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だらだらぼちぼち

立山黒部アルペンルート (9) 3日目 室堂~弥陀ヶ原~立山駅

2007年10月30日 21時01分17秒 | 風景光景
立山黒部アルペンルートの概要については、こちらを参照。
とりあえず、このサイトのアルペンルートの歩き方(初めての方へ)というコンテンツを参照されたい。

どうやら、3日目の天気予報は曇りらしい
このまま雷鳥荘で時間をつぶして、晴れ間がのぞくのを待とうか?
いや、待っているうちにどんどん曇ってきて雨でも降り出してはたまらないし、、、、
と言う事で、早めにチェックアウトして、室堂駅に向かう事にした。



歩いていくための視界は確保できるものの、遠くの山の姿が雲に隠れて見えない。
風向きによっては、霧にまとわりつかれる瞬間もある。
イナカモノとは言え、日常生活では、めったなことでこんな状況に出くわす事は無いだろうなぁと思いながら歩いて行くと、それはそれなりにワクワクする。
こんな天候の午前7時過ぎでも、散策路にポツポツと人影が動いているのが見える。



8時過ぎ、室堂駅に着くと、前日とはうって変わって閑散としている。



富山市側、つまり日本海側に降りるため立山高原バスを待つ待合室には、すでにストーブが活動していた。
8時40分発の立山高原バスに乗り、途中下車して弥陀ヶ原を散策する事にする

 

バスの車内から見る限り、曇ってはいるものの雨が降りそうな気配は薄い。



女性の声で車内に流れる音声ガイドによると、雲の切れ目のあるあたりが弥陀ヶ原らしい。



9時過ぎ、弥陀ヶ原に到着。
途中下車する。
立山高原バスは、ロープウェイやケーブルカーとは違い、全席着席制なので、乗客はつり革につかまって立たされる心配は無い。
そのため、途中下車した時は、次に乗るバス便を予約する必要がある。
バス停で降りた時に、係員に予約しておくと室堂駅を発車する時点で予約人数分の席を空けておいてくれる。

弥陀ヶ原駅周辺は、やはり曇っている。
風があるので、雲の厚みは薄くなったり厚くなったりしている。
せっかく来たんだから、歩いてみよう
雨が降れば、持参したレインポンチョを着込めば良いのだ。
ガイドブックによると、弥陀ヶ原遊歩道の外回りコースの所要は1時間20分。余裕を見て、約2時間後のバスを予約する。
ワタクシと一緒にここで降りた団体ツアーの添乗員は、30分後のバスを予約していた。
天候は別として、ここで30分しか滞在できないという団体ツアーは、どうにもせわしないように思う。



歩き出して、いきなりこんな物に出くわした。
富山県立大学が酸性雨を観測しているらしい。
ご苦労様

          

空が暗いので、いまいち冴えないが、紅葉している。
天気がよければ、もっと気持ち良かったのに



1時間余り歩いて、少々休憩。
10時55分発、美女平行きのバスを待つ。
どんどん視界が悪くなったような気がする。
曇り空というより霧雨状態になってきた。再びバスに乗り、美女平まで30分ほど
ここで昼食をとるつもりだったのだが、立山ケーブルカーが10分後に発車するので、改札口のアナウンスに誘われるように、ケーブルカーで一気に立山駅まで下りる事にする。



団体客と一緒に詰め込まれてしまい、自分の意思に反してケーブルカーの客席の一番前まで押し込まれてしまった。
後頭部に、知らないオジサンやオバサン達の吐息を感じながら7分間のガマン。
ここまで降りてくると、少し空が明るくなってきた。
美女平と立山の中間地点あたりで、上りと下りのケーブルカーが行き違う。
自分が乗っているケーブルカーが左側へ行くものと思い込んでいたら、予想に反して右側へ行ったもので、ズッコケそうになる。
そっか~、ケーブルカーは右側通行なのか~?
「欧米かぁ」とつぶやいてみるが、誰も突っ込んでくれない、、、、、



