lizardbrain

だらだらぼちぼち

さらなる光栄はもう少し続く

2007年11月30日 08時10分46秒 | 音楽

吉田次郎秋のライヴツアーの話の続きだが。
帰ってきたサスケ』という、吉田次郎のニューアルバムについて。

このアルバムは、田中正史という作曲家の作品を扱ったもので、この人は、TVアニメやドラマのテーマ曲をたくさん書いてきたのだそうだ。
収録されている曲は、『帰ってきたサスケ』(忍者もののアニメ『サスケ』のテーマをアレンジ)や、『黄金バット』(当然知ってる)、『妖怪人間』(もちろん知ってる、ベム、ベラ、ベロ)や、NHKの朝の連ドラ『うず潮』(タイトルには記憶がある)、『花車』(これは記憶に無いが、原曲では辻久子女史がバイオリンを弾いていたらしい)、『虹を織る』(記憶にある)のテーマ曲など。
『サスケ』と『黄金バット』と『妖怪人間』のテーマ曲を作った人が同一人物とは全く知らなかったし、その人がまたNHKの連ドラのテーマ曲を手がけた人でもあったとは思いもよらなかった。
このCDは、ジャケット面のデザインが凝りに凝っている。
昔のレコードの盤面そのもののデザインに仕上げていて、レコード針を落とす溝らしき細工まで施されている。



もちろん、このレーベル面にレコード針を落としても音は出ない。
CDは、レーベル面の裏側の虹色に光っている部分に音データを記録しているから。
先月の吉田次郎ライヴ終演後、このCDのジャケットに吉田次郎さん(まだ、呼び捨て主義は解除中)本人にサインしてもらいながら話しているうちに、この夜の共演メンバーである、ベーシストのMr.CARL CARTERとドラマーのMr.LIONEL CORDEWの二人が、次郎さんの隣のテーブルに着いたので、お二人にもサインしてもらう事にした。
まず、ベーシストのMr.CARL CARTERがサインしてくれて、握手してくれそうになったのだが、その瞬間、ワタクシの横から女性客が「ハ~イ、カーター」と、Mr.CARL CARTERに呼びかけると、お互いに名前を呼び合いhugし始めたので、握手は省略。
続いて、ドラマーのMr.LIONEL CORDEWがサインしてくれて、こちらはジャマが入らずに握手してもらえた。
プロのドラマーとしての最初の仕事がカーネギーホールのステージだったというMr.LIONEL CORDEWの右手のひらは、ゴツゴツとタコだらけだった。
う~ん、これがニューヨークの一流ドラマーの手のひらか、、、、、
このアルバムのレコーディングには、Mr.LIONEL CORDEWは参加していない、、、、、、、というのは、気にしないでおこうと思う。




さらなる光栄

2007年11月29日 20時53分15秒 | 音楽

それに対して言い訳が必要なほどのアイドル路線でないのが、極めてラッキーだと思うが、ここんところ、更新が途絶えがちなのには理由があって。
今月中旬、なんとなく手持ち無沙汰だったついでにPCのメンテナンスに精を出そうと、OSの再インストールという大技に、見よう見まねで挑戦した
OSの再インストール、という大技は、一見、順調に進行したように思えた。
たが、どっかで手順を間違えたらしく、ウィンドウズにログインできなくなってそこから前進も後退もできないという悲惨な状況に陥ってしまったので、さらにもう一度やり直す羽目になってしまった。
どうやら、再インストールの途中で、聞きかじりの裏技モドキの作業を追加したのが原因だったようだ。
それを乗り越え、ようやく、PCのメンテナンスが落ち着いたと思ったとたん、今度は風邪をひいてしまった。
いや、風邪をひいたのは、もちろんPCではない、ワタクシ自身である
急に寒くなったのを考慮せずに、「どうせ歩き出すと、すぐにポカポカ温まってくるさ。」とばかりに、それまでと同様の薄着のままで夜のウォーキングに出たのがアダになったのだ。
大した発熱には至らなかったが、鼻水がズルズルと止まらなくなって、抗ヒスタミン剤を飲んで寝転がっていたら、時間だけがダラダラと過ぎてしまった。
そんなこんなで、とっちらかってしまったが、ここ最近の出来事(といっても10月の出来事なのだが、、、、、)を、物事の順番どおりに整理してみると。

まず、山崎ハコのライヴに行ったのが、10月27日。
神戸三宮のビジホに泊まり、翌28日には、朝から六甲山のオルゴールの博物館へ行って、その隣の六甲山高山植物園を散策した。
ひとしきり時間をつぶして、六甲山から下りてきて、再び酒心館ホールに戻り、今度は、ジャズギタリスト吉田次郎のライヴを観戦。

