lizardbrain

だらだらぼちぼち

重いチラシ

2012年10月28日 19時35分15秒 | 音楽

例によって過去に戻ると、
今年7月、ゲストに三宅伸治Charゴンチチを迎えたなんばハッチでの木村充揮のライヴを観戦した。



ワタクシがライヴハウスにイマイチ苦手意識を持つのは、客層によってはオールスタンディングのライヴになってしまい、腰痛持ちの身の上には体力的に自信が持てないことが大きい。
今回もチケ買い前に事前になんばハッチに問い合わせたところ、その時点では座席を用意する予定だがチケットの売れ行きによってはスタンディングになる可能性があるとの返答だった。
下手すると2時間前後立ちっぱなしになるが行こうという覚悟を決めたのは、ゴンチチ、チャーというゲストと天使のダミ声木村充揮との顔合わせに惹かれたからだ。

整理番号付きだが全席自由席のライヴだったので、開場前からたくさんの行列ができていた。
その上、ステージの準備が遅れているらしく、開場予定時間になっても会場に入る事ができなかった。
クネクネと長く伸びる入場待ちの列を眺めながら、背中にしょったデイバッグに入れたチラシが気にかかって仕方が無かった。

なんばハッチの1Fあたりで、一枚のチラシを取ってしまったのだ。



8月5日にこの会場で予定されている、桑名正博のバースデーライヴのチラシだった。
木村充揮のライヴがあったのが7月16日、桑名正博が倒れたのがその前日の15日の早朝というタイミングで、16日朝のニュースサイトの記事で驚いていた。

それとはかかわり無く、このバースデーライヴのチラシがそのまんま置かれているのに気付いて、手に取ってしまいディバッグの中に入れてしまったのだ。

木村充揮ライヴの開場待ちの列では、そのグループごとに色んな会話が交わされているのが聞こえてくるが、前日に倒れた桑名正博の事を話す声は聞こえてはこなかった。
でも、ここは大阪なんばである。
重篤な病と闘っている桑名正博の存在を感じないわけにはいられなかった。
会場の座席に着いて開演を待つ間も、、、、、、、

このチラシを取ってしまったことを後悔していたのだが、オープニングアクトに登場したはせがわかおりというギター弾き語りの女の子(石田長生がプロデュースしたシンガーらしい)の明るさと、木村充揮自身のあのキャラクターに触れて、客席の床、足首辺りまで重く沈んでいた空気が散っていった。

本編では三宅伸治、チャー、ゴンチチの順に登場して、それぞれのレパートリーを披露したり、木村充揮との共演になったり、木村充揮自身はステージに出たり引っ込んだりという構成だった。
三宅伸治が意外にも歌が上手い事を発見したり、チャーはお客さん気分でリラックスしていたし、3人のゲストの中ではトリで登場したゴンチチの二人も終始にこやかな演奏を繰り広げていた。

桑名正博ライヴは、たったの1回だけ体験している。

2006年に古座川町の国民宿舎で茶木みやことジョイントでライヴをやってくれたのだ。
TVのワイドショーのレポーター共に追っかけられて怒りをぶちまけている映像がどうしても印象に残っていたので、正直なところ、桑名正博はかなりの暴れん坊というイメージがあったのだが、2006年のライヴの時は意外や意外、共演者やお客さんに気を使って場を盛り上げようとするサービス精神旺盛な落ち着いたシンガーだった。
もちろん、唄も上手いしギターも上手い。

終盤での『セクシャル・バイオレット・ナンバー・ワン』の演奏では、同行していた息子(美勇士の弟)を呼び寄せてマイクを持たせて、息子にリフレイン部分を唄いながら客席の間を歩かせるというサービスも披露していた。
来ていたオバサンファン達は、桑名似のシュっとした二枚目の息子を見て喜んでいたが、オヤジのヒット曲をステージで息子に唄わせるというのはどんなもんだろうか、と、ふと疑問を感じたワタクシだったが。
(そういえば、その後、陽水、甲斐よしひろ、矢沢永吉をはじめ、一時代を気付いた大物ミュージシャンの2世が音楽界にデビューして、平気で親と共演する姿を目にする度に違和感を抑えきれない。)

LP、CDを問わず、桑名正博のアルバムは1枚も持っていないのだが、古座川町に来た時のようなギター1本の弾き語りも良いけど、バンドを率いて唄う勇姿を観たかったなと思うと悲しい。

合掌。


公園にコスモスが咲いた(1)

2012年10月26日 09時52分37秒 | 風景光景

10月22日。
美術館の裏のコスモス畑がにぎわっていらしいとの記事を読んで、来てみた。

                    

          
          



