ウマさんの気ままな行動日記(その2)

ウォーキング、ハイキング、釣り、ドライブ、100名城巡りなどをレポートします。

再び笠間 三中公民館主催ウォーキング下見

2015年05月12日 | ウマさんの「健康ウォーキングの会」
2015年5月12日(火)

当会が所属して何かと世話になっている土浦地区三中公民館主催のウォーキング行事が、
来る6月30日に開催されることになっている。
当会も行事に協力することになり、この日はその下見が行われるということで、会長以下3名が同行した。
場所は笠間であるが、コースの詳細は決まっていないとのこと。

そこで、これまでに何度か笠間を歩いている経験から、昨年(2014年5月30日)に実施した
「佐白山から芸術の森散策」コースを提案した。
今度はコースを逆に歩くことを提案したところ、公民館としても納得。
実際に歩いてみたいということになり、笠間へ向かった次第である。
公民館側からは館長外1名が同行した。

10時25分、出発点となる笠間駅に到着。
当日は、一般の参加者は20名で、大型バスで笠間駅に向かうことになる。


いつものように会長の号令で簡単な準備体操をして、


10時31分、出発!


水戸線に沿って最初の目的地「春風萬里荘」へ向かう。
案内標識に従って右折、


水戸線を渡り、


県道42号を進む。


前方に加波山(709m)が見える。


案内表示に従って県道42号から「春風萬里荘」方面へ左折。


緩やかな坂道を上り切った所を右折し、50Mほどで左折すると、


10時52分、笠間駅から20分で「春風萬里荘」に到着した。
「春風萬里荘」は、北大路魯山人の鎌倉の旧宅を移築した、風情あふれる江戸時代中期の茅葺き屋根の古民家である。
北大路魯山人自らが設計した茶室「夢境庵」、京都・龍安寺を模して造られた枯山水による石庭や、
睡蓮の池にかかる太鼓橋などが観賞できる。


入館料は600円(65歳以上500円)である。
当日は、時間もないので立寄りはぜず、外から眺めるだけとなる。


次は笠間工芸の丘を目指す。


静かで閑静な間道を通り、


「春風萬里荘」の看板を右折し、「焼きもの通り」を進む。


水戸線の踏み切りを越えて国道355号方面へ進んで行くと、


子供達が金網にもたれるように並んで立っていた。
『んんっ??』
そっくりに作られた人形(案山子?)だった。


『しかし、良く出来てるよなぁ』


国道355号に出たが、交通量が多くて横断歩道のない所は渡れない。
当日は20名の一般参加者が見込まれている。
信号のある所まで回り道するのが賢明である。


信号に従って、国道の反対側へ渡り、宍戸方面へ進む。


道路の壁に子供が描いた思われる焼き物で造ったタイルが埋め込まれていた。
焼き物で造ったタイルとはさすが笠間というだけのことはある。
なかなか良く出来ていて見ていて楽しい。


国道355号沿いには釜元や陶芸教室・共販センターなどが多く見られる。
こちらは奥田製陶所の登り窯


桧佐陶工房では陶芸教室も行われている。


笠間陶苑笠間焼共販センター


笠間陶苑前の住宅地を進むと、


正面に芸術の森公園が見えて来る。


芸術の森公園へ
(行けると思ってそのまま進んでしまったが、そこは茨城県工業技術センター窯業指導所だった)


”宙へのさそい”(MANDARA)
指導所の生徒の作品のようだ。
他にもいくつか展示されている。


茨城県工業技術センター窯業指導所の内部は一応通り抜けることはできる。


11時24分、窯業指導所の中を通り抜けると、笠間工芸の丘に出ることができた。


工芸の丘から南入口方面の眺望
本番ではこちらから入ることにしよう。


茨城県陶芸美術館
「ときめく」「識る」「楽しむ」3つのキーワードをもとに、陶芸のすばらしさに触れることができる。
東日本で初めての陶芸専門の県立美術館である。
地元の食材を笠間焼の器で楽しめるレストランも併設されている。
入館料:300円(企画展は別途)


センタープラザ
芸術の森公園を見渡せるテラスでは、笠間焼の器で軽食や飲み物が楽しめる。


登り窯の回りでは、子供達が弁当の最中だった。


センタープラザ内部は、土産物店になっている。


2階は、笠間の人間国宝“松井康成”師の常展示室(無料)がある。
また、“ろくろ“や手ひねりで作品作りを体験できる窯場もある。


北側の小高い丘には、


笠間市出身の高野公男作詞、船村徹作曲の「別れの一本杉」の歌碑がある。


歌碑と詩碑の中間には、「別れの一本杉」にちなんで一本の杉の木が植えられていた。


歌碑の隣には船村徹の詩碑と高野公男の”絆の譜”碑も。


歌碑の前に立つと、「別れの一本杉」の唄が流れて来る。
ただ、音量が極く小さいので、耳を近づけないと聞こえ難い。


笠間工芸の丘を後にして、


佐白山麓公園へ向かう。


「佐白山のとうふ屋」はあいにくこの日は閉まっていた。
この店の手作り豆腐は人気があり、美味しいとの評判である。
一度食べてみたい。


看板の文字”煙草”に何故か懐かしさを覚える。


曹洞宗の寺院、五台山玄勝院の前を左折し、


ひんやりとした木々のトンネルを抜けると、


12時8分、佐白山麓公園に到着した。
”史跡笠間城主下屋敷跡”の碑が立てられている。
佐白山麓公園は、鎌倉時代に笠間時朝によって築城された笠間城の下屋敷を公園にしたもので、
笠間の桜の名所としても知られている。


