美しい地球環境を未来に!

最近の異常な気候はなんだか変だ!
地球温暖化のために「できる行動は?」役立つ情報を発信して行きたいと思っています。

地球を救う森づくり 1

2011-07-05 09:29:25 | Weblog


「地球を救う森づくり」というのは、ちょうど7年ほど前
2004年5月1日に出版した私の本のタイトルです。

1999年6月に寄付による植林活動を始めましたが、
寄付という非日常的な活動の限界を感じ、日常の活動として
植林による熱帯雨林の再生を目指すにはどうすればいいか?

考え続けて、導き出した方法が、

①劣化した熱帯雨林の樹々の下に日陰を好み、将来、
 森の主木に育つ樹種を植林する

この植林は、熱帯雨林の再生を目的として、将来とも伐採はしません。

②地元の人々が天然林の木材を切らないで、日常の経済活動の
 を維持できるように経済的な価値の高い樹種で林業を育成する

 この対象地は、完全に草原になってしまった、陽光が強く、
 乾燥が激しい土地です。
 
 周りから樹木の種子が富んでくるわけでもなく、虫も何もない
 環境では、鳥も種子を運んではくれません。
 
 ですから、このような土地は、自然のままでは気の遠くなる時間を
 経て、再生されます。
 
 これまでの経験からおそらくは500年1000年という長い時間
 を必要とします。
 
 地球環境の劣化を考えるとき、とてもそのような時間を待てる余裕は
 私たち人類にはありません。

だから、今、インドネシアで植林なのです。
インドネシアは世界で一番危機的で貴重な森林NO1なのです。

その上、砂漠とは違い、雨と太陽が豊かで、
植物の成長が旺盛な環境です。

私たち人類を含めたあらゆる動物は酸素を呼吸で得て、
生命を維持しています。
地球の酸素を補給しているのは植物の活動によるものです。

中でも地球の土地表面の7%の熱帯雨林が、地球全体の酸素供給の
約50%を供給してくれているとても重要な存在なのです。

人類の持続的な生存に熱帯雨林は不可欠なのです。

私たち人間には、幸い物を運び、穴を掘り植え付けるという
能力が与えられています。

自分たちが壊した熱帯の森を再生するために行動することは、
人類が地球上で生存し続けるために当然の理です。

自分がはじめた熱帯雨林をこれ以上減少させないようにしたいと
いう想いを実現するための方法が
この「2イン1」Wエコシステムによる植林という形です。

この内一本は伐採して経済的な価値~エコノミーを享受しますが、
もう一本は環境修復のために貢献する~エコロジー~のためです。

私たち人間の生業として、一番最低限やるべきことは
次世代の生存できる環境を守ることにあります。

そのような考えを伝えたかったのが「地球を救う森づくり」という
本です。

この本の推薦文を当時のインドネシア大使のアブドール イルサン氏が
寄せてくださいました。

「インドネシアの熱帯雨林が急速に失われつつあります。
 インドネシア政府の懸命な取り組みにも関わらず、
 オランウータンは絶滅の危機に瀕し、
 鳥の声も森から消えてしまいました。
 
 今、解決に挑まねければ、
 私たちすべての生物の生命を脅かすでしょう。
 わたしたちは、快適な生活を望む一方で、
 環境が重要なものであることを忘れてはいけません。
 
 この本は
 「どのようにしたら私たちは地球を救うことができるのか」という
 興味深い視点を提供してくれる、今の時代に最適な本です。」

あれから7年を経過して、熱帯雨林はその後も加速度的に減少を
続けています。

日本でも確実にその影響は、機構の異常になって現れています。
当時よりのより深刻に自体が進展しています。

ノーリターンポイントまで、残り66ヶ月という状況の中で
ひとりひとりが自bンに出来る行動を始めないと
次世代にバトンを渡せない状況を作ってしまいます。

インドネシアを訪問するたびに、人間の快適、便利差の向上と
引き換えに、熱帯雨林の破壊、地球環境の破壊がどんどん進んでいる
のを感じ、やや絶望感を感じます。

でも、地球での人類生存を諦めるわけにはゆきません。
自分のできることを勧め、多くの人々の賛同をいただけるように
一層の努力が必要だなーと感じています。


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