こうやって時系列に沿って容疑者の動きを整理してみるのが、捜査の鉄則である。
実は、先月の一連の動きの中では、この吉田次郎のライヴがメインエベントだったのだ。
で、ようやく、吉田次郎 JAPAN TOUR 2007 FALL in 神戸酒心館(10月28日)の話にたどり着く事になる。
このライヴに関して、とてつもなく感激してしまった事があるので、その話を中心にしよう。
3月初めに初めて吉田次郎のライヴを聴いたとたんすっかり熱くなってしまい、次のライヴツアーの情報を折に触れてチェックしていたら、いつの間にかオフィシャルサイトに秋のツアーのスケジュールがアップされていた。



今回のメンバーは、
吉田次郎・・・・・・ギター
CARL CARTER・・・・・ベース
LIONEL CORDEW・・・・ドラムス
竹下清志・・・・・・ピアノ 

次のツアーは来年になるものと勝手に思い込んでいた上に、若くて美しい女性シンガーならともかく、わずか半年の間を置いての言うならば立て続けの追っかけ状態のライヴ観戦というのもどうかな? 
と、一瞬の躊躇はあったものの、「行ける時には行っておこう。」というマニュフェストに従い、さっそくチケットの手配にとりかかった。
半年前の前回とはメンバーが違う、というのも大きな動機だったが、とにかく、前回と同じ神戸酒心館でのライヴチケット手配に取り掛かる。

前回と同様に、神戸のライヴだけ、チケット問い合わせ先が会場のライヴハウスやプロモーターの電話番号ではなく、どうやら個人持ちらしいケータイ電話の番号だけが告知されている。
告知されたケータイ電話番号をプッシュし、こちらの名前を告げてチケット予約が完了。
こんな風に相手のケータイにかけてチケット予約していると、世間の目をはばかりながら、何やらアヤシゲなブツを取引しているかのような錯覚に陥ってしまうのは何故だろう?
自分の部屋で話しているにもかかわらず、ついつい、小声になってくる。
ここで、我に返ったワタクシは、電話に応答した方に対して、ついつい厚かましいお願いをしてみる事にした。

というのは、吉田次郎のライヴを3月に初めて聴いたその時、ライヴ会場で3枚のアルバムを購入したのを皮切りに、オフィシャルHPに掲載されている吉田次郎のリーダーアルバムをせっせと買い集めていたのだが、どうしても入手できないアルバムが1枚あり、ほとほと困っていたのだ。
吉田次郎&ローレン/月光値千金』とタイトルされたアルバムがそれで、とても悲しい事に既に絶版になっていた、、、、、、
CDショップはおろか、あちこちのネット通販サイトで散々チェックしてみたのだが、そのどこからも入手する事が不可能になっていたのだ。
相手が、単にライヴをブッキングしているプロモーターであったならば、こんな事をお願いしてみても好結果は期待できない。
どうも、この時、チケット問い合わせ先になっている人物が、吉田次郎個人と親しい位置にあるような気がしたので、失礼を承知の上で、ダメで元々気分で、思い切って、
「吉田次郎さんのリーダーアルバムは全て買い集めたのですが、『月光値千金』というCDだけがどうしても入手できないのです。どこかで手に入れる事が出来ないでしょうか?」
と、尋ねてみたのだ。
すると、先方は、ちょっとビックリした反応を示しながらも、即座に
「あのアルバムは、既に絶版になっているので、、、、、、、、」
と、話し出した。
ほらね?先方は、やはり単なるプロモーターなどではなく、リーダーアルバムの在庫状況を即座に答えることが出来る立場にある人物だったでしょ?
続けて、
「ただ今思いつく限りでは入手は難しいですねぇ。ただ、吉田次郎本人が把握している分があるかもしれませんが、それは今すぐには分かりかねますので、調べた上で、後日連絡させていただいてよろしいでしょうか?」
と答えてくれた。
チケットを予約したといっても、10枚も20枚もの予約をしたわけではなく、たったの1枚、、、、、、、
CDを買いたいといっても、10枚も20枚ものCDを買おうとしているわけではなく、たったの1枚、、、、、、
これ以上、先方の手を煩わせるような資格は無いので、結局、ワタクシが探している絶版になっているCDが万一見つかったら、ライヴ当日に予約チケットと一緒に引渡していただく、という手はずに決まった。
いくらミュージシャン本人に確かめてくれるとは言っても、絶版は絶版、製造終了は製造終了。
ワタクシ自身の厚かましさを大いに反省しながら、この時点では、絶版CDを入手できる可能性はほとんど無いものとあきらめていた。

だが、チケット予約の電話を入れてからほぼ1ヵ月後のライヴ当日。
予約したチケット代金を支払っておこうと、まだ開場前のホール入り口で、3月のライヴの時にも見かけた覚えがあるスタッフらしき女性に声をかけた。
女性は、ワタクシが名前を名乗ると、何やら「ハッ」としたような反応を見せて、一旦ホール内に入った後、その日のチケットとCDを手に戻ってきたのだ。