公園には時鐘楼や


忠臣蔵の大石内蔵助の像があり、歴史を感じることができる。


笠間の街が一望できる「つつじ公園」を目指すことにした。
公園奥の治功神社を右手に見ながら進むと、


道は二手に分かれている。
右手は笠間城址への道である。


「つつじ公園」は左方向で、ハイキングコースとなっている。


ハイキングコースに相応しい雰囲気の道が続く。


杉林を抜けると、つつじ公園の入口ゲートがある。
”つつじまつり”期間(2015年は4/18~5/10)は入園料(500円)が必要。


”つつじまつり”は2日前に終わったばかりだが、園内にはまだところどころに遅咲きのつつじを観ることができた。


今年は4月末頃が最も美しかったのではないだろうか?


つつじ山山頂への園路からの景観はなかなかのもの。


山頂への道は、今回では最も傾斜が大きい箇所である。


山頂には「座頭市」の碑がある。
勝新太郎演じる映画「座頭市」の主人公”市”は、笠間生まれの下館育ちという設定なのだそうだ。


山頂の展望台に上ってみよう。


笠間の市街地が一望できる。


つつじが満開の時には見応えがあると思われる。


展望台の脇に”身代わり観音像”がある。
笠間の市街地を優しく見下ろしている。


つつじ公園を下る。


加波山などの筑波連山も望める。


12時56分、つつじ公園から数分で、佐白観音(観世音寺)に到着した。
佐白観音は、坂東三十三観音霊場の23番札所としても有名。
年間を通じて参拝者が後を絶たない。


佐白観音を下りると、


笠間日動美術館
敷地内にはフランス館、パレット館、企画展示館の3つの展示館がある。
企画展示館の3階にはオープンテラスのカフェも併設され、春の桜や秋の紅葉など四季折々の美しい風景が楽しめる。
入館料:1,000円(65歳以上800円)


笠間日動美術館の隣に大石邸跡がある。
「忠臣蔵」で知られる大石内蔵助の祖父、笠間藩家老だった大石良欽(よしたか)の邸宅跡で、
笠間藩主であった浅野家の家老としてここに屋敷を構えていた。


笠間稲荷神社を目指す。
大石邸跡前の道の突き当り(酒類醸造所)を右折して、


国道50号方面へ少し進んだところの路地を左折すると、


山城出世稲荷大明神がある。
出世を祈願する人は、ここで参拝して笠間稲荷神社へ向かうことになる。


13時9分、笠間稲荷神社の裏(本殿のある方)に到着。


笠間稲荷神社拝殿
創建は白雉二年(651)で、1350余年の歴史を誇る、日本三大稲荷のひとつ。
拝殿裏の本殿は江戸末期の建築で周囲の彫刻は国の重要文化財に指定されている。


「八重の藤」(県の天然記念物に指定)と「大藤」の2株の藤樹が5月上旬に見られる。
4日前に来た時には、「八重の藤」はまだ見頃であったが、既に花は摘まれてしまっていた。
落ちた花びらも掃除をして除去している最中だった。


隣の「大藤」は既に作業は終わっていてさっぱりとしていた。


笠間稲荷門前通り(佐白山方面を望む)


いなり寿司が売られていた。
稲荷神社参道には、いなり寿司店・蕎麦屋が多い。
『美味しそうだね~』


笠間市役所支所前を通過


13時21分、笠間市役所支所前の味の店「はらだ」に到着。
10時30分にスタートしたので、約3時間かかったことになる。


ここが今日の昼食場所、既に予約がなされているようだ。
6月30日の本番の時にも、ここで昼食をする、とのこと。


部屋に通されると、膳の準備はできていた。
『今日はお疲れさまでしたぁ』
『いただきま~すっ』


本番と同じメニューだそうだ。デザートも付いている。
ボリュームもあり美味しかった。
『ごちそうさまでした~っ』


昼食後、車を預けている笠間駅へ向かう。


14時22分、笠間駅に到着。
『皆さん、今日は大変お疲れさまでしたぁ』


三中公民館へ戻ってきたのは、16時ちょっと前だった。
公民館でウォーキング本番に向けた打ち合わせ(意識合せ)を行った。
この日のコースはやや長かった感もあるので、コースを若干短縮するために
「春風萬里荘」は、説明文は残し、立寄り先からは外すことにした。
それ以外は、この日歩いたコースをそのまま歩くこととなった。
あとは、6月30日の本番には雨が降らないことを祈るばかりである。


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関東ふれあいの道(埼玉) No.12「グリーンラインに沿ったみち」

2015年05月10日 | ウマさんの「関東ふれあいの道」を歩く
2015年5月10日(日)

