lizardbrain

だらだらぼちぼち

和気あいあい

2014年05月26日 11時55分01秒 | 音楽

先日WOWOWで放送された『パット・メセニー・オーケストリアン・プロジェクト』を、鑑賞した。

映像が収録された場所は2010年のサンケイホールのライヴのステージよりも狭いスペースみたいで、サンケイホールの時のワタクシのかすかな記憶と比べると、自動演奏楽器達のレイアウトが違うように感じた。
市販のブルーレイ盤と同様の7.1chサラウンドを期待したのだが、サラウンドではなく通常のステレオ音声だったが、ま、これはしょうがない。

ギターを弾きながらステージ上を移動するパット・メセニーが、時にそれぞれの自動演奏楽器に近づいて彼らと視線を合わせてにこやかに演奏している姿を見ると、この人はホントにギターが好きなんだなぁと実感してしまう。
もしかすると、10月のユニティ・バンドでのステージにも彼ら自動演奏楽器集団が出演する可能性も感じるが。
そうなると、この自動楽器集団を頑丈に梱包して空輸してさらに現地のステージでセッティングする担当者の苦労が目に浮かぶ。

番組の方だが、司会者のもっともらしい解説をカットすると、演奏シーンは1時間29分ほどになってしまった。
ちょっと物足りない感じがして、3時間弱の収録時間を誇る市販盤のブルーレイに食指が伸びようとしている。
いや、その前にワーナーのサイトに行って収録曲を確認してみたら、やはり、市販のブルーレイ盤の方が曲数が多い。
とっととアマゾンへ行ってクリックせよクリックせよ
とワタクシのアタマの中で悪魔がささやき続けている。


支払い時期

2014年05月21日 14時10分19秒 | 無駄話
その時の体調によるのだろう、ごくたまにアトピーっぽい症状が出て、知らない間に症状が出て知らない間に治ってる時がたいていなのだが、これまたごくごくたまになかなか治らない時もある。
そんな時、以前に皮膚科医で出された軟膏が良く効くのだが、年月の経過と共に劣化してきたようであちこちの薬局をさ迷った挙句、良く似た成分の薬を入手したのが2年ほど前。
ところが、今回のはその市販薬があんまり効かないので、かつて皮膚科医で出された軟膏をネットで調べてみたら、タイミング良く通販してくれる漢方薬局を見つけてHPから発注した。
3日ほどで商品(つまり軟膏)が届いて、同封の郵便振込用紙で支払うという仕組みになっていた。
前払い方法の連絡が先にあると思い込んでいたので、ホントに後払いで良いのかなぁ、、、、、? と申し訳ない気分でいっぱいになったし、ぼったくられた感じも無い為、商品到着後早々に郵便局に行って振込みを完了。
ま、最初から病院に行けばもっと簡単だったろうにと反省しつつ。

それと同じ頃に、今度はノートPCのバッテリーが不調に陥っていた。
何時間コンセントにつないでも充電できないのだ。
大した性能のノートPCではないが、インストールしているワードやエクセルのソフトが旧バージョンなので、万一こいつがくたばってしまうと最新バージョンのオフィスソフトも購入しなければならないし、そうなると既に旧バージョンで作成したファイルが最新バージョンでは読み取れないという痛々しい事情と、さらに苦しい懐具合とを念頭に考えた結果、バッテリーだけを新品と交換する事でPCを延命させるしかない。

まず、DELLのサイトで純正の交換バッテリーが入手できないか探してみたがどうにもよくわからないので、フリーダイヤルのカスタマーサポートに電話で問い合わせる事にした。
さほど待たされる事もなくオペレーターが出てくれたのだが、彼の発音がどうもアヤシイ。
もろ中国語訛りの片言に近い日本語ながらこちらの用件は何とか伝わったようで、付属品や部品を扱うオペレーターの電話番号を教えられてそちらにかけ直した。
すると今度のオペレーターはさっきよりもさらに中国語訛りがきついようで、
これで入り組んだ事情を抱えた会話になった場合、こちらの意図がどこまで伝わるのだろうか?
と心配しつつ、今のところこちらの意図は交換バッテリーを買いたいという単純明快な内容なので、これまたなんとか話は伝わってくれたが、またもや
「別の担当者に代わります」
とどっかに電話を回されてしまった。
今度はようやく日本人のオペレーターが出てくれて、この日何度目かに機種名やらPCの登録シリアルをチェックされた結果、出た答えが、
「この機種は既に製造が終わってまして、純正バッテリーの在庫もございません。交換バッテリーの入手方法として可能性があるのは、ネットオークションで手に入れるか、またはPCやカメラのバッテリーを専門とする通販業者もあるようです。しかし、弊社といたしましては弊社以外で製造販売される交換部品の品質性能につきましては保証いたしかねます。」
との事で、製造販売元で純正バッテリーを買う事はあえなく断念。

