和菓子職人のひとり言

志季の和菓子「倉敷 いちむら」日記

6月30日は“水無月”

2010-06-28 21:32:07 | Weblog
“水無月”は、大納言かのこを外郎(ういろう)に載せたお菓子。


小豆は、魔よけの力を持ち、邪気を払うものとして載せ、魔よけ、厄病よけ、


の意味を込め、三角形になっているのだそうです。


6月30日に京都では「夏越しの払え(なつごしのはらえ)」という行事が行われます。


京都の各神社で、暑い夏になる前の穢れや災いをはらう神事が行われるのです。


水無月は、古来よりその6月30日に厄をのがれ夏を迎えようとする気持ちを込めて


食べられてきたものです。


今年の6月30日は、水曜日なので、当店はお休みですが、明日ご購入いただいて、


6月30日にお召し上がりいただいても大丈夫です。賞味期限が翌日までですから!


ぜひ、6月30日には、“水無月”を食して厄除けしませんか?