lizardbrain

だらだらぼちぼち

ミュージアムをはしごする贅沢な午前

2013年04月30日 10時44分54秒 | 風景光景

4月28日。
人ごみが嫌いなワタクシだが、珍しい事にGW前半戦真っ最中に大阪に連泊。
なんばでのライヴ開場の夕刻までな~んにもする予定が無い。
映画館へ行っても列をなしてごった返してるのは想像に難くないので、ミュージアムをはしごするというこの上ない贅沢を堪能した。
実は両方とも開催前の去年からマークしていたのだ。


まず午前中にやってきたのは、大阪歴史博物館


隣接する(というか同じ建物)NHKホールに上がるエスカレーター下の広場に、何やら行列ができていた。
午後からモー娘。とやらのコンサートがあるらしい。
ワタクシにとってはちょっと近づきがたい雰囲気を感じて、遠巻きに観察すること2分。


モー娘。ファンに背を向けて、大阪歴史博物館に入館。
出し物は『幽霊妖怪画大全集』という特別展。
やはりさすがにGW恐るべしで、館内はすんごい混雑だったが、こちとら夕刻までの時間をもてあましている身の上、中々前に進まない行列は気にせずに、のんびり観覧。
当然のように子供連れが目立ったが、展示されている幽霊とか妖怪の絵を怖がって泣き出す子供は全く見当たらなかった。
ワタクシがおチビさんの頃は、幽霊というよりもガイコツの絵や写真を見ただけで怖かったのだが、最近の子供は強くなったもんだ。

一通り観覧を終えて、ロビーのカフェでサンドイッチの昼食。
カフェにもモー娘。ファンが進出していて、隣のテーブルでは握手券の交換などやりながら盛り上がるモー娘。談義が聞こえてくるが、話題に出てくる単語がワタクシには良く理解できないので、手持ちのF1雑誌を読みながらランチタイムを過ごした。


おっとり刀で四国 (5) 雲辺寺

2013年04月23日 17時12分03秒 | 風景光景

こうして2日目、4月4日、予定より遅れて夜になってから新居浜のビジホに投宿。

翌日、今回の四国行脚の最終日4月5日は、もうひとつのお目当てである雲辺寺ロープウェイのある香川県観音寺市に向かった。
観音寺市といえば、青春デンデケデケデケの海に来て以来、なんと7年ぶりになる。
あの時は海岸だけ眺めただけだったが。



            
        
新居浜から高速を使って40分くらいで雲辺寺ロープウェイ乗り場に到着。

          

例によって、中間地点で反対方向のロープウェイとすれ違う。



前日の太龍寺ロープウェイで上った時よりも、この日は黄砂の影響が大きくて、下界の遠景の見通しが悪かったが、基本的には晴天だったのが幸いした。

          

          



『くもべでら』、
『くもなべでら』
『うんべじ』、、、、、、、
計画段階では雲辺寺の読み方すらわからなかったなどとは、今更言えないのだが、正しくは
『うんぺんじ』である。

雲辺寺の残りの画像は次回に続く。


おっとり刀で四国 (4) 新居浜へ

2013年04月22日 11時18分11秒 | 風景光景

12:30頃、太龍寺ロープェイから下界に降りて缶コーヒーとコンビニパンで車中ランチ。
この日は、新居浜のホテルまで移動する。

徳島県から高知県にかけての太平洋沿い、このあたりはお気に入りの風景が広がる。
やはり下界は少しばかり黄砂の影響で遠景がかすんでいるが、国道55号をクルージングするのが気持ち良い。
太龍寺から室戸岬を経由して南国ICまでの国道をおよそ170km、南国ICから高速に乗っかって新居浜までおよそ80kmあるので、あまり時間の余裕が無く途中で長い休憩を取ると宿への到着が遅れてしまう。
も少しのんびりとした旅程を組むべきだったかと、ちと反省しつつクルージングを続ける。



道の駅日和佐で休憩。
日和佐といえば海がめが産卵にやって来る大浜海岸に来てから5年経つんだなぁ。

駐車場から、桜に囲まれたひときわ華やかな建物が見える。
薬王寺というお寺だそうだ。



道の駅に張り出されたイベント情報。
面白そうだが、今年これに参加するのはどうにも無理。



こちらの美術展には、興味津々。



道の駅日和佐から30分ほど走ったあたり(地名は不明だが)で、海にカメラを向ける。



室戸岬あたり。
今まですっかり坂本さんと思い込んでいたが、中岡さんだった。
非礼をわびつつ、新居浜を目指す。



信号待ちの交差点(これまた地名は不明)で。
大河ドラマで人気者になった岩崎弥太郎の生家の案内。

この後、南国ICから高速に乗るつもりで走っていると、右折車線に
『高知東部道路 南国・高知方面、安芸には行けません』
という自動車専用道路の案内が出ていた。
ワタクシのナビには載っていない新しい道らしいし、高知方面に行く事は確かなんだろうと思いつつ、右折車線に進路変更をしそこねたためそのまま直進した。

