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だらだらぼちぼち

新たな気分で四国カルストへのリベンジ (6) 下界へ

2015年09月23日 22時01分01秒 | 風景光景

          


こうして晴天の天狗高原を満喫して、さらにカルスト学習館にも立ち寄って、そろそろ下界に下りなければならない。

下界に降りるという事は、さっき来る時に通ったあの狭小クネクネ迂回路山道を再び通らなければならないわけである。
できることならば、誰か、ワタクシとクルマをヘリコプターに積んで下界に下ろして欲しかったのだが、そんな希望を誰もかなえてはくれない。
16:00少し前、意を決して狭い坂道を下りだした。
来た時と同じように、両手の平にも背中にも心にも冷たい汗をダラダラ流しながら、息をつめてひたすら前方だけを見つめて坂道を下った。
狭い道路からセンターラインのある道路に出た時は、ホントにホッとした。

ところで、気になるのは現在の道路事情だが、天狗荘のHPによると
『幹線林道が9月19日午前8時より片側交互通行で通れるようになります。』
とある。
あの狭いクネクネ迂回路山道を通らなくて良いのだと思うと、自分の事のようにうれしい。


16:50、
道の駅布施ヶ坂でしばし休憩していると、道路を隔てた海側に赤ら顔の天狗の頭を発見。


どうやら滑り台らしいが、この滑り台を降りたあたりの様子が確認できなかった。
今度はそれがどうにも心残りに思われる。


新たな気分で四国カルストへのリベンジ (5) 天狗高原から姫鶴平を征服

2015年09月21日 16時57分27秒 | 風景光景


天狗荘の駐車場は、ここが愛媛県と高知県の県境に位置する事を主張していた。

ともかく、今年5月21日、ワタクシを迎えてくれた天狗高原の天候は素晴らしかった。
前回、2009年にやってきた時とは大違いである。
標高は1,200mから1,400mくらいらしい。


          

天狗荘から姫鶴平(たしか『めづるだいら』と読むはず)まで舗装路が続いている。
アップダウンがあり、時々道幅が狭くなる箇所もあるが、前方の見通しが良いのでついさっき通ってきたクネクネ迂回路山道よりも悠然と走行できる。
天狗荘から姫鶴平まで、体感的に5km弱(調べたわけではないが)、
ワタクシのクルマは、50m進んでは立ち止まって景色を眺め、100m進んでは外に出てカメラを構えて、、、、、、
気持ちの良い風景をのんびりと満喫する。

          

          

          

          

          

          

白っぽい岩あり放牧されている牛さん達あり。
牛さん達の食料になる草の緑と空の青さ、
人工的な風車がちょいとばかり邪魔ではあるが。
説明などいらない。

クルマで移動するとさほど広いエリアではないが、予定したいたよりも長い時間、
結局、この天狗高原、姫鶴平あたりに3時間ほど居ついてしまった。


新たな気分で四国カルストへのリベンジ (4) 険しい道のり

2015年09月19日 16時40分02秒 | 風景光景

つい1週間ほど前、Wi-Fiルーターが突然ダウンしてしまったので、iPhoneのWi-Fi接続ができなくなった。
ワタクシは元来、iPhoneへの依存度はさほど高いほうではないので、Wi-Fiが使えなくても平気なつもりでいたのだが、そうでもなかった。
どうにもならない不便さに我慢ならなくなり、頭文字『K』から始まる家電量販店に走り新しいWi-Fiルーターを買ってしまった。
最初はネット通販にしようかどうか悩んだのをきっかけに、ネットで『Wi-Fiとはなんぞや?』という疑問を調べているうちに、どんどん時間を浪費してしまいヒマがとれなくなっていた。

せっかく頭文字『F』から始まるところからgooブログへの凱旋を果たしたものの、その先がなかなか進まないのは困ったもんだ。
そうそう、昨日から準備したiPhoneのOSアップデート中にもちょいとしたアクシデントに見舞われてソワソワしていたのだが、その問題もどうにか解決したようだ。

何度も言うようだが、2009年10月に四国カルスト天狗高原まで遠征して、ようやくたどり着いた現地は濃霧の真っ只中だったため引き返さざるをえなかった。
その2009年に行った時には、現地での天候のほかにも不安な事があって、
天狗高原に順調に近づいていたのに、突如、センターラインの無い狭い道に遭遇してしまった。



これが、その時の狭小区間であるが、広角レンズで撮影したのでどうにも狭さが全く感じられない写真になっているが、
もしも対向車が来たら、絶対にすれ違えない道幅だった。
後続車が来るのを待ってその車の後をついて行くという手も考えたが、肝心の後続車が来る気配が全く無い。
仕方が無いので、
「どうか対向車が来ませんように」
と、祈りながら狭小区間に乗り入れたのだが、幸いなことにセンターラインの無い狭い区間はすぐに終わり、センターラインのある風景が広がってきたのでホッとした。

で、今回はその狭小区間を避けようと知恵を絞ってみた。
つまり、前回は西条市から南下するルートを取ったので、今回は高知市方面から北上するルートにしたのだ。

だが、その努力も無駄だった。
カーナビによると天狗高原まであと10kmを切ったあたりで、メイン道路が前年の台風のために通行止めになっていて、迂回路はあるものの、その迂回路がまたすんごい道路だったのだ。

まず、狭い。
当然のように、センターラインなど無い。
どんくらい狭いかというと、例え軽自動車どうしだったとしても対向車とすれ違うことなどあきらめなくてはならない。
そのうえ、クネクネ折れ曲がり前方の見通しがほとんどきかない山道である。
急なカーブの向こうに何があるのか、何者がやって来るのか、全く予想もつかない。
ただ、唯一の救いは舗装されている事だけだったが。


