lizardbrain

だらだらぼちぼち

シメの映画は

2007年12月30日 22時57分06秒 | 映画とかTV

あと1日残してはいるものの、今年最後に観た映画が『AVP2』こと『エイリアンズvsプレデター』。
日本語タイトルにすると、どうしてエイリアンが複数形でプレデターが単数形なのか? という疑問はスッキリ解けたが、エイリアンとプレデターが戦うシーンでは、どっちがエイリアンでどっちがプレデターなのかが区別できない時もあった。
今回登場するエイリアンが、プレデターへの寄生をきっかけに新種のエイリアンに進化して、プレデターとエイリアンの皮膚(?)の色が良く似たデザインだった事と、薄暗いシーンでの戦闘が多かったからか?

それにしても、今回登場した新種のエイリアンの名前が『プレデリアン』とは、、、、、

アメリカ人が、こんなベタな名前の付け方をするものだろうか?
もしや、この『プレデリアン』という名前の命名権は、日本側にあったのではとの疑惑を感じている。
どなたか、その辺の事情を知っている方がおられたら、ご一報いただきたい。

感性の貧弱なワタクシが『プレデリアン』という言葉を最初に目にした時、その響きから連想したのは、
エイドリアン』が『オバタリアン』になった姿だった、、、、、


恥ずかしながらも密かに記入している家計簿を開いて、今年観た映画を数えてみた。(番号は、時系列による)

1. 人生は奇跡の詩
2. ディパーテッド
3. それでもボクはやっていない
4. ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド
5. 墨攻
6. 守護神
7. 地上最強のインディアン
8. 幸せのちから
9. ドリームガールズ
10. ハッピー・フィート
11. ハンニバル・ライジング
12. ブラッド・ダイヤモンド
13. スパイダーマン3
14. バベル
15. パッチギ Love & Peace
16. パイレーツ・オブ・カリビアン
17. あるスキャンダルの覚書
18. アポカリプト
19. プレステージ
20. ザ・シューター
21. ダイハード4.0
22. ハリウッドランド
23. ハリーポッター
24. トランスフォーマー
25. オーシャンズ13
26. レミーのおいしいレストラン
27. 消えた天使
28. Taxi 4
29. ひまわり
30. HERO
31. さらばベルリン
32. エディット・ピアフ愛の讃歌
33. パーフェクト・ストレンジャー
34. バイオハザード3
35. ボーン・アルティメイタム
36. ナンバー23
37. ベオウルフ
38. マイティー・ハート
39. ヘアスプレー
40. アイ・アム・レジェンド
41. ナショナル・トレジャー
42. AVP2

番外として、サントリーミュージアム内のアイマックスシアターで上映されていた(今もやってる)『ブルーオアシス?』という海洋物の3-D映画がある。
この映画、原版ではジョニー・デップがナレーションを担当しているのだが、アイマックスシアターでやってるのは吹き替え版だったのが残念。

こうして列挙してみたのだが、いったいどんな映画だったのかを思い出せないヤツが3本ほどあるのはどうしたわけだろうか?
いよいよ、ワタクシの脳細胞の死滅ペースが加速してきたのかと思うと、悲しくなってきた

地元で観たのもあり、外出先で観たのもあり。
公開前から絶対に行くぞと決めていたのもあり、時間つぶしのためにたまたま観たのもあり、はたまたここ20年ばかりずぅ~っと観たくて観たくてしょうがなかった『ひまわり』もあり。

そういえば、今年は、どういうわけだかレンタルビデオあるいはDVDを借りたのが1回しかない。
1回といっても、レンタル会員証の更新をしたら1本無料のサービス券をもらったついでに観たわけだから、タダだったのだが。
だがその時、タダ券を使ってDVDで借りた『ヨコハマメリー』という日本映画から受けた強烈なインパクトが、今年1番の収穫だったのはどうしたわけだろうか?