もう一度、ネット通販に戻って検索してみると、ノートPCのバッテリーを扱う通販サイトは随分存在している。
その中でもアマゾン経由のサイトをじっくりチックしてみる。
じっくりとチェックすると、PCの機種名は合っているのに載っている商品(つまりバッテリー)の写真を見ると、ワタクシが現在使っているモデルのバッテリーとはどう見ても形状が違っているものもあって、ワタクシのノートPCと互換性のあるバッテリーを探すのに随分と時間がかかってしまった。

結果、なんとか探し出したサイトから発注すると、一番安心と思われる代金着払いの扱いは無く、なんと、クレジットカードによる前払いしか支払い方法が無いという。
考えてみるとクレジットカードでの前払いは何度もやった事はあるが、それはローチケやチケぴやeプラスなどある程度信頼安心できる業者の事で、これまでここでネットショッピングをした事が無い業者なのにホントに大丈夫かなぁ、、、、、?
と心配しつつ、念のためにメインに使ってるのとは違うカードでの支払い手続きを済ませて発注完了。

こちらの心配ぶりが通じたのかどうか、品物は2~3日後に無事到着し、バッテリー交換に成功した。
新品のバッテリーに交換しても、元々の性能としてフル充電でのバッテリー駆動時間が短いのが困り者なのだが、とにかく、このノートPCにはもう少し現役で頑張ってもらわなければ困るのだ。


必見必聴

2014年05月19日 21時09分10秒 | 音楽

パット・メセニー・オーケストリアン・プロジェクト、、、、、、

あれからもう4年も経っているが、2010年6月9日、サンケイホールブリーゼでのオーケストリアン・ライヴを目撃した勢いにのってすっかり興奮状態のままブログに書いたこともあるのだが、

いよいよ5月20日21:00から、WOWOWで『パット・メセニー・オーケストリアン・プロジェクト』のライヴが放映される。
5月20日という事はつまり今日の事で、うっかり留守録を忘れてしまうと大変な事になる。

ワタクシは買っていないが、既にオフィシャル映像としては
パット・メセニー/オーケストリアン・プロジェクト 
というタイトルでCD、DVD、あるいはブルーレイで市販されている。
収録場所とその時期によると、今夜の放映と既に市販されている映像は同じ内容と推測される。
ただ、このブルーレイ盤の収録時間は177分なのに対して、番組表によると今夜のWOWOWでの放映時間は110分。
その上、番組の冒頭では番組ホストのイギリス人のオッサンがその日のプログラムやら出演ミュージシャンについて解説したり、(つまり自慢タラタラとあやふやな自身の薀蓄を得意げに披露するわけで)その時間を差し引くと110分も無いと推測される。
もっとも、市販盤の方も演奏シーンがどんだけの時間収録されているのかが不明だが。
演奏内容はもちろんの事だが、市販盤がリリースされた時の音楽雑誌の紹介記事によると、演奏中にステージ上を動き回るパット・メセニーが今いるその位置で聴こえるサウンドが5.1chで再現されているという仕掛けもあるらしい。
だから、パット・メセニーが少しでも移動するとそれにつれて再現される音場も変化していくのだとか。
ただ、今夜放映されるプログラムにも同じ仕掛けを施されているのかが不明だが、それもこれも含めて、見逃す手は無い。
(映画もそうだが)WOWOWの音楽番組は、何度か繰り返し放映される物が多いのだが、今夜のパット・メセニーに関しては少なくとも今月中は今夜1回限りとなっている。

そうそう、今年の秋、オーケストリアン・プロジェクトとしてではなくて、『パット・メセニー・ユニティ・グループ』として日本にやってくる。
そのうちの神戸でのライヴのチケットは既に入手済み。
ホールのメールマガジン登録者対象の電話先行販売の日に、どうせつながらないだろうとアタマからあきらめたまんま電話してみたのだが、話中のために3回くらいかけ直しただけであっさりとチケットセンターにつながったのにはホントにビックリした。
その上、希望通りの座席位置のそこそこの席を取れたのが、これまたラッキーだった。

当然、冒頭のイギリス人のオッサンの自慢タラタラ薀蓄話は冷酷にカットしてブルーレイに保存するつもりでいる。
このオッサン、以前にラジオの音楽番組の中で、シー・シェパードを扱った映画について、
「一見の価値がある映画です」
とコメントしているのを聴いて以来、大嫌いなのだから。

大嫌いなオッサンは別として、
10月の神戸のライヴも楽しみだが、今夜の番組も大いに楽しみ。
留守にはしないけど留守録はセットしているが、万一、突然の天変地異が起きて大雨が降って画像が乱れたり、まさか放映時間中に停電なんか起こりませんように。


新サービスはどう読むのさ?

