャッチコピーのOCEAN展へ。
会場の大阪市立自然史博物館も長居公園の中にある。
『モンスター』という言葉から、深海魚を連想していたのだが、深海魚の展示は少かった。
そんな特別展観覧の後、時間があったので常設展へ。
マンモスの骨格標本などが展示されている常設展の会場では、なんと、撮影OKとなっていてビックリ。
特別展のコインロッカーにカメラを置いてきてしまったので、常設展の展示を撮影できなかったのが、少々残念。


ローソンジャズウィーク2011

2011年11月07日 12時26分54秒 | 音楽

このところボンヤリしている間に、たまったネタを駆け足でこなさなければ、、、、、、




去年、森ノ宮ピロティホールで『ローソンジャズウィーク2010』という催しがあった。
幸運にもライヴ開催期間にスケジュールが空いたワタクシは、『熱帯ジャズ楽団 & 綾戸智恵』『渡辺香津美夢の乱入者バンド』の2本のプログラムを堪能してしまい、ローソンさんが頑張って、是非とも今年もやって欲しいなとず~っと思っていた。
そしたら、さすがローソンさん。
今年もやってくれてありがとう。

10月24日から30日まで、森ノ宮ピロティホールで『ローソンジャズウィーク2011』が開催された。

あんまり機会が無いだろう平原綾香ファミリー総出のプログラムや、最終日はアヤド姉さんの出演もあって、1週間全てを独り占めしたいような1週間だったが、今年のワタクシは、26日の『熱帯ジャム』と27日の『古沢厳&渡辺香津美夢乱バンド』の2本に参戦。

両日とも、2部構成のステージで、やはり一番強烈だったのは夢乱バンドかな。
還暦になったら、関西テレビの『夢の乱入者』の復活をという渡辺香津美のMCがあったので、是非とも番組の復活を実現して欲しいもんだ。



27日、終演後のCD売り場。

去年は終演後に出演者総出のCDサイン会があってごった返していたのだが、今年はサイン会は無かった。
サイン会があった場合に備えて、一応、念のために、手持ちの渡辺香津美のCDを1枚持って来たのだが。
(家からCDを持ってくるなどせこいなどと言わないで欲しい、渡辺香津美のCDは既にほとんど持っているので、同じ物を会場で買うわけにもいかないのだ)
ミュージシャンの負担を考えてサイン会が無かったのだろう。
去年の夢乱バンドの終演後みたいに、ホールにずら~っとミュージシャンを並ばせるというのも気の毒に感じていたので納得している。


月が変わると何とか1本あげとかないと、、、

2011年11月01日 23時55分32秒 | 無駄話
郵便局へ振り込みに行った。

中に入ると、近くの派出所のおまわりさんが中に立っていた。
ワタクシにとっては、『はしゅつしょ』と声に出すのがどうも難しくて、ついつい『はしゅしゅしょ』とか『はしゅちゅしょ』とかしか発音できない時が多いのだが笑わないでいただきたい。

それはともかく、

銀行や郵便局におまわりさんがちょこっと入ってきて、『警察官立寄り所』とか書かれたファイルに何やら書き込んですぐに帰っていく姿は何度か見かけたことがあったが、今回は違った。
すぐに帰るどころか、ず~っと立っている。

おまわりさんが局内に立っている姿を見て、いきなり帰るわけにもいかない。
ので、用件を済ます事にした。
注文した品物をすこしでも早く手に入れたいので、その日のうちに振込みを済まさなければならない。

ま、こちとら、最近、格別悪い事をした記憶がないので、おまわりさんが立っていようが座っていようが気にする必要は無い。
気にする必要は無いのだが、おまわりさんから見て不審な動きと取られないように振込用紙に記入するのも緊張するもんだ。

で、振込用紙に記入が終わってATMに向かうと、ワタクシの前の女性がATMを操作の途中何らかの機械的なエラーが発生したらしく、局内に短い警音が鳴った。
その瞬間、局内に緊張が走った様子も無いし、
おまわりさんが拳銃を手にして飛び込んでくる様子も無い。
特に急ぐわけでもなく、局長がATMの鍵を開けて、問題を解決したらしい。
どうやら通帳の紙詰まり程度のトラブルだったらしく、次はワタクシの番。
ATMが置かれた位置と反対側の壁際にニコヤカに立つおまわりさんの視線を感じつつ、できるだけスイスイ操作しているように見えるように、またもや複雑に緊張しながら振込みを完了。

たかだか¥2,950の振込みだったが、何千万円も振り込んだ後のような充実感を感じた、11月最初の1日だった。