lizardbrain

だらだらぼちぼち

Mt. Fuji again (9)

2013年06月26日 22時15分12秒 | 風景光景
自分でもとっちらかってきたので、ここまでのあらすじを整理しておくと、

●5月9日(木曜日)
午後遅くに自宅を出て、目的地に少しでも近づいておこうと、四日市まで移動して宿泊しただけなのでネタは無し。

●5月10日(金曜日)
静岡県焼津市の海岸、日本平、三保の松原を巡回したらボンヤリとした富士山の姿を目撃。
沼津宿泊。

●5月11日(土曜日)
予報どおりに一日雨のため、河口湖オルゴールの森美術館に入り浸りとなる。
この日から甲府に3連泊。

●5月12日(日曜日)
甲府付近は晴れ。
富士見橋から富士山の姿をハッキリと目撃。
だが、富士山の麓からは雲にさえぎられてしまい、イラついた気分を田貫湖の遊歩道で癒される。





そして、明けて、5月13日(月曜日)。

天気予報は晴天を告げているのに、起床すると甲府の空は曇っていた。
甲府盆地にすっぽりと蓋をするかのように、イジワルな薄雲が頭上に広がっていた。

「あ~あ、、、、、これじゃ今日も富士山の姿は期待できそうに無いなぁ、、、、」
と沈没しそうな気分を引きずりながら、ダメならダメで、そん時はiPodを聴きながらのクルージングに専念しようとカーナビに目的地を入力。
前日にキレイな富士山を目撃した富士見橋を通るので、あそこからもう一度富士山の全身像を眺める事ができないだろうか?
と、期待していたらば、甲府インターから中央道に乗れとのカーナビの指示を受けて従ってしまったので、富士見橋を通る事ができなくなった。
いくら関西人の端くれとはいえ、高速道路通行料金を払うのがイヤなわけじゃないが、この日は高速を使う気は全く無かったが、乗っかってしまったんだら仕方が無い。

しばし、薄雲が広がる中央道を走行していると、とあるトンネルの入り口にさしかかって、ハッとした。
景色を覚えてしまうほど、そんなに何十回も中央道を通ったずはないのに、このトンネルはどっかで見覚えがあった。

去年、天井崩落という大事故が起きた『笹子トンネル』だった。
事故があったのが上り線だったか下り線でだったかの記憶は無いが、トンネル入り口の風景はニュース画像で何度も見せられていたから記憶していたのだろう。
事故の後、
「しばらくはあのあたりを通りたくないなぁ」
と思っていたのに、この日たまたま通ってしまった。
早いところ抜け出したいのに、このトンネルはかなり長くて、内部の薄明かりに目が慣れてくると、トンネル内、特に天井の様子が良く見えるようになってきた。
設置されていたはずの天井が取っ払われていて、アーチ状になったコンクリートが剥き出しになっていて、点検した痕跡なのか、重機で剥ぎ取ったかのようにその天井部のコンクリートのあちこちに引っかいたような傷が残っていた。

息の詰まるような気分で笹子トンネルを通り抜け、少しすると
驚いた事に、突然、富士山が目の前に出現した。
それも、デカい。
バカデカい。
ワタクシのエコカーのフロントガラスにはとても収まらないサイズの富士山が斜め前方に広がっていた。
下界からのビューポイントばかり下調べをしていたのに、中央道のどのあたりから富士山が見えるのかという事を思いつかなかったので、(地名でいうと)どこから富士山が見え出したのかはわからない。
甲府を出た時から、決して空は青くは無かったのだが、いつの間にか雲が薄くなっていた。
薄い雲越しに、やや白っぽい色合いながら、
走行するワタクシのことを知ってか知らずか、
富士山は、カーブを周るたびに姿が見えなくなったり、また現れたりを繰り返している。

クルマを停めて撮影したい。
が、今、カメラに取り付けている標準レンズではおそらく画面に収まりきらない。
ハザードランプを点けて路肩にクルマを停めて、広角ズームを装着してたった今ここからの富士山を撮影したい。
是非ともカメラに収めたい。
という誘惑にかられそうになった。