2014年05月17日 11時25分57秒 | 映画とかTV
あれほど現地の行動に余裕を含めたスケジュールを組んだ遠出の計画が、あっさりとポシャってしまった。
ワタクシに残されたのは、空白の時間だけ、、、、、、
ま、気を取り直して、一日だけ別の場所に出かける事にした。
御殿場に行ったつもりになって、りんくうアウトレットをぶらぶらした後、近くのイオンシネマに行くとポスターが貼られていて、
たぶん消費税増税がきっかけだろう、料金体系が少々変更になっていた。
水曜日のレディースデーが無くなって、その代わりに月曜日には男女を問わずの割引料金になっている。
ここだけの話だが、女性だけが¥1,000で映画を鑑賞できるというこのレディースデーというやつに対して男性対象の割引の設定曜日がないという事にはかねてから反感を持っていたワタクシにとっては、反感の種が一つ消えたのはうれしい。
¥1,000だったのが¥100値上がりしているが、毎月1日の「映画の日」は「ハッピー・ファースト」として残っているし。

で、びっくりしたのが、「ハッピー55」という割引サービスで、55歳以上なら、曜日を問わずに¥1,100の割引料金になるらしい。
以前は確か60歳以上の割引設定だったと思うが、ワタクシは該当しなかった。
だが、55歳以上となるとワタクシも該当者になってしまう。
喜んでいいのやら悲しんでいいのやらわかんないが、この際だから窓口で恥ずかしげもなく運転免許証を提示して年齢確認の後¥1,100で映画を観ることにした。

観たのは『WOOD JOB』という日本映画で、『ウッジョブ』と読まなければならないらしい。
スイングガールズの監督だそうで、面白かった。
本編が終わって流れるエンドロールが終了してから、ほんのちょっぴりだけ(30秒にも満たない)ワンカットが流れる。
この最後のオチを見逃すと、いや、見逃しても大きな影響はないが、ワタクシにはここんとこが一番のツボだと思う。

で、
ところで、さっきのポスターに「ハッピー55」とあるが、括弧して「G.G」と書いているのはどう読むのだろう?
ついつい、「ジジィ」と読んでしまう自分が悲しい。


JEFF BECK 2014 大阪フェス

2014年05月03日 17時30分28秒 | 音楽

4月16日、
大阪フェスでのジェフ・ベックを観戦。
前回の来日は4年前だったそうで、ワタクシはその時はアルカイックホールで観戦している。
初めて目にした目の前のジェフ・ベックのマッチョさとその若さに驚いたものだ。

で、今回が2度目のジェフ・ベック体験だったのだが、これまでに体験した誰のライヴにも無い、観客席の様子が何やら違っていたのだ。

開場までかなり前の時刻、まだ真昼間の事。
ホールの前を通ってビジホに向かう途中、ホールの入り口に公演告知ボードを見つけたので接近した。
後になって考えてみると、どうやらこの辺りから大阪フェスの雰囲気は何か妙だったのだ。
デイバックからカメラを取り出してガラスに自分が写らない角度を探しながら構えていると、中から警備員のオッサンが現れた。
ワタクシに向かって
「写真撮影はご遠慮ください」
と静かに話しかけてきたのだが、こちとら何を盗撮するつもりもなく、ただ入り口の告知板を撮ろうとしているだけなので、ムッときて、告知板を指差して
「これもあかんの?」
と逆襲すると、
「あ、これなら結構です。」
と一言言って、あっさりとビルの中に引き返していった。



ホテルで少し横になって、早めの夕食をと蕎麦屋で親子丼を食した後、ホールに向かう。
冷やかすだけのつもりでツアーグッズコーナーの前に並んでいると、気付かない間にツアーキャップを手にして¥3,000を支払っていた、、、、、

客席に入ると、ステージ前に何人かがカメラやらケータイを手にして写真を撮っているのに気付いた。
そう、このあたりでなんか異変を感知したのだ。
こんな時、いつもなら客席案内のスタッフがすっ飛んできて撮影をやめさせるのだが、一向にすっ飛んでくる気配が無い。
それどころか、ステージ前の撮影者は増殖するばかり。
この日のライヴでは、もしかして開演前だけは大目に見てくれるのかもと判断して、ワタクシも遠慮がちにカメラを構えて2枚撮ったところで、どうしたわけだが客席案内の若造スタッフがワタクシに接近してきた。
で、
「お客様のカメラでは撮影はできません。」
と指図するではないか、、、、、
その間、先客たちは遠慮なくステージ上を撮影している。
理由がわからずムッときたのだが、ここで暴れてカメラを没収されたり出入り禁止になってしまうのも辛いのでグッとこらえる事にする。
ムッときたらグッなのだ。



