ふくろたか

札幌と福岡に思いを馳せるジム一家の東京暮らし

パ・リーグの終盤戦を考える

2021年10月06日 | 野球
昨夜のソフトバンクは楽天に7対7の引き分け。
8回のリチャードの6号ソロでよく追いついた
・・・と言いたいが、この時期に3ゲーム差で上にいる相手との対戦で、
初回にアキラの5号逆転満塁弾が出ながらの引き分けは負けに等しい
きょう6日にも自力CSが消えるピンチに陥った。
一方で、首位オリックスと2位ロッテはともに零封勝ち。
この結果、西武の優勝が消滅 日本ハムもきょうにも優勝が消える。
辻・栗山の両監督は今季限りとも報じられている。

これらの現状を踏まえ、今回はパ・リーグの終盤戦を考える。
焦点はもはや
  1. オリックスとロッテの優勝争い
  2. 楽天とソフトバンクのCS争い
この2点に絞られた感がある。この4球団の今後のカードは以下の通り。
<カッコ内はそれぞれの残り試合数
  1. オリックス(14)ロ3楽3ソ2西1日5
  2. ロッテ(18)オ3楽2ソ4西2日7
  3. 楽天(16)オ3ロ2ソ5西5日1
  4. ソフトバンク(15)オ2ロ4楽5西2日2
まず優勝争いについて。12~14日の直接対決3連戦@京セラが
山場になることは間違いないが、もうひとつ、日本ハム戦が大事とみる。
オリックスは7勝9敗3分けと負け越しており、まだ5戦を残す。
ロッテは11勝3敗4分けと勝ち越しを決めて、まだ7戦も残す。
このように記すと、ロッテ優位の材料に思えてしまうが、
残り試合数の多さは、今月の過密日程をロッテにもたらしている。
事実、現時点で12日~19日の8連戦が決まっており、
思わぬ落とし穴がないとも限らない。

次にAクラス争いについて。率直に言って楽天の優位は否めない
残り5戦となった直接対決は8勝8敗4分けの五分の戦績。
ここで3ゲーム差を詰められそうにない。
また、直接対決以外にも分岐点となりそうなカードがある。
  • ソフトバンク:9勝9分け3敗と五分のロッテ戦4戦(幕張3連戦)
  • 楽天:13勝5敗2分けと勝ち越している西武戦5戦(仙台3連戦)
カッコ内は15日からのカード。この3連戦で明暗が分かれるかも。

パ・リーグ後半戦を考える

2021年07月20日 | 野球
JFLの話、つづく。
枚方対いわきの代替試合が8月14日(土)に決まった。
前半23分の「枚方1対0いわき」から再開となる。

さて本題。きょうはオールスターを経て
五輪中断に入ったパ・リーグの前半戦を振り返る。
まずは以前に言及した引き分け数の昨季からの推移から。
  1. オリックス:7→11
  2. ロッテ:3→11
  3. 楽天:8→12
  4. ソフトバンク:5→14
  5. 西武:4→14
  6. 日本ハム:5→9
現時点で6球団すべてが昨季の引き分け数を上回る。
そして、コロナの影響で試合消化数が少ない
日本ハムを除く5球団が二ケタに達した。
カード別の対戦成績をみると、各球団まんべんなく1~3戦を
引き分けており、引き分けが著しく目立つ顔合わせはない。
引き分けゼロは「オリックス対ソフトバンク」のみ<オリックス6勝8敗
6球団の力量の拮抗ぶりを示している、と言えるか。

カード別の対戦成績をみて、他に気が付いたことは
1~4位の球団の西武との相性
1位オリックス・2位楽天は良い<9勝2分け4敗・8勝2分け2敗
3位ロッテ・4位ソフトバンクは悪い<4勝3分け7敗・5勝2分け8敗
ロッテ・ソフトバンクは西武戦の借金を日本ハム戦で埋め合わせている印象

Aクラス3球団との相性がさほど悪くないソフトバンクが
オールスター後に上位をうかがうには、西武攻略が大切になる。
とりわけ9連勝を許している「高橋光の撃破」は最重要課題だ。
今季もすでにソフトバンク戦3勝1分けの戦績。
つまり、西武は「ソフトバンク戦の貯金≒高橋光の勝ち星」となっている。

リーグ再開後の8・9月のソフトバンクと西武のカードは
8戦すべてが火・水・木の「裏ローテ」になっている。
西武はこのカードの初戦の火曜日に高橋光を当ててくるのではないか。
ソフトバンクも中断明けの裏ローテの再編が焦点になりそうだ。

侍JAPAN発表

2021年06月17日 | 野球
NPB交流戦が終了。最終戦は広島1対8日本ハム。
この結果、ソフトバンクは12球団のブービーに転落
最下位が広島なので、パ・リーグ6球団では最下位に終わったorz

