lizardbrain

だらだらぼちぼち

親子の勝負

2016年01月29日 15時31分16秒 | 無駄話
ワタクシんちの電話とネット回線はeo光である。
そのeoが春頃から『eo電気』と称して電力販売を手がけるらしい。
だが、eoと言えば、れっきとした関西電力の子会社のはずで、どうして電力会社の子会社が親会社のテリトリーである電力販売に手出ししようとしているのか、よく理解できない。
縁もゆかりもない他業種の新参社にシェアを奪われるくらいなら、子会社に扱わせる方が親会社のダメージが少ないという判断だろうか?

ともかく、eoからのメルマガに、『eo電気』に乗り換えた場合の料金シュミレーションの案内があったので、1年間の電気料金を入力してシュミレーションしてみた結果、eo電気の方が年間およそ¥1,000安くつくとの解答が出た。
ところが、試しに先月12月1か月分だけの電気料金を入力してみると、eo電気よりも現状の関西電力のほうが安いという解答も出た。

あれこれ噂に耳を澄ませてみると、月に¥10,000を超える家庭では乗り換えたほうが安くつくらしいという話が聞こえてくる。
ワタクシんちでは¥10,000を超えたり超えなかったりというのが現状である。
乗り換えるとおそらく、ネットと電話と電気料金とセットでの割り引きなどの優遇措置もあるのだろうが、どうすればいいのだろうか?
乗り換えてかえって料金が高額になる事態だけは避けたい。

12月の金沢 (3) 長町武家屋敷界隈

2016年01月26日 12時17分02秒 | 風景光景

ガイドブックで下調べした段階では兼六園からバス移動の予定だったのだが、地図アプリを見ると徒歩圏内にあるため、歩いてみたら15分ほどで着いてしまった。

ブックオフに行っては¥108コーナーの文庫本を片っ端から買ってしまうという習慣がつきつつある。
どういうわけだか最近、山本周五郎やら藤沢修平の時代小説(というかちょんまげ小説というか武家物小説)を手にする機会が多い。
社会科や歴史の授業で習った事が記憶から見事にすっかりと抜け落ちているので、少しでも小説を読む時のイメージ喚起につなげようと現物の武家屋敷を見たかったのだ。



          


上の3枚は、武家屋敷跡野村家



          


こちらは旧加賀藩士高田家跡

このあたり、ブラブラ散策している旅行者の姿があちこちに見られる。
今も残されている武家屋敷街の風情を感じながら、グーグルマップのアプリに励まされながら、いっそ金沢駅まで歩く事にした。

2泊した両日とも、夕食は金沢駅隣接のビル内で済ませた。
決して加賀料理などの名物で散在する事はないが、グルメ面でも、ワタクシと金沢は相性が良いという感触を得た。

最終日の23日は帰路に専念する。
無事、早めに帰り着いたため、ディーラーに立ち寄ってオイル交換を済ませた。


12月の金沢(2) 成巽閣と金沢城

2016年01月24日 10時39分44秒 | 風景光景

兼六園を散策して成巽閣に立ち寄るのは予定通りだった。
地図で見ると離れているように思っていたのだが、一旦外に出なくても兼六園側から入場できるようになっていたので一安心。
一旦外に出て兼六園の周辺をグルーっと遠回りするのなら大変だと、危惧していたのだ。



          


内部から外の庭園を撮る事はできるのだが、館内は撮影禁止。



          


続いて金沢城に向かうが、時刻は14時半を過ぎていた。
この後、夕暮れまでにたどり着きたい目的地があった。
なので金沢城の有料エリア内には入らず、無料エリアから外観を眺めただけになってしまった。



          


地図アプリを頼りに金沢城から長町方面に向かう下り坂の途中、玉泉院丸庭園があった。
あっ、
ここは、ブラタモリで映ってたところだ。


12月の金沢(1) 兼六園

2016年01月23日 15時24分23秒 | 風景光景
去年12月21、22日と金沢に連泊した。
到着した12月20日は雨のち曇り、翌21日も晴天は期待できない予報で、デイバッグに傘を忍ばせて兼六園に出かけた。
旅行先でもたいていは自分のクルマで移動するのだが、今回は金沢駅前からのバスに乗ってみた。
20分も経たないうちに兼六園下に到着した。