近くの老人施設のデーサービスの人達が花畑を前にくつろいでいたので、これ以上接近するのをためらったため、全景を撮れなかったが、ここのコスモス畑はもっと広い。

                    

                    
歩いていると汗ばむほどに暖かい日で、あちこちに笑顔が咲いていた。


公園の中のこの施設は博覧会当時は野外音楽堂だったのに、今は使われていないみたい。


高野龍神スカイラインを素通りしてみた(5)

2012年10月25日 23時37分13秒 | 風景光景


高野龍神スカイライン開通当時は有料道路だったのだが、現在は無料になっている。
有料道路の頃は何区間かに区切られて、メチャ高い通行料金を取られたのでワタクシはあんまり通らなかった。
今こうしてみると、かつて料金所のゲートがあった場所すらわからなくなっていた。


ごまさんスカイタワーは入場料¥300円。
入場料が惜しいわけではないが、この辺まで来るとすっかり曇っていたので眺望は期待できず、タワーには上らなかった。
標高は1232m。
さすがに肌寒い。

          

           
この先、高野山方面に走行したのだが、旧スカイライン区間は見晴らしが良くてクルマを止めるスペースがあまりないし、高野山からはダラダラクネクネした下り坂が続く。
なので、撮影はここまで。
つまり、『素通りしてみた』というタイトルに偽りは無い、、、、


去年9月の台風12号の傷跡がこの路線にも残っている。

この後、和歌山市内の風月で、久々のイカ豚モダン焼きを食してゴキゲンな気分で帰宅した。


高野龍神スカイラインを素通りしてみた(1)

2012年10月18日 11時11分23秒 | 風景光景

10月11日、
気分転換しようと高野龍神スカイラインを走行した。


紀州備長炭記念公園。
備長炭の歴史やら何やらが展示されているらしいこの建物の奥には、バーベキュー設備(有料)があって、1度焼肉大会をやった事がある。


いい感じの秋の青空。

                    
龍神(旧龍神村)に入る。
龍神行政局付近までは4年前の新緑の季節に来た事があるなぁ。


おお
同士発見


もんたよしのりスペシャルライヴ

2012年10月17日 00時07分02秒 | 音楽

ここで、先月のライヴ。

和泉の国ジャズストリートが今年で7回目になる事は、ちっとも知らなかったのだが、前夜祭として真昼間にもんたよしのりのライヴがあるのを知って、チケット手配に立ち上がった。
だが、これが問題で、コンビニやチケットサイトでは買えなくて、会場あるいはその周辺の和泉市内の取り扱いショップでしか扱ってくれず、振込後に郵送してもらえないかと問い合わせてもその取り扱いはできないとの事、、、、、
偶然にも、ライヴ前に和泉市近辺に行く機会があったのでチケットを買えたものの、和泉市民に限定せずに、せめてあと5センチほど和泉市民以外にも門戸を開いていただけたなら、も少し気楽に行けたのに。

まあ、チケット入手には成功したのでそれ以上ぼやくのはやめておくが、
9月22日、和泉中央駅にほとんど隣接の和泉シティプラザ弥生の風ホールをめざした。



           

         
例によって早めに到着して、ちょいと昼メシでもと駅ビル周辺を徘徊してみたのだが、ジャズストリート本体の前夜祭は17時からのはずなのに既に和泉中央駅にたくさん来場していたようで、どこの飲食店も満席状態でやや焦った。
結局、弥生の風ホール近くのカフェが空いていたので軽食をすませた。



                    

もんたよしのりのナマ声を聴いたのはこの日が初めてで、ワタクシが持っていたイメージからすると意外な事に、曲間では面白い話をたくさん喋ってくれた。
途中休憩しないで2時間近く唄い続けたのだが、一番良かった曲が、『見上げてごらん夜の星を』。
ダンシング・オールナイトが爆発ヒットしていた頃にもこの曲を唄っていたのかどうかは想像もできないが、ブンチャ・ブンチャとちょいと静かなシャッフル気味のアレンジで、観客にも一緒に唄わせてくれたのが快適だった。
ダンシング・オールナイトは終盤とアンコールでもう1回演奏してくれた。(1回目のがちょっとテンポが遅かったのでやり直したらしい。)
全体として、派手なステージアクションはほとんど無く、あのハスキーな高音ヴォイスは果てしなく健在で、気持ちの良い唄を聴かせてもらった。

バックバンドの編成は、ギター、ベース、キーボードの3人だけで、ドラムスやパーカッションなどの打楽器が無いのが物足りなかったが。
そう言えば、もんた&ブラザースを解散した後にオーディションで編成したバンドにもドラムスが居なかった記憶があるぞ。


