
黒岩涙香の「島の娘」を第三十話まで連載しました。
イギリスの作家、サー・ウォルター・ビサントの原作「Armorel of Lyonesse」を訳した作品です。
1913年(大正2年)6月21日から1914年(大正3年)4月12日まで新聞「萬朝報」に連載されたものです。
島の娘 第三十話までの概略
島の娘、網守子は、曾祖母が死去したため寒村家の当主となった。
寒村家の当主と成り、寒村家の財産の引継ぎを受けて、自分が莫大な先祖の財産を相続したことを知る。
自分が慕う画家梨英がロンドンに去ったまま音沙汰の無いのは、自分が島の娘で田舎者だからだと気付く。
梨英に好かれる為にも、その莫大な財産に見合った人に成らなければと発起し、島を出て自分を磨きだした。
五年後、何処に出ても恥ずかしくない素養を身に着けた島の娘、網守子はロンドンに出て、画家梨英の消息を尋ねる。
だが梨英の消息はつかめない。
ロンドンでは蛭田江南と云う人が、絵、詩、小説の三分野で才能を発揮し、三重の天才と賞賛されている。
蛭田江南の絵は特に海の波の様子を描いた絵が評判になっていた。
波の絵が得意と聞いて、網守子はひょっとしたら、蛭田江南とは路田梨英の事かと期待した。
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