和菓子職人のひとり言

志季の和菓子「倉敷 いちむら」日記

こんな感じ

2009-12-28 16:33:53 | Weblog
今日は、朝から配達であっちに行ったりこっちに行ったり。


1件配達が終わって工場に戻ると車から降りる間もなく次の配達先への


お餅が積み込まれる・・・。


今日の製造は朝の4時半スタート。


それでも、以前では考えられないくらいゆっくりなスタートです。


でも、和菓子店をオープンさせるまではなかった和菓子の製造が加わるので、


工場の中は、戦争状態。


和菓子を作りながら、餅米を蒸して、杵でついて、注文サイズに取りわけて、


形にしていく。


そして扇風機でお餅を乾かして、袋につめ、お客様ごとに分けていく。


これをとにかく繰り返していきます。


そして出来たものから配達する人と製造し続ける人に分かれて同時進行。


配達は、スーパーなどの業者が中心。


一般のお客様には、お店か工場に取りに来ていただくようにしています。


どうしても配達でなければならない方の場合は、別途配達料を頂戴して


配達することも。(できるだけ避けたいですが・・・)


写真のような感じでバンジュウという入れ物に配達先別に分けられて


車に積み込まれるのです。この写真の右下3本は豆餅5合、右上2個が2合重、


左下が小餅1升。お餅はつきたてなので、重ねて置けないため、1枚の


バンジュウに入るのはこんなもの。


こんなバンジュウを何枚も車に積み込むわけです。


それに、和菓子の追加注文がくると、和菓子も作って・・・。


残り3日、これを繰り返す。


これが私の年末の過ごし方です。(笑)

本格始動

2009-12-27 19:10:22 | Weblog
今日から、お正月餅の製造が本格始動しました。


当店は、全てご注文いただいている当日にお餅をつきます。


今日は、数少ないですが、まだお餅をおろしているスーパーへの納品用の


お餅と地方への送りのお餅がほとんど。


明日からは、一般のお客様からのご注文も入っているという感じ。


やっぱり一番多いのは、30日のお受け取り。


10年ほど前までは、29日20日31日は徹夜でお餅をつき続けなければ、間に合わない


ほどの注文がありましたが、その当時に比べると最近はめっきり減りました。


数時間ですが、ベッドに入って睡眠を取れるまでに。


体のことを考えるとありがたいのですが、少し寂しいですね。


私にとっての29日30日31日の徹夜は、冬の風物詩でしたから!(笑)


それだけ、お正月につきたてのお餅をと考えられる方が少なくなって


いるんでしょうね。最近は、真空パックのお餅もたくさん出回ってますし。


お餅にこだわらないというか・・・。昔は、三箇日は必ずお餅でしたもんね。


今では、元旦に形だけお雑煮っていう方が多いのでは?


元旦からスーパーも開いているのでおせち料理もお餅も必要ないですから。


でも、おせち料理やお雑煮は、主婦を家事から開放させて、三箇日は主婦業も


お休みという意味合いもありますし、この伝統は守り続けたいものです。


主婦の皆さん!お正月くらいは、ゆっくり休んでくださいね!!!

お正月向け上生菓子

2009-12-26 20:57:08 | Weblog
お待たせしました!


お正月向け上生菓子の販売を開始しました。


新作7種類プラスすでにご紹介しております


「栗かの子」「姫椿」「水仙」「花ゆず」の


全11種類です。


写真右上から左に、


・「おめでとう」(流し合わせ)

・「千代の鶴」(上用まんじゅう)

・「雪中竹」(練り切り)

・「干支寅」(上用まんじゅう)


写真右下から左へ、


・「万寿」(練り切り)

・「福梅」(練り切り)

・「栄松」(きんとん)


年末は、上生菓子のお求めが増えますので、ご来店時に品切れしている場合も


考えられます。前日までにご予約の上、ご来店いただけますと、確実にお買い


求めいただけます。以降のブログでひとつずつのご案内もしますので、ブログ


チェックのうえ、ご予約ください。ご予約は、お電話でもOKです。


お気軽にお電話ください。


志季の和菓子
「倉敷 いちむら」
倉敷市西中新田37-1(ナッシュカレーさんの隣)
TEL/086-422-2838