悔やみきれないろくでなし

2007年12月29日 22時13分59秒 | 音楽

いつの間にやら、西宮北口駅近くにある兵庫県立芸術文化センターというホールが、ワタクシのお気に入りのホールになってしまった。
小ホールも中ホールも大ホールも、内装に木材を多用していて他のホールとは一味違う空気感を味わう事ができる。
大ホールの後ろの席に座ってしまうとステージまではかなり遠く感じてしまうが(実際、後ろから2列目の斜め向きの席に座らされた事があって、これはちょっとつらかった、、、、、)、ホールというのはでっかいだけがとりえじゃない。
ワタクシは、キャパ400人余りの小ホールが一番のお気に入りだ。
その小ホールがどんなホールなのかというと、ステージを囲んで浅めのすり鉢状に設計された、どう見てもクラシックを鑑賞する目的で造られたホールに思えて仕方が無い。
これだけ客席からステージが近いと、例えどの席に座ってもそこがベストポジションだと思えてしまう。
最後列に座っても、演奏者は常に目の前にいるのだ。

12月15日、そのお気に入りの兵庫県立芸術文化センターに、歌姫マリーンがやって来るという情報をキャッチした。
ひと昔前、夏場の野外ジャズフェスティバルを総なめにしていた、あのマリーンがやって来る。
しかも、午後5時開演という、余裕を持って日帰り可能な時間帯のライヴとあっては逃す手は無い。

このホールで例年12月に企画される兵庫クリスマスジャズというイベントの一環なのだが、このクリスマスイベントはとても人気が高いようで、プログラムによっては一般発売前に既に売り切れていた。
しょっちゅう出かける地域ではないが、それでも年に1~2回はここへやって来るワタクシとしては、このホールのライヴチケットを確実にゲットするために、ホール会員になるしかないなぁ、、、、、と、真剣に検討中なのだ。

それはともかく、幸いにも、マリーンのライヴのチケットは入手完了。
そこそこ良い座席を手に入れてニンマリ
後は、ライヴ当日を迎えるだけとなっていた。

そうそう、午前6時から9時の間にインターチェンジに乗ると100キロ以内が半額になるETCの通勤割引を利用して、ワーナーマイカルシネマに立ち寄って、半額で浮いた通行料金で映画を1本観ておこう。

そうそう、西宮北口へ行くのだから、年々強気に値上げしてくる例の駐車場の現在の料金を見てみたいし、といっても、少々値上げしていてもあそこにクルマを置くと一番便利なのだが

そうそう、西宮のブックオフとは相性が良さそうなので、そっちへも立ち寄らなければならない。

そうそう、ライヴ終了後にサインがあったらぜひとも参加しなければならない。
そうなると、少し帰りが遅くなるかもしれない。
ホールの近くの、どっかで腹ごしらえをした方が良いだろう。
事前の調査で、西宮北口駅のホールとは反対方向のビルに千房(ちぼう)というお好み焼き屋を見つけたので、夕食はそこに決定。
千房のホムペで割引券を見つけたので、こいつをプリントアウトしてこう。

と、すっかり準備は万端だった。

だったのだ。

だったのだが、、、、、、、



12月15日、当日。

あれは、明け方午前5時過ぎだった

なんとも表現のしようが無い、みぞおちのあたりに重さを感じて目を覚ましてしまった
どうも、胃の具合が悪いらしい。

こう見えてワタクシ、気が弱い。
気が弱いので、神経性の胃炎なら2回ほどやった事があるが、それとはちょっと様子が違った。

そのうちに治まるかもしれないと思い、そのまま寝転がっていた。
横向きの体勢になって寝ると気分が悪くなってくるので、仰向けのままぼんやりしていた。
少しウトウトしたのだろうか?
だが、胃の重さは一向に治まる気配は無いので、胃薬を飲んでおこうと起き出した。
胃薬を飲むには、その前に何か食べておいた方が良いだろう。
買い置きのパンを食べようとするのだが、口に入れたパンがなかなか喉を通ってくれない。
こういう事はめったにない。
それでも、なんとか水を飲みながらパンを喉に流し込んでおいて胃薬を飲んだ。

ETCの通勤割引を受けられる時間にインターチェンジに乗っかるためには、そろそろ出発する用意をしなければならないのだが、もう少し胃の様子を見たほうが良いだろうと思い、もう少し寝転がっておく。

そうこうするうちに、今度はおなかの具合が悪くなってきたので、整腸剤を飲んで、再び様子を見る事にする

こうなると、ETCの通勤割引はもちろん映画館に立ち寄るのもあきらめた方が良い。
要するに、午後5時からのライヴの開演までに間に合えば良いのだから。

2時間ほど様子を見ていたが、胃薬も整腸剤も効いてくる気配が無い。
それどころか、本格的な下痢症状が始まったようだ。

これは困った。

困ったが、薬を飲んだのでそのうちに効いてくるかもしれない。
待ちに待ったマリーンのライヴに行く事を、今、簡単にあきらめてしまうのも情けない。
行きがけの駄賃(この言葉の使い方、間違ってるだろうか?)に薬が効いてくる事を期待して、(時間的にはまだ早かったのだが)お昼前に出発してみる事にした