”ウマさんの「続関東ふれあいの道を歩く」”では、2011年までは主に茨城県の「関東ふれあいの道」(全18コース)を歩いてきた。
『たまには県外を』という声が上がり、2012年は東京都の「関東ふれあいの道」(全7コース)を踏破した。
続いて2013年1月から2014年4月にかけて神奈川県の「関東ふれあいの道」(全17コース)に挑み、これも無事踏破した。
次は埼玉県(全13コース)を目指すことになり、2014年9月から開始することになった。

埼玉県の第9回目となる今回は、コースNo.12「グリーンラインに沿ったみち」(約22Km)に挑戦した。

池袋7時5分発の三峰口行き西武快速急行に乗車


西武線車内
早朝に家を出たため、ここで朝食を摂る人も。


8時18分、出発地の吾野駅に到着。


「関東ふれあいの道」で吾野駅を利用するのは、昨年の9月以来これで4回目となる。


8時34分、吾野駅を出発!
ここから傘杉峠までは、2014年12月14日(日)に歩いたコースNo.11「義経伝説と滝のあるみち」と同じだ。


駅前の急な階段を下り、


国道299号を東吾野駅方面へ。


「関東ふれあいの道」は、国道を少し進み、吾野保育所・西川小学校方面へ左折する。
前回は、そのまま真直ぐ進んでしまったのである。


飯能市立西川小学校前を通過


西川小学校を過ぎると下りの坂道になる。


坂道を下ると、小さな川沿いの道に出る。


川のいたるところに小さな魚の姿が見える。
それだけ川がきれいだということである。


顔振峠へ向かう。


日差しが当らない川岸に色鮮やかなツツジが咲いていた。
『ちょうど今が見頃だねっ』


煙突から煙が出ているのは未だストーブを炊いている?
この辺りは、この時期でも朝晩は冷え込むのだろう。


9時10分、「関東ふれあいの道」分岐点に到着。


吾野駅から2.2Km、道標に従って山道に入る。


岩だらけの上りを通り、


大きな杉の木の横を進む。


9時22分、一般道と合流したところで小休止だ。


顔振峠を目指す。


ようやく本格的な山道に入る。


切り株の上に可愛らしい大黒様が置かれ、お賽銭が上げられていた。
何故か十円玉だけが重ねられていた。


道端の杉の木に穴があり、何かを祀っているようだった。
中を覗いてみると、


可愛らしい七福神の人形が安置されていた。
先ほどの大黒様も七福神の一人だし、この道は七福神と関係があるのだろうか?


里程標
9時39分、吾野駅から1時間5分かけて3Km来たことになる。


目の前の視界が開け、坂道を上ると、


小さな集落が見える場所に出た。


道端の小さな休憩所にお地蔵様が祀ってあった。お参りしていこう。


休憩所を過ぎて少し進むと、見晴しの良い場所に出た。
『良い眺めね~っ』


右端の一段高い山が武甲山(1,304m)だ。


富士山は肉眼で微かに見れたが、デジカメを通してでは無理である。


摩利支天寿光殿なる四面二重塔が建っている。
摩利支天は、陽炎(かげろう)を神格化したものである。
護身、蓄財などの神として、日本では中世以降信仰を集めた。
二重塔は、木造寺社建築で、有志の勤労奉仕により十年余の歳月を経て完成した、とのこと。


女性陣の姿が見えなくなったと思ったら、近くの斜面で山菜採りに夢中になっていた。
『先に行ってるよ~っ』


10時5分、顔振峠平九郎茶屋に到着


顔振峠で営業を続けているのは、平九郎茶屋の1軒だけのようだ。


顔振峠の標識


山菜採りの女性陣が追い着いた。手にはたくさんのわらびが。
5分ほどにしてはけっこうな量である。
『採るのが楽しいんだよね~っ 持って帰ったら?』と差し出すI子さん。


顔振峠からの眺望
『残念だけど 今日も富士山は見えないねっ』


次の目的地傘杉峠を目指す。


最近トレイルランニングの人をたくさん見掛けるようになった。
この日はイベントではなく、トレーニングのために走っているとのこと。
『頑張ってっ!』


10時27分、傘杉峠・黒山三滝への分岐点に到着。


杉に囲まれた山道を進む。


上りの坂道が続く。


10時35分、吾野駅から5Kmの里程標が現れた。
吾野駅を出発してちょうど2時間が経過していたので、時速2.5Kmということになる。ほぼ予想通りだ。
「関東ふれあいの道」(埼玉県)では時速4Kmと平地並に案内されているが、
平均年齢70歳の我々にはとても無理な注文である。


「グリーンラインに沿ったみち」は、”武蔵おごせハイキングパノラマコース”にもなっている。


10時46分、ベンチがあったので、一休みだ。
前回もここで一息入れたことを想い出した。


10時56分、傘杉峠に到着。
前回来た時は、ここから黒山三滝へ下りたことは記憶に新しい。


傘杉峠から先は初めて歩く”みち”だ。
花立松ノ峠まで1.1Kmとの標識がある。とりあえず次の”目的地”にしよう。


傘杉峠から少し進むとガレ場の急な上り坂になった。


10分ほどで急坂を上り切ると、平坦な杉林になった。


道路に出たが、ここは花立松ノ峠ではなく、横切るだけであった。


道路を横切ると、先ほどと同じような杉林の道が続いていた。


『似たような道が続くわねぇ』


11時27分、傘杉峠から杉林を歩くこと30分で花立松ノ峠に到着した。


花立松ノ峠から関八州見晴台までは1.8Kmとある。
右は黒山三滝方面と案内されていた。


花立松ノ峠から100mほど進むと、道路の右側に山道への入口があり、
関八州見晴台(右)への案内標識が立てられていた。
「関東ふれあいの道」の標識が見当たらないところをみると、関八州見晴台への近道かもしれない。