南国市に入ると、恐れていた事態に陥った。
路面電車の路線と競合してしまったのだ。
路面電車が走る道路はいまだに汗だくになってしまうが、幸いにもこの日は路面電車のほうが先行する状態だったので、ややこしい事態に陥らず。
しばらくして、南国ICまで右折する交差点で路面電車とはお別れ。

高速に乗っかって、19:30頃、新居浜に投宿。


おっとり刀で四国 (3) 太龍寺

2013年04月17日 11時08分44秒 | 風景光景

太龍寺の続き。      

          

                   

          
         
紫木蓮。

 
         
『龍天井』という案内板に惹かれて廊下(?)の天井をのぞいてみると、龍が居た。


          

          


20分毎に出るロープウェイの時間まで少しあったので、デイバッグに詰め込んでいたパンと缶コーヒーで昼メシにしようと乗り場の待合椅子に座ると、お茶を出してくれた。
きのこ茶らしい。
熱くてしょっぱいお茶で、小さかった頃に冷ご飯に塩昆布を乗せてお茶漬けしてた頃を思い出した。
さすがに缶コーヒーとパンはふもとまで持ち帰った。

帰りも中間地点で反対方向のロープウェイとすれ違う。
またもや童心に戻れないワタクシは、ひたすらカメラに専念する。

ロープウェイに乗るまでは黄砂の影響を随分心配したのだが、お山周辺の気流の具合なのかどうか、そこそこの視界が広がっていたのがラッキーだった。


おっとり刀で四国 (2) 太龍寺ロープウェイ

2013年04月16日 17時30分12秒 | 風景光景

4月4日。
前日から乗り込んでいた徳島のホテルを出て、最初の目的地、太龍寺ロープウェイに向かった。
太龍寺までは徳島駅からおよそ35kmくらい。
なんせ4年ぶりの四国大陸であるからして、できるだけ大好きな海沿いのコースを走行したかったのだが、カーナビが指示する道のりは海岸を離れて山沿いに山沿いにとワタクシを誘導してしまう。

花粉という天敵もさること、この季節の外出に一番やっかいなのが黄砂というやつで、この日も朝から空は妙にかすんでいた。
近くの景色はまだしも、遠くの景色はトレーシングペーパーを空に貼り付けたかのようなかすみ具合だった。
この様子では、せっかくロープウェイに乗っかっても、下界までの視界不良のために何にも見えないかもしれないなぁ、、、、
と心配しつつ、だからといってここで引き返すわけにも行かないという、ワタクシなりの意地がある。



どうにも頼んない意地を押し通しつつ、太龍寺ロープウェイの乗り場にたどり着くと、ここまでの道中で心配したほどの視界不良はなく、やや曇り空という感じだったのでこれくらいですんで良かった良かったと、安心した。



乗り場の裏手には川があり、まだ桜の花が咲いていた。


 
左手にまわって赤い橋を渡り、チケット売り場を探す。



往復¥2,400(JAF割引が確かマイナス¥200だった)でチケットを購入して、しばし発車待ち。
どうやら太龍寺ロープウェイは西日本では最長らしい。



動き出すとすぐに眼下に川が広がってくる、もっと上昇していくと平野部も山々もどんどん遠くなっていく。



中間地点で反対方向行き(つまり山を下る)のループウェイとすれ違う。
たいていの人は、童心に返ってしまうのかここでお互いに手を振り合ったりするが、ワタクシは気恥ずかしいのでひたすらカメラに集中する。



およそ10分で山頂駅に到着。

          

駅舎を出ると、目の前に四国霊場第21番札所の太龍寺に続く階段が待ち受けていた。

          

当然ながら、お遍路さんの白い衣装(何と呼ぶ衣装なのかわからないが、背中に『同行二人』とか書いている服ね)を着た人が多かったが、信仰心の薄いバチ当たり者のワタクシのようにGジーンズ姿の人もちらほらいたのがちょっと意外に感じた。



太龍寺の写真がも少し手元にあるので、残りは次回に続く。


おっとり刀で四国 (1)徳島へ

2013年04月15日 17時09分03秒 | 風景光景

ところで、
『おっとり刀でかけつける』
という言葉がある。
つい20年ほど前までは、ワタクシ、この
『おっとり刀』
という言葉を、言葉の見た目のイメージだけで
『おっとりした人が刀を持ってのんびりやってくる事』
という意味だと勝手に誤解していた。
正しい意味は、
『刀を脇差しにする一瞬の時間も惜しんで、刀を手に持ったまんまの状態で慌ててやってくる状態』
なのだと知ったのは、すっかり大人になってからだった。
さほどの存在感は感じられないものの、今や報道アナウンサーとして定着してしまった感のある古舘アナが、新日本プロレスの実況中継の時にこの『おっとり刀でかけつける』という言葉を連発していたっけ。

だから、今回の四国行きを古舘アナに実況を任せたとしたら『おっとり刀で駆けつけてしまった』事になるんだろう。

いつもの思い付きがきっかけだった。
4月3日の午後から5日まで、ポッカリと予定が空いてしまったので、「久々に四国へ行くのも良いかもしれないぞ。」
と地図を開いているとだいたいの行程のイメージは出来上がった。