ジャズが若かったころ

2012年10月14日 09時01分12秒 | 音楽

岡崎市在住のお医者さんで、『ドクター・ジャズ』あるいは『ジャズ・ドクター』と称される内田修氏。
この方が書いた本を、ようやく再入手できた。



1984年に発行されるやすぐに買って、一気に読了。
大事に書棚に並べていたのに、例のアヤシゲな美容師一家が所有する買い手の付かないボロアパートからのアヤシゲな出火でワタクシの家が類焼した時に焼かれてしまった。
一息ついた頃に買い直そうとしたのだが、すでに絶版となっていてどこの書店でも入手不可能。
もしかすると岡崎市の内田修ジャズコレクションに在庫が無いかどうか問い合わせてみたのだが、書籍の販売はしていないとの事。

古書店のサイトで探してみると、あちこちの店でリストに乗っているのだが、古書の価格以上にかかる送料を目にして二の足を踏んでいた。
二の足を踏んだところで、も一度読みたい本なので送料の負担くらい気にしちゃいられない。
ところがアマゾンで探してみると、そこに朗報が待っていた。
とある古書店からの出品だが、古書店からでなくアマゾン本体から直接発送してくれるので送料無料になるのがわかった。
その上、クレジットカード払いもアマゾンならかなり安心して使える。
定価¥980のこの本は、古本価格で¥500。

ケイコ・リーしかり、綾戸智恵しかり、寺井尚子しかり、、、、、
もしも内田修氏の存在が無ければ、今、ワタクシのお気に入りジャズプレイヤー達の何人かは世に出る事が無かったかもしれない。
いや、実力のある彼女達にしても世に出る時期がうんと遅れていたのかも知れない。


沈没

2012年10月13日 11時17分32秒 | 音楽
昨日は悲しかった。

というのは、
昨日10時から、来年2月の兵庫芸セン小ホールでのジャズピアノとトロンボーン二人だけのライヴのチケットが先行発売だったのだが、全く電話がつながらなかったからだ。
ごそごそと用事をこなしながらもほぼ5分おきにリダイヤルし続け、12時過ぎにようやくつながったと思ったら、先行分は既に売り切れていた、、、、、、
ラストチャンスとして、14日10時から若干枚数の一般発売があるらしいのだが、あいにくその日時は電話もネットもつながらない世界にいるので、お目当ての2月の公演はあえなく敗北。

昨日は、電話だけでなく、ネットでも先行予約がある事に気づかなかったのが大きな敗因だぞ。
そういえば、このホールのチケットセンターでのチケ取りは、ずいぶん久しぶりだったので、どうも段取りを忘れたカナリアになってしまったようだ。
おかげで、ワタクシのケータイの発信履歴は芸センのチケットセンターの表示で埋め尽くされている。

昨日の反省を十分に生かして、今朝、別の公演のチケット先行に臨んだ。
受付開始の10時から、チケットセンターにまず電話してみたが当然つながらない。
これはまあ、想定どおり。
続いてホールのHPに侵入すると、最初の10分ほどはサイトに接続できなかったが、なんとか侵入に成功。
無事にゲットする事ができた。

ほっ。


大倉山公園

2012年10月11日 11時18分04秒 | 風景光景

神戸文化ホールの北側に隣接する大倉山公園。
   
          

          

          

                    
          

もう少し歩きたかったが、ホールの開場時刻が近づいてきた。        


湊川神社

2012年10月10日 00時00分56秒 | 風景光景

神戸駅からすぐ、小曽根真ビッグバンドのライヴ会場に向かう途中に湊川神社がある。

                    

20歳過ぎまで神戸で育ったオヤジに、ここへは子供の頃に何度か連れてきてもらったはずだが、かすかな記憶しかない。

          

縁もゆかりも無い人の結婚式を勝手に撮影してよいものかどうか悩んでいるうちに、シャッターが切れていた。
その写真をまた勝手にアップしてよいものかどうか悩んでいるうちに、クリックしてしまった。
   
          

七五三の親子爺婆連れの姿も。

                    

ワタクシ自身、七五三を祝ってもらっていないので、両親にどうして七五三をやってくれなかったのかたずねてみたことがある。
「お前の子供の頃は、そんな風習は無かった。」
と断言されてしまったが、そんな筈は無い。
近所の金持ちの悪ガキが、ちとせ飴を自慢たらたら見せつけに来た事を昨日の事のように鮮烈に覚えている。
これだから、オトナを信じちゃいけない、、、、、、、


『ROAD』 小曽根真 NO NAME HORSES

2012年10月09日 17時24分28秒 | 音楽

ライヴからわずか2日後に更新とは、我ながら近年にない素早さ。

10月7日、神戸っ子の小曽根真神戸文化ホールでビッグバンド『NO NAME HORSES』を率いてのライヴを観戦。

                    