                       

驚いたことに、彼女が手にしていたCDは、ワタクシが探していた『吉田次郎&ローレン/月光値千金』だった。

まだ人気の無い開場前のホール入り口の暗がりで、チケット代金とCD代金を支払いながら、またもや錯覚に陥りそうになった。
世間の目をはばかりながらアヤシゲなブツを取引しているかのような錯覚に、、、、、、、、、、
こうして、ほとんで期待できないだろうとダメモトでお願いした絶版CDを探し出してくれた事に、とてつもなく感激したのだ

ところで、ワタクシのこのブログにおいて、『有名人は呼び捨てにする』という主義をつらぬいている。
ワタクシのような一般無名人の礼儀として、当然、「さん」付けすべきなのだが、日本人の名前に「さん」を付けて呼ぶのには何ら異論は無い。
だが、外国人、例えば、マイルス・デイビスを「マイルスさん」とか、ジャコ・パストリアスを「パストリアスさん」と呼ぶのには、どうにも違和感を感じるのだ。
ワタクシにとっては、マイルス・デイビスはあくまでも「マイルス」、ジャコ・パストリアスはあくまでも「ジャコ」としか呼びようが無い。
だからといって外国人だけ呼び捨てにしてしまうと、極めて深刻な国際問題に発展しかねない。
それなら、いっその事、外国人も日本人も、「さん」付け無しの呼び捨てで統一すれば国際問題化しないだろうという、どれだけ説明しても納得してはもらえないだろうと思われるほどの深~~~~~い理由で、全ての有名人を呼び捨てにする事にしたのだ。
だが、あまりにも感激したので、一時的に、ここから先は呼び捨て主義を放棄することにした。

吉田次郎さん(笑)のライヴ終演後、絶版CDの『吉田次郎&ローレン/月光値千金』と、この日、会場で購入した『帰ってきたサスケ』というニューアルバムの2枚を手に、サイン会の列に並んだ。
ワタクシの順番になったので、ジャケットにサインを入れていただくべく、先に『吉田次郎&ローレン/月光値千金』を差し出すと、次郎さんは、「お~~~~っ、、、、、、、、、、、、」と、声を上げて笑い出した。
っちゅう事は、このアルバムを探し出す作業には、次郎さん本人をもてこずらせてしまったと言うことで、、、、、、、、、(またもや反省)
「う~ん、このアルバムは、知り合いが持っていた物で、今となってはレア物ですから(そりゃそうです、絶版ですから)、こっちには僕がサインしないほうが値打ちがあるように思いますねぇ。ですから、こっちはやめておいてそちらのCDにサインしましょう。」
と、『帰ってきたサスケ』にサインし始めた。
CDジャケットにサインしながら、「お名前を入れますので、ファーストネームを教えてください。」と訊ねられたので、ブログにアップする時の事を考えて「名前は結構です。」と答えかけた時、次郎さんの隣に立っていた奥さんが、「この方のお名前は、○○○○さん。」と答えてしまったので、「はい、○○○○さん。」と、名前まで入れられてしまった。
矢継ぎ早に、奥さんから、
「今回のツアーでは、和歌山のライヴハウスからもオファーがあったんですが、スケジュールが合わなくてできなかったんですよ。」
と、話しかけられた。
ここで、疑問が、、、、、、、、、、、、、
チケット予約の時に名前(セカンドネームの方ね)だけを名乗り出たはずなのに、どうしてファーストネームまで奥さんに知られてしまったのだろうか?
それに、どうして、和歌山県から来たイナカモノだと見破られてしまったのだろうか?

その理由は、アンケートにあった。
ライヴ会場で配布されるアンケートは、めったな事で書き込んで提出したりはしないが、この時に限り(例の絶版CDの件もあったので)アンケートに記入して、第1部の後の休憩時間に提出していたのだ。
当然、ワタクシの住所氏名も正直に記入して、その中の要望欄に、「和歌山県へも来て下さい!」と書いてしまったのだ。
どうやら、チケット予約のついでに、絶版CDを探してくれなどという面倒な事を頼んで来た厚かましいヤツの名前は、しっかりと覚えられてしまったようなのだ、、、、、、、、、
それにしても、ライヴ終了までに、回収したアンケートに目を通していた奥さんは、す、す、す、凄い