出発してみたが、胃の重さに変化は無い。
吐き気は感じられないが、みぞおちの辺りが妙に膨張したように感じられて仕方が無い。
お腹の具合にも変化は無い
それでも頑張って1時間半ほど運転してみたが、紀ノ川サービスエリアまでたどり着いた時点で、西宮行きを断念した。
この状態で、万一、ホールにたどり着く事ができたとしても、ライヴ中落ち着いて座っていられそうに無かった、、、、、、、、

大阪府との府県境を過ぎたあたりで一旦高速を下りて、Uターン、、、、、

胃と腸にトラブルを抱えながら、よく運転できたものだ。
行きはまだしも、帰りは特に。
もしも、途中、突発的な渋滞なんぞに巻き込まれていたならば、致命的な破綻をきたしていたかもしれない。
Uターン後は、そんな最悪の状態だった。

ヒーヒー言いながら、3時半ごろ帰宅。
まだ、ライヴの開演どころかホールの開場時刻にもなっていない。

市販薬では埒が明かない。
こんな症状は初めての経験だった。
このまんまほっといても、治りそうには無い。
どっかの病院で診察してもらった方が良い。
だが、この日は土曜日で、かかりつけの開業医も午前中で診察を終えている。
あちこちの総合病院の休日診療窓口に電話してみると、2件目の病院で診察してもらえる事になった。

ところが、この病院の近くの道路は、よく混雑する。
しかも土曜日の夕方に近くなっていたので、きっと国道が渋滞していると思い、スクーターに乗り換えて病院に向かう。
まさか、救急車に乗るのも恥ずかしいし。
寒いのを我慢してスクーターで出かけたというのに、国道が渋滞していないのを目にしても腹立たしささえ沸いてこない。
いつもなら絶好のブログネタにできそうな道路状況だが、体調がそれに追いつけないので、つまらん事に怒る気力も無い。

救急診察室は暖房が効いていたので、再び襲ってきた気分の悪さと戦いながら診てもらった結果、
「今の時点での病名は、急性胃腸炎でしょうね。ただし、ノロウィルスの可能性は否定できません。」
と宣告され、胃薬と整腸剤を処方してもらう。
6月に行ったのとは違う院外処方戦薬局で、アンケートを書かされたうえで薬を受け取り、帰宅してすぐさま薬を服用。

その頃、西宮のホールではマリーンのライヴが佳境に入っていただろうに、、、、、

胃の方は、心なしかその夜のうちに楽になった。
近くのコンビニでレトルトパックのお粥を買い締めながら、翌々日の朝、ようやく下痢が治まった。

ふ~、、、、、、、

詳しい検査をしたわけではないので、結局、原因はわかっていない。
37.3度程度の微熱と胃の痛みと下痢、、、、、
ノロウィルスだったのかどうかよりも、発症した前夜に食べたラーメンがアヤシイとにらんでいる。
屋台から身を起こして、現在、一大フランチャイズチェーンを展開している某ラーメン店でラーメンとチャーハンの定食を食したのが、、、、、、、、、
他に原因があったとしても、しばらくあの店の油っこいラーメンを食する気分にはならないだろうなぁ。


あの日、無駄にしてしまったチケットが無傷で残ってしまった。
そこそこの良い席だったのに、、、、、、


47ページ、、、、、?

2007年12月25日 20時37分11秒 | 映画とかTV

実を言うとワタクシ、映画は好きなのだが映画館へ出かける事で手一杯で。
役者や監督の名前をおぼえたり、その人達の過去の監督作品や出演作品を思い出したりという事までは頭が回らない。
頭が回らないながらも、かろうじて時々、役者の名前をおぼえていたりするのは、きっと、(合っているか間違っているかはともかく)その人の名前の音(おん)から何かを連想しているためだったりするのだろう。

だから、ニコラス・ケイジという名前は良く覚えている。
ニコラス・ケイジが、時には詐欺師であったり、時には消防隊の中間管理職であったりすると、ケイジという名前であるのに刑事役以外で出ているのが不思議で仕方が無かったりする。
、、、、、、、申し訳ない、この辺のベタな論理はさておいて

そのニコラス・ケイジが驚異的に業務知識豊かなトレジャーハンターに扮した、『ナショナル・トレジャー』。
どんな訳のわからん暗号でも、たちどころに解いてしまう。
ついこないだ地上波でやっていたので再確認したのだが、トレジャーハンターの業務知識には無縁のワタクシでも「オイオイ」と突っ込みたくなる事があって。