今回のチケットを手にした時、座席番号に24列目という大きな数字が付いていたから少しガッカリしたが、念のためにホールのHPで座席表を確認すると、このホールの座席は後ろの列から1列目の番号を付けている事が判明した。
24列目は実は前から4列目。
まあ、ビッグバンドだからあんまり前の方で聴くのも考えもんだし。

                    

ワタクシには専門的音楽的な仕掛けは解説できないが、この日のライヴは仕掛けが2回あった。

第1部のオープニング。
まず、ベーシストがステージに登場して、ウォーキングベースのリズムを刻みだす。
続いて、ドラマーが登場して合流。
さらに大きな拍手に迎えられてステージに上がったピアニストの小曽根真の指が鍵盤で踊りだす。
「どうやらこの調子でビッグバンドのメンバーが一人ずつステージに上がるのかなぁ?」
と思いながらも、後のメンバーが中々出て来ない。
と、いきなり、座席の後ろの方からホーンセクションの合奏が炸裂したので、どこで鳴っているのかと振り返ると、いつの間にか1階後方の通路にメンバーが並んでいた。

第2部では、アンコール演奏の途中での事。
小曽根真がピアノを離れて、トロンボーンの中川英二郎の所まで行き、前に出てソロを取るように指示。
打ち合わせに無かったのだろう、中川英二郎がソロを吹き出すと、何故かピアニストはステージ袖に引っ込んでしまった。
ややあって、ピアニストは、白いワゴンにローソクを立てたケーキを乗せてステージに現れる。
客席に向かって、人差し指を自分の口に当てながら。
トロンボーン奏者がピアニストの押すワゴンに気が付くと、メンバー一斉に『ハッピー・バースデイ』を合奏。
どうやらこの日は、中川英二郎の37回目の誕生日だったようだ。

来年、この二人のライヴが西宮で企画されているので、忘れないでチケ取りしようと思う。

このホールで中学校の卒業式があったという神戸っ子小曽根真が神戸っ子の観客の拍手を受けながらのビッグバンド、、、、、、、、、、、、、、、、
気持ちよかった。

一昨年の3月にびわ湖ホールで『NO NAME HORSES』 のライヴを経験している。
あの時は、終演後にメンバー全員(確か15人!)が横に並んでCDサイン会というファンサービスがあった。
びわ湖ホールの時は、大津に泊り込みだったので全員のサインをゲットできた。
メンバー全員並んでかどうかはわからないが、今回も終演後のサイン会は用意されていたようだが、この日は日帰りだったため、サイン会には参加せずに泣く泣く帰宅した。
 


国府弘子/BRIDGE

2012年10月05日 00時14分24秒 | 盤棚一覧

最近、確か三宮の中古店で買ったアルバム

 

国府弘子/BRIDGE


97年リリースのピアニスト国府弘子8枚目のアルバム。


収録曲は

1. カタリナ・アイランド
2. ルディーズ・アイランド
3. 明日に架ける橋
4. 竹田の子守歌
5. エッセンス
6. レッティン・ゴー
7. キープ・ホープ・アライヴ
8. ベイクド・ポテト・マン
9. イノセンス・オブ・スプリング
10. アワ・ストリー
11. ペランゼッタ
12. セレナータ

メンバーは、
国府弘子  p.
エイブ・ラボリエル  e-b.
アレック・アクーニャ  ds.
ラモーン・スタニャーロ  e-g. a-g.
トム・コスター  e-p. org.
グレック・アダムス  fl.
ゲイリー・ハービック  a-sax. s-sax. fl.
アンディ・ナレル  steel pans
トム・コスターJr.  programming,synth.

国府弘子レギュラートリオのベーシスト八尋洋一は、エイブ・ラボリエルの大ファンだそうで。
来日したエイブ・ラボリエルとの会食の折に、国府弘子が八尋洋一を誘ったところ、八尋洋一は普段はめったに着ないスーツ姿で現れたそうだ。
このエピソードは、かつて国府弘子が担当していたNHK-FMのジャズ番組でコッソリ披露された、、、、、
と思う、、、、、、

ちなみに、8曲目の『ベイクド・ポテト・マン』ってのは、石焼芋屋さんの事で、あの、
『い~しやき~いも~』
のメロディにインスパイアされたらしい。。
この曲名の由来には自信があるぞ。
なぜなら、ライヴで本人が曲紹介してくれたもん。

そういやぁ、
しばらく国府弘子のレギュラートリオのライヴを聴いてないなぁ。
そろそろ何とかしなければ。