          
金沢城を横目に兼六園に入園。

          
12月なので雪の兼六園を期待していたが、前日の雨のせいかとも思うが、積雪の形跡すらなかった。
降ったら降ったで寒いのは嫌いなのだが、、、、、、

          
右上の写真の松の幹に空いた穴は、昭和20年に軍用航空機の燃料にするために松脂を採取した跡だという。
こんな所で出会った戦争の名残に驚いた。

          
散策中、薄曇りの空から傘が必要なくらいの雨がパラついてきたので、休憩所の軒下で少しだけ雨宿り。

          
雨が上がった後は、青空も見えてきた。


じっくり歩いたので、兼六園には2時間ほど居てしまった。


熊野本宮大社

2016年01月21日 13時12分11秒 | 風景光景
夕刻には雨雲が近づいてくるという予想図だったので、早めの時刻に出かけた。
今年は曇り空で、大した写真にはならないのだが(あっ、、、、、、晴天でも大した写真ではないけど、、、、、)、曇っていると逆光をあまり気にせずにすむかもと言う利点を期待したけど、そうでもない、、、、

          

          

上手く写そうなどという人並みの向上心をとっくに捨てている自分自身に気づいた日。

高石ともやで年忘れ

2016年01月17日 17時07分14秒 | 音楽



昨年12月29日、とうとう高石ともやのライヴに潜入する機会に恵まれた。
TV(それも随分昔のTV番組)では何度もお目にかかっているのだが、目の前で動いて唄う雄姿に触れるのは今回が初めてなのだ。

いつもならば年末のこの時期、外出する意欲など皆目持ち合わせないワタクシなのだが、日帰り可能な時間帯の公演である事にひかれて行ってしまったのだが、チケ取りの初動が遅れたため、2階席の後ろから2列目というステージからは随分遠い席になってしまった。



サンケイホールブリーゼの2階席はすんごい急傾斜で、そこから眺める開演前のステージはこんな風。
マイクが3本とベースアンプ、、、、、、、
なんともシンプルな景色だった。
高石ともやはギタースタンドも最小限しか用意していない。
バンジョーやウクレレを手に唄う時の高石ともやは、それまで弾いていたギターを無造作にステージの床に転がしている。

たくさんのおしゃべりと唄と演奏を聴かせてくれたのだが、ナターシャゼブン時代のレパートリーらしい曲では、2階席の右側のどなたかが大きな声で一緒に唄っていた。
それも、ハーモニーパートである。

ああ、やはりナターシャセブンの時代にきちんとナマで聴いておけば良かったと後悔先に立たず。

アンコール最後の曲は、『思い出の赤いヤッケ』。
これは一緒に唄えたのでうれしかった。

ワタクシがかつて経験した事のないほど、観客席の年齢層は高かったはず。
第1部が終わった後の休憩時間と、終演後に客席から出口に向かう足取りはなかなか前に進まなかった。





やっちまった

2016年01月11日 12時40分37秒 | 無駄話

島田荘司の『占星術殺人事件』をワクワクしながら読んだのは何十年前だったろうか?
以来、同氏の小説をたくさん読んできたのだが、探偵役の御手洗潔のあまりにも知的スーパーマンぶりに追いつけなくなったワタクシの島田荘司作品収集熱が、いつしか冷めつつあった。
だが、一昨年末にプチ入院中のヒマつぶしに病室に持ち込んだ、久々に御手洗潔が登場する作品、『ロシア幽霊軍艦事件』を読んで久々にあのワクワク感が蘇ってきた。

で、先月、西宮のブックオフの108円コーナーで『島田荘司/写楽 閉じられた国の幻』とのタイトルの上下巻を発見したのですぐさま購入した。

家に持ち帰ってから袋から出してみると、上下巻で購入したつもりだったのに、うっかりと上巻ばかり2冊買ってしまったというミスに気づいた。
今更どうにもならないので、次にブックオフに行く機会には是非とも買いそびれた下巻を買うべしとの決意を固めていたところ、2週間ほど後に金沢のブックオフに立ち寄る機会があった。
『島田荘司/写楽 閉じられた国の幻』を探してみるとすぐに見つかったのだが、金沢店では上下巻がラッピングされていてセットで陳列されていた。
下巻だけばら売りして欲しいとレジで交渉してみたが、
「これは上下巻セットです」
と拒否されてしまったので、泣く泣く上下巻セットで買ってしまった。
金沢で買った上下巻セットは108円コーナーではなく、上下巻2冊で820円の価格設定がされていた。
以前に西宮で買ってしまった上巻2冊と今回買った上下巻2冊の代金を合計すると、新品で買うよりも安く付いたのは間違いないがどうもふに落ちない。

