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だらだらぼちぼち

村上ポンタ、吉田次郎、坂井紅介 スペシャルライヴ

2011年06月21日 23時07分57秒 | 音楽

知らない間に西脇市のエリアを通過した事はあったかもしれないが、ワタクシがこれまでじっくりと散策した事のなかった西脇市を訪れたのは、横忠則展だけが目的ではなかった。

というのも、かねてから公言しているように、ここ数年、吉田次郎氏というギタリストが気になって仕方が無い。

どんぐらい気になっているのかというと、このブログで取り上げる人名は、たいていの場合、呼び捨てにしているのに、このギタリストについては決して呼び捨てになど出来ないくらいに気になっている。
(だから、『吉田次郎氏』と表記するのだが)

前回、神戸酒心館でのライヴを観戦して以来、およそ4年ほどご無沙汰になっているのは、吉田次郎氏のライヴスケジュールとワタクシのスケジュールがなかなか合わなかったためだ。
この4年前の神戸酒心館でのライヴでは、吉田次郎氏の奥様にCDショップでも通販でも入手できない絶版状態だったアルバムを探し出していただくという、とんでもないお手数をかけてしまった。

(その時のいきさつについては、こちらをクリック)
おかげで、吉田次郎氏のリーダーアルバムはすべて入手できたわけだが、その後、ワタクシの家が焼き討ちにあってしまった。
すべてが焼け焦げた訳ではないが、被害を受けた物の中には、せっかく購入した吉田次郎氏のCDアルバムも2枚含まれている。
その2枚のアルバムはというと、現在、絶版状態で、ネット通販でも入手できなくなっているのが悲しくて仕方が無い。
この負の連鎖を打ち切るために、絶版アルバムが再発される事を切に願っている。

で、4月下旬、いつものように吉田次郎氏のスケジュールをチェックしていたら、ようやく、5月26日、西脇市でのライブに参戦できるのに気付いた。
ホンマに嬉しくて、飛びつくようにチケット問い合わせ先に電話連絡してみたら、

ワタクシ『5月26日の吉田次郎さんのコンサートのチケット予約をお願いしたいのですが。』
先方  『はっ?それは、村上ポンタさんが出るコンサートの事でしょうか?』

あっ、そうだ、そうだ、吉田次郎氏のHPのスケジュールに載ってたもんだから、てっきり吉田次郎氏のリーダーバンドだと思い込んでいたのだが、有名ドラマーの村上ポンタ氏がリーダーだったのだ。
兵庫県西宮市出身のポンタ氏にとっては、準ホームグランドでの公演という事で、期待が膨らむ。
さらに、もう一人のメンバー、ベーシストは坂井紅介氏
坂井紅介氏のプレイは、昨年夏のギタリスト山口武とのデュオライヴで、ステージの真横で体験済みである。
何よりも、吉田次郎氏と坂井紅介氏は、ケイコ・リーのバックバンドで何度か観戦している。

さきほどの、チケット予約の電話連絡の続きをもう少し再現すると、

先方  『それでは、そちらのご住所連絡先をお知らせ下さい。」
ワタクシ『和歌山県○○市、、、、、、』
先方  『はい、岡山県、、、、、』
ワタクシ『いえ、岡山県ではなくて、和歌山県です。』
先方  『アイウエオのオで始まるオカヤマ県ですね?』
ワタクシ『いえ、ワイウエオのワで始まるワカヤマ県です。』
先方  『、、、、、、、、、、、、、、、、?』

どうやら、兵庫県の隣の岡山県ではなくて、縁もゆかりも無い和歌山県民からの問い合わせだったので、随分と驚かれてしまったようだ。
とにかく、困惑されながらのチケット予約は完了した。

その後、コンサートの3日ほど前に、今度は、先ほどのチケット予約先から電話があった。
どうしたんだろう?
まさか、コンサートがキャンセルになったのではないだろうなぁ?
と、電話に出ると

『どうやら遠方からお越しらしいので、お電話したのですが、ライヴ会場の場所がわかりますでしょうか?』
と、ものすごく心配のご様子だったので、
『大丈夫ですわかります。』
と答えておいたのだが、駐車場料金の案内などもしていただき、随分と細やかな心遣いを感じてしまった。
わずか一枚のチケット客のためにわざわざ心配して電話をいただいて、しきりに恐縮するワタクシであったが、実は、既に、ホールに隣接するホテルに宿泊予約済みで、下調べはバッチリだった事は口に出来なかった。
しかし、こんな心遣いは、チケットぴあやローチケで買ったら体験できない。

で、いよいよ、その、手作り感満載のライヴ当日。

                     

下調べのとおり、ライヴ会場のホールとワタクシが泊まったホテルは、同じ敷地内に隣接していたので、会場への移動はすんごく楽チンだった。

ライヴは、やはり、すごかった。
どこまで事前にアレンジされているのか?
いったいどこからこんなアイデアが出てくるのだろうか?
と、考えるヒマも与えてもらえない。

ライヴ会場でCD販売があれば、吉田次郎氏の最新アルバムを買って、さらに終演後にCDサイン会があれば一緒にサインしていただこうと、去年購入済みの2番目に新しいアルバムを持参していた。
持参していたのだが、今回のライヴ会場ではCD販売もサイン会も無かったので、今回はあきらめてまた次の機会にと、バッグの中にしまっておいた。

で、ここからが、文字通りの後日談となる。

ライヴに満腹した翌朝、朝食のためにレストランへ行こうと上階から降りてくるエレベーターを待っていた。
5階でワタクシが待つエレベーターのドアが開くと、

なんと、
驚いた事に、
そ、
そ、
そ、
そ、
そ、
そこには、ワタクシ同様に朝食に行くのだろう、吉田次郎氏が一人乗っていたのだ

せっかくの機会だし、昨夜の素晴らしい演奏のお礼などを口にしなければいけない、いけない、と思っている間に、
あっと言う間に、レストランのある1階に着いてしまった。
ドアが開いて、ワタクシが先にエレベーターから降りるのを待っている様子の吉田次郎氏に、どうぞお先にと手振りで示すのが精一杯だった、、、、、、、、、

吉田次郎氏に続いてレストランに向かいながら、

し、
し、
し、
し、
しまった、、、、、、、、、、

まさか、こんなことになるとは思いもよらず、ライヴ後にサインしてもらおうと持ってきた2枚目に新しいCDを、部屋に置いてきてしまった事を悔やんでいた。
この機会を逃さずに、もう一度部屋に戻ってCDを持ってくるという手もあったが、せっかくの朝食プライベートタイムをお邪魔しては申し訳ない。

と、そ~っと離れたテーブルで自分の朝食に専念した、5月27日朝、西脇市でのワタクシであった。

うん、きっとまた、次の機会に。

ところで、7月17日、東京 MAHNATTAN Blue という所で、吉田次郎氏プロデュースの東日本大震災チャリティーライヴが予定されているそうだ。
この西脇市でのライヴと同じく、村上ポンタ氏(ドラムス)、坂井紅介氏(ベース)に加えて、相田翔子嬢がヴォーカリストとして名を連ねている。
相田翔子って聞き覚えのある名前だと思ったら、どうやら、あの、元『ウィンク』の相田翔子らしい。
行きたいのはヤマヤマだが、同じ日に開催される押尾コータローのライヴチケットを既に手にした後なので、どうにも動きが取れない。

うん、きっと、次の機会に


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