微妙に当選御礼

2007年11月26日 21時38分42秒 | 無駄話

ネット上での懸賞に片っ端から応募してみたら、たまにはプレゼントが当たる事もあって、果たしてこれが「運が良い」と言える確率なのかどうかが疑問なのだが。

過去に当たった物というと、

地元では上映しない映画のタダ券や、

スケジュール的に行く事ができない試写会の招待券や、

スケジュール以前の問題で遠く離れた会場で開催される試写会の招待券だったり。

せっかく当たったものを無駄にするのがもったいなくて、あちこちの知り合いに声をかけて泣く泣く譲渡した事もあり、実質的には、ほとんどワタクシ自身の利益にはつながっていない気がする。
いや、ケチくさい話をすれば、譲渡するための郵送料を考えると、懸賞に当選したがために赤字を出しているというのが悲しくてたまらない

バチ当たりにも、そんな事をぼやいているのがネット懸賞の神様の耳に届いてしまったらしく、ここしばらくは、ネット懸賞には外れっぱなしという、ある意味で平穏無事な生活を送っていたのだが、、、、、、、

まず、9月頃に、とある当選通知が封書で届いた
『ETC車載器プレゼント』とやらに当選したので、同封書類に必要事項を記載して返送せよというのが中身だった。
某クレジットカードのサイトのキャンペーンに応募していたというか、応募していたらしい、、、、、、というべきか、このクレジットカードのサイトのキャンペーンには手当たり次第にクリックしまくって応募していたために、応募したという記憶すら全く無かった。
ETC車載器をプレゼントしてくれるらしいが、問題は、ワタクシのクルマには、すでにETC車載器を取り付けているという事で。
この機会に、タダで新型のETC車載器に取り替える事ができるのならば、ラッキーと言えなくも無いのだが、同封された書類をよく読むと
『車載器はプレゼントしてやるが、車載器の取り付け費用は貴殿が負担されたい』
という事で、しかも、先方が指定する場所でしか取り付けてもらえない、、、、、らしく、この権利はパスする事にした。

次に、今月初旬、ドコモから段ボール箱に入った荷物が届いた



ドコモダケの土鍋セット』と書いてある。
ドコモを使って6年目以上の顧客を対象としたキャンペーンに当選したらしい。



段ボール箱の中には、土鍋1個、小皿4枚、レンゲが4本。
それぞれ、ドコモダケの模様入りのデザインになっている。

今回の当選品は、一見すると実用的に思えた。
地元で観る事ができない映画のタダ券や、行く事ができない試写会の招待券や、不必要なETC車載器に比べると、うんと実用的なものに思えた。
だが、最小構成人員で生活している我が家では、土鍋を使った料理をする機会は、ほとんど無い。
鍋料理するといえば、せいぜい、スーパーやコンビニで売っている、ペラペラのアルミ鍋に入ったすき焼きセットやちゃんこ鍋セットくらいなので、ドコモダケ土鍋が活躍するシーンも無いだろうし、4枚もの小皿を必要とするシーンも無い。

ブログのネタにするべく、デジカメにおさめた後は、段ボール箱に戻してほったらかしている。
こいつを、片付けておく場所が無いのだ。
試しに、『PRIME6』をキーワードにググってみると、このキャンペーンに当選した人達のブログが何件もヒットして、中には(というかかなりの確率で)当選した土鍋セットなどをネットオークションで現金化した痕跡があった。
例えば、ワタクシがゲットした土鍋セットの場合、とある方がオークションにかけて落札した価格は、¥4、000くらいだった。
だからといって、ワタクシが¥4,000で売ろうとしているわけではない。
必要とする方がおられたならば、お譲りする覚悟はできているが、いまどきのたいていの幸福な家庭には、土鍋の一つや二つ揃えているだろうし、ドコモダケの土鍋がさほどの高級品とも思われない。
その上、土鍋はIHには対応できないのではないだろうか、、、、、、
『PRIME6』キャンペーンは、再度12月から始まるので、次回応募の際にはもっと使い勝手の良い物を狙うことにしようか。

ドコモダケ土鍋が届いた1週間ほど後、最初のETC車載器プレゼントの当選通知を送ってきたクレジットカード会社から、メールが届いた。
前回のETC車載器を早く受け取れとかいう催促のメールだと思ったら、そうではなかった。
今度は、『amazon商品券プレゼント』に当選したらしい
このクレジットカードのサイトを通してamazonでのネット通販で利用できる商品券なのだが、金額はたったの¥500。
でも、有効期限が1年もある。
これまでに当選した物件の中で、こいつが一番使いやすそうだ。

結局、¥500の商品券あたりが、ワタクシにとってほどよく意義のある獲得商品なのかも知れない
もっと高額な物件に当選する幸運は、来たるべく、toto Bigのキャリーオーバーあり1等当選の時まで、大切にキープしておくつもりだ。


山崎ハコ 歌酔いコンサート

2007年11月13日 23時25分57秒 | 音楽
10月27日、神戸酒心館ホール。



酒心館ホールは、神戸の清酒醸造元が酒蔵を修復して、椅子席キャパ150人程度のホールとして運営している所だ。
ライヴは大好きだが、アルコールを一切受け付けないという不幸な体質のワタクシにとっては、自力では決してここへ近づく可能性は無いはずだったが、今年3月、ジャズギタリスト吉田次郎のライヴを観戦して以来、お気に入りのホールになってしまった。

