2013年10月13日(日)
”ウマさんの「続関東ふれあいの道を歩く」”では、2011年までは主に茨城県の「関東ふれあいの道」(全18コース)を歩いてきた。
”たまには県外を”ということで、昨年(2012年)は東京都の「関東ふれあいの道」(全7コース)を歩いた。
そして次は神奈川県の「関東ふれあいの道」(全17コース)を歩こうということになり、企画した。
第八回目となる今回は、コースNo.16(大山参り蓑毛のみち:約8.7Km)を歩くことにした。
日暮里駅11番ホームで山手線内回り電車を待つ。
この日の参加者は11名である。
コースNo.16が難度3と紹介されていたのを敬遠して2名が参加を見送った。
小田急新宿駅
8時31分発の小田原行き急行電車を待つ。
小田急線車内
全員ゆったりと座れて快適なひと時である。
秦野駅には9時44分に到着。
蓑毛行きバス停には長い行列ができていた。
10時2分発の蓑毛行バスは満席で、途中まで立った状態だった。
途中で地元の高校生一団が降り、座れて一安心。
10時26分、終点の蓑毛バス停に到着。
「関東ふれあいの道」の案内図をカメラに収める皆さん。
この日のコースを確認。
蓑毛バス停はコース15「弘法大師と丹沢へのみち」とコース16「大山参りと蓑毛のみち」の分岐点(合流点)となっている。
この日はコース16「大山参りと蓑毛のみち」を歩くことになる。
コース15は12月に予定している。その時はこの蓑毛バス停がゴールになるのだ。
バスの折り返し場で体調を整えて、準備体操。
10時34分、先ずは大山阿夫利神社の下社に向けて出発だ。
「関東ふれあいの道」の看板もあるが、「東京少年キャンプ連合発祥の地」像を目印にするといいだろう。
最初は緩やかな上りを進む。
途中で道が二手に分かれている。
左側はヤビツ峠への道で、右が下社を経て日向薬師への道となっている。
ヤビツ峠への分岐点を過ぎると杉に囲まれた林道になる。
この辺りはそれほど急な坂道ではない。
この日のコースは難度3とのことなので、ゆっくりと時間をかけて上ることにした。
道は石が敷き詰められており、歩き易い。
舗装された道路を横切って山道が続いている。
次第に上りがきつくなってきた。
『ちょっときついねっ』
再び舗装された道路に出たが、ここからは車は通さないように扉が閉まっている。
『車が通らないのは安心だねっ』
坂道が続く。
この日の最高気温(秦野)は26℃の予想である。
暑くもなく寒くもなくといった気温だが、額に首筋に汗が滲んできた。
杉の木立が美しい。
東京都の「関東ふれあいの道」を想い起こさせる。
11時20分、後続と少し距離が空いたので、ここらで一息入れよう。
10分ほど上ると、大山山頂への分岐点に到着した。
出発してほぼ1時間経とうとしているのに、まだ1.4Kmしか進んでいないのにややがっくりである。
大山阿夫利神社下社への蓑毛越え(裏参道)を進む。
山の面は石垣になっている。
かつては大勢の参詣者が通ったのだろう。
杉木立の中を進む。
道は緩やかになり、おかげで足取りは大分軽くなった。
11時38分、蓑毛越えの峠に到着。
下社まであと1.4Kmの表示に元気付けられる。
ここで一息入れて下社を目指すことにした。
下社へは写真右手を進むことになる。正面奥は大山への登山道だ。
蓑毛越からは道はほぼ平坦になった。
『これなら楽だわねっ』
これまでの遅れを取り戻すためややスピードをアップした。
途中、視界が開けているところもある。
秦野市街方面だろうか?
道はほぼ平坦(水平に歩いている感じ)で、清々しい緑に囲まれた道であったり、
杉の林であったり、
場所によっては、鎖場もあり、退屈しない。
蓑毛越から約40分ほど進んだところで、下社の建物が見えて来た。
12時16分、大山阿夫利神社下社に到着した。
本殿の前にはお参りの長い行列が出来ていた。
お賽銭をあげてお参りをするだけでもかなり時間がかかりそうだ。
お腹も空いてきたので離れたところから手を合せるだけに止めた。
ところで、「関東ふれあいの道」の標識はどこだ???