「関東ふれあいの道」の地図で指定された道は、高山不動の方へ大きく蛇行している。
どちらに進むべきか迷ったが、”近道”の方を選択し、右側の山道へ。


”近道”は、当然(?)のように急登で始まった。


『けっこうきついよな~っ』


途中で、犬を”だっこ”しながら下りて来る夫婦に遭った。
犬専用の”だっこ”で一緒に歩いているとのこと。
犬は上りはめちゃ元気が良いが、下りは怖気づいて歩けなくなるそうである。
犬専用の”だっこ”があるとは知らなかった。


『やっぱり指定された道の方が良かったかもね』
と少し弱気になりかかったところに・・


真っ赤なつつじが目に飛び込んできた。


『いやぁ きれいだよね~っ』
『こんなところでつつじを見られるなんてねっ』
と満開のつつじに少し元気をもらった感じに。


12時2分、近道への分岐点から上ること30分、関八州見晴台の高山不動尊奥の院に到着した。
予想より少し早かった。
やはり近道を選んで『正解だった』と喜んだまでは良かったが・・・


何と! 関八州見晴台辺り一帯は人・人・人である。
ちょうどお昼の時間に当ってしまったと言う訳である。


とりあえず、関八州見晴台標識の前で証明写真を撮ることにした。
弁当はその後にしよう!


証明写真を撮り終わった頃に、上手い具合に昼食を終わって下山の支度をするグループがいたので、
場所を譲ってもらい、弁当を広げることができて一安心。


『良かったわね ちょうど日陰の場所が空いて』


昼食後に関八州見晴台からの景色を撮影した。
安房、上野、下野、相模、武蔵、上総、下総、常陸の関東八州が見晴らせる高台
ということでこの名があるそうだが・・・
小川町・熊谷市方面(北)


こちらは飯能市・青梅市方面(南)


こちらは秩父市方面(西)
鶴ヶ島市・坂戸市方面(東)は木々に遮られて見えなかった。


この日のゴールは、「関東ふれあいの道」では、白石車庫バス停となっているが、
この先の飯盛・橅・刈場坂・大野・白石などの峠を越えなければならず、優に14Km以上はある。
とても我々のペースでは、夕方までに到着することは難しい。
次回に予定しているコースNo.4「峠の歴史をしのぶみち」でも同じ道(刈場坂峠・大野峠・白石峠・白石釈バス停)
を歩くことになっている。
従って、今回は急遽高山不動尊を経由して西吾野駅をゴールに変更することにした。
12時49分、道標に従って、先ずは高山不動尊へ向かう。


高山不動尊への道は、つつじのトンネルで始まった。


”つつじ通り”と言っても過言ではないだろう。


しばらくはつつじに囲まれた道を下る。


5分ほど下ると関八州見晴台入口に到着した。


高山不動尊への途中、鷹の仲間であるノスリを腕に止らせて上ってくる人に出遭った。
聞くと、鷹狩りはやらず、腕に止らせて連れて歩くのが好きなのだと言う。
ノスリを自由に操って獲物を狙わせる鷹匠ではなさそうだ。
意外にもノスリはとても人に慣れていて怖がる様子はない。米国産れのノスリだそうだ。


小高い丸山を通過して少し下ると、


13時4分、高山不動入口に到着。
関八州見晴台への上りの際に、花立松ノ峠の分岐点を山道を選ばずに真直ぐ進んでいれば、
ここに来たのだと思う。


高山不動へ向かう。


高い石垣の上に民家が1軒。
『見晴しは抜群だろうなぁ』
余計なお世話かもしれないが、『怖くないのかねぇ』


13時14分、高山不動入口から10分で、高山不動尊に到着した。
正式には、高貴山常楽院と云い、白雉五(654)年、藤原鎌足の第二子長覚坊上人が、東国鎮護のため創建した。
成田不動・高幡不動とともに、関東三大不動の一つに数えられる名刹である。
山伏の修験場として栄え、36坊を数える大規模な寺院であった、とのこと。
『ほんと 随分立派な建物だよねっ』


高山不動尊へ参拝
平安時代に作られたという、高さ2.3m、檜の一木造の軍荼利[ぐんだり]明王立像は、
重要文化財に指定されている、とのこと。


不動尊前の急な石段を降りる。
『ちょっと怖いわねっ』


石段を恐る恐る下りた目の前に・・・


銀杏の巨木が立っていた。
樹高約37m、幹回り10m、根回り12m、樹齢は推定800年と云われている、そうだ。
露出した根には乳と呼ばれる気根が垂れ下がっている。
またの名を「子育てイチョウ」といい、昔から、産後乳の出の悪い者が祈願すると、
出が良くなることからこの名が付けられたと云われる。
埼玉県指定天然記念物となっている。


西吾野駅を目指す途中、変わった形をした木の脇に祠があった。
逞しく成長する木を崇拝の対象としたのだろうか?