手がかりは、午後3時22分、、、、、、、

たったそれだけの時刻にこだわって、どこやらの建物の時計塔の影が映った壁のレンガを掘り出すという荒業で、極めて重大な手がかりにつながる手がかりを入手する、という超スペクタクルで超スリリングなシーン。
これが例えば夏至だとか冬至だとか、特定の日の午後3時22分という設定であるならばフムフムと納得も出来るが、お天道様の軌道に関する条件に一切触れないという大胆な推理がズバズバ当たって、手がかりが次の手がかりを呼び、結局、お宝を掘り当ててしまった

けなしているわけではない。
それどころか、めっちゃくちゃに面白かった。
天下のディズニー映画を敵に回すほどの度胸は無い。

そのめっちゃくちゃに面白かった映画の続編がやってきた

ワタクシなんぞより遥かに映画通であるN嬢に先を越されてしまったのだが、本日、負けじと鑑賞。

髪型については密やかな疑惑があるらしいが、今回もニコラス・ケイジは健在である
ワタクシなんぞに、冬至だとか夏至だとかでつっこまっせるような隙を与える暇も無く、手がかりに次ぐ手がかりがさらに次ぎの手がかりを引き寄せていく。

スクリーン上で物語の全容が暴露されても、まだ残った疑問がある。

47ページ目には、いったい何が書かれていたのだろうか?
ここだけの話、この謎は、ワタクシには解けている。
47ページ目には、徳川埋蔵金の手がかりが記されているのに違いないゾ。
来るべき第3作目は、日光江戸村での大ロケーションが展開されるのかも?
ここだけの話、、、、、、、



あ、そうそう、

髪型疑惑はね、
CG処理という事で穏便に済ませておこうっと


ご近所さん大楽団

2007年12月24日 22時22分45秒 | 音楽

古谷充・ネイバーフッドビッグバンド・リサイタルVol.11
               
(12月8日 アルカイックホール・オクト)

関西ジャズの重鎮、ベテランアルト奏者の古谷充(ふるやたかし)が率いるビッグバンドがNEIGHBORHOOD BIG BAND
アルカイックホールの12月の風物詩となっているらしい、ネイバーフッドビッグバンドの11回目のリサイタル。
今年で11年目になるようだが、ワタクシが足を運ぶようになったのは2001年からだったか2002年からだったか?

んな事はどうでもいい。

コンサートのオープニングからして、いつも楽しくて仕方が無い。
まず、誰もいないステージにリーダーの古谷充ひとりが登場して、一人ずつメンバーを紹介しながら呼び出していくのだが、紹介する方もされる方も関西人である。
単なるメンバー紹介で終わるはずが無く、時にギャグの応酬へと発展していく。
トランペット隊、トロンボーン隊、サックス隊(フルートに持ち替える時もある)が合計14名。
ピアノ、ベース、ドラムス、ギターのリズム隊と合わせて総勢18名のメンバー紹介が終わると演奏がスタートするが、一旦ステージが始まっても曲紹介やソリスト紹介を含めたメンバー持ち回りのMCというかマイクパフォーマンスもあり、全く持って気を抜けない。

何より、18名ものミュージシャンがステージに居並ぶのは、いつもながらとても壮快な景色だ。
きらびやかなのは、ミュージシャン達が奏でる音色だけでない。
ホーンセクションの楽器達がキラキラと照明を反射して光り輝き、マイクスタンドもピアノもベースもギターもドラムスも、金色銀色に輝きながら踊っているのを目に出来るのもビッグバンドならでは舞台風景ではないだろうか。

この日、開演前の客席に、ナニワエキスプレスの敏腕ベーシスト、清水興が座っているのに気付いた。
人違いではない。
安達久美クラブパンゲアライヴの後、目の前で安達久美のCDにサインしてもらったのだから間違いない。
顔見知りらしき人に話しかけられている清水興の声が聞こえてきたので、耳を澄ましてみる。
「前半は客席で座っといてくれ、と言われてるんです。」
とかなんとか言っている。
どうやら後半戦のサプライズゲストらしい。
いや、サプライズである事を隠そうとしていないところを見ると、サプライズとは言えないのかも知れない。
だが、思わず、気付いていないフリをしてしまったのは、何故だろうか?
通路を挟んだワタクシの1列後ろの斜め右方向に座る敏腕ベーシストの存在感の大きさには、なみなみならない物がある。
たとえ客席に座っていたとしても、やっぱミュージシャンというのはワタクシのような一般無名人とは違う、独特の存在感を漂わせるものだ。