が、ここは高速道路。
その上、このあたりの路肩は狭かったので、いくらなんでもここにクルマを停めてしまうのは危険この上ない。
自分のブログのネタのために新聞のネタになる事故を起こしては悲しすぎるので、高速道路上からの撮影はあきらめた。

まるで富士山に向かって飛び込んでいくような河口湖インター出口をスルーして、山中湖インターで高速を降りる。
高速を降りてからも、進行方向によって時々顔を出してくれる富士山だが、中央道から見た時よりもサイズが小さいのはどうしてだろう?
ここでも写真を撮りたくて仕方ないのだが、うまいぐあいにクルマを寄せるスペースが見つからなかった。



9:35、ようやく交差点で信号待ちになったので、ハイ、チーズ。
空は青いが、ガソリンスタンドが邪魔、、、、、、、、



9:41、山中湖。
最初の目的地はここからも少し丘(山?)の上にある、『山中湖パノラマ台』という所。



10:06、パノラマ台に到着。

      

雲が多くなってきた。
画面左側から低く雲が流れてくるのが気になる。



この場所で、ず~っと雲が途切れるのを待つのももどかしいので、再び山中湖に近づく事にした。


Mt. Fuji again (8)

2013年06月21日 17時31分01秒 | 風景光景

5月12日、
富士見橋からキレイに見えた富士山だったが、麓に近づいていくと雲に覆われて見えない。
水ヶ塚PAから下りて、国道139号線に戻る。

富士山の周辺を時計回りに、ガイドブックで『富士南麓エリア』と呼ばれているあたりを走行しているのだが、雲に覆われた空に変化は無い。
「どっかから一陣の涼風が吹いて、一瞬にして雲を飛ばして青空にならないものか、、、、?」
と、かすかに期待してみたがそんな一陣の涼風など吹く様子も無い。
それどころか、『まかいの牧場』への道路案内表示が目立ちだした頃には、前を行くクルマの速度がドンドン落ちていく。
そのうちに速度が落ちるどころか、片側1車線の国道はついに渋滞が始まってしまった。
『まかいの牧場』とやらがそんなに人気スポットなのか、それとも日曜日だから渋滞してるのか、異邦人であるワタクシにはその理由がさっぱり見当がつかない。(後日、その理由が判明したのだが)
かといってUターンして、ついさっき通った道を戻る気にもならない。

トロトロしか進まない車列にイライラしだした頃、田貫湖への案内表示があったので、左折して田貫湖とやらに行ってみる。
ガイドブックには、富士山ビューポイントとして小さく紹介されている田貫湖だが、富士五湖の仲間には入っていない小さい湖だった。



12時過ぎ、クルマを停めた場所からは、釣り人が多い他には特に目を引くイメージは感じられなかった。



が、周辺案内図を見ると、湖の周囲に遊歩道があって、その向こうにキャンプ場や休暇村もあるらしい。
コンビニで買っておいた助六寿司の弁当を食して、遊歩道を歩いてみる。



雲は多いが、そのわりに空は暗くない。
新緑の明るさが風景を彩っているからだろう。

          

家族連れよりもワンちゃん連れが目立つ遊歩道を、写真を撮りながらノンビリ歩いても20分ほどでキャンプ場に着いてしまった。
芝生の上で遊ぶ子供集団や、ブルーシートを敷いて昼食会のグループの明るい声が良く響いてくる。
で、よく見渡してみると、キャンプ場側にも駐車場があった、、、、、
最初からわかっていたら、ここまでクルマで乗りつけたものを。



キャンプ場の受付でソフトクリームを買う。
しばし休憩しながら、景色を眺める。

渋滞から逃れるためにふいに立ち寄った田貫湖だったが、ホット一息つくことができた。
意外と、お気に入りスポットになるかも知れない。



その後、も一度水ヶ塚PAに行ってみたが、さっきよりも霧が濃くなっていたのですぐに下界に降りた。
15時ごろ、『道の駅須走』で休憩。



15時45分、山中湖に寄ってみるが、空模様に変化は無かった。
なにしろ日曜日の世界的な大観光地なので夕方になると渋滞しそうで、このへんであきらめて甲府のビジホに戻ることにした。

計画では、決してメインの訪問先にしていなかった田貫湖だったが、ここにやって来たから落ち着いた気分を取り戻す事ができたと思う。


Mt. Fuji again (7)