西吾野への道はなだらかな杉林が続く。
歩き易いし、こういう道は歩いていて気持ちが良い。


快調なペースで下る。


小石のがれ場となっている箇所があるが、落ち葉で小石は隠れていて見え難い。


こんな注意書きがあるのも頷ける。


小石で滑ると、思わず転んでしまう。
『おっとっとっとっ』


西吾野駅を目指す。


山道を下ること約1時間、ようやく小さな集落に出た。


急な坂道を下り、


小さな川を渡ると


一般道に出た。
西吾野駅まで1.1Kmとある。


道端の材木に腰を下ろして最後の一休み。


急遽変更したゴールの西吾野駅は近い。
西武秩父線の線路に沿った道を進む。


鋭角に折り返して急な坂道を上り・・・


14時56分、この日のゴール西吾野駅に到着した。


西吾野駅のホームには、既にかなりの人達が電車を待っていた。


待つこと数分、15時4分発の飯能行き電車が入ってきた。
電車はかなり混んでおり、座れたのは半数ほどだった。


飯能駅で横浜元町行き快速急行に乗り替え、全員座れて一安心。
『今日はコースを変更したからこの時間で帰れるのよねっ』
『コースを変更して正解だったんじゃないっ』
練馬駅で各停に乗り替え池袋へ。
『皆さん、今日は大変お疲れ様でしたぁ』



この日は、「関東ふれあいの道」(埼玉県)第9回目、コースNo.12「グリーンラインに沿ったみち」(約22Km)
の約半分(約13.5Km)を歩いた。
これまで8回に渡って埼玉県のコースを歩いてきた経験から、この日のコースは”健脚向き”で、
しかも距離は22Kmの最長ということもあり、ゴールの白石車庫バス停に無事に到着出来るのか不安であった。
そんな理由で、勝手ではあるが、急遽ゴールを西吾野駅へ変更して距離を短縮した、という次第である。
我々の脚では、白石車庫バス停発バス(16時29分)には間に合わない可能性が非常に大きい、
と判断されたことから、止むを得ない策だったと思う。
次の最終バス(19時20分)では帰宅は深夜になってしまうのである。

次回(6月)は、コースNO.4「峠の歴史をしのぶみち」を予定している。
今回パスした飯盛峠・橅峠・刈場坂峠・大野峠・白石峠・白石釈バス停間のうち、
刈場坂峠・大野峠・白石峠・白石釈バス停間は、同じ道を歩くことになっているので、
次回は、何とか頑張って歩きたいと思っている。


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藤・石楠花が見事 笠間稲荷から鳳台院

2015年05月08日 | ウマさんの「健康ウォーキングの会」
2015年5月8日(金)

毎週金曜日、主に地元土浦周辺を歩く「健康ウォーキング同好会」が主催する、
平成27年度第5回(2015年第16回)、「笠間稲荷から鳳台院」ウォーキングに参加した。
1年ほど前に、この時期『鳳台院の石楠花が美しい』との情報が寄せられたことから、企画したものである。

荒川沖駅8時1分発の電車を待っているところ。


友部駅で水戸線に乗り替え、


9時8分、定刻どおり笠間駅に到着。
笠間駅の駐車場には、既にFさん夫妻が直行していた。
この日の参加者は34名となった。
バスハイク以外の例会で30名を越えるのは初めてである。


駅の真ん前の笠間稲荷神社の天然記念物”八重の藤”の看板が目に入った。
笠間稲荷神社と言えば菊が有名だが、天然記念物の藤の花があるとは知らなかった。
『今日は藤も見られるんだねっ』


この日初参加の新入会員紹介の後、笠間駅前で準備体操だ。


入念に身体をほぐす。


人数が多いため、名前のあ行・か行のA班、さ行・た行のB班、な行以下のC班の3組に分けた。
各組の人数は異なるが、これだと点呼を取るのが容易である。
3組に分け終わった9時28分、Oさんを先頭に先ずは笠間稲荷神社を目指して出発!


笠間駅前通りを国道50号方面へ。
(後方は笠間駅)


地元の人が利用する店が点在する笠間駅前通りを進む。


笠間駅前通りを進む。


笠間市役所笠間支所前を通過


9時51分、高橋町交差点に到着。大きな常夜燈が目印だ。
笠間稲荷神社へはここを右折する。


笠間稲荷門前通りを進む。
この辺りは蕎麦屋が多い。


9時53分、笠間稲荷神社入口に到着。
やはり神社入口には鳥居がないと寂しい。
大鳥居は2010年10月13日(水)に突然倒れてしまった。
あれから既に4年半、いつになったら復元するのだろうか?