第1部の演奏にのめりこんでいるうちに、無性にコーヒーが飲みたくなってきたワタクシ。
休憩時間に入ると同時に席を立ち、観客席を出て右側にあるホワイエに向かおうとすると、観客席に座っていた敏腕ベーシスト清水興も立ち上がり大またで歩き出した。
その気は無いのだが、はからずも敏腕ベーシストを尾行するような距離で後に続く事になってしまった。
おそらく楽屋へ行くのだろうと思っていたのだが、ホールを出て右折していく、つまり、ホワイエに向かって行く。

あらら、、、、、、行き先は同じかい?

ホワイエに一番乗りした敏腕ベーシストは、迷う事無く生ビールを注文している。
2番乗りはワタクシ。
清水興の後ろに並んでいるだけで、妙に緊張してしまった。
紙コップに入ったホットコーヒーを受け取り、離れた所のソファーに座りしばし休憩、ほっ。

第2部早々に、リーダー古谷充のMCで紹介されて、ステージに呼び上げられた清水興がバンドに参加。
ハーフシャッフルの曲調で、、、、、とのMCだったが、なんのなんの。
エレキベースが1本入るだけで、すんごいファンキーなノリの曲が始まった。
ネイバーフッドビッグバンドのベーシスト、西川サトシと白熱のベースソロ交換に圧倒される。
バイオリン族であるウッドベースとギター族であるエレキベース、その楽器構造の違いを密かに感じさせるが、ウッドベースであそこまでのソロを演ってしまう西川サトシというベーシストの威力を存分に引き出しながら盛り上げる、まさしく客演という言葉にふさわしいエレキベースのソロを演ってしまう清水興の凄い事、凄い事。

あれこれと仕掛けを潜ませながら、第2部も大盛況。

清水興は、アンコールのサンバ調の曲でも再びステージに呼び出されて演奏に参加。

しかし、冷静に考えてみると、それまで客席に座っていて前後半で1曲ずつステージに立つというのはどんな感じなんだろう?
中継ぎ投手なら、ブルペンでのウォームアップに余念がないところだが、客席に座っている状態では、あれこれイメージトレーニングなんぞをやっているものだろうか?
それとも、例え肩が壊れても常に剛速球で全力投球するものなのだろうか?

この日の様子は、本人のブログでもリポートされていたが、どうやらリハーサルから付き合っていたらしい。
このブログを読むたんびにほとほと感心するのだが、清水興の文章はとにかく生真面目一辺倒で好感度大。
音楽についてもしかり、スポーツ観戦についてもしかり。

サプライズゲストの清水興の事ばかりに費やしてしまったので、先日のネイバーフッドビッグバンドのメンバーを紹介しておくと。

サックス・・・・古谷充、小林充、里村稔、古谷光広、泉和成
トランペット・・松本浩昭、房原忠広、築山昌広、丸本靖子
トロンボーン・・宗清洋、大迫明、太田健介、前田大輔、丸本晴子
ピアノ・・・・・中島徹
ギター・・・・・池田定男
ベース・・・・・西川サトシ
ドラムス・・・・東原力哉

メンバーのうち、サックスの古谷光広は古谷充の長男で、また、トランペットの丸本晴子とトロンボーンの丸本靖子は双子の姉妹らしい。




飛び出さない映画でビックリすることもあるもんだ

2007年12月11日 10時46分08秒 | 映画とかTV

せっかく梅田くんだりまで出てきたからには、1本だけ映画を鑑賞したくらいでとっとと帰れるものか。

と、勢いに乗ってもう1本鑑賞したのは、『ヘアスプレー』という作品。

どうやらミュージカルらしい事と、どうやらあまり有名ではないふっくら体形の女優が主演らしい事と。
この2点以外の予備知識は全く無い状態でチケットを購入。

主役の女優がふっくら体形な事には、確かに間違いなくて。
その女子高生トレーシーの母親がまた、娘をはるかに上回るふっくら体形の女優で。
そのはるかにふっくら体形の母親役の女優の顔だが、どっかで見かけた覚えがして仕方がない。
顔だけでない、その声にも聞き覚えがある。
だが、こんなに上背があって左右にも広い体形の女優っていたっけか、、、、、?
なんか、作り物みたいな容貌だし、、、、、