でも、失礼ながら、山崎ハコには、あんまり興味が無い。
あんまり興味が無いと言いながらもライヴ観戦したのは、会場がお気に入りのホールである事以上に、この日の山崎ハコの伴奏を努めるギタリストが安田裕美(やすだひろみ)だった事が一因だ。
そう、初期の井上陽水のレコーディングでもコンサートでもバックを努めていた、あの安田裕美だ。
5月の井上陽水ライヴの後に、陽水関連のサイトを検索していたら、安田裕美が、最近、山崎ハコと結婚したという情報をつかんで、「まさか?」と思っていたのだが、なるほど、あの情報は本当だったんだな。

ワタクシが記憶している山崎ハコの曲というと、「水割り」という曲と映画(あれ?ドラマのほうだったけ?)「青春の門」のテーマ曲の「織江の唄」と、もう一つ、「憂鬱な毎日をどうしよう、、、、、」というフレーズで始まるちょっとにぎやかな曲、そうそう、「気分を変えて」。
その3曲くらいしか知らないで出かけたライヴだった。
当日、集合していた山崎ハコファンの皆様には、全く申し訳ない限り、、、、、、
17時15分開場、18時開演のライヴだったが、会場に着いたのが16時15分頃。開場時刻まで、まだ1時間もある。
「全席自由席だから早くから行列する気はマンマンだが、いくらなんでも早過ぎるかな?」と思いながら、会場入り口を覗いてみるが、並んでいる人はチラホラ。
他に行くあても無いので、そのまま入り口のあたりに立って本を読みながら時間をつぶしていると、突如スタッフパスをぶら下げた女性が出てきて、「整理券をお渡ししま~す。」と言ったので、整理券とやらを受け取ると、その整理券番号は、なんと50番代。150人から、せいぜい詰め込んでも200人くらいのキャパのホールで50番代、、、、、、、、、、3月に来た時の会場の様子をイメージしてみると、50番代となると、ワタクシのお目当てであるギタリスト、安田裕美の真正面に座る事は難しいかもしれない、、、、、
というのも、女性スタッフの説明によると、開場後、整理券の番号順に入場するというライヴハウスによくあるシステムを取るらしい。
が、「整理券を発行します」という告知は、チケット券面に記載がないし、会場入り口付近のどこにも張り出されていなかった。
整理券が出る事さえわかっていれば、もう少し早く来ていたものを、、、、、、
と、心の中でブツクサとクレームをつけてみるが、そこはそれ、小心者のワタクシの事、決して口には出さない。

ワタクシよりも前に来た人は、既に整理券を受け取って、どっかで悠々と時間つぶしをしているのだろうか?
何しろ清酒の醸造元会社の中にあるホールなので、すぐ隣の建物に行けば、お酒や奈良漬やらおつまみやらの周辺機器も展示販売しているし、別のスペースにはレストランもある。
飲兵衛どもにとっては天国のような環境にあるので、ナンボでも時間つぶしは出来るだろう。
それにしても、この時間で既に50人余りの人が整理券を受け取っているというのは、不自然ではないだろうか?
そこには、なんとなくヒミツが隠されているような気がするぞ。
例えば、主催者のお友達には早くから整理券を渡していた、、、、、とか?
ま、疑い出すとキリが無いが、どうにも釈然としない。
釈然としないと感じたのはワタクシだけではなかったようだ。
開場時刻も迫りつつある頃、その時ようやく整理券が発行されている事を知った女性がいたようで、その人は、「整理券が出る事なんてどこにも書いてないやないの、こっちは4時から来てるんやで」と、ものすごい剣幕で怒っていた。
その瞬間、行列している人達は、シーンと静まり返って固まってしまった。
怒るのも無理は無いぞ。
整理券が出るなんて、どこにも告知されていないのだから。
やはり、チケット件面はもちろん、酒心館の入り口だとか会場ホールの入り口に整理券発行の告知は必要だった。
主催者が本職のプロモーターではないアマチュア集団らしい事は想像がつくが、これは主催者の手落ちだと思う。
有料イベントである以上は、観客サイドから見れば主催者がシロートであろうがクロートであろうが関係ないのだから。

ライヴが始まるが、山崎ハコのヴォーカルは、「この人、もっと歌の上手い人だったんじゃ、、、、?」と悩んでしまうほど、声量を抑えた高音部の歌声が上手くマイクに乗っていなくて、ちょっと頼りない印象を受けてしまった。
が、後半、松田優作のレパートリーだった「横浜ホンキートンクブルース」あたりで、ようやく調子が出てきたようだった。
しかし、山崎ハコが、「横浜ホンキートンクブルース」を歌うとは、意表をつかれてしまったなぁ。

