lizardbrain

だらだらぼちぼち

HERO

2007年09月13日 13時57分09秒 | 映画とかTV
番宣にだまされて、最初は面白そうに感じても、回が進むにつれてどんどん面白くなくなったり、毎週連続して観る意気込みはあっても、途中のどっかの回でビデオの留守録を忘れてしまったり、はたまた、毎週続けて観る事がとてもめんどくさかったりするので、連ドラというヤツはめったな事では観る習慣にない。
(米国製の『ER』や『スタートレック・シリーズは別だが。)

『踊る大捜査線』にしても、面白いかもと思い出したのは映画になってからで、ここ7~8年間の記憶をたどってみても、ワタクシにとって面白かったなぁと思える連ドラは、『ビューティフルライフ』と『HERO』くらいのもんである。
(あらら、どちらもキムタク主演かい?)

そのHEROにしても、1週だけ留守録に失敗して見損なっている回がある。
留守録予約はセットしていたのだが、ビデオテープを入れるのを忘れていた、、、、という、誰に八つ当たりする事も出来ない恥ずかしいミスをしでかしてしまったのだ。
それも、見逃しても大勢に影響が無い可能性が大きいシリーズ前半のエピソードではなく、最終回の1週前の回を見逃している。
どうやら、ワタクシが見逃した回で、久利生検事の過去のヒミツが明かされたようで、それも考えるとなおさら悔しくて仕方が無い。
その後、何度か再放送される機会があって、見逃したラス前1週分のオンエアを留守録すべく待ち構えていたのだが、なぜかそのたんびにウッカリミスで録画に失敗している。

映画化に先立つ景気づけという事だったのだろう、今年の夏、またもや再放送があって、ようやく見逃していた回の留守録に成功して、気を良くしたばかりであった。
今回失敗していたらば、ビデオあるいはDVDレンタルにしがみつかなければならないところだった。
あっ、いや、別にレンタル料金を惜しんでいるわけではないが、、、、、

その甲斐あって、ようやく、ドラマの全体像をおおまかに把握できたようなので、昨日、映画館での鑑賞に及んだわけである。

ところが、昨日は水曜日。
つまり、女性半額のレディースデー、、、、、、、、

年齢を問わず、レディーであれば半額という、ワタクシにとっては全く持って承服しかねる矛盾をはらんだ料金体系の日であるからには、幅広い年齢層の自称レディー達が殺到してくる可能性が大であった。

ところかまわずガサゴソとレジ袋を開けて、併設のスーパーで買ってきた煎餅などをバリバリかじりだしたり。
香水というよりも白粉の匂いに違いない不条理な香りが映画館中に充満して、禁煙に成功して以来、匂いに過敏になったワタクシの鼻を不快に刺激してくれたり。
映画のストーリーには関係なく、隣り合った仲間同士で、しきりに息子や孫の自慢話や嫁の悪口を声高に繰り広げてみたり。

しかも、主演がキムタク。
という事は、いやおうでも自称レディー人口比率が増大している事は確実で、、、、

そういった悪環境を考慮しても、昨日のうちに鑑賞しておいた方が後々のスケジュールがすんなり進行するので、意を決して映画館へ

意を決して行ってみると、さほどの悪環境ではなかった

ただ、一箇所だけ、かなり年かさの昔のレディーに同伴してきたらしいオジサンが、まるで自分ちの居間にいるかのような大声で、映画の進行につれて、隣のかなり年かさのレディーと何やら話す声が聞こえてきたが、ワタクシの席からは離れていたので、あまり気にはならなかった。
もっとも、これが字幕を読まなければならない映画だったらば、字幕に集中できずにイライラしていたかも知れないが。

ワタクシは、日本映画は観ない主義だったのに、『スイング・ガールズ』や『パッチギ!』以来、そういったこだわりも無くなりつつある。

この映画も、映画になるだけあって、TVドラマ時のとお金のかけ方が違う。
脚本もセットも、随分練りこんだ物に見えたのだが、もしかすると、フジTVに騙されているのかもしれない。

それはちゃうやろ、と、突っ込みたいところも何箇所かあったが、それを言い出すとネタバレさせてしまう。
ホントはネタバレさせたくて仕方が無いのだが、何か言い残す事はないだろうかと考えていると、、、、、、、

そうそう、

確か、森田一義ことタモリが出演しているはずなのに、なかなか出てこなかった。
そういえば、『笑っていいとも』でも、タモリは、この映画の話はほとんどしていなかった。
普通なら、
「こんな役で、こんな台詞で、こんな役者とからんで、こんなNGを出してしまった、、、、、」
とか、はしゃいでしゃべくりまくっていても不思議ではないのに、一切バラさなかった、、、、
これには、何か仕掛けがあるはずだと睨んで、終盤では、その点を重点的に観察する事に専念したワタクシ。

物語が、そろそろ終盤の盛り上がりに差し掛かりつつある一歩手前の、嵐の前の静けさ的なシーンで、ホテルのバーカウンターで重厚な役どころのオジサンが二人飲んでいるシーンがあった。
タモリのキャラクターから察すると、たぶん、このバーのバーテン役で出てくるのだろうと思い込んだのだが、そのシーンでは、どう目を凝らしてもバーテンなど出ていない、、、、、、

結局、、、、、、、、、

出てきましたよ、タモリが。
意外な役どころで、、、、、、

演技の質はともかく、というか、重さがないけど。
ま、あの人種の全てが重いとは限らないわけで、、、、、

笑っていいともの共演者達も、HEROをネタに、カメラの前でタモリに絡みたくて仕方が無いのだろうが、この役どころでは、そういうわけにもいくまい。
うっかりネタバレさせてしまうと、永遠にフジTVに出られなくなる



ところで


9月23日の夜、フジ系列で、以前に放送されたHEROスペシャル版が少々手を入れ直して放送されるらしい。
今上映中のムービー版にも出てくる中井貴一の事件について繰り広げられるので、このスペシャル版を見逃している方は、映画館へ行く前にTVで予習しておくのも手だと思う。
スペシャル版が放送されるまでに、上映が打ち切られる事はないだろうから。

あっ、

またもやフジTVの罠にはまってしまった