2013年06月20日 17時50分06秒 | 風景光景

富士山ツアー4日目、5月12日(日曜日)。
甲府インター近くのビジホで目覚めると、外の明るさをブラインド越しに感じる。
コッソリ外をのぞいてみると、前日の雨はすっかり上がっていた。

朝食のために1階に下りる。



ここで、ちょっとおいしそうな景色をひろった。
ビジホ4階のエレベーターに通じる廊下の突き当たりに窓があり、紅白の鉄塔のちょい左側に雪をまとった富士山のてっぺんあたりが見えている。
前日、このビジホにチェックインした時には、まさかこの方角に富士山があるとは気にかけなかった。
そうかぁ~
盆地になっている甲府市内からも富士山が見えるんだなぁ~
と、実感した、5月12日7時52分であった。
嬉しくなって、カメラを手にビジホの外に飛び出して空を仰いではしゃいでみる。
ネットで宿探しをしている時、このビジホには2連泊以上すると一泊あたり¥4,500という連泊プランがあるのを見つけて、前日から3連泊して腰を据える決意を固めたのだ。

ガイドブックによると富士山ビューポイントらしい『道の駅富士吉田』を目的地に設定して、カーナビの指示通りに走行する。
一般道(たぶん国道137号線)を甲府側からダラダラと上って、河口湖方面への下り坂の途中、とあるカーブ脇にちっちゃな側道があって木製の展望台らしき所にクルマやバイクを何台か停めて、展望台の上からカメラを構えている人達を発見した。
目ざとくワタクシも急ハンドルを切って、側道にクルマを乗り入れた。
本線上に小さな案内標識があって、『富士見橋』と書かれている。
どうやらそれが、この小さな橋の名前らしい。
このカーブの前後あたりに、眺望が開けて富士山が見えた。



富士見橋の木製の展望台に乗っかって、カメラを構える。
空の青さ、山の緑、適度な雲に配色されて、雪化粧を残した富士山が見えた。
心の美しい人にしか見えない程度にボンヤリ遠くにかすんだ姿ではなく、この時、これまでのワタクシの人生で一番ハッキリとした富士山の姿を目にしたのだ。
このままここで見とれていても良いのだが、雲の塊が厚めの腹巻のようにまとわり着いているのが気に入らないし、もう少し近づきたいので、『道の駅富士吉田』を目指す事にする。

ところが、、、、、、、、、、、、、

          

10時ごろ到着した『道の駅富士吉田』も晴れていた。
晴れていたが、富士山の方角だけが雲に隠れて見えなかった、、、、、、
何故だ、、、、、、?
ワタクシの推測によると、富士山に近づく事によって、さっき富士見橋から見えた富士山に厚目の腹巻のように巻きついていた雲が富士山を隠してしまったのだろう。
こんだけの晴天でも富士山が見えない、、、、、、
さっきの富士見橋で感じたワタクシの幸福感も、雲の中に隠されてしまったのか、、、、、、

道の駅を出て河口湖、山中湖周辺を流してみたが、やはり沿線からは富士山は見えない。
御殿場あたりまで進んでいくと、対向車線に、ワタクシのクルマが進むのと反対方向の山中湖や河口湖方面に向かう北行きのクルマが随分増えてきた。
そうか、この日は日曜日だった。
今から北向きにUターンしても、既に渋滞しているのかも知れないので、そのまんま南方向に進んでいく。
ふと思いついて、去年も走行した『南富士エバーグリーンライン』に乗っかって、水ヶ塚PAまで上昇してみたが、



11時05分、
水ヶ塚PAも視界は開けていなかった。
雲の中というか、霧の中だった、、、、、、、

さぁ、どうしようかな、、、、、、、、、



Mt. Fuji again (6)

2013年06月19日 12時01分33秒 | 風景光景

今年の富士山ツアー3日目、5月11日(土曜日)は、一日中、雨だった。
雨は残念だが、覚悟していた事なので悲観してはいなかった。
出発前にチェックした週間予報では土曜、日曜が雨の予報だったのに、前日の10日にチェックすると雨は11日の土曜日だけで12日の日曜日には雨があがるという予報だった。
なるほど、長期予報というのは少しずつズレてしまうものである。
土日二日連続で雨になるよりも、土曜日一日だけが雨というのはある意味ラッキーだ。
日曜日以降はスッキリと晴れる可能性がでてきたのだから。