以前に読んでいた雑誌の断片的な記事や、当日の山崎ハコのMCを総合してみると、2000年頃に、山崎ハコがそれまで所属していた事務所が解散してしまったのだという。
それも、本人が知らない間に、山崎ハコの楽曲にかかわる著作権その他一切の権利を勝手に他人に売却して事務所が解散してしまったのだという。
全くひどい話だ、、、、、
本人には1円も残っていない上に住む家も無くなり(家賃は事務所持ちだったという事だろうか?)、友人の家に居候を余儀なくされた時期もあったらしい。
それを乗り切って、新たな事務所に所属してこうして頑張っているらしい。
とかく「暗い」の一言で表現される事が多い山崎ハコだが、無口というか話したがらないイメージは、以前の事務所が作り上げた物だったらしい。
この日のMCも、ファッションもメークもヘアスタイルも、随分とイメージの違う山崎ハコがそこにいた
で、安田裕美のギターは、やっぱ上手いわ
こうなると、次回は、是非とも、井上陽水と安田裕美二人っきりの弾き語りライヴを味わってみたいものだ、、、、


快楽、悦楽

2007年11月11日 22時31分44秒 | 風景光景

本格的に寒くなる前に、まだピッカピカのスクーターに乗って、半日くらいどっかへ行きたくなったゾ

紅葉まっ盛りであろう高野山方面へ、、、、、
とも考えてみたが、あっちは俗世間よりも寒くなりそうなので、高野山征服案はすぐに却下。
先週の火曜日あたりに紅葉目当てに高野山へ行ったという人がいて、既に午前9時には高野山のお寺が密集しているゾーンの駐車場は満杯で、観光バスやら自家用車でごった返して大渋滞で大変だったらしい。
単に「寒いのはイヤだ。」というナマケモノの素直な本心が下した高野山征服案却下だったが、プロセスはともかく、却下して正解だったのだろう。
紅葉の時期の高野山へ行く気になったら、南海電車に乗っていく事にしようっと

で、今回のところ、山はやめといて海へ向かう事にする
暖かいとはいえ、ちょっと厚着をして準備OK
目的地は、白崎海岸。
地元の観光パンフレットでは
氷河とみまがうばかりの白い岩
が自慢らしい。

なぁ~にぃ~、「白い岩」だと~、
何を大げさなっと、思うだろうが、
確かにこの海岸には白い岩がゴロゴロしているのだ。

由良駅の手前で太平洋方面に左折して、しばし走行していると、、、、、



見覚えがある、白い岩の海岸線が見えてきた。
初めてここにやって来たのは1989年5月で、それ以来、一度も来ていない。
18年以上来ていなかった事になる。
正直言うと、初めてこの風景を見た時には、ビックリした
ガキの頃に見たTV番組、ウルトラマンだったかウルトラセブンだったか(どっちやねん?)に出てきた、亡霊怪獣だったか幽霊怪獣(そやからどっちやねん?)を思い出して、少々の恐怖心というか異次元感(ええかげんにせんかい、どっちやねん?)にひたって、しばし呆然としたものだった

          
      
その18年前の現場写真を引き出しの中から発掘

ここから先は先日撮ったもの。



こんな白い岩の海岸線を進むと、何やら公園風の人口建造物を発見。
かような物は、18年前には無かったゾ、、、、、
白崎オーシャンパークなどという小洒落た名称が付いている。

          

どう見てもまだ建設途上にあるようにしか見えない、妙に間延びしただだっ広いスペースを歩いてみる。     

          

奥の方には展望台まで作られていて、見回してみるとこんな感じ。



テント無しでもキャンプできそうなコテージもあった。
ごらんのように、この日は曇天で
よく晴れた青空の下、白い岩に囲まれた公園でビール片手にバーベQなどするのも妙案かもしれない

で、どうして、こんなに白い岩に囲まれているのかというと、2億年前に有孔虫フズリナが石灰岩の上に数百メートルの厚さに堆積して化石になったかららしい。



どうして、ワタクシがそんな事を知っているのかというと、観光案内の看板にそう書いてあったからだ。
だから、くれぐれも、「有孔虫って何ですか?」とか、「フズリナって何者?」とか、コメント欄に質問しないでいただきたい

遠出というには往復で140キロ足らずの行程だったが、101ccのスクーターとはいえ久々のツーリング気分を味わった。
所要時間は4時間少々。
なんか、気持ち良い一日だった


オルゴールの博物館

2007年11月05日 21時29分43秒 | 風景光景

          