「関東ふれあいの道」の標識は、本殿の前の石段を下って・・・
ケーブルカー駅の反対側にあった。
見晴台まで1.3Km、『あと少し、頑張ろうっ!』
神社の境内は人が多すぎて弁当を食べるような場所も見当たらない。
二重社二重の滝入口への”見晴台ハイキングコース”を進む。
このコースは、大山山頂を目指す人(大山山頂から戻る人)のコースでもあり、大勢のハイカーとすれ違う。
「関東ふれあいの道」の距離を示す標識に、
『まだ半分も歩いてないねっ』
ゴールの日向薬師バス停まで5.3Kmと表示されている。
大山は、神奈川県の探鳥地五十選に選ばれている。
年間約40種ほどの野鳥を見ることが出来るとのこと。
カワガラス、アオゲラ、アカゲラ、ミソサザイなどは一年中見ることが出来、
秋から冬にかけては、アオジ、ツグミ、ルリビタキ、エゾビタキなどが見られるそうだ。
”見晴台ハイキングコース”入口から7分ほどで、この日の証明写真撮影ポイント、”二重の滝”に到着。
思ったより流れが細い。
滝の近くに二重社の社が建てられている。
滝の真ん前に下りようとしたが、不安定な脚立しかなかったため、
下には下りずに滝をバックに全員の証明写真を撮影した。
”二重の滝”を後に、見晴台を目指した。
時計は12時42分を差していた。お腹も大分空いてきた。
見晴台への道はとにかく人が多い。
狭いところでは、お互いに道を譲る気配りも必要だ。
日本人は本当に素晴らしい!!
眠り込んだ赤ん坊を背負って頑張って歩く母親もいる。
見晴台への最後の杉林を抜けると・・・
13時2分、見晴台に到着してびっくり。
ベンチはたくさんあるのだが、どこも人・人・人でいっぱいだ。
後ろの一段高い山が大山である。
老若男女のハイカーが次から次へと下りて来る。また上って行く。
あらためて大山の人気度を知らされた。
見晴台から見た相模野方面
運良くベンチが空いたので、何とか席を確保し、弁当を広げることに成功。
『良かったねぇ、たまたま眼の前のベンチが空いて』
あらためてベンチを見渡す(大山方面)
こちらは、日向薬師方面。
高尾山に匹敵するほどの込み具合である。
弁当も終わり、後は下るだけだ。
日向薬師バス停(約4.2Km)を目指す。
下りはやはり楽だ。
下り始めて気が付いたが、殆ど人を見かけなくなった。
見晴台のハイカー達は下社からケーブルカーで帰るのが殆どのため、日向薬師方面へ下るのは我々だけのようだ。
下りの先頭は「まゆみの会」会長ベテランのKさん。
快調なペースで進む。
見晴台からの広い坂道がしばらく続いたところに、等身大のお地蔵様が建っていた。
ここから”九十九曲”の難所が始まるようだ。
『ちゃんと歩けますようにっ』
最初は丸太で仕切られた、石を敷き詰めた道だったが、
途中で石ころだらけの急な坂道になった。
右に左に稲妻が走るように折れ曲がった道がしばらく続く。
これが”九十九曲”いわゆる難度3の道なのだろう。
『歩き難いわねぇ』
しばらくすると、また石を敷き詰めた道になった。
坂が急なので、あまり大股で歩くと捻挫する恐れがある。
膝や足首に負担がかからないようにゆっくり・しっかり歩こう。
下り始めて約50分、一休みして行こう。
休憩地点から5分ほど下ると、舗装された林道に出た。
しかし、下りはここで”終わり”ではなかった。
さらに10分ほど曲がりくねった道を下ると、ようやく建物が見えてきた。
「日向ふれあい学習センター」だ。
日帰り・宿泊施設となっていて、バーベキュー場もある、とのこと。
この日は人気は感じられなかった。
沢に架かる小さな橋を渡る。
ここは一人づつ渡るのが安全である。
14時40分、”九十九曲”の終点に到着した。
日向薬師バス停まで残り35分の表示。頑張って歩こう。
ここからは、舗装された道路なので歩き易い。
この辺りは日向渓谷と云われているようだ。
名勝日向渓谷の碑があるが、回りはあまり渓谷のような雰囲気は感じられない。
『林の向こうから水の流れる音が聞こえるわねっ』
途中、何か所かの堰止めダムを見掛けたが、その音かもしれない。
有料の施設でバーベーキューをやっている家族や、
川で釣りを楽しむ人達も。
浄発願寺(じょうほつがんじ)にこの日の無事のお礼参りをして行こう。
日向川に架かる赤い橋を渡る。
浄発願寺は天台宗弾誓派総本山で、無常山一之澤院と号し、
今から400有余年前に木食遊行の開祖弾誓上人により開かれたとのこと。
浄発願寺の立派な三重塔が印象的である。
田んぼの真ん中に巨大な案山子(かかし)が立っていた。
「八重の桜」のヒロイン・新島八重が戊辰戦争でスペンサー銃を構えるポーズをデザインしたもので、
横浜市・川崎市の市民らと地元のNPO法人メンバーや大学生が協力して製作したそうである。
「八重のかかし」と呼ばれている。
収穫祭が開かれる11月上旬まで設置される、とのこと。