(開演前のステージ。ギター関連の機材を撮りたかったのに撮らせてもらえなかった。)

開演1時間前の開場で、開演までにはまだまだ時間がたっぷりあったので、一旦客席を出てみると、どうやらそこにこの日の異変のヒントがあった。


客席入り口ドアの横にこんな告知が貼られていた。
どうせいつものようにカメラ、ケータイカメラやレコーダーの持込禁止を告知しているのだと思い込みながら熟読してみる。
確かに持ち込み禁止グッズの一覧の告知なのだが、いつもとは表現が違っている。
『プロ仕様カメラ(一眼レフなど)やICレコーダーやビデオカメラやiPadなどのタブレット類は持ち込んではいけない』
とはなっているが、ケータイカメラは持ち込むなとも撮影するなとも言っていないし、
文章の理解の方向によっては、プロ仕様でないカメラなら持ち込んでもOKと受け取れない事もない。
早い話、プロ仕様でない感度も性能も低いカメラやケータイカメラの持ち込みは認めようという主催者側の決意表明らしい。
それにしてもどうしてワタクシの安物のルミックスのナンチャッテ一眼が排除されたのかは理解できないが、こちとらジェフ・ベックのギターを聴きに来ただけであって、ハナから演奏中に写真撮影するつもりで来ているわけではない。
さっき、ステージに向かって撮影していた人達も演奏が始まれば撮影をやめるだろうとたかをくくっていたのだが、、、、

いよいよジェフ・ベックとバンドメンバーがステージに現れても、客席のあちこちでケータイやデジカメの液晶画面が光っている。
つまりこの人達はみんな、演奏中のステージを静止画あるいは動画で撮影しているのだ。
いくら遠回しの表現で撮影を許可されているとはいえ、照明を落とした真っ暗な客席スペースの中のあちこちで液晶画面が光っている。
幸い、ワタクシのすぐ前列の人達は目の高さ辺りにケータイを捧げて撮影している人はいなかっただが、もっとステージに近い前の列ではず~っと撮影体制を維持している人が多くて、遠目とはいえ目障りでしようがなかった。
かといって開演前に
『写真撮影はOKです』
といったアナウンスがあったわけではないし、もしかすると主催者側がどっかで事前に告知していたのかも知れないが。

その中でも、図太いのかフラッシュを止めるカメラの設定方法を知らないのか、平気でフラッシュが光ってもいた。
どこでフラッシュが光っているのかが特定できないからなのか、会場整理のスタッフ連中は誰もその迷惑フラッシュに対応しようとしない。

ステージ上の照明と客席での液晶画面の明かり、、、、、、、
後ろ側から見ていると、何やら宗教的な集会の様相も感じてしまった。
(ま、ジェフ・ベックが出るんだから、この日の場合、ある意味宗教的になるのはしようがないのかも)

演奏に話を向けると、
バンドメンバーは、ベース、ドラムスともう1本のギターの4人編成。
ベースは、前回に来日した頃にWOWOWで放映されたライヴで演奏していたブロンド巻き毛の女性ベーシストのタル・ウィルケンフェルドではなく、サングラスをしたちょいとワイルド系のルックスの女性ベーシストだった。
わかんないので後で調べたら、ワイルド系の女性ベーシストはロンダ・スミスという人(この人は4年前にもベース弾いてたんじゃないだろうか)で、ドラムスはジョナサン・ジョセフ、そしてもう1本のギターがニコラス・メイヤーというメンバーだったらしい。
(悲しい事にワタクシの知識では、ジェフ・ベック以外、誰も知らない。)

仮に昔のレパートリーをやるにしてもアレンジは全然変わってるだろうし、なんせ曲名紹介もしないので良くわかんなかったのだが、ワタクシが知ってた演奏曲は、イントロのシンバルの連打で観客席はいっせいに反応していた「レッド・ブーツ」とアンコールの最後にやった「悲しみの恋人達」。
そうそう、プログラムの確か中ほどでやった「ダニー・ボーイ」の静かで美しいギターも良かった。

で、はっきり言わせてもらうと、客席でケータイやデジカメやモバイルだかiPadだか知らないがそれらの液晶画面が光り続けるライヴには反対だ。
BSで放映される海外のライヴ動画でも、観客は平気でカメラ撮影しているし、ケータイどころかムービーでずっと撮ってる時もあったし、あっちはあっちでそれが当然なのかもしれないが、
ワタクシにとっては、今後、この日のように演奏中のケータイ撮影、カメラ撮影OKのライヴが主流になって欲しくないなぁ、
と感じたのだが。

今回のジェフ・ベックの日本ツアーをネットで検索してみると、演奏中の静止画や動画を貼り付けたブログやらがやたら多くヒットするのは、こういう背景があるからなのだ。