つまり、こんな道路である。
2009年に撮った上の写真とは違い、今回は広角レンズではなく標準レンズなので少しは狭さが実感できると思われる。
結局、そのクネクネ迂回路は天狗荘のすぐ近くまで続いていたのである。
対向できない見通しのきかないクネクネ道だったのでとてもメモを取る余裕など無く、ワタクシのオボロゲな記憶によると8kmあるいは9kmはたまた10kmほど、そのクネクネ山道迂回路が続いていたのであった。


          


ハンドルをさばく両手の平にも背中にも額にもダラダラと冷たい汗をかきながら、ひたすら前方だけを見つめてゼエゼエと息を切らしながらクルマを走らせていると、13:32、無事、天狗荘に到達したのであった。

もちろん、全身からホッという音が聞こえたのは言うまでもない。


新たな気分で四国カルストへのリベンジ (3) 風車の駅

2015年09月10日 13時34分34秒 | 風景光景

ここで、ワタクシがなぜ今年5月に四国を走行していたのかという理由をおさらいしておくと、

かれこれ6年前の2009年9月25日、四国カルストを目指した。
あいにく、四国に上陸したときから曇り気味の空模様だったが、現地へ行けば何とかなるものと信じて走行した。
だが、四国カルストの入り口である天狗荘にようやくたどり着くと、そこは一面の霧に覆われた幻想的な世界だった。
つまり、霧のために景色も何にも見えなかったのだ。

          


これがその時の情景。
なんたる悲劇、
それも絵に描いたような悲劇、、、、、、、

もっと天気の良い日に行けば良いのに、、、、という世間の声が耳に入らないわけではないけど、
何年経ってもあん時の悔しさを忘れることはできなくて、
かといって1泊の旅程で行けるところでもなく、
悶々しているうちにようやく、その機会がやってきた、といったわけである。

そこで話を戻して、今年の5月21日、

高速を降りて天狗高原に向かうべく津野町あたりを走行していると、途中何箇所か立ち寄ってみたい(つまりネタになりそうな)スポットが目に入ったのだが、あくまでも目的地は天狗高原なので、帰り道に時間があれば立ち寄ろうとパスしつつ、風車の駅というスポットに遭遇した。
ちょうど昼食休憩の頃だったので、11:47、寄り道した。


駐車場を守るように横たわるやたらと横長の白っぽい物体は、風力発電の風車のプロペラらしい。


地元人らしい人達が、次々にやってくる。
意外と評判の良い食堂なのかも知れない、と感じながらも、手持ちのメロンパンの賞味期限が迫っていたのでメロンパンと缶コーヒーでの昼食になってしまった。

  

        
周りを見渡すと、ワタクシの居住地周辺とよく似た風景が広がっている。


天狗高原まであと少し、案内地図で確認する。


新たな気分で四国カルストへのリベンジ (2) 高松から天狗高原を目指す

2015年09月07日 16時13分24秒 | 風景光景


2日目の5月21日、前日はやや曇りがちだった空はすっかりと快晴。
前日宿泊した高松駅付近から四国カルスト天狗高原まで、210kmと少し。
晩メシ食って泊まるだけというのもあわただしいが、仕方が無い
空の色を見る限りこの日の前途は洋々とみなし、10:46、南国SAで休憩する。


鳴門市の公用車なのか広報車なのか、、、、、、?
なんか、やたらと目立っている。


鯨の遊具なのかモニュメントなのか?


『大き目のモニュメントの後ろに回ると『はらたいら』氏のサインがある。
最初はイタズラ者の落書きかと思ったのだが、亡くなったはらたいら氏は高知県出身だという事を思い出す。
『クイズダービ-』での氏の驚異的な正答率に疑問を感じた日々がひたすら懐かしい。


ここにも別の鯨のモニュメント。
どっからでもかかって来い、シーシェパード! (とは言ってないか)


このキャンペーン、、、、、、
関西人の端くれとしては是非とも一言突っ込みたいところだけど、やめとこう。


エコカーとは言え6年も経つと低燃費性もさほどの売り物にならなくなったワタクシのクルマであるが、この日の燃費計は久々の好記録の予感が。
だが、目的地は山岳地帯なのでこの燃費を維持することは、まあ無理。
青空にウキウキしながら、南国SAを後にする。



新たな気分で四国カルストへのリベンジ (1) 2009年の悲劇を思い出す

2015年09月06日 15時18分16秒 | 風景光景

今回のネタは、ちょいと古めだが、今年5月の出来事である。

思い起こすと2009年9月25日、あこがれの四国カルストを訪れた。
だが、ようやくたどり着いた現地の天狗高原天狗荘は濃霧に包まれていた、、、、、、

あの時の悔しさ悲しさは何物にも例えようが無く、以来6年近くワタクシの人生に深い影を落とし続けていた。
そして、ついにその深い影を振り払うべき機会を無理やり設定した。
こうして、今年5月20日からの2泊3日のかなり無理やりなハードスケジュールな四国旅行が実現したのであった。

初日、5月20日は午前中にヤボ用を済ませて、和歌山港へと急いだ。


13:40発、徳島行きのフェリーに滑り込んで、ゴロ寝する。

ゴロ寝から目覚めて、16時前に徳島港に到着。


港近くのとあるカバン屋さんに寄り道。
今使ってるショルダーバッグが老朽化してきたので、リペアすべきか新規オーダーすべきかの相談にのってもらう。
この後、今夜の宿泊地まで走行しなければならないのでリペアか新規かをモタモタ迷っている時間が無い。
このさいスッパリと新規のショルダーバッグをオーダーして、出来上がり次第発送してもらう事に決定。
支払いを済ませて、約80km先の高松市に向かう。

特に事件も起こらず、初日はこれで終了。