ワタクシのミスなのは間違いないが、
手元には同じ文庫本の上巻3冊と下巻1冊が存在するのだ。



自由席で同期

2016年01月09日 16時55分23秒 | 音楽

例によって、ワタクシはナマケモノである。
年も明けて、既に去年の話となってしまったが、12月、ビルボードライヴ大阪での上原ひろみのライヴに潜り込んだ。

上原ひろみのライヴという本題に入る前に、まず、この話題の背景を説明しておかなければならない。
話は達郎ツアー先行抽選にさかのぼる。

達郎の今回のツアー中、大阪フェスでのライヴは合計6本あったのだが、ワタクシは12月の2日間を狙って抽選に参加した。
第1希望を12月11日、第2希望をその前日12月10日、第3希望は10月某日として申し込んだ結果、第1希望の12月11日の当選を果たしたわけだ。
が、抽選に申し込んだ時点で心配でたまらなかったのが大阪でのホテル事情である。
相も変わらず、かの国から爆買い人民の大群が大挙としてやってくるため、京阪神(だけではないだろうが)のホテルの予約がとてつもなく難しい状態が続いている。
油断していると、既にどのホテルも満室となってしまう。
手頃な価格のホテルの予約が不可能になってしまうだけではなく、元来、お手頃価格の悪どい一部のホテルが売り手市場のドサクサにまぎれて、競って宿泊料金を吊り上げている。
ところがどうやら、2~3ヶ月前の宿泊予約できる可能性は高いという傾向もある。

なので、チケットの抽選結果が発表される前に、抽選に申し込んだ時点で達郎のライヴ日に合わせて宿泊予約も済ませておいた。
どちらか1本当選すれば良いわけで、宿泊の必要の無い日が確定したらばホテルのHPから早めにキャンセルすれば良い。
と考えて、達郎ライヴがある12月10,11日の2日間、ホール近くのビジホに予約しておいた。
抽選結果は12月11日分が見事当選。
だが、もしかすると達郎ライヴ前日に何やら興味のわくベントが見つかるかも知れないので、前日の12月10日のホテル予約はすぐにキャンセルしないで予約したままでいた。

達郎ライヴが近づいてきた11月中旬、達郎ライヴ日の前日である12月10日の予定が全く決められずにいた。
そこで、ビルボードライヴ大阪での上原ひろみの公演を狙ってみようと思いついた。
上原ひろみは12月8日から11日にかけての4日間、ビルボードライヴ大阪での連続公演を堂々と予告していた。
その気になって、ビルボードライヴ大阪のHPで残席状況を確認してみたら、ビックリ。
4日間とも全てソールドアウトになっている。
ビルボードライヴ大阪では、1st.ステージ、2nd.ステージと1日2回の公演がある。
つまり4日間通算8回本の公演が売り切れていたのだ。
電話で確認したが、立見席も含めて8回全て付け入る余地が無いのだ。

こう見えてもワタクシ、
「売り切れている」
とか
「入手不可能」
とかの言葉を目にすると、かえって欲しがってしまう傾向にある。
逃した魚の記憶を後悔の念たっぷりにとどめながら、残りわずかな生命体としての活動時間を過ごしたくはない。
まだこの時点では、予約を入れた人達の中から一人でも私生活のトラブルでも発生してキャンセルが出される可能性が無いわけではない。
との信念を持って、12月に入ってからもPCやiPhoneでこまめに残席情報のチェックは欠かさなかった。

ところが、そろそろあきらめるべきかと思い始めた12月6日の深夜に残席情報をチェックしていると、突如として12月10日の自由席に空席表示があるのを発見した。
空席表示はあるが、『自由席』という言葉に二の足を踏みそうになった。
これまで何度かビルボードライヴ大阪に来た事はあるが、カジュアルエリアでの鑑賞だったで自由席となるとそれよりも少し料金が高くなってしまう。
が、料金にこだわっているといつまで経っても上原ひろみトリオを観戦することはできない。
すかさずiPhoneから予約を完了した。

ようやく、12月10日は上原ひろみ、翌11日は山下達郎と連夜のライヴ観戦スケジュールが完成した。

こうして頑張って予約を勝ち取った12月10日の1st.ステージの上原ひろみのライヴ当日。
ステージ前のテーブル席の後半あたりの自由席に相席させてもらい、開演を待った。

いつものように単身乗り込んでいったわけなので、話し相手もいないし、場慣れした風を装って文庫本などを読むふりもせず、心を沈めて開演を待ちながら浮かんできたのは、初めて上原ひろみを目撃した時の印象だった。
とにかく、強烈だった。
今確認してみると、それは2006年12月20日兵庫県立芸術文化センター大ホールでのライヴ。
上原ひろみはすごい勢いで売れっ子ピアニストの道を駆け上っていたのだが、まだスタンリー・クラークのバンドに招聘される前で、バンドメンバーは、TONY GREYとMARTIN VALIHORAという、同世代のベーシストとドラマーとのトリオ編成だった。
初めて目にした上原ひろみのステージは、手も足も表情も活発に動き回る演奏姿に圧倒された。
ひたすら突っ走りっぱなしのステージのアンコールで演奏した曲は、『グリ-ン・ティー・ファーム』というタイトルだった。
最近(2006年時点で)おばあさんが亡くなって、ツアーの合間にお参りしてきた話の後、亡くなったおばあさんに捧げた静かな曲で幕を下ろしたのが印象的だった。