予想された雨の土曜日に備えて、いくつか目的地をピックアップしていた。
まず第1の候補は『河口湖オルゴールの森美術館』。
ここには去年7月の富士山ツアーの時も来ているが、(後で触れるが)もう一度行かなければならない理由がある。
それに、万一日曜日まで雨が続きそうなら、『諏訪湖のオルゴール博物館』まで足を伸ばすのも一手であるし、さらに、山梨県北村市に『アフリカンアートミュージアム』という気になるミュージアムも見つけたので、一応メモっておいた。
ただ、河口湖から諏訪湖のオルゴール博物館まで高速利用で片道108km、同じく河口湖からアフリカンアートミュージアムまでは70kmあるので、河口湖と諏訪湖2箇所を1日で巡回するのは、ちと忙しいかもしれない。



沼津のビジホを出て河口湖オルゴールの森美術館に着いたのが11時半ごろ。
天気予報通り、中庭を歩く時には傘が必要なキチンとした雨降りだった。



第1展示場のどでかいダンスオルガン。
展示場の建物丸ごと1棟が、バカでかいオルゴールになっている。

去年来た時には、もちろんこの第1展示場は観覧したのだが、順路を間違えてしまい、どうした事か、とうとう第3展示場に入らずにやり過ごしてしまうとう大ミスを犯してしまった。
それに気付いたのがパンフ片手に帰宅後に写真を整理していた時で、
つまり、時既に遅かったわけで、
前述した、オルゴールの森美術館へもう一度行かなければならない理由というのは、そういう事なのである。

          

というわけで、チケット売り場窓口と同じ建物にある第3展示場へ。

          
 
ここには、あのタイタニック号に装備される予定だったというオルゴールが『タイタニックモデル』として展示されて、実際に演奏されている。
        
第1展示場と第3展示場では展示されているオルゴールを演奏するコンサートがあって、両会場を行ったり来たりしているといくらでも時間をつぶせる。
オルゴールコンサートの開催時刻は、9:30、10:30、11:30、12:30、13:30、14:30、15:30、16:30の毎時30分と決まっていて、第1展示場も第3展示場も同じ時刻からコンサートが始まる。
毎回のコンサートの演奏メニューは少しずつ違えているようなので、
もしもこれがどちらかの展示場のコンサートを30分ずらしてくれれば、第1展示場のコンサートが終われば第3展示場へ、それが終わればまた第1展示場へと、効率良くオルゴール体験ができるのに、と少し苦情を言いたくなったが言わないでおこう。
ミュージアム側の経営戦略もあるのだろうし。



大型ばかりでなく、こんなカワイイサイズや中型サイズのもあちこちに展示されている。
(上の7枚の写真は館内で撮影するのにフラッシュを遠慮したために、ちょっと色合いが違っている事をご了承いただきたい)

          

結局、16時半頃までここで粘ってしまった。

この日は河口湖だけで時間をつぶしてしまったので、諏訪湖オルゴール博物館もアフリカンアートミュージアムへ行く事ができなかった。
特に、アフリカンアートミュージアムは、HPをチェックしているだけで興味津々となったので、いつか行ってみたい場所としてブックマークしている。

ところで、富士山ツアー3日目まで進めてみた(初日は移動だけだったので何のネタも収集していないが)けど、ここまではまだ完全体の富士山を目撃してないのはどうしてだろうか?