顔だけ見て、もしも、どんなタイプかと問われると、片桐はいりと答えた方が良いかもしれない。
ワタクシは、この片桐はいり風の超ビッグママを、過去のどこで見かけたのだろうか?
かといって、本場のミュージカル女優を知り尽くしてわけではないのだが。

そんなひっかかりにもかかわらず、単に歌って踊るミュージカルだけでなく、人種差別問題へとつながっていって、感動モノのエンディングになだれ込んで行く。

どうしたわけだが、映画が終わった直後、エンドロールが始まったとたんに席を立つ人が少なかった。

席を立つ人が少なかったので、気づくことができたのだが、
エンドロールで配役と出演者の名前が上から下へと流れ出した時、
どっかで見覚えのある顔で、どっかで聞き覚えがある声のはるかにふっくら体形の母親役の女優の名前がようやくわかった。

えっ

ト、ト、ト、ト、ト、、、、、、、、
トラボルタ、、、、、、って、、、、、

ジョ、ジョ、ジョ、ジョ、ジョン・トラボルタだったのか
そういえば、そうだ。
あの顔はトラボルタの顔だ。
あの声はトラボルタの声だ。

納得。

帰宅後、この映画の公式サイトを探ってみたら、このミュージカルには、母親役を男性俳優が演じるという伝統があるのだそうだ。

それにしても、トラボルタって、、、、、
と一杯食わされた気分で帰りがけ、映画館の出口のポスターを見ると、ちゃんとトラボルタの名前も出ていた。

知らないという事も時には強みになるらしい。
メチャクチャ大受けしながら帰路についたのだ。
事前情報を何にも仕入れずに行って良かった、よかった。
ほっ



飛び出た杭は打たれるらしいが、飛び出す映画はみてみてみたい

2007年12月10日 21時36分26秒 | 映画とかTV

せっかく梅田くんだりまで出てきたからには、映画の1本も鑑賞せずに帰れるものか。

たまたま、つい先日、『アメリカでも日本でも、このところ3D映画に力を入れだした。』という記事を読んだばかりのところに、梅田ブルク7で、ベオウルフという3D仕掛けの映画が上映中だったので、そちらを鑑賞することに

いやいや、予告編でもチラっと現れるアンジェリーナ・ジョリーのヌードが目的でこの作品に決めたわけではないので誤解なきように。
あれは、ヌードと言っても、CG処理されたヌードなので実物ではない。
実物ではないが、CG処理するためには、アンジェリーナ・ジョリーの実物のボディが元になっているはずだから、、、、、、
という事を楽しみにしていたわけではないので、くれぐれも誤解なきように

3D映画というと、画面が飛び出す立体映画の事だ。
ワタクシが子供の頃には、レンズの部分の片側に赤、もう片側に青のセロハンを貼り付けたメガネで画面を観るという、いささか単純な仕掛けの立体映画が既にあった。

最近の3D映画の仕掛けはこんな単純な物ではなく、デジタル3Dというヤツらしい。

そういえば、USJのアトラクション、スパイダーマンに乗る時も3Dメガネをかけたし、海遊館に隣接するサントリーミュージアム天保山のアイマックスシアターで3D映画を観る時も専用のメガネをかけたが、それらとも違う仕掛けなのだろう。

従来の3Dとデジタル3Dの違いについて解説しているサイトからパクってみると、こういう理屈で出来ているらしい。



従来の3D映画は、赤と青のメガネをかけて見る映画が主流だったが、この方式だと色の再現性が大きく損なわれ、目や頭が疲れやすいという欠点があった。
対するデジタル3Dでは、フィルム映写機では無くデジタルプロジェクターを用いて左目・右目のデータを1フレームにつき各3回(合計6回)を投影する。
通常、映画は1秒間24フレームだが、デジタル3Dでは1秒間になんと合計144フレームでスクリーンに投影される。
これにより、実写、アニメ作品共に従来のフィルム映写機ではなしえなかった今までに経験した事が無い驚くほど鮮明な3D映像を、専用のメガネをかけるだけで観る事が出来る。



う~ん、、、、、、
何やらほとんど理解できないが、、、、、

さらに、

現在、世界各国でこのデジタル3Dを導入する映画館が急激に増えているらしく、「シュレック」の製作でお馴染みのドリームワークス アニメーション社は2009年以降のドリームワークスのアニメ作品については全て3Dで製作・公開すると発表し、さらに、ジェームス・キャメロン監督は「タイタニック」以来の次回作、「Avatar」(2009年公開予定)も3Dで製作しているのだそうだ。