客足がまばらな仲見世を通り過ぎると


楼門がでんと迎えてくれる。


楼門の表側には仁王像ならぬ「櫛磐間戸神」「豊磐間戸神」が祀られている。
写真は左の櫛磐間戸神である。


門の内側には二体の「神馬」の木像が奉安されている。
豊磐間戸神の裏側に奉安されている黒馬。
櫛磐間戸神の裏側には白馬が奉安されている。


楼門をくぐると右側に2株の藤棚が目に入った。
こちらの藤は「大藤」と呼ばれている。


藤の花が素晴らしい。


こちらは「八重の藤」だ。
天然記念物「八重の藤」の碑が建てられている。


「八重の藤」は、八重の花びらは大きくそのボリュームは見事である。
2株の大樹の樹令はどちらも約400年、枝の面積約100㎡とのこと。


拝殿でお参りを済ませる。
御祭神は宇迦之御魂神(ウカノミタマノカミ)様。
創建は、第36代孝徳天皇の御代、白雉二年(651)と云われている。


藤を堪能した後は、休憩所で一服。


笠間稲荷門前通りを戻り


国道355号へ。


県道355号を国道50号方面へ向かう。


右手に目をやると、標高143mのつつじ山が見えた。
山頂には紅白のつつじの他、身代わり観音像も見える。
5月10日まで「つつじまつり」が開催中だそうだ。


国道50号寺崎交差点を左折し、稲田方面へ。


10時34分、笠間警察署前を通過。


国道50号を進む。


右手にはのどかな田園風景が広がる。


10時41分、ちょっと変わった形をした笠間市消防本部前を通過


”達磨大師(鳳台院)ここ入る”の標識に従って坂道を進む。


10時51分、鳳台院慈眼寺へ到着した。


達磨大師像が迎えてくれた。
世界最大級の達磨大師像の高さは10mとのこと。


ここで、時間を摂り、境内・石楠花園内を自由散策してもらうことにした。
先ずは石楠花園を歩いてみよう。


眩しいほどの色鮮やかな石楠花


ピンクの石楠花も美しい。


あちこちから感嘆の声が上がる。


『いやぁ ここの石楠花は本当に素晴らしいねぇ』


種類も色も豊富だ。


『笠間にこんな所があるなんて知らなかったぁ』


『つつじだけかと思ってたわっ』


見事と言う外ない。


『素敵ね~っ』


このような石楠花は初めてである。


『ほんとに綺麗だね~っ』


石楠花園から達磨大師像を望む。


石楠花園は広大だ。


石楠花を満喫し、いったん慈眼寺へ。
『今日は来て良かったぁ』


慈眼寺山門
山門の日陰で腰を下ろして休憩する人も多い。


慈眼寺本堂


仏舎利奉安の慈眼寺五重塔


観音像もある。


新坂東三十三番札所の観音堂
坂東三十三観音霊場は有名であるが、新坂東三十三番札所は初めてだ。


自由散策時間を終え、時刻は11時30分を回っていた。
当初、昼食は隣接する笠間市総合公園で、と考えていたが、総合公園は日除けがないので、
急遽この素晴らしい景色の石楠花園でいただくことに変更した。
山門の回りに腰掛けていただくことにしよう。石楠花の木影で弁当を広げる人もいた。
(境内や石楠花園内での昼食はお寺の許可を得ている)


五重塔を見ながらの弁当も乙なものである。


昼食後、鳳台院慈眼寺の本堂へ足を伸ばしてみる。


市指定文化財の鳳台院山門
萱葺きの屋根は年代を感じさせる。


山門から鳳台院本堂へ進む。


達磨大師の顔を彫った石から鳳台院本堂を望む。


本堂前の六地蔵菩薩像
中央は、水子地蔵菩薩


石段を上ると、


国見山鳳台院慈眼寺の本堂がある。
曹洞宗の寺院である。


煌びやかな雰囲気の本堂内部


本堂前の塀に観音様の絵が描かれている。


一枚一枚異なる観音様が描かれている。


達磨大師像へ戻る途中で観た石楠花(1)


達磨大師像へ戻る途中で観た石楠花(2)


時間があれば、まだまだ観ていたいが、


12時18分、鳳台院慈眼寺を後にした。


鳳台院慈眼寺から3分とかからずに総合公園に到着した。
『広いわね~っ』


総合公園内(正面は野球場)


『広くて立派な公園だよね~っ』


総合公園入口(国道50号線沿い)


国道50号を石井交差点へ向かう。


男性最高齢のTさん(82)
毎回、参加するのが楽しみでしょうがない、とのこと。
今日も元気だ。


12時37分、石井大明神に到着。


『随分古そうな神社だねっ』
創立年月は不詳ながら、社伝によると大同二年(807)に再建されている、とのこと。


拝殿に参拝
祭神は建葉槌命(タケハツチノミコト)とのこと。


本殿は総欅流造り・銅瓦葺きとなっている。


境内神社としては、
鹿島神社・香取神社・秋葉神社・琴平神社・稲荷神社・青麻神社など、様々な神社が合祀されている。


御神木の大欅
推定樹齢数百年と云われ、古来より鎮守の森として親しまれているとのこと。
この大欅は、もともとは2本立ちだったが、時を経て一方が巻き抱え、1本の大木になった、そうだ。


石井大明神を後にして、笠間駅へ。


笠間稲荷神社御神饌田
じゃらんnetによると、
笠間稲荷神社の西方約1kmに位置する、約300坪の広さの御神饌田において、
古式ゆかしい「御田植祭」が斎行される。
その年の豊穣を祈願するとともに、稲荷の大神さまに毎日御供えする御米(みけ)を
栽培する稲苗の植付けの神事で、
舞殿において巫女、氏子女子中学生による神楽舞「稲荷舞」「迦陵頻(かりょうびん)」の奉奏が
太鼓三打を合図に始まり、地元中学生による「御田植祭歌」の奉唱の中、田植えが行われる。


12時54分、笠間市立図書館を通過


笠間市立図書館
『素敵な図書館だねっ 入ってみたくなるよね~』


笠間市民体育館
笠間市の公共施設はどれも立派に見える。
(隣の芝生は青い?)