そんな日に、稲葉監督の侍JAPANのメンバー発表。
東京五輪の開催の是非を別に、タカキチ目線で眺めると、
ソフトバンクからは甲斐、ギータ、そして栗原が選出された。
19年プレミア12からの生き残りは甲斐のみとなり、
甲斐野、高橋礼、嘉弥真、アトゥーオ、周東が外れた格好に。
まあ、この5人の現在の状況を考えると、特に不満はない。
特にサブマリン高橋礼は結果として、外崎を道連れに落選した
印象があり、西武ファンには申し訳なく思う。

タカキチとしては、千賀が間に合わなかったことも残念だ。
プレミア12も今回もけがに泣いたか・・・
一方で、栗原の選出を喜ぶ半面、首を傾げる部分もある。
「左の好打者&緊急時に捕手もできる外野手」という特色が
日本ハム近藤と重なる。持ち味が同じ2人を選ぶ必要があるのか。

  • 天皇杯
2回戦の残り6戦を消化。ジャイキリの風はやまず
広島1対5おこしやす京都 関西1部がJ1に圧勝。
アミティエ最終年の17年地域CLを観戦した人間なので、
おこしやす4季目の大仕事に拍手を贈る。
横浜FC1対2八戸 上記の大番狂わせの陰に隠れたが、
こちらもJ3がJ1から金星。
ほか4戦のうち、J2対決を除く3戦は順当な結果に終わった。
特に鹿島が容赦なし YS横浜を相手に、
上田ハット&2人がドッピエッタって・・・

引き分けを考える・序章

2021年05月14日 | 野球
きのう13日はパ・リーグの試合がお休み。
40戦前後を消化し、およそ10日後には2季ぶりに交流戦が始まる。

そんな日にぼんやりと順位表を眺めて、気づいたことがある。

予想はしていたが・・・引き分け増えたな

パ・リーグ6球団の昨季と今季の引き分け数の推移は以下の通り。
  1. 楽天:8→8
  2. ロッテ:3→5
  3. ソフトバンク:5→6
  4. 西武:4→6
  5. オリックス:7→7
  6. 日本ハム:5→4
ことわっておくが、昨季の引き分け数は全日程終了時の数である。
10回打ち切りが9回打ち切りに変わり、延長戦が消えた今季は、
この1イニング差が引き分け激増をもたらしたと言ってよい。

現在は6球団が5ゲーム差にひしめくダンゴ状態。
引き分けに一喜一憂する日々がしばらく続くかも。
ペナントレースは「勝率争い=負け数を減らす争い」
母数を減らす引き分けが持つ意味は決して小さくあるまい。
延長戦ありの昨季となしの今季の比較は、いずれ改めて検証したい。

深まる秋に一騎打ち

2020年10月09日 | 野球
本題の前に、法大サッカー部の長山一也監督に最敬礼
あす10日からリーグ戦再開なのに、小次郎の貸し出し延長
さすがの太っ腹。上田の中退&鹿島入団を認めただけはあるわ。
もっとも、今季のリーグ戦は第2GKの近藤壱成君(磐田U18出身)が
実は隠れスタメ・・・ゲフンゲフン。

空咳はさておき、きょうは残り25戦前後となったパ・リーグを語る。
昨夜のソフトバンクは西武と4対4の引き分け。
3点リードの7回に、先発柊太が痛恨のどすこい3ラン被弾。
レオブルーをまとった西武に3戦勝てずじまい。
2位ロッテとはいぜん1ゲーム差で、きょうから直接対決3連戦。

思えば、2カ月前は上位4球団が1.5ゲーム差で競っていたが、
優勝争いはいまやソフトバンクとロッテの一騎打ちの様相に。
そこで、残り試合の両球団の対戦相手を調べた。
  • ソフトバンク:ロ9・楽3・西7・日3・オ3
  • ロッテ:ソ9・楽6・西4・日3・オ4
両球団の直接対決はここまでソフトバンクの4勝10敗1分けorz
残る9戦のうち、今月は2度のホーム3連戦が控えるが、
本拠地ペイペイでは開幕戦を勝ってから5連敗中orz
この劣勢は残り9戦で急に払拭できるものでもあるまい。
さりとて、下位の日本ハム・オリックスには、ともに大きく勝ち越し、
残り試合数もほぼ同じ。ここでも差はつくまい。

となると、大事なのは楽天戦西武戦だろう。
ロッテが負け越している両球団から、どれだけ白星を稼げるか。
直接対決で吐き出した白星を両球団経由で回収するたくらみである。
その視点に立てば、ロッテ3連戦を西武3連戦で挟んだ格好の
今月23日からの10日間がかなり重要とみるが、はたして。

  • 新日本岡山大会
Bブロック6日目。内藤が5勝目。ジュースをディスティーノ葬。
EVILが東郷の介入で棚橋を下し、4勝目を挙げて追走する。
SANADAがKENTAを、ザックが矢野を、
後藤がヨシハシを下して、それぞれ3勝目。3勝は6人に。