理屈は理解できなくとも、確かにすんごく鮮明で迫力たっぷりの立体映画だった。
いろんな物がこっちへ飛んできたり、あっちへ飛んで行ったり。
字幕までもが、画面から飛び出していた。

だが、ちょっとくたびれた事も事実である。

というのも、劇場で手渡される専用の3Dメガネ(赤、青のセロハンなど貼り付けてはいない)をかけて画面を観るわけだが、この3Dメガネというヤツがどうにもかけ心地が悪かったのだ
ワタクシのような近眼メガネ常用者は、近眼メガネの上から3Dメガネをかける事が出来て、つまりメガネの上にさらにメガネをかけるわけで、問題なのは近眼メガネの上にかけた3Dメガネが、鼻の上でしっかりと止まってくれない事なのだ。
近眼メガネの上にかける事を想定して作られているので、その分、3Dメガネのフレームのサイズを大きめに作っているのだろうが、そのサイズを調整をする事が出来ない。
まさか、2時間あまりの上映時間中、3Dメガネをず~っと両手で押さえておくわけにもいかない。
どう工夫してみたところで、3Dメガネの方は鼻の下の方にずり落ちた位置に落ち着かざるをえない。
早い話が、オロナミンCのCMにおける大村崑の状態である。

この状態のまま、まっすぐ座って画面を正視していると、3Dメガネは、さらにずり落ちそうになってくる。
やや上向き加減にしておくと、ずり落ちずにすむので、映画が終わるまでず~っとやや上向き加減の姿勢でやや下目使いの視線を維持しなくてはならなかった。
だから、くたびれたのだ

ワタクシなどとは違い、近視や乱視のメガネを使っていない人が直接3Dメガネをかけた時のかけ心地ってどうなんだろうか?
どうも、それでも快適とはいえないような気がするが、、、、、、

3Dメガネが実際どんな形状をしているのかというと、ブルク7のサイトの3D映画について紹介するページに写真が載っているので、そちらでご覧いただきたい。

この3Dメガネについて、もっと言わせてもらいたい。
それは、レンズが汚れている事だ

この劇場では、上映終了後に3Dメガネを返却する事になっていて、返却された3Dメガネは、次の上映回の観客が使いまわす事になる。
前に使った観客が、物珍しさからベタベタとレンズに指を触れたのだろう、
ワタクシがスクリーン入り口で手渡された3Dメガネのレンズは、座席に着いてかけてみようとすると、左も右も裏も表も、どえらい汚れようだった。
あの汚れ具合は、指紋だけではないはずだ。
売店では、ポップコーンやらホットドッグやらフライドチキンやらソフトクリームやらドリンク類やらを売っている。
何を触ったのかわからない手で、レンズに触れられては、その後で使う方はたまったものではない。
上映開始前に、たまたま持っていたメガネクリーナー(布製)を片手に、ハァー、ハァーとレンズに息を吹きかけながら、3Dメガネのレンズを磨くのに5分くらい費やしてしまった。

3D映画の料金は、大人¥2,000という極めて強気の価格設定がなされている。
割引券などは一切通用せず、前売り券や招待券で鑑賞する時には3Dでない通常映画との差額を支払わなければならない。
かようにして一般映画よりも高い料金を取るならば、3Dメガネのレンズをきれいに保つコストを劇場で負担して、回収するたびに洗浄してもらいたいものである

と、小さく怒りながら、ベオウルフという映画そのものは、とても面白かった
物語は、英国文学最古の英雄叙事詩を元にしているらしい。

ベオウルフがグレンデルという怪物と素手で戦った時、どうして一糸まとわぬスッポンポンの姿で戦う必要があったのだろうか? 
こっちは、男の素っ裸など見たいわけではない。
もしや、その方面の嗜好を持つ階層の観客の動員も狙ったのだろうか?