道端に湯河原産の温州みかんが売られていた。
やや小ぶりだが、美味しそうだ。
15時13分、日向薬師バス停に到着。
めいめいストレッチ体操などで身体をほぐす。
15時25分発の伊勢原駅行きバスは、ほぼ満席となった。
25分ほどで、終点の伊勢原駅に到着。
伊勢原駅から小田急線新宿行き急行に乗り、帰路に就いた。
『皆さん、今日は大変お疲れ様でしたぁ』
この日のコースは、難度3と紹介されていたこともあり、2名が参加を見送ったのは残念だった。
実際に歩くまで不安でいっぱいだったが、歩いてみてそれほどきついとは感じなかった。
スタート直後からの直登”蓑毛越”がややきつかった程度で、東京都の「関東ふれあいの道」に比べると
かなりましだったように思う。
蓑毛越えの後は下社までの道はほぼ平坦で楽だった。
見晴台から下りの”九十九曲”はゆっくりと時間をかけて下ったのが効果があり、大きな疲れには至らなかった。
参加を見送った方にはもう少し強く誘って一緒に歩くべきだったと少し後悔している。
次回は一都六県「関東ふれあいの道」全160コースのうち、唯一難度4と紹介されている「丹沢山塊東辺のみち」に挑むことになる。
果たして無事歩き終えることができるのか、いまから不安が募るばかりである。
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”ウマさんの「続関東ふれあいの道を歩く」”では、2011年までは主に茨城県の「関東ふれあいの道」(全18コース)を歩いてきた。
”たまには県外を”ということで、昨年(2012年)は東京都の「関東ふれあいの道」(全7コース)を歩いた。
そして次は神奈川県の「関東ふれあいの道」(全17コース)を歩こうということになり、企画した。
第八回目となる今回は、コースNo.16(大山参り蓑毛のみち:約8.7Km)を歩くことにした。
日暮里駅11番ホームで山手線内回り電車を待つ。
この日の参加者は11名である。
コースNo.16が難度3と紹介されていたのを敬遠して2名が参加を見送った。
小田急新宿駅
8時31分発の小田原行き急行電車を待つ。
小田急線車内
全員ゆったりと座れて快適なひと時である。
秦野駅には9時44分に到着。
蓑毛行きバス停には長い行列ができていた。
10時2分発の蓑毛行バスは満席で、途中まで立った状態だった。
途中で地元の高校生一団が降り、座れて一安心。
10時26分、終点の蓑毛バス停に到着。
「関東ふれあいの道」の案内図をカメラに収める皆さん。
この日のコースを確認。
蓑毛バス停はコース15「弘法大師と丹沢へのみち」とコース16「大山参りと蓑毛のみち」の分岐点(合流点)となっている。
この日はコース16「大山参りと蓑毛のみち」を歩くことになる。
コース15は12月に予定している。その時はこの蓑毛バス停がゴールになるのだ。
バスの折り返し場で体調を整えて、準備体操。
10時34分、先ずは大山阿夫利神社の下社に向けて出発だ。
「関東ふれあいの道」の看板もあるが、「東京少年キャンプ連合発祥の地」像を目印にするといいだろう。
最初は緩やかな上りを進む。
途中で道が二手に分かれている。
左側はヤビツ峠への道で、右が下社を経て日向薬師への道となっている。
ヤビツ峠への分岐点を過ぎると杉に囲まれた林道になる。
この辺りはそれほど急な坂道ではない。
この日のコースは難度3とのことなので、ゆっくりと時間をかけて上ることにした。
道は石が敷き詰められており、歩き易い。
舗装された道路を横切って山道が続いている。
次第に上りがきつくなってきた。
『ちょっときついねっ』
再び舗装された道路に出たが、ここからは車は通さないように扉が閉まっている。
『車が通らないのは安心だねっ』
坂道が続く。
この日の最高気温(秦野)は26℃の予想である。
暑くもなく寒くもなくといった気温だが、額に首筋に汗が滲んできた。
杉の木立が美しい。
東京都の「関東ふれあいの道」を想い起こさせる。
11時20分、後続と少し距離が空いたので、ここらで一息入れよう。
10分ほど上ると、大山山頂への分岐点に到着した。
出発してほぼ1時間経とうとしているのに、まだ1.4Kmしか進んでいないのにややがっくりである。
大山阿夫利神社下社への蓑毛越え(裏参道)を進む。
山の面は石垣になっている。
かつては大勢の参詣者が通ったのだろう。
杉木立の中を進む。
道は緩やかになり、おかげで足取りは大分軽くなった。
11時38分、蓑毛越えの峠に到着。
下社まであと1.4Kmの表示に元気付けられる。
ここで一息入れて下社を目指すことにした。
下社へは写真右手を進むことになる。正面奥は大山への登山道だ。
蓑毛越からは道はほぼ平坦になった。
『これなら楽だわねっ』
これまでの遅れを取り戻すためややスピードをアップした。
途中、視界が開けているところもある。
秦野市街方面だろうか?