でも、出発日の前日に確認した週間予報によると、空模様はどうにもワタクシの外出を拒否しようとしていた。
どうもここんところ、ワタクシの外出プランと空模様との相性が悪い、悪すぎる。
ボヤいていても仕方ないので、今回の四国行きは一旦見送る方針を決めた。

なのに、3日の朝、未練がましくもう一度週間予報を確認すると、うって変わって晴れマークと小さい曇りマークが並んでいた。
急いで徳島までのフェリーと徳島と新居浜のホテルとを予約して、適当に荷物をまとめて和歌山港に急いだ。



四国大陸に上陸するのはおよそ4年ぶりになる。
4年ぶりだというの、今回の旅のテーマが見つからない。
4年前に訪れた時に、ついそこまでたどり着きながら深い霧のため門前払いにあった天狗高原四国カルスト散策のリベンジに向かう事も考えなかったわけではないが、前回行った時のルートではものすごく狭い道路を通った辛い記憶が蘇ってきた。
四国カルストに次回行く時には、道路状況を十分に調べたうえで行かなければならないが、念入りにネット情報をチェックしている時間が無い。
困ってしまって、ガイドブックをパラパラしていると、四国の4箇所にあるロープウェイとケーブルカーの広告が目にとまった。
徳島県では那賀郡那賀町と三好市池田町にロープウェイが、香川県では高松市牟礼町にケーブルカーと観音寺市大野原町にロープウェイがあるらしい。

そうだ、このケーブルカーとロープウェイに乗ってみよう。
4箇所全部は無理だけど、このうち2箇所くらいなら周れるかも知れない。
これで、今回のテーマは決まった。
後は、エコカーのエンジンをかけるだけだ。



こうして4月3日、和歌山港13:40発のフェリーに乗って16:00頃に徳島に上陸を果たした。
どこへ行くあてもなく、この日は徳島に泊まるだけ。
当日の朝、あわててネットでホテルを探したのだが、まだ春休み期間だったためか空室のあるビジホがあんまり見当たらなかったので、適当に決めてしまった。
立体駐車場まで200~300m離れていたが、大浴場を備えたこのビジホはどうやら『当たり』だったらしい。
次回、徳島に泊まる機会がやってくるまでブックマークしておきたい。

夕暮れ前にチェックインした後、晩飯に出かけた。
ナビ検索して以前に行った事のあるバーミヤンを目指したのだが、既にそこはバーミヤンではなくて焼き鳥屋さんになっていた。
次に、徳島市内でもう1軒あるはずのバーミヤンを目指したら、既にそこはバーミヤンでなくてガストになっていた。
ワタクシのナビのデータが古いのは確かだが、ファミレス業界も変遷が早いんだなとうなずきながら、テキトーに晩飯を済ませて、ホテルでゴロゴロした。
なんせ、この日のフェリーはいつもよりもよく揺れたもんで、体力を温存したかったのだ。


今年最初のライヴ

2013年04月10日 10時42分20秒 | 音楽
またもや古い話になるが、古いといっても何年も前の話じゃなく今年の話なので大目にみていただきたいが、
今年最初に行ったライヴは、まだまだ寒い1月12日、神戸こくさいホールでの佐野元春だった。

佐野元春のFM番組は良く聴いているものの、ナマで聴くのは今回が初めて。
オフィシャルHPや雑誌などに載っているステージ画像を見る限り、オーディエンスがじっと席に座ってにこやかにおとなしく聴いているはずが無いとは覚悟して行ったのだが、、、、、、、
ワタクシの場合、ほら、お金持ちには程遠いのに腰痛持ちなので、できるだけ座席に座っていたいという主義だから。
開演前の(年齢層の高そうな)観客席は意外と静かだったため、
「もしかすると座ったまんまで観られるかも知れない」
と淡い期待を抱いたのが甘かった。

ステージにバンドメンバーが登場するやいなや、(年齢層が高そうで)おとなしかった観客席のほとんどが立ち上がってしまったので、ワタクシも立ち上がらないわけには行かない。
これまた予想していた通り、休憩無しのノンストップのライヴだったので、くたびれ無かったわけではないが、立ったり時には座席にもたれて半分座った状態で聴いていたら、すんごく気持ちよかった。
『アンジェリーナ』のようにワタクシが口ずさめる曲は最初の方にやってしまったので、後半は体を動かす事と聴く事に専念した。

中でも、ドラマティックな構成の『ロックン・ロール・ナイト』には圧倒されたな。

前のバンド(ハートランド)なら何人か名前を知ってるミュージシャンがいたのだが、今のコヨーテバンドになってからはメンバーが若くて、知ってる名前はいないが、当然のようにみんな上手い。
あと、例え1本でもサックスが入ればもっと大迫力サウンドになるだろうにと思ったのは、ワタクシだけだろうか?



セットリスト。