この辺りは、公共施設の他、ゆったりとした敷地に大型電気店や


大型ショッピングセンターなどもある。
買い物にも便利で住み良さそうな土地と思われる。


『これっ りんご園じゃん』
笠間市内の住宅地でりんごが栽培されていたのには驚いた。


住宅街を進むと、


ゴールの笠間駅は近い。


店舗前の木陰で最後の給水を摂り、


13時19分、笠間駅に到着


13時59分の友部行きまで少し時間があるため、駅前で腰を下ろして休憩だ。
男性陣の何人かは駅前の酒店へ缶ビールを買い求めに・・・
自分もその一人であった。美味しかったことは言うまでもない。


笠間駅ホームで友部行き電車を待つ。


『そろそろ電車が来る頃だよね』
電車は定時にやって来た。


友部駅で常磐線に乗り替える。
『いやぁ 鳳台院の石楠花は見事だったよね~っ』
鳳台院の石楠花の話しで盛り上がる。


常磐線車内


『皆さん、今日は大変お疲れさまでしたぁ』



この時期石楠花が美しいとの情報に「笠間稲荷神社から鳳台院」コースを企画したが、
鳳台院の見事な石楠花の花々には思わず見惚れてしまった。
鳳台院の石楠花は自分も含めて殆どの人が初めてのようであった。
多くの会員から『素敵だったぁ』『感動したわっ』の声が聞かれた。
笠間と言えばつつじを思い浮かべるが、これからは鳳台院の石楠花を思い浮かべることになるだろう。

また、笠間稲荷神社の天然記念物の「八重の藤」も見応えがあった。
1日のうちに藤と石楠花の2つの花を愛でることが出来たのは、幸運であった。

これからも新しいコースや見所を探して企画していきたいと思っているが、そろそろネタ切れ状態になってきた。
本記事をご覧になっている方には、是非とも新たなコースや見所などを紹介していただければ幸いである。


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スリル満点の急登 花園山奥の院峰ハイキング

2015年05月01日 | ウマさんの「健康ウォーキングの会」
2015年5月1日(金)

毎週金曜日、主に地元土浦周辺を歩く「健康ウォーキング同好会」が主催する、
平成27年度第4回(2015年第15回)、「花園山奥の院峰」ハイキングに参加した。
今年度最初のバスハイクである。
この時期に企画したのは、花園神社の石楠花が見頃を迎えるということもある。

6時40分、土浦地区三中公民館には既に常南交通の中型バスが到着していた。
この後、三々五々参加者が集まった。


バスは、天川団地・土浦市民会館へと回り、定刻の7時20分に市民会館を出発し、土浦北ICから常磐道へ。
この日の参加者は27名、初めての満席である。


朝食はいつもの弁当だ。


7時58分、常磐道友部SAに到着。
ここで体調を整える。


昼食弁当が届けられた。
この日の弁当は何だろう? 聞けば大洗から運んで来たらしい。楽しみである。


9時23分、出発地の花園神社駐車場に到着。


昼食弁当を受け取り、めいめい準備を整える。


早速会長の号令で準備体操だ。


最後に深呼吸をして、


9時37分、出発!


この日の先頭は、花園山奥の院峰唯一の経験者である、Kさんが務める。
『もう何十年も前のことだからねぇ』
と言いつつも颯爽と先頭を歩く。


駐車場から5分ほどで、花園神社に到着した。
神橋を渡り、鳥居をくぐる。


鳥居をくぐるとどっしりとした楼門が構える。
額には”山王大権現”とある。


楼門の仁王像は、石で造られているそうだ。
表情はどちらかと言うと穏やかで、また筋骨隆々ではない。


楼門をくぐって石段を上ると拝殿がある。
『随分立派な神社だわねぇ』


この日の無事安全を祈願。
鮮やかな朱色と屋根の曲線が印象的である。
坂上田村麻呂の創建そして慈覚大師の開基とも云われている。
文武の神様として信仰されている神社とのこと。


