ウマさんの気ままな行動日記(その2)

ウォーキング、ハイキング、釣り、ドライブ、100名城巡りなどをレポートします。

人・人・人にびっくり 筑波山ハイキング

2015年05月15日 | ウマさんの「健康ウォーキングの会」
2015年5月15日(金)

毎週金曜日、主に地元土浦周辺を歩く「健康ウォーキング同好会」が主催する、
平成27年度第6回(2015年第17回)、「筑波山」ハイキングに参加した。

第一集合場所の乙戸沼公園には13名が集まった。
車4台に分乗し、第二集合場所の裏筑波の旧Y.H(ユースホステル)跡に向かった。
直行した人は2名、この時点で参加者は16名である。


早速、会長の号令で準備体操


『肩を大きく回して~っ』


10時16分、Oさんを先頭に御幸ヶ原目指して出発!


御幸ヶ原まで1.2Kmとある。
筑波山登山ルートとしては、一番距離が短いルートである。


新緑の中を上る。
『緑がとっても美しいわねっ』


しばらくは緩やかな上り坂が続く。


10時22分、カタクリの看板を通過
案内によると、
県内では御前山・内原などの群落と共に、筑波山ユースホステルから筑波山頂への登山道周辺に大群落があり、
春になるとお花畑のように一面に咲き誇る、とある。時期は4月下旬とのこと。
具体的にはこの登山道沿いのことだと思うが、まだその大群落なるものは見ていない。


次第に坂道が急になるなか、黙々と上る女性陣。


10時39分、上り始めて約20分、ひとまず休憩にしよう。
早速道端の岩に腰を下ろす女性たち。
『ちょっとの間でも座った方が楽なのよねぇ』


水分をしっかりと補給しておこう。


猟犬2匹を連れて、山頂へ向かう人が我々を追い越していった。
既に麓で15Kmほど歩いてきたそうだ。
人も猟犬もタフでないと務まらない。


山頂近くになって登山道は階段になった。
『もうちょっとだねっ 頑張るしかないねっ!』


熊笹の場所を抜けると、


右手に突然男体山が現れた。
『えっ もう山頂に着いちゃったの?』
意外に早く着いた、との感想が漏れて来た。


10時59分、山頂に到着だ。
旧Y.H跡から休憩も入れて43分で上ったことになる。
『やっぱこのコースは楽で良いねっ』


男体山へ上る前に男体山をバックに記念撮影。
ちょうどその時、Tさんが後を追って上って来たのにはびっくり。
第二集合場所を間違って「筑波高原キャンプ場」へ行ってしまい、急いで後を追いかけたのだそうだ。
『お疲れさま~っ』
あらためて17名全員揃って撮影し直しだ。


先ずは男体山へお参りしよう。


11時10分、男体山への登頂開始。


山頂ではツツジが満開状態だった。
緑と赤のコントラストが美しい。


皆さん、ゆっくりとだがしっかりとした足取りで上る。


『ちょっときついけど頑張るわっ』


突然先頭が停止した。
どうやら渋滞のようだ。


山頂からぞろぞろと人が下りて来る。
聞けば60人以上の団体で来ているらしい。
年齢も我々とはあまり変わらないようである。ここはゆっくりと待ってあげることにしよう。
その団体さんは、自然研究路の方へ下りて行った。


待つこと4分ほど、ようやく団体さんが下り終えたところで、今度はこちらが上る番だ。
ここは岩場で男体山への一番の難所である。
『あせらずにゆっくりと上りましょうっ』


岩場をしっかりと上る。


最後の急な階段を上ると、


11時26分、筑波山山頂(871m)の男体山神社に到着した。


『無事に下りられますように』と願ったかは定かではない。


『いやぁ実に気持ち良いんだけど、ちょっと霞んじゃってるなぁ』


つくば市方面
この時期は、霞がかっており視界はあまり良くない。


山頂で一息入れる


下山の際に見事なツツジが咲いていたので、一枚。


『下りは特に慎重にっ 気を付けて~っ』


御幸ヶ原へ。


次に目指す女体山が見える。


茶店「幸雲亭」を通過し、


11時43分、御幸ヶ原に下りて来てびっくり。
人・人・人である。
中学生らしき団体に、


こちらは一般客
茶店の前のテーブル(無料)は満席状態


茶店の軒下にもずらりと並んで