さて、前置きが長くなってしまったが、ここからが本題である。
この先大事なポイントとなるので、どうか上に赤字にした部分を憶えておいていただきたい。




去年の12月10日の上原ひろみトリオのライヴに話を戻すと、
これまでカジュアルエリアでしかライヴ観戦した事がないワタクシは、初めての自由席でとまどっていた。
カジュアルエリアだとワンドリンク付きなので、ノンアルコール人間であるワタクシはアイスコーヒーをオーダーするのが恒例となっているのだが、自由席エリアではフーズ又はドリンクは必須の上別料金でである。
上原ひろみのライヴを観戦しながらガッツリした食事を摂るのも至難の業だろうし、さほど空腹感も持ち合わせていない。
遠慮がちに小声でスタッフに確かめた上、ドリンクだけのオーダーで済ませることにして、ホットラテをオーダーした。

も一つとまどったのがテーブル席だということ。
座った位置の左側ほぼ90度方向にステージがある。
ステージに正対しようと左向きに椅子を回転させてみるが、隣の椅子との距離が近いため思うようにいかない。
カジュアルエリアに比べるとステージとの距離が近いので、観戦のためには座席の角度が大きな要因となる。
40度ほど椅子を回転させた上に、自分の上半身をさらに50度ほど左側に回転させる、これでステージに正対する体制を確立した。



演奏は相変わらず強烈だった。
アンソニー・ジャクソンのコントラバスギター(6弦ベース)もサイモン・フィリップスの大掛かりなドラムセットの音も気のせいかこれまでホールでのライヴで聴いた時よりも、クッキリと感じる。
着席位置がサイモン・フィリップスのドラムセットの正面辺りだった事もあり、どうしてもドラムの動きに目も耳も釣り込まれそうになる。

あっという間に、『新曲祭り』(この日の演奏曲は2月に発売されるニューアルバムの収録曲ばかり)のステージが終了した.

ホールライヴならばたっぷり2時間は鑑賞できるのに、ここでのライヴは、やはり時間的に食い足りない。
と、考えていたら、この後、とんでもないサプライズが待ち受けていた。

本編が終了してメンバーが一旦ハケるはずなのに、上原ひろみだけがステージ残ってマイクを手に話し出した。
な、な、な、なんと、矢野顕子の紹介を始めるではないか!
まさかと思っていると、ステージに向かって左側の客席からホントに矢野顕子が現れたのだ。
あちこちで大拍手と大歓声が上がる中、矢野顕子がマイクスタンドの前に立った時、ワタクシの背筋から後頭部にかけて、ゾクゾクと冷たい電流が走った。
拍手と歓声に遮られながら途切れ途切れに話す内容から、矢野顕子は翌日12月11日にNHKホールでのライヴを控えていたのだ。

そうだそうだ、11日には、あのティンパンと共にNHKホールで矢野顕子のライヴがあったんだ。
できる事ならそちらにも行きたかったのだが、ワタクシは先に達郎チケットを手に入れてしまったので行く事ができなかったのだ。

つまり、4日連続公演のうち、1日でもずれていたらば、矢野顕子のサプライズゲストは目撃できなかったという事になる。
ワタクシは、何というシアワセ者であろうと感謝せずにはいられなかった。

その上、上原ひろみのピアノに乗せてアッコちゃんが唄ったのは、何故だか開演前のワタクシの記憶装置に浮上していた『グリーン・ティー・ファーム』だった。
アッコちゃんの退場時には、観客席は総立ちになって拍手と歓声が沸きあがった。


2008年12月の大阪フェスでの達郎ライヴに竹内まりやがゲスト登場した時も、
2009年11月のシビックホールでの服部克久50周年発売コンサートで、その達郎がサプライズゲストで登場した時も、
どちらもビックリさせられたのだが、この日のサプライズはそれらをはるかに上回る出来事だった。

さて、あの時アッコちゃんが唄った『グリ-ン・ティー・ファーム』という曲は、2009年に発売されたアルバム『Place To Be』に日本版限定ボーナストラックとして収録されているようだ。
これまた矢野顕子との共演らしい。
俄然、入手したいという欲望が頭をもたげてきた。