境内の石楠花が美しい。


拝殿の裏に回ると一段上に奥の院があった。
拝殿に劣らない立派な造りである。


神社の裏山は杉の巨木の林になっている。
帰りにもう一度立ち寄ることにして、奥の院峰を目指すことにした。


楼門の前の大杉に名残りを惜しむ。
『また後で来るからね~っ』


花園神社を後にして、七ツ滝・奥の院入口へ。


七ツ滝への途中、道端に十二神将の祠があった。
薬師如来の眷属(けんぞく仏・菩薩につき従う者)で夜叉神と言うそうだ。


杉の林を進む。


杉の枯れ枝がステッキ代りだ。


七ツ滝まで300mの地点を通過。


何やら変わった建造物が・・・
木の切り株かと思ったら、なんとトイレだそうだ。


10時25分、第一滝見橋の先、七ツ滝・奥の院入口に到着。


一呼吸おいてKさんを先頭に奥の院を目指す。


奥の院へは最初は緩やかな上り坂で始まる。


沢には板が渡してあったりして歩き易い。
しかし、七ツ滝まで100mの地点を過ぎると・・・


道は次第に急になってきた。


10時40分、奥の院入口から上ること約15分、七ツ滝(七滝龍神)に到着。
『滝がず~っと上まで続いてるみたいだねっ』


奥の院まで300mの表示。
『意外と近いんじゃないっ』と思ったらこれがなかなか大変なのであった。


道は一段と険しくなった。


『いやぁ これはきついなぁ』


『この坂道はどこまで続くのぉ?』


かなり上ったが、まだ真横に七ツ滝の流れが見える。
『こんなところまで滝が続いてるんだぁ』


鎖や木の根っこに掴まらないと上るのは難しい。


滑ると転落の危険性さえある。


今までこれだけの急登は経験したことがない。
スリル満点である。


『もうちょっと 頑張って~っ』
先着の人からのエールに元気をもらい、


11時8分、花園神社奥之宮へ到着。
七ツ滝入口からの急登を悪戦苦闘すること40分、最後の300mは、けっこう厳しかった。


『スリルもあったけど、楽しかったよねっ』
余裕のコメントである。


『いやぁ さすがに参ったよっ』


奥の院からの眺望は気持ちが良い。


新緑のところどころに白っぽく山桜の咲いているのが見える。


一息入れた後の11時19分、お昼までには少し早いので、次の男体山を目指す。


11時27分、月山を通過。
月山には祠が置いてあるだけだった。


11時31分、男体山を通過。
ここも標識があるだけである。
弁当を広げるような場所は見当たらないので、行けるところまで行こうということに。


男体山付近には、石楠花や、


ミツバツツジを見ることが出来る。


”女体山を経て下山”と案内されている。
弁当を広げられる場所を探しながら進もう。


祠がぽつんと置かれていた。
女体山と思われる所を通過すると、


急な下りが待っていた。


『いやぁ これは急だなぁ』


しっかりと鎖に掴まって慎重に下る。


下から鎖を張って支える。
『ゆっくりゆっくり』 『次は右足を下ろしてっ』


鎖の次はロープが頼りである。
『足元滑るから気を付けてぇ』


やっとの思いで鎖場・ロープ場を過ぎると、また急坂が続く。


小さい沢があり、岩の上を進むとようやく平な場所に出れた。


時計は12時ちょうどを指していた。
急坂を下り切ったし、お腹も空いたことだし、沢の音を聞きながら弁当タイムだ。


弁当は、ダイダラボウの「はまぐりめし」とある。
奈良時代の常陸国風土記に登場する茨城県の民話上の巨人『ダイダラボウ』をテーマにしている。


味付おこわの上に煮ハマグリを乗せて煮物を添えた「はまぐりめし」


『なかなか美味しい弁当だねぇ』


弁当を食べた所から数十m先が七ツ滝遊歩道出口(花園神社方面)になっていた。
『こんな近くだったんだぁ』


花園神社へ向かう。


数分で、奥の院入口鳥居に到着。
奥の院峰を一周したことになる。


急登の上り下りの時には回りを観る余裕はなかったが、
あらためて観ると、新緑が眩しいほどきれいだ。


花園神社へ。


大神宮橋を過ぎた辺り。


駐車場の先を左折すると、花園神社へは近い。


石尊の滝とある。
『こんなところにも滝があったのかぁ』


花園神社境内の杉の巨木
『凄く立派な杉だよねぇ』


50m先の三本杉へ向かう。


境内の奥にひと際大きな杉の巨木があった。三本杉である。
幹の部分は1本だが、地上10m辺りの所から3本に分かれているので通称三本杉と言う、とのこと。


近くで実際に見て触れるとその大きさに圧倒される。
『いやいやいや これは凄いわっ』


拝殿の前で揃って記念撮影を済ませ、


花園神社を後にした。


13時14分、駐車場に到着。
予定より15分ほど早かった。


整理体操をして、『お疲れさまぁ』


14時6分、中郷温泉「通りゃんせ」に到着。


ひと風呂浴びて汗を流した。


帰りのバスの後部座席は宴会場(詳細は省略)に早変わり、毎度の景色である。
『これがあるから止められないんだよなぁ』
『皆さん、今日は大変お疲れさまでしたぁ』


今年度最初のバスハイク「花園山奥の院峰」は初夏のような天気に恵まれたハイキングとなった。 
奥の院峰は、想像以上の急登で道は険しくスリルもあったが、山登りの醍醐味を味わえ意外に楽しめた。
花園神社の楼門・拝殿・奥の院の豪華な建物には感動を覚えた。
それにも増して堂々とした三本杉の気高さには圧倒された。
花園地区には、他にも渓谷や滝・湿原など見所があるようなので、別の時期にまた訪れてみたい。


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