Mt. Fuji again (5)

2013年06月15日 16時32分02秒 | 風景光景

そもそもワタクシ、新幹線や飛行機の窓から眺めた時を除いて、富士山エリアには過去3回行っている。
これが「3回しか」なのか「3回も」なのかは評価の分かれるところだが、ワタクシの居住地から山中湖河口湖あたりまでははほぼ500kmもある。
500kmもあると、クルマで片道走り続けて目的地に着いても、その日は観光地巡りをする時間はあんまり残っていない。
なので、ワタクシとしては「よくも3回も」と表現したいところなのだ。

まず生まれて初めて行ったのが、中学校の時の修学旅行の団体バスで、河口湖畔のホテルに1泊した。
その時の河口湖はどんより曇っていて、富士山は姿を隠していた。
その時は、まだ幼く純真な中学生だったし、同級生達とワイワイ騒ぐ方が楽しくて、富士山が見えなくてもさほど落胆しなかった。

次は、30歳過ぎた頃に突如としてバイクに熱中してしまい、ホンダの750ccバイクで山中湖に2泊した。
今では存在しない山中湖のかんぽセンターに無理して2連泊したものの、初日は雨、2日目は曇りで、この時も富士山の姿を目撃していない。

3回目は、記憶にも新しい去年の7月
急遽隙間のできたスケジュールを使って、梅雨明け宣言を待つ暇もなく出かけた。
富士山は、場所によってだがかすかに姿を見せてくれた。
地上では曇り空に見えたのに、雲海を突き抜けて富士すばるラインの新五合目から山頂部を眺める事が出来たのは、いわゆるコペルニクス的展開を実感できて貴重な経験ができたと思う。
この去年の富士山ツアーで、富士山への憧憬は、ワタクシとしては一応の区切りを付けたつもりだったのだが。
けれども、後日、この時の写真を何度も見ていると、も一つ物足りない物を感じ出した。
7月にもなるとさすがの富士山の雪化粧も剥がれてしまう時期だったので、カレンダーなどでよく目にする富士山の姿とは少々違って美しさが控えめに感じたのも正直な感想で、もしも万一次の機会が許されるならば、できれば雪化粧をした時期に来て見たいもんだと思ったのも事実だ。
雪化粧した富士山にこだわりだして、今年2月頃に一度計画を立ててみたのだが、富士五湖周辺の積雪状況を調べてみると、とてもとてもワタクシのドライビングテクニックで走破できそうも無い様子だったので見送った。

で、チャンスが巡ってきたのが、この5月だった。

今年の富士山ツアー2日目の5月10日。
焼津の海岸線、三保の松原、日本平巡回した後、東名高速に乗っかってこの日の宿泊地の沼津を目指す。

          

途中、富士川インターで休憩したのが16時半。
決して胸を張って公開できるような空模様ではないが、このインターから少~し雪を残した富士山が見えた。
確かにボンヤリとしているが、こんだけクッキリと写ってしまうと、心の美しくない人にも富士山が見えるはずだ。
それにしても去年のようにまるっきり見えないよりはウンとマシで、ボンヤリした富士山にしばし見とれてしまった。

沼津インターで降りて、本屋さんを探して、それにしてもうっかりと家に置き忘れてきてしまった富士山周辺のガイドブックを購入しなおした。



17時過ぎ、ホテルに到着。
新品のガイドブックとノートPCを駆使して今後の展開を検討していると、あっという間に時間が過ぎていった。




Mt. Fuji again (4)

2013年06月14日 15時11分06秒 | 風景光景
日本平を後にして、15時前、三保の松原に到着。

          



ま、とにかくこんな天気だから意固地になって富士山ビューポイントを周らなくても良さそうに思うだろうが、静岡県の海岸線にやってきたのは今回が初めてなもんで、リストアップしたポイントはできるだけ周りたかったのだ。
いわゆるれっきとした名所旧跡だから、平日にもかかわらず訪れる人は多かった。
駐車場が無料なのが、三保の松原の良心を感じた。

          



松原の中の遊歩道を歩いていたのだが、途中でやはり砂浜に出たくなった。
写真ではわかりにくいかもしれないが、この砂浜の向こう側にも、ぼんやりかすんだ富士山が見えていた。
心の美しい人には見えるはずだ。

「天気さえ良ければ」
の言葉は、この日の禁句である。


Mt. Fuji again (3)

2013年06月13日 07時46分49秒 | 風景光景
富士山ツアー2日目の5月10日。
川島さんとの待ち合わせがどうなったのかを気にしながら、やはり、それ以上に空模様が気になる.
が、相変わらず青空は顔出ししてくれない.
ともかく、次のビューポイントにピックアップしている日本平を目指す。

日本平パークウェイを走っていると、展望台らしき小さ目の駐車場を見つけた。
『富嶽台』と名づけられた展望駐車場だが、ここからは何もそれらしき景色は見えない。



この駐車場の住人なのだろうか?
名前のわからない鳥がいた。
カメラを構えて近づいてみると、ヨチヨチと歩いて逃げていく。
だが、10mほど離れるとそこでじっとしている。
なかなかこちらに顔を向けてくれなかったが、何とか撮影に成功。
どなたか、この子に関する情報もいただけないだろうか?