立山駅に到着。



立山駅の中のレストランが団体客に占領されていたので、駅前の食堂で牛丼を食す。
ここまで来て牛丼を食す必然性は、ほとんど無かったのだが、、、、

この後、富山地方鉄道に乗って富山駅まで。

これで、立山黒部アルペンルートへの遠征は、無事終了した
いつも以上に行き当たりばったりの遠征だったが、今回、立山黒部アルペンルートへのプランを立てた段階で、一番心配だったのが天候だった。
出発の1週間前から、週間天気予報ばかりを気にしていたのだが、予報は全く芳しくなかった。
出発3日前の時点の現地の週間予報は、2日とも傘マークが並んでいたので、キャンセルすべきかどうか散々迷ったのだ。
ころころ変わるオンナゴコロに例えられたのは、山の天気だったか秋の空だったか?
紅葉の季節の山岳地帯へ出かけるからには、その両方の変わりやすさを覚悟してのお出かけだったが、1日晴れて1日曇り、、、、、、
前日の好天が嬉しくて、1勝1敗というよりも、2連勝した気分もする。
クライマックスシリーズで、あっけなく3連敗したどっかのチームとはえらい違いだ、、、、、

結論雨が降らなかっただけでも、大満足だった
次に来る機会があれば、富山側から登ってみたいナ


立山黒部アルペンルート (8) 2日目、3日目 雷鳥荘

2007年10月29日 15時27分08秒 | 風景光景
立山黒部アルペンルートの概要については、こちらを参照。

とりあえず、このサイトのアルペンルートの歩き方(初めての方へ)というコンテンツを参照されたい。

こうして、思わぬ青空の歓迎を受けて、標高2400mの温泉につかって一休み

だが、まだまだ時刻は4時半を回ったところ。
雷鳥荘までの散策コースは、腕と体力におぼえがある山男、山女にとっては、たいしたことのない道のりだろうが、気も弱くスタミナも無いワタクシにとっては、あのアップダウンの落差は随分とクタビレてしまった、、、、、
6時からの夕食を前にして、ガマンできないくらいの空腹を感じたので、行動食(間食とかオヤツの意味だろうが、登山用語ではこういうらしい)兼遭難食のつもりでデイバッグにほうりこんでいたビスコの存在を思い出して、こいつでしばし空腹をまぎらわせようとして、ビックリ

          

紙箱から取り出したアルミパックが、こんなに膨張しているではないか
理科の授業を思い出して、それだけ、気圧が低いのだなぁと物理の法則に感心しながら、1箱丸ごと平らげてしまった
もっと料金の高い他の客室にはあったのかどうかは不明だが、私が泊まった和室にはTVが無かった
その上、ケータイ(ドコモのフォーマ)は完璧な圏外なので、どうにも手持ち無沙汰で仕方が無い。
こんな時に限って、ワタクシのケータイに向けて、密かに甘~い誘惑のメッセージが寄せられているのではないか? 
と思えて仕方が無いのだが、圏外なのでそれすら確認できない。
こうなると、ケータイの電源を入れておく意味は全く無く、翌朝の起床時刻にアラームをセットした後は、電源オフにして転がしておく。

立山黒部アルペンルート制覇の記事をまとめるのに随分と手間取ったので、実際に雷鳥荘に泊まってからすでに20日近く経過している事になるが、この日の日付は、10月11日。後で気付いたのだが、この日、下界では、あの醜悪な親子が世界チャンピオンに挑戦して、醜悪な反則行為を繰り返していた夜だった
もっとも、下界にいたとしても、あの醜悪な親子が出るTVなど見る気は全く無かったが。