六甲高山植物園に隣接していて、共通チケットを買うと割安になるオルゴールミュージアム ホール・オブ・ホールズ六甲
順序は逆になったが、植物園へ行ったのはこの後で、オルゴールミュージアムの方に先に行った。
どうにも繊細なデリカシーさに欠けるのが、ワタクシの唯一の欠点であろうか?
「オルゴールなんて、オンナコドモのオモチャじゃないか、けっ」との先入観から、ざ~っと軽く流して観覧して、20~30分ほどで出てくるつもりだったのだが、意外や意外、面白かったなぁ、これが



ミュージアム入り口に置かれている、手回しオルゴール。
ほら、よく大道芸人が使っているタイプ。
ワタクシが到着した時、先客のオバサン達がハンドルを回して遊んでいたのだが、これ1台で何曲かのレパートリーがあるらしく、突如として六甲おろしのメロディーが流れてきたので、ワタクシとしては、ただただ腰を引いて遠巻きに眺めるしか術がなかった、、、、、

受付でチケットを購入
間もなく、2階のコンサート展示室でオルゴールコンサートが始まるというので、まずはそちらへ。
オルゴールコンサートは、1時間につき1~2回、1回につき20分前後のミニコンサートだった。
スタッフの女性が解説しながら実演してくれて、ハンドルを回すタイプのオルゴールをお客さんにも回させてくれる事もある。
プログラムは毎回違うようで、1回だけでは、だだっ広い展示ホールに置かれたオルゴールが紹介しつくせないようだ。
1回目だけでは物足りなくて、そのままホールに居座り、次のコンサートも聞かせて貰った。
コンサート展示室のオルゴールを半分ずつ紹介していって、コンサート2回でワンセットになっているような気がした。



コンサート展示室の中でも、ひときわデッカイのが、デカップ・ダンス・オルガン “ケンペナー”
こうなるとオルゴールというよりも楽器、それもパイプオルガンに近い物に見える。
それもそのはず、ダンスホールで活躍していた自動演奏のオルガンらしい。



電気仕掛けなのだろう、演奏中は、こんな風にライティングが施されて、美しい。
このオルゴールの音色は、ミュージアムのオフィシャルサイトコレクション紹介のコンテンツで試聴できる。



さっきのヤツよりも小型になるが、これまたオルゴールと呼ぶには大柄なサイズの、オランダ製のハーヴェストという名の手回しオルガン。
元々は、清里のホール・オブ・ホールズにあった物らしい。
裏側にはでっかい手回しハンドルが付いていて、コンサートの時に希望すれば、実際に手回しハンドルを回す事ができる。
この日は、1曲演奏するのに大人4人が交代でハンドルを回していた。
当然の事ながら、ハンドル手回し式のオルゴールは、ハンドルを回す速度を均一にしなければ、ちと聴きづらくなる。
コンサート展示室には、これだけでなく、もっと小ぶりのアルゴールもたくさんあった。



ワタクシが一番気に入ったのが、ピエロの人形が手紙を書くオルゴール。

他の展示コーナーにもたくさん展示されていて、その中で、たった2台だけ、価格表示がされているオルゴールがあった。
価格表示されているという事は、売ってもらえるのだろうか?



これは、その一つ、ロッホマン”オリジナル172型というオルゴール。
お値段は、税込みで、たったの¥6,510,000



もう一つ、デライカ20key手回しオルガンNT20/31F型
こちらは、少々お値段がこなれておりまして、お買い得、¥1,680,000。
¥1,680,000の手持ちが無かったので、帰りがけ、ミュージアムショップで¥1,700くらいのチャーリーブラウンのオルゴールを購入
えっ?ワタクシには、チャーリー・ブラウンが似合わないって?


六甲高山植物園

2007年11月02日 17時27分46秒 | 風景光景

10月28日

六甲高山植物



小学生の頃、親に連れられてケーブルカーに乗った記憶がかすかにあるし、
高校卒業した年の夏、友達と来た記憶がはっきりとあるし、

という事は、六甲山に来たのはこれが3度目かなぁ

          

          

          

          

          

 

 


立山黒部アルペンルート (10) 富山3題

2007年11月01日 23時12分06秒 | 風景光景

立山黒部アルペンルートの概要については、こちらを参照。
とりあえず、このサイトのアルペンルートの歩き方(初めての方へ)というコンテンツを参照されたい。

立山黒部アルペンルートへの旅は、今回で終了。
富山地方鉄道に乗り換えて、富山市に到着したのが午後1時40分ごろ。
こんなに早く富山市内に入ったのには、理由があって。
富山駅からJR電車を乗り継いで約40分ほど日本海側に移動して雨晴海岸駅で降りると、雨晴海岸(あまはらしかいがん)という海岸に出る
この海岸から立山方向を振り返ると、日本海越しに立山連峰の姿を目にできるという、オイシイ光景が広がっているらしいからだ。
例えば、こんな具合に雨晴海岸の風景
時間があれば、この雨晴海岸まで足を伸ばして、海越しの立山連峰をカメラに収めようと、撮影ポイントの地図と電車の時刻表までプリントアウトしてきたのだ。
もしかして、午後から晴れてくれたならば、雨晴海岸まで行くつもりで富山市まで早めに移動したが、残念な事に、やはり山の方向を見ると曇っていた。