道はほぼ平坦(水平に歩いている感じ)で、清々しい緑に囲まれた道であったり、
杉の林であったり、
場所によっては、鎖場もあり、退屈しない。
蓑毛越から約40分ほど進んだところで、下社の建物が見えて来た。
12時16分、大山阿夫利神社下社に到着した。
本殿の前にはお参りの長い行列が出来ていた。
お賽銭をあげてお参りをするだけでもかなり時間がかかりそうだ。
お腹も空いてきたので離れたところから手を合せるだけに止めた。
ところで、「関東ふれあいの道」の標識はどこだ???
「関東ふれあいの道」の標識は、本殿の前の石段を下って・・・
ケーブルカー駅の反対側にあった。
見晴台まで1.3Km、『あと少し、頑張ろうっ!』
神社の境内は人が多すぎて弁当を食べるような場所も見当たらない。
二重社二重の滝入口への”見晴台ハイキングコース”を進む。
このコースは、大山山頂を目指す人(大山山頂から戻る人)のコースでもあり、大勢のハイカーとすれ違う。
「関東ふれあいの道」の距離を示す標識に、
『まだ半分も歩いてないねっ』
ゴールの日向薬師バス停まで5.3Kmと表示されている。
大山は、神奈川県の探鳥地五十選に選ばれている。
年間約40種ほどの野鳥を見ることが出来るとのこと。
カワガラス、アオゲラ、アカゲラ、ミソサザイなどは一年中見ることが出来、
秋から冬にかけては、アオジ、ツグミ、ルリビタキ、エゾビタキなどが見られるそうだ。
”見晴台ハイキングコース”入口から7分ほどで、この日の証明写真撮影ポイント、”二重の滝”に到着。
思ったより流れが細い。
滝の近くに二重社の社が建てられている。
滝の真ん前に下りようとしたが、不安定な脚立しかなかったため、
下には下りずに滝をバックに全員の証明写真を撮影した。
”二重の滝”を後に、見晴台を目指した。
時計は12時42分を差していた。お腹も大分空いてきた。
見晴台への道はとにかく人が多い。
狭いところでは、お互いに道を譲る気配りも必要だ。
日本人は本当に素晴らしい!!
眠り込んだ赤ん坊を背負って頑張って歩く母親もいる。
見晴台への最後の杉林を抜けると・・・
13時2分、見晴台に到着してびっくり。
ベンチはたくさんあるのだが、どこも人・人・人でいっぱいだ。
後ろの一段高い山が大山である。
老若男女のハイカーが次から次へと下りて来る。また上って行く。
あらためて大山の人気度を知らされた。
見晴台から見た相模野方面
運良くベンチが空いたので、何とか席を確保し、弁当を広げることに成功。
『良かったねぇ、たまたま眼の前のベンチが空いて』
あらためてベンチを見渡す(大山方面)
こちらは、日向薬師方面。
高尾山に匹敵するほどの込み具合である。
弁当も終わり、後は下るだけだ。
日向薬師バス停(約4.2Km)を目指す。
下りはやはり楽だ。
下り始めて気が付いたが、殆ど人を見かけなくなった。
見晴台のハイカー達は下社からケーブルカーで帰るのが殆どのため、日向薬師方面へ下るのは我々だけのようだ。
下りの先頭は「まゆみの会」会長ベテランのKさん。
快調なペースで進む。
見晴台からの広い坂道がしばらく続いたところに、等身大のお地蔵様が建っていた。
ここから”九十九曲”の難所が始まるようだ。
『ちゃんと歩けますようにっ』
最初は丸太で仕切られた、石を敷き詰めた道だったが、
途中で石ころだらけの急な坂道になった。
右に左に稲妻が走るように折れ曲がった道がしばらく続く。
これが”九十九曲”いわゆる難度3の道なのだろう。
『歩き難いわねぇ』
しばらくすると、また石を敷き詰めた道になった。
坂が急なので、あまり大股で歩くと捻挫する恐れがある。
膝や足首に負担がかからないようにゆっくり・しっかり歩こう。
下り始めて約50分、一休みして行こう。
休憩地点から5分ほど下ると、舗装された林道に出た。
しかし、下りはここで”終わり”ではなかった。