たまにはTVとケータイの無い夜もおつなものだと、アルペンルートのガイドブックで翌日の行程を確認した後は、適当に小説などを読みながら時間をつぶして、さあ眠ろうかと目を閉じたのが9時半ごろ
一度は寝付いたのだが、つい先ほど、雷鳥荘へ向けて歩いてきた散策路から足を滑らして墜落してしまう夢を見て、目が覚めてしまった
よくよく考えてみると、整備された散策路とはいえ、石段を積んで両サイドにロープを張っただけだから、足を滑らせて滑落してしまう可能性は全く無きにしも非ずだが、どうしてこんな夢を見てしまったのかと考えるに、思い当たることがあった。



読みかけの本を適当に持ち出してきたのだが、この日、眠る前に読んでいたのが高村薫のマークスの山という小説で、下巻の中盤にさしかかり、ようやく殺人犯水島某が捜査線上に浮かんでくるという、クライマックスに向けて展開が一気に加速していくところで、ストーリーの背景には、過去に山で殺人あるいはそれに類した事件があった事が匂わされていたのだ。
目が覚めてしまうと、今度はなかなか寝付けなくて、吉田次郎のアルバムを5時間たっぷり詰め込んだMDを聴きながら、気を落ち着かせているうちに、再び眠りに落ちた。

          

翌朝、5時半頃。天気さえ良ければ、朝の景色を撮ろうと窓外を見ると、前日に比べて、随分と雲が出ていた。どうやら、この日の天気予報は曇りらしい、、、、



バイキング方式の朝食に食らいつきながら、ひたすら晴れてくれる事を祈ったのだ


立山黒部アルペンルート (7) 2日目 室堂~雷鳥荘

2007年10月26日 21時57分35秒 | 風景光景
立山黒部アルペンルートの概要については、こちらを参照。
とりあえず、このサイトのアルペンルートの歩き方(初めての方へ)というコンテンツを参照されたい。



室堂駅周辺の標高は2,450m。
まだまだ寒い季節ではないが、さすがに気温が低いので、ウィンドブレーカーの下に薄めのフリースを着る。
コインロッカーに荷物を放り込んで、散策開始。
結果として、ここでの散策が今回のハイライトとなった。

室堂平には、みくりが池周回コースと、地獄谷周回コースという2つの散策ルートがある。
ガイドブックによると、みくりが池周回コースは、所要1時間程度の初心者向けコース、地獄谷周回コースは、2時間半程度の中級コースとなっているが、歩いてみると、初級コースのはずのみくりが池周回コースも、ところどころにアップダウンがきつい箇所があり、疲れを感じるたんびにカメラを構えるふりをしながら休憩を取った。
今、こうして写真を整理してみると、都合3時間ほどの間に200枚以上も撮っていた事になり、驚いている

          

          

          

           

立山連峰の黄色っぽかったり赤っぽい部分は紅葉している箇所だが、白っぽい部分は、一見すると雪に見えるが雪ではなく、山肌が露出している部分だ。
頂上付近は、冠雪しているものと思い込んでいたのだが。

          

これは、室堂山荘といって、現存する日本最古の山小屋だそうで、国の重要文化財に指定されているという。
みくりが池周回コースをグルッとまわり、室堂駅に隣接するホテル立山の喫茶室でコーヒータイム、しばしの休憩

          

地獄谷周回コースの途中にある、雷鳥荘を目指す。
こっちのコースは、さらにアップダウンがきつい。

          

          

白い煙に見えるのは、地獄谷から沸きあがる水蒸気。風に乗って、硫黄の匂いが漂ってくる。 

                    

15時50分、ようやく、今夜の宿泊地である雷鳥荘に到着
いつのまにか、さっきまで青かった空が雲っていた



雷鳥荘の和室は、何と言うことのない10畳ほどの部屋だったが、、、、
荷物を整理して、とりあえず、温泉へ飛び込もうかと浴衣に着替える。
が、風呂へ行こうと立ち上がって窓の外を見ると、さっきまで曇っていた空がいつのまにか青空に変わっていた
浴衣を脱ぎ、もう一度Gパンに着替え、もう一度外に飛び出してカメラを構えた。

              