それならいっそ、アンジェリーナ・ジョリーはCGではなく、、、、、、、、


乾いて候

2007年12月06日 22時37分25秒 | 無駄話

先月、風邪をひいて発熱してしまったのだが、9月にも同じような症状で喉の痛みから発熱というゴールデンコースをたどってしまった。
10年ほど前にタバコをやめて以来、風邪はひいても発熱する事は無かったのに、今年は、通算すると3度も熱を出してしまったわけで。
9月と11月、2ヶ月に1回も熱を出していると、老い先が思いやられる。

喉を痛めて風邪をひく原因には、なんとなく心当たりがあり、ようやく対策を立てることにして、急遽、加湿器を買ってきた



電器売り場にはあまり加湿器のラインアップは揃っていなかったのだが、思い立った時に買っておかなければ、ほっとくとまた風邪をこじらせて寝込んでしまう。
薄い陳列棚の中から、ミツビシ製、店頭価格税込み¥9,800の小型のヤツを購入した。

職場で使っている加湿器は、どっかのホームセンターの目玉商品の聞いた事も無いメーカーの製品で、とにかくうるさい。
一日中、ボコボコボコボコと音を立てて蒸気を噴出していて、それが嫌で加湿器の導入を渋っていたのだ。
加湿器を買ったために夜も眠れなくなるという悲劇を心配したのだが、使ってみると、コイツはそんなにうるさく蒸気を噴出さないので一安心。
水タンクを満タンにしておくと、今のところ、12時間程度もちそうなので、夜中に水が切れて「ピーピー」と鳴り出さなくてすみそうだ。

買ってから1週間ほどになるが、ようやく昨日気づいたことがある。
電源を切って出かけたはずなのに、仕事から帰ってくると、緑色のLEDが点滅している時と点滅していない時がある。
電源の切り忘れかな? と思ったが、念のために取説を読むと、
電源OFF時でも、一定の湿度以下になると、LED表示灯が点滅してお知らせする機能がついているらしい。
なるほど。
最近の電化製品は、自己主張も怠らない。

だが、ワタクシが不在の部屋の中で、誰もいないのに、加湿器の緑色LEDだけがチカチカ点滅している風景を想像していると、不気味な光景に思えて仕方が無い。

考えてもみて欲しい。

ワタクシが出かけている時に、人類滅亡の瞬間が訪れたとする
人類滅亡の瞬間とやらは、
昔から
「あっ」
と思う間もなくやってくるのに決まっているので、ワタクシは、その時の出先で息絶える事になる

ワタクシが息絶えて、誰も帰る事が無くなったワタクシの部屋の中で、加湿器の緑色LEDだけが、永遠にチカチカしている情景を、、、、、、、

電気代がもったいないとか、そんな事にこだわっているのではないが、今後、出かける時にはコンセントを抜いておこうと思う。

ところで、この加湿器は、部屋の中の温度をセンサーがキャッチして、適正な湿度を保ってくれるというフレコミなのだが、全面的に加湿器任せにして良いのだろうか?
と、考えたとたん、適正湿度についての知識が全く無い事に気付いた。

ま、しばらくはコイツに任せておこうか。

ワタクシの家は建付けの悪い木造家屋で、練炭ストーブを連続使用したとしても一酸化炭素中毒にはなるまいという自身を持てるくらいの、ほどよいすきま風に恵まれている。
結局、加湿しても加湿しても、外気と変わらぬ湿度に落ち着くような気もするのだが



琵琶湖の朝

2007年12月01日 22時09分59秒 | 風景光景

琵琶湖ホールで山中千尋トリオを聴いた翌朝、8時過ぎ。

朝食のために1階レストランまで下りていったら、フロントのあたりに、前夜の山中千尋トリオで熱演を聴かせてくれた、ドラムのダミオン・リードとベースのマーク・トゥリアンともう一人、これまたミュージシャンっぽい黒人男性の3人が集合していた。
ベースのマーク・トゥリアンが、前夜のステージで被ってたのと同じ帽子を被っていたからだが。
いっその事、ピアニストの山中千尋が下りてくるまで待とうかと思ったが、こちらから話しかける話題も見つからず(あはは)、朝食バイキングへと向かったワタクシであった。
近くにはもう少し高いホテルがあるので、そちらに泊まってるのかと思ったので、まさか同じホテルに泊まっていたとはビックリ
リーダーの山中千尋だけが別のホテル、、、、、、なぁ~んて事もあるまいし。
同じホテルだった事と、ミュージシャンが、朝の8時過ぎに既にチェックアウトの体制を整えていたのにもビックリ。
意外と早起きなんすね、ミュージシャンも。
と思って、オフィシャルHPでスケジュールを確認したら、今日は富山で16時と19時の2回公演があったらしい。
なるほど

          

          


      
朝食後、琵琶湖ホール近くを散策。
すでに散りかけている紅葉も、キラキラと朝日を受けるとまだまだ鑑賞に堪えうるか、、、、、