さらに10分ほど曲がりくねった道を下ると、ようやく建物が見えてきた。
「日向ふれあい学習センター」だ。
日帰り・宿泊施設となっていて、バーベキュー場もある、とのこと。
この日は人気は感じられなかった。
沢に架かる小さな橋を渡る。
ここは一人づつ渡るのが安全である。
14時40分、”九十九曲”の終点に到着した。
日向薬師バス停まで残り35分の表示。頑張って歩こう。
ここからは、舗装された道路なので歩き易い。
この辺りは日向渓谷と云われているようだ。
名勝日向渓谷の碑があるが、回りはあまり渓谷のような雰囲気は感じられない。
『林の向こうから水の流れる音が聞こえるわねっ』
途中、何か所かの堰止めダムを見掛けたが、その音かもしれない。
有料の施設でバーベーキューをやっている家族や、
川で釣りを楽しむ人達も。
浄発願寺(じょうほつがんじ)にこの日の無事のお礼参りをして行こう。
日向川に架かる赤い橋を渡る。
浄発願寺は天台宗弾誓派総本山で、無常山一之澤院と号し、
今から400有余年前に木食遊行の開祖弾誓上人により開かれたとのこと。
浄発願寺の立派な三重塔が印象的である。
田んぼの真ん中に巨大な案山子(かかし)が立っていた。
「八重の桜」のヒロイン・新島八重が戊辰戦争でスペンサー銃を構えるポーズをデザインしたもので、
横浜市・川崎市の市民らと地元のNPO法人メンバーや大学生が協力して製作したそうである。
「八重のかかし」と呼ばれている。
収穫祭が開かれる11月上旬まで設置される、とのこと。
道端に湯河原産の温州みかんが売られていた。
やや小ぶりだが、美味しそうだ。
15時13分、日向薬師バス停に到着。
めいめいストレッチ体操などで身体をほぐす。
15時25分発の伊勢原駅行きバスは、ほぼ満席となった。
25分ほどで、終点の伊勢原駅に到着。
伊勢原駅から小田急線新宿行き急行に乗り、帰路に就いた。
『皆さん、今日は大変お疲れ様でしたぁ』
この日のコースは、難度3と紹介されていたこともあり、2名が参加を見送ったのは残念だった。
実際に歩くまで不安でいっぱいだったが、歩いてみてそれほどきついとは感じなかった。
スタート直後からの直登”蓑毛越”がややきつかった程度で、東京都の「関東ふれあいの道」に比べると
かなりましだったように思う。
蓑毛越えの後は下社までの道はほぼ平坦で楽だった。
見晴台から下りの”九十九曲”はゆっくりと時間をかけて下ったのが効果があり、大きな疲れには至らなかった。
参加を見送った方にはもう少し強く誘って一緒に歩くべきだったと少し後悔している。
次回は一都六県「関東ふれあいの道」全160コースのうち、唯一難度4と紹介されている「丹沢山塊東辺のみち」に挑むことになる。
果たして無事歩き終えることができるのか、いまから不安が募るばかりである。
”ウマさんの「続関東ふれあいの道を歩く」の目次”へ
関東ふれあいの道を子供と両親と歩いている者です。
ウマさんのブログを拝見して、参考にさせていただいています。
最初に神奈川を1年半かけて踏破しました。
現在は東京編に挑戦中です。
2年前の10月末に、「丹沢山塊東辺のみち」を歩きました。
この道は山ビルが大変多く、子供もたくさんヒルにやられてしまいました。仏果山登山口に村のご厚意で、「山ビルファイター」がありましたが、ヒル対策はなさって行った方が良さそうです。11月に行かれるならもしかしたら大丈夫かもしれませんが・・・
個人的にはこのみちは大変面白かったです!
わりと近くに住んでいるので、ヒルがいなくなったらまた仏果山に登ってみたいです。
気を付けて行ってらしてください。
ブログを楽しみにしております。
ヒル情報ありがとうございました。
来月(11月)中旬に「丹沢山塊東辺のみち」に挑戦しますので、ヒルには気を付けて行ってきます。
難度4というのも気になりますが、頑張って歩きたいと思っています。