この景色は、たぶん、今年のベストショットだと思う


立山黒部アルペンルート (6) 2日目 大観峰~室堂駅

2007年10月23日 22時03分38秒 | 風景光景
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とりあえず、このサイトのアルペンルートの歩き方(初めての方へ)というコンテンツを参照されたい。

11時18分。
標高2316mの大観峰駅に到着。
展望台で、しばしの紅葉鑑賞タイム

          

          

はるか下界には、つい先ほどまで散策していた、黒部湖の姿も見える。

          

時刻は、11時40分。慣れない早起きをした体が、しきりに空腹を訴えているので昼食を。
山菜そば¥650と、小っちゃい(コンビニオニギリくらいの体積)ます寿司が¥200。 ←あ、この絵文字は、ラーメンだった、、、、、

大観峰を後にして、立山トンネルトロリーバスに乗る事、約10分。
12時10分、標高2450mの室堂駅に到着。

          

室堂駅は、宿泊施設が集中している上に、立山黒部アルペンルートの中間地点になるので、長野県側から来る旅行客と富山県側から来る旅行客が集結してしまうからだろう、こんなにもごった返していた。

          

ちょっとしたラッシュアワーだ



室堂駅の外に出て、富山側から見るとこんな感じ。
この直後、バスの誘導整理をしていたオジサンがこちらへ駆けてきて、
「バスターミナルへのバスの出入りが激しいので、こちら側へは出ないようにしてください
と、やんわりと叱られてしまった。
歩行者の出口は、反対側、立山側にあったらしい、、、、、




立山黒部アルペンルート (5) 2日目 黒部平~大観峰

2007年10月21日 23時23分21秒 | 風景光景
立山黒部アルペンルートの概要については、こちらを参照。
とりあえず、このサイトのアルペンルートの歩き方(初めての方へ)というコンテンツを参照されたい。

          

          

10時45分、黒部平駅の展望台に立つ。
標高1,828m。
上の右側の写真に小っちゃ~くロープウェイが写っているので、この風景のサイズ感がお分かりだろうか?

          

黒部平ではあまりノンビリしないで、次は、立山ロープウェイに乗って、大観峰駅まで上がる。
大観峰駅から下りてきたロープウェイには、人がひしめいていた。

          

標高2,316mの大観峰駅まで、足元に紅葉を眺めながら上っていく事、約7分。
この3枚の写真は、ロープウェイの車内からガラス越しに撮ったので、一部で、ボンヤリとモヤのように写っているところもあるし、空の青さが足りない。
ま、それはそれ、魚心あれば水心。
気は心
ワタクシの近くで話していた、立山黒部アルペンルートの常連らしきアマチュアカメラマン達の会話によると、紅葉時期が例年よりも1週間ほど遅れたらしい。
ワタクシがやって来るのを待っていた、と言うのかい?
と期待するではないか


脱力の一夜

2007年10月20日 22時55分44秒 | 無駄話

生まれてこの方、プロ野球の試合を球場で観戦したというのは、数少ない。
ほんの4試合しかない。

どう考えても日本シリーズの観戦は不可能だったのが、今年、セリーグでも導入されたクライマックスシリーズとやらいう、何やら訳のわからん敗者復活戦なら行けそうな気配だった。

「どうせ当たるわけないし、とりあえずクリックしとこう
とばかりに、チケットぴあの先行抽選に参加したら当選してしまった。

                 

なんとまぁ

と、喜んで、さっそくホテルの予約やら新幹線の座席指定やらを手配していた。
(いつも感じるのだが、東京ドーム周辺では、例えば大阪市内で簡単に探せるような安くて居心地の良いビジネスホテルがなかなか見つからない。)

ところが、手に入れたチケットが、クライマックスシリーズ・セカンドステージの5連戦あるうちの第4戦と第5戦というのがミソだった。

セリーグを制した我らが巨軍の対戦相手は、竜軍。
つまり、中日ドラゴンズ。
この竜軍との5連戦のうちに先に3勝した方が日本シリーズへの出場がかなう事になる。
ワタクシの希望的な勝敗予想では、