で、雨晴海岸行きは次の機会にという事にした。
まあいいさ、能登半島方面へでも出かけるついでがあれば、クルマで雨晴海岸まで行ってみようと思う。
雨晴海岸行きを断念したので、富山駅前に予約したホテルへ行く事にした。
このホテルは、サウナ付き大浴場を備えているので、ノンビリとひとっ風呂浴びようとしたが、ホテルのチェックインは午後2時。
チェックインまでの時間つぶしに、ホテルの周辺を少しばかり遠回りしていると、またもや路面電車に出会ってしまった

岡山に行った時に続き、2ヶ月連続になる。
ワタクシが住む和歌山県内には、路面電車は走っていない。(もしかすると、和歌山市内なら、その昔に路面電車が走っていた可能性もあるが?)ワタクシにとって、電車やバスは見慣れているが、路面電車というヤツはものめずらしくて仕方が無いので、ついついカメラを向けてしまった

          

           



一度、この路面電車というヤツに乗ってみたいのだが、どうにも乗り方がわからない。
というか、道路の真ん中に停留所があるので、あんなセンターラインに近い所で電車を待つというのが不安で仕方が無い。
その上、路線バスに比べて、時間的に早いのだが早くないのだかが良くわからない。
そう言えば、岡山も徳島も松山も富山も、、、、、、
路面電車が走っている区域では、路線バスも走っていた。
路面電車と路線バスのすみ分けを、どうやって区別しているのだろうか?
確か、天王寺から堺方面に路面電車が走っていたはずなので、乗ってみたいのだが乗るための目的が無い。

あっ、そうそう、随分前に、広島駅から原爆ドームまで行った時に乗ったのは路面電車だったのだろうか? 
それともバスだったのだろうか?
と、思い出したので、広島平和記念資料館へのアクセスを調べてみたらば、バスルートと路面電車ルートがあるようだ。
さて、どちらに乗ったのだろうか?
いやはや、全く記憶がないのだ

ワタクシは、こう見えても肌が弱い。
秋口から冬場にかけて、必ず、肩から腕、手にかけて、あるいは、足の脛あたりがカサカサになって荒れてしまう。
その前兆として、まず、手のひらと手の甲が荒れだしてくる。
立山黒部アルペンルートは、さすがに、いつもの生活圏と比べると気温、水温が低くて、長野入りした翌日あたりから手のひら手の甲がカサカサになってきた。
それが気になったので、富山駅ビル2階のドラッグストアでハンドクリームを買った。
ホテルで入浴後、そのハンドクリームを使ったのだが、その時初めて、ちょっとした間違いをしでかしていた事に気付いた。
どうしてなのだ、、、、、、、
ついさっき、富山駅ビル2階のドラッグストアで買ったハンドクリームは、試用見本品だったのだ

色んな種類ごとにズラズラ~っと並べられたハンドクリームを、どうぞお客さんが試しにつけてみて下さいね~、、、、、、っとばかりに置いてある試用見本品だったのだ、、、、、
決して高い買い物ではないが、わざわざ使いかけの試用見本品を、新品の価格で買ってきてしまったとは、、、、、、
ウッカリしていたのはワタクシだけではない、ドラッグストアのレジ係もレジ係だ。
ワタクシがレジまで持ってきたのが見本品である事くらい、すぐに見抜いて、正規の販売用の商品に取り替えるくらいの気の使い方があってもよかったのではないか、、、、、、
その時のレジ係が、(あの店の経営者だったのだろうか?)失礼ながら、随分とご高齢のオジイサンだったのが、ワタクシの運のつきなのか。
レシートも残っている事だし、翌日にあのドラッグストアに行って、新品と交換してもらうつもりだった。
翌朝、ワタクシが乗りたかったのは、富山駅9時15分発のサンダーバード
対して、ドラッグストアの開店時刻は9時ちょうど。
なので、開店直後に店に行けば間に合いそうだったのだが、富山始発のサンダーバードの禁煙指定席に空席が無かったので、自由席に乗らなければならない。
自由席に乗るためには、始発とはいえ、発車時刻より早めにホームに並んでおかなければならない。
となると、ドラッグストアへの寄り道に費やす時間が微妙な事になってきた。どうしようかと迷った末、ドラッグストアには立ち寄らず、その分早めにホームに並ぶ道を選んだ。
試用見本品のハンドクリームとはいえ、あまり減っていないようだったし、話のタネに使えるかも知れない、などと考える余裕は無かったのだが、、、、、