14時頃、日本平に到着。



茶会館という建物の左側に、ぼんやりとかすんだ富士山が見えた。



このレストラン兼お土産ショップの4階が無料の展望台になっているので、ソフトクリームを買ってゼイゼイ言いながら展望台まで階段を上った。
無料展望台から眺める。
やはり、ぼんやりとかすんだ富士山が見えた。



この画像が一番わかり難いが、日本平の石碑の向こう側にもうんとぼんやりとかすんだ富士山が見えた。

画像の上にマウスを乗せてクリックすると少し大きな画像が現れるので、そちらで確認して欲しいが、心の美しい人が見ると、この3枚の画像には富士山が写っている。
ぼんやりかすんでいるが、間違いなく写っている。
間違いなく写っているが、青空じゃないのが少し悲しい。

          


Mt. Fuji again (2)

2013年06月12日 17時53分41秒 | 風景光景
今回の富士山ツアー初日の5月9日、すんごいショックな出来事があった。
てっきり荷物にまぎれて積み込んだと思っていた富士山周辺のガイドブックを、実は持ってこなかったことが判明したのだ。
随分前から何度もページをめくって、あちこちにアンダーラインを引いたり、付箋を貼り付けたガイドブックを忘れてきてしまった、、、、
その上、出発前にネットで調べた富士山ビューポイントのプリントアウトも忘れてきたのだ、、、、、、
ビューポイントの要所要所は、小さなメモ用紙に書き込んでおいたのでそれでしのぐ事もできるが、道路地図だけでは頼りない。
やはりガイドブックが無いのは不安だ。
ここで再度富士山周辺のガイドブックを買ってしまうと、家に帰ると同じガイドブックが2冊ダブってしまうのが気に入らないが、途中、どっかで本屋さんを見つけたら、ガイドブックを買うしかないと決めた。

で、

5月10日金曜日。
ナビの指示を受けながら、国道150号線(たぶん)を走行。
雨は降らないが、基本的に曇り空が続いていく。
青空さえ広がっていれば、この道を走行している時もどっかで富士山が眺望できるかもしれないのに。



13時半頃、久能山東照宮の麓のコンビニで休憩。
この東照宮に上がるためのロープウェイがあって、そこも富士山ビューポイントらしいが、この天候なのでパス。
コンビニの書籍コーナーを探してみたのだが、静岡県限定のガイドブックしか置いていなかったのでここでは購入せず。
あとで、どっかの書店で探す事にした。

そしたら、コンビニの駐車場で不審なネタを見つけた。



『家で待っています 川島』
と、駐車場のフェンスにくくりつけられた、謎のメッセージ。
メモ書きされた紙切れは長期間の風雨にさらされてボロボロになった感じもないし、まだまだきれいな状態なので、このメッセージは最近張り出された物らしい。

謎が謎を呼び、ワタクシの心を捉えて話さない。

川島さんは、いったい誰を待っているのだろうか?
そもそも、川島さんとは、何をする人なんだろうか?
そして、川島さんは無事に待ち合わせ相手と会うことができたのだろうか?
いやいや、これは待ち合わせではなくて、どっかの秘密結社が使うパスワードかも知れない、、、、、

あえて謎解きはせずにそっとしておいたが、この件についての情報をお持ちの方がいれば、どなたか連絡をいただきたい。


Mt. Fuji again (1)

2013年06月11日 10時38分35秒 | 風景光景
またまた話は少しだけ過去に戻るが、5月10日金曜日の12時過ぎ。
この時、ワタクシは焼津市の海岸沿いに居た。
こりもせず、今年こそ富士山をこの目で眺めてやろうと、遠出を企てたのだ。

前日の5月9日午後から出発してその日は四日市に宿泊しただけ。
2日目になる5月10日から本格的に活動する予定だったのだが、
焼津はあいにくの曇り空だった。



今回の遠出に備えて、富士山ビューポイントをネットで何箇所かピックアップしていた。
そのとっかかりとして、まず『ディスカバリーパーク焼津』という天文科学館に来た。
ここの屋上から富士山がバッチリ見えるという風評だったのだが、ご覧の空模様なので屋上には上らなかった。



天文科学館がある一帯は公園になっていて、海岸の景色を眺めてみた。
写真に写っている堤防の延長線上のその向こう側に、富士山があった。
この写真ではほとんど確認できないが、肉眼では、確かにボンヤリとかすんだ富士山が見えていた。
肉眼でボンヤリとかすんで見える富士山は、ここから随分と距離が離れているはずなのに、意外と大きなサイズだった。
何度も繰り返すが、写真ではほとんど確認できないが、堤防の延長線上に、確かに富士山がボンヤリと見えていたのだ。
信じて欲しい。

          

こういう空模様なのであんまり期待できないが、次の富士山ビューポイントを目指してクルマを進めていると港があった。
焼津港なんだろうか?
造船所を備えた、大きな港だった。


舞鶴引揚記念館

2013年06月10日 23時10分12秒 | 風景光景

6月3日、天橋立~舞鶴市を探索する日帰りツアー。
今回最後に訪れたのが舞鶴引揚記念館


もう少しひっそりとした記念館かと想像していたが、平日のこの日、来館者がパラパラとやってくる。


展示の中でも、引揚船で舞鶴港に到着した人達や、舞鶴港に身内を迎えに来た人達の写真に胸を打たれる。
呆然と佇む幼い姉妹(兄弟だったかも?)の姿が悲しい。

往復およそ650kmの距離を日帰りするのは、やはりちょっとくたびれた気がする
見慣れた太平洋の海の色と日本海の海の色は、少し違っていた。


舞鶴赤レンガ倉庫群

2013年06月09日 23時57分58秒 | 風景光景

梅雨入りしたとたんの中休みとなった6月3日。
天橋立を眺めた後、舞鶴に移動して、五老ヶ岳公園から下界を眺め、今度は舞鶴赤レンガ倉庫群へやってきた。

手にしたガイドブックには、
『赤レンガ倉庫群の近くには駐車場が無いので赤レンガ博物館の駐車場を利用しなさい』
と、書いてあった。
赤レンガ博物館の駐車場を利用しなさいと言われたって、赤レンガ博物館の来館者のための駐車場のはずなので、博物館へ行く予定の無いワタクシが勝手に赤レンガ博物館の駐車場を使って良いもんかどうか少々迷ったのだが、もしも博物館にとがめられたら手にしたガイドブックを見せてガイドブックのせいにしてしまうのがイチバンという結論に達した。
さほど広くは無い赤レンガ博物館の駐車場には誰もクルマを停めていなかったので、ここにクルマを置いて他所に行ってしまうとかえって目立つんじゃないかと気にしつつ、少し離れた赤レンガ倉庫群まで徒歩で向かった。

          
途中、自衛隊の船にさりげなくカメラを向けると、なんだか自分がどっかの北の国のスパイになった錯覚を覚えた。
怪しいそぶりを見せないように気遣いながら、さらに少しだけ歩くと、文字通り赤レンガの倉庫群が建ち並ぶ一角に着く。

                    
このあたりは『舞鶴赤レンガパーク』と呼ぶらしい。


文字通り、赤レンガを使って建設された大きな倉庫が、全部で何棟あったのだろうか?


舞鶴の赤レンガ倉庫群では、毎年夏場にジャズフェスが開催されているはずで、今回はその下見も兼ねている。
何にもイベントをやっていない昼間に来て、夕暮れ時にジャズが流れる風景を想像してみるのも楽しいもんだ。
今回は、カフェには立ち寄らず、いずれまたジャズフェスの時にドアをくぐりたい。


今は使われてはいない、これまた古びた郵便ポスト。


ついさっき、赤レンガ博物館の駐車場にクルマを置こうかどうかさんざん迷ったのに、現地の案内板には少し離れてはいるが赤れんがパーク(赤レンガ倉庫群)専用の駐車場が載っている。
やはり、どっかのブックオフで¥105で仕入れた2007年版のガイドブックのデータが古かったのだろうか?


五老ヶ岳公園

2013年06月07日 08時09分27秒 | 風景光景

天橋立を後にして、舞鶴市内へ。


道の駅から見える舞鶴港。

         
小高い丘(山?)の上にある五老ヶ岳公園。
この展望タワーへの入場は有料。
タワーの上に上がってもガラス越しの景色しか見えないので、あえてタワーには上がらなかった。

                    
今は休館している舞鶴のかんぽの宿は、このあたりにあった。
せっかく景色の良い宿だったのに、再開して欲しいなぁ。


天橋立

2013年06月06日 23時35分40秒 | 風景光景

それまでほとんど興味がなかったのに、去年あたりから妙に気になりだした風景が天橋立。
5月に一度、舞鶴に1泊して訪れるつもりだったのが、わけあってドタキャンしてしまった。
月も変わって、やはり行ってみたいという野望は衰えず、宮津市や舞鶴市あたりならば日帰りで行けるはずだし、ついこないだ入梅宣言があったとたんに梅雨らしい雨も降っていないこの時期に行っておくべきと立ち上がったのが6月3日の事。

ワタクシの居住地では曇り空が広がっているが、天気予報では天橋立方面は晴れと出ていた。
京都に入っていったんどんよりしていた空も、日本海に近づくにつれてすっかり晴れ上がってきた。
ワタクシのお出かけには珍しい晴天に恵まれたはいえ、ほとんど高速を走り続けて片道300kmを超えてしまうので、疲れないように自分をいたわりながら、12時頃、天橋立近辺にたどり着いた。
だが、カーナビの案内によるとすぐそこに天橋立ビューランドがあるはずなのに、最後に左折する道を見落としてしまい、なぜか天橋立駅に着いてしまった。
駅の観光案内所で道をたずねると、やはりさっき曲がり角を見落としたあたりに交差点があるらしい。
ホントにこんなところに道があるんだろうか?
と、疑いながら進むと、道幅の狭い踏切が見えたので渡ってみると、渡り切ったあたりに立っていたオジサンが誘導してくれて気がついたら駐車場にクルマを停めていた。
どうやらこのオジサンの所有地らしいが、駐車料金が¥500だというのでまあまあそのくらいの金額ならばと納得して支払う事にした。


クルマを降りて見渡すと、このあたりは民間のというか民家の庭を開放したような小さな駐車場が何箇所かあった。


駐車場でもらった割引券を使って、ロープウェーとリフトの乗り場でチケット購入。
ロープウェーはたった今出たばかりだったのでリフトで頂上に上がる事にする。
この写真の左に写ってる箱型の乗り物がロープウェーで、右側にぶら下がっている椅子がリフトである。
ロープウェーとリフトがなぜ並んで運行しているのかというのが、どうも妙な雰囲気なのだが。
スキーをする人なら慣れているだろうが、寒いのが大っ嫌いなワタクシがスキー経験はなく、たまに乗るリフト(おそらく今回が生まれてこの方3回目のリフト搭乗だ)というヤツは座ってから30秒間くらいはどうにも怖い。
どうやらトシをとるにつれて高所恐怖症の気配が出てきたのか、、、、、、
のだが、周囲の人目もあるので落ち着いているフリをしてカメラ片手にリフトに座っていると、すぐに頂上に到着。

                    
一段高い所にある展望台からの景色。
やっぱ、風景というのは青空を背景にするのがイチバンだなぁ。


天橋立ビューランドには、観覧車その他の乗り物も営業中で、あんまりそちら方面に手を広げすぎると、小枝師匠得意分野のパラダイスネタにされてしまうかと心配したのだが、おそらくプリン、いや不倫問題で多忙中の小枝師匠サイドにそんな余裕はないかも知れない。

                    
展望レストランでアイスコーヒーで休憩。
店内にディスプレイされた小物を見ると、このレストランのマスターは達郎ファンではという疑惑が発覚するが、厨房が忙しそうなので取材するのは気がひけた。


展望レストランからの風景。


13:15。
下りのリフトに乗っかって、天橋立を後にする。
帰りのリフトは、さほど恐怖感無し。