第1戦 巨軍の勝利
第2戦 竜軍の勝利
第3戦 続いて竜軍の勝利

と、巨軍の1勝2敗でむかえた第4戦は、巨軍の勝利
これで、対戦成績2勝2敗のタイ。

運命の最終戦、第5戦は、もつれにもつれる激闘の末に、巨軍の勝利。

何の事はない、こうなったならば、ワタクシが観戦する2試合ともが勝ちゲームになるからだが

こうして、見事、日本シリーズへの出場権を手に入れる瞬間に、ワタクシも東京ドームの観客席から涙する、、、、、、、、

はずだった。

はずだったので、東京ドームの中で聴くために、ラジオの周波数はニッポン放送に合わせておいたし、デジカメの充電もバッチリに仕上げておいたのに、、、、、、

まさか、まさか、、、、、、、
予定していなかった、3連敗   

今夜のゲームに勝つか、引き分けるかしないと、第4戦以降が無くなってしまうので、明日からの東京ドーム行きの準備もそこそこに、TV中継にかじりついていた。




無情のゲームセット直後、
駅まで近い事もあり、とりあえず、座席指定を取っている新幹線を含む乗車券類の払い戻しを受けてきた。
駅まで原チャリで走る道すがら、夜風が冷たかった

結局、クライマックスシリーズでは、全く乗り切れなかったが、選手達は良く頑張ったと思う。
首脳陣の作戦能力の優劣が、この勝敗を分けたような気がする。

しかし、巨軍ファンよ
あの、タイロン・ウッズに対するスタンドからのブーイングは良くない
あんな事をしていると、
1塁ベースを踏まずに1塁手の足を踏む事しか能のないどっかのシーツとか、
意図的に相手投手(!)の頭と肩を狙って、亀田ファミリーのごとく謝る素振りも全く見せずに危険球退場でスタコラサッサと逃げていったどっかのボーグルソンやらと同程度のレベルに成り下がってしまうような気がする。
シーズン中から、何度も何度もウッズばかりに打たれている方もどうかしてるのだ




電車の切符の払戻を受けた後は、予約していたホテルのキャンセル作業。
こいつは、ネットからの予約なので、クリック一つで完了。

来年は、是非ともレギュラーシーズン中に東京ドームに遠征してみたいな、
と考え出した今日この頃であった。

あ、そうそう、
試合のチケットの方は、明日から1週間以内なら払い戻しを受けられるので、ご心配なく。
先行発売の手数料とかは、戻ってこないが。



ふ~ぅ


立山黒部アルペンルート (4) 2日目 黒部ダム

2007年10月18日 21時59分27秒 | 風景光景
立山黒部アルペンルートの概要については、こちらを参照。とりあえず、このサイトのアルペンルートの歩き方(初めての方へ)というコンテンツを参照されたい。


          

黒部ダムを目撃したのは、7時50分ごろ。
確かにデカかったゾ、黒部ダム
正式には、黒部第4ダムとかいったはずで、このダム建設をめぐる映画『黒部の太陽』に石原裕次郎が主演した。
1968年に公開されたというこの映画について調べてみたところ、石原裕次郎の意向により、未だにビデオ化されていないらしい。
ということで、ワタクシはもちろん観た記憶はない。



立山の湧き水が、展望台にあふれ出している。
ゼエゼエと息を切らし、汗をかきながら黒部ダム駅の階段を上がってきたばかりのくたびれた体には、冷たくて気持ち良い。
ペットボトルに詰めて、持ちかえる人が多い。
ワタクシも、飲みかけでぬるくなったお茶を捨てて、湧き水をしっかりと詰め込む事にする。

          

黒部ダム駅から黒部湖駅までは、黒部ダムの堤防、、、、、じゃなかった、堰堤の上を渡り、向こう岸へ歩く事約15分。
途中、黒部湖遊覧船ガルベに乗るために、ちょっと寄り道を。
立山黒部アルペンルートを1日で通過する旅程だと、ここで寄り道している時間は無かっただろう。

          

          



ダム湖の上を、往復30分ほどの水上散策。
このあたりの標高は、まだまだ1,400mくらい。



10時半発の黒部ケーブルカーに乗って、黒部平駅へ。



ケーブルカーの車内。
この時間になると、結構、混みあっている。



黒部平駅に到着。
ああ、、、、また階段か、、、、、
ゼエゼエ


立山黒部アルペンルート (3) 2日目 扇沢~黒部ダム

2007年10月17日 22時01分18秒 | 風景光景
立山黒部アルペンルートの概要については、こちらを参照。
とりあえず、このサイトのアルペンルートの歩き方(初めての方へ)というコンテンツを参照されたい。

立山黒部アルペンルートの長野県側の入り口である扇沢駅から黒部ダム駅へは、関西電力のトロリーバスに乗る。
この関電トロリーバスの黒部ダム行きの始発便は、7時30分発。(夏場だともう少し早い便があるようだ。)
ホテルから扇沢駅までマイクロバスで送ってくれるというサービスがあるのだが、この始発便に乗るためには、ホテルを6時50分に出るマイクロバスに乗らなければならない。
ナマケモノである事が唯一の自慢のワタクシは、早起きが得意ではない
1日で富山まで一気に通過するのではなく、2日がかりの旅程なので、さほど急いで出発する必要も無いだろうと思い、扇沢ロッジのフロントで尋ねてみたが、
「始発便に乗った方がいいですよ。」
という返信が帰ってきた。
ここは素直に従って、始発のトロリーバスに乗る事にする

          
 (扇沢駅)



ホテルのマイクロバスに送られて、扇沢駅に着いたのが6時57分。

             

それから10分もすると、トロリーバス待ちの行列が出来上がる。



トロリーバスとは、架線から電力を受けてモーターを駆動して走る乗り物で、どこから見ても外見はバスそのものだが、その構造を考えると電車の一種である。
4台が1組となっていて、乗客はそれぞれ適当に分乗していくが、4台ともまだまだ十分に座れる余裕があった。



こうして、トンネルの中を走る事、約15分。
黒部ダム駅に到着。



ゼエゼエと息を切らしながら、長い階段を上がると、最初に目に飛び込んできた風景がこれ。
ようやく、ここから、世界が開けてきたぞ


立山黒部アルペンルート (2) 1日目 信濃大町~扇沢 

2007年10月16日 21時54分40秒 | 風景光景
立山黒部アルペンルートの概要については、こちらを参照。

とりあえず、このサイトのアルペンルートの歩き方(初めての方へ)というコンテンツを参照されたい。

「立山黒部アルペンルートへ行くのなら、あのあたりは自家用車で侵入できないので、電車あるいは団体バスツアーで行く方が良い。」というCIAからの解答があった。
その上、10月というと紅葉の季節で、夏休みお盆期間に次ぐ混雑時期に当たるらしく、ロープウェイなどの乗り物の待ち時間も覚悟しなければならず、1日コースの日程を取るとただ通過しただけという結果に終わる恐れもあったのだが、幸いにも、立山黒部アルペンルートのほぼ中央に位置する室堂付近にホテルを予約する事ができた。
帰路のアクセスを考えて、長野県側から入り富山県側へ抜けるルートを取る事にして、扇沢、室堂、さらに富山でそれぞれ1泊する。
これで、時間に追われる事無くノンビリ散策できるスケジュールを確保できた。
後は、天候しだい

自宅最寄り駅を9時前に出て、新大阪からのぞみに乗って名古屋まで。
さらに中央線に乗り換えて松本で大糸線に乗り換え、信濃大町に着いたのが16時19分。

                   
(信濃大町駅前)

ここから、初日の宿泊地である扇沢まであと一息。
だが、扇沢行きのバスの発車時刻まで50分近く待たなくてはならない。
「たまには、タクシーで行くべ。」と、タクシー乗り場に足を向けるが、扇沢まで¥6,100とか¥6,300とかいう料金表が目に入る。
事前にNAVITIMEで下調べした時のタクシー料金が¥5,000だったので、しばし呆然とする、、、、、、、
対して、バスだと扇沢まで¥1,330、、、、、、、
どうしようか?
と立ち尽くしているうちに、随分早く、発車時刻の30分ほど前にバスが到着した。

          
(扇沢行きバス)

薄給の我が身を怨みながら、バスに乗り込むが、予想していたよりもゆったり大型のキレイなバスだったのでゴキゲンになる。
随分長い間バスには乗っていないので、遠足気分が盛り上がってくる。
この時間帯にこの路線に乗る人が少ないからだろう。時刻表では40分ほどかかるはずが、30分ほどで扇沢に到着。
扇沢で降りる乗客は2人。
運転手さんは、ワタクシの宿泊先を訪ねた上で、扇沢ロッジへの分岐地点でバスを停めてくれたので、楽チンできた。


          
 (扇沢ロッジ)

6畳和室シングルだが、ご飯のお代わり自由1泊2食付きで大浴場があって、¥7,500。
メシ食って、風呂入って、翌日の天気予報は上々
ガイドブックをパラパラめくりながら、翌日からの作戦を練る


立山黒部アルペンルート (1) 予告編(?)

2007年10月14日 21時44分25秒 | 風景光景
2007年10月11日、雷鳥荘に投宿。

          

ワタクシ以外の宿泊客はというと、さすがに、山男、山女の集団が多かった。
3階の和室の窓からは、こんな絶景が広がっていた、、、、、、、、

しばらくウォーキングをさぼっていた体で歩いてみたのだが、今日になって、どういうわけだか背中だとか胸の辺りが痛くなってきた。
という事で、あまり長い時間、PCの前に座っていられないので、ケータイカメラの画像でお茶を濁しておこうっと
とりあえず、今日はここまで。


粗忽長屋

2007年10月08日 11時13分08秒 | 無駄話

上原ひろみが、ギターを加えたカルテットでアルバムを出したのを知りながら、いまだにそのアルバムを聴いていない。
そろそろ、レンタルCD店で探してみようか? と思った矢先、、、、、、

このギターを加えたカルテットでのライヴが告知された。
ツアースケジュールを見ると、関西方面では、とりあえず、11月のZepp Osaka、12月のNHKホール。
Zepp Osaka なら近いし、早めの開演時刻なんで帰りも楽できそうだし、会場が狭いので、少々後ろの席だったとしても近くで見れる。
ワタクシ自身の12月の予定が、かなりたてこんでいる事もあり、NHKホールには目もくれず、Zepp Osakaのライヴ1本に絞って、チケットぴあの会員先行抽選に参戦したところ、あえなく抽選負けしてしまった、、、、、、
友人からの頼まれチケは別として、このところ、自分が取りたい先行抽選には、順調にことごとく勝利してきたので、
「そうさ、どんな無敵のチャンピオンでも、いつかは負ける時が来るものさ、、、、、、」
とため息をつきながら、一般発売の初日に勝負をかけるべく、体調維持に努め、精進の日々をすごしていたある日の事。
めったな事で立ち読みをしない主義のワタクシが、書店の店頭で見かけたぴあをパラパラめくっていると、小さい文字がぎっしり詰まったチケット発売スケジュール欄の上原ひろみの項目に、プレミアム先行という文字が踊っていた。
プレミアム先行というのは、ネットではなく、雑誌のぴあ読者限定の先行販売で、9月23日14時からプレミアム販売を行うという意思表示があった。
だが、それを知った時点で、既に9月23日は過ぎ去っていて、9月23日14時というと、綾戸智恵10周年ライヴの開演前に、ブラブラと時間を持て余していた頃ではないか、、、、、

常々、ぴあのメルマガを購読しているという安心感からか、めったな事で雑誌の方のぴあを買う事はおろか、立ち読みで情報収集する努力を怠ってきたツケが回ってきたのか?
と、大いに反省しながら、今後の生活習慣に『立ち読み』の項目を追加しながら、一般発売開始日の9月29日を迎えた。

この日、とある映画館のウェイティングルームで、午前10時の受付開始からケータイ片手に、チケットぴあとローソンチケットに電話攻撃をかけるが、どちらも一向に電話がつながらない。

ようやく電話がつながったのが、午前10時23分。
胸をなでおろしてPコードを入力したところ、
「この公演の取り扱いは終了しました。」
という、音声ガイドから冷酷なお言葉が、、、、、、
つまり、既に売切れていた、、、、、

先日、岡山くんだりまで行って拝聴した山下洋輔の得意技と言えばヒジ打ちコブシ打ちだが、なんのなんの、上原ひろみもこのワザの使い手である。
2006年に上原ひろみを初めて見た時には、ブっ飛んだもん。
椅子席設営時のキャパが940人というZepp Osakaなら、たとえ後方席でも、ヒジ打ちコブシ打ち足蹴り奏法を鑑賞できるだろうという期待を持っていたのに、上原ひろみのすんごい人気ぶりに完敗したのだ。

今後、こういう失態を繰り返さないように、キョードー大阪のメール会員に登録しておいたのだが、全てはプレミアム先行の件を知らなかった事が敗因であろう。

よ~し、頑張るぞ~
立ち読み、立ち読み

で、この日、観た映画は『エディットピアフ愛の賛歌』だったのだが、開演前にちょっとした不正行為を目撃してしまった。

入場の呼び出しアナウンスに従い、スクリーンに向かったのだが、エスカレーターを上がった先にコンセッション(売店)があったので、アイスクリームを買おうと並んだ時だった。
ワタクシの先客は、20代と思しき若い男女の3人組で、ポップコーンやらドリンク類やらを注文し終えて、レジの前の支払い用のお皿に¥1400を置いて、商品の受け渡しを待っていた。
で、注文商品を全部受け取った後で、コンセッションの女性スタッフと3人組男女の先客の間で、何やら、ヒソヒソと話し始めた。
客の方は、
「えっ、ほんまにエエんですか~?」
と驚いているし、女性スタッフの方は、声には出さないが笑顔でうなずいている。
女性スタッフんは、先ほど、支払い用のお皿に置かれた¥1400のうち¥1200を客に返して、レジを操作し始めた。
オーダー間違い、あるいは入力ミスという処理をしていたのだろう。
そうしてお会計合計¥200にまで引き下げた後、先客達は、いかにも
「ラッキー! 儲かった、儲かった!」
という顔で劇場内に消えていった。

ま、
状況から察すると、この女性スタッフと先客3人組が顔見知りだったので値引きサービスを行ったと言うことが一目瞭然なのだが、この時、ワタクシは、彼らのすぐ後ろで目撃していたのである。
すぐ後ろで目撃していたワタクシが注文したハーゲンダッツ・バニラに関しては、しっかりと正規料金¥300を徴収されてしまったのだ。
ワタクシにも値引きサービスをしてくれたのならいざ知らず、客によっては料金を引き下げるという悪質な商法に憤慨して、上映後の帰りがけに、映画館のおエライさんにチクってやろうと決意しながら、エディットピアフに会ってきた。

ところが、映画が終わった頃に、先ほどのコンセッションで出来事を
「チクってやろう」
と決意した事をすっかりと忘れていて、気付いた時にはエレベーターで地上に降り立っていた。

誹謗中傷は主義ではないので、ここでは特に名を秘すが、
9月29日、午前10時52分。
とあるナンバのマルイが入っている
とあるビルにある、
とある東宝系のシネコンでの、チケットカウンターのフロアからエレベーターで上がった所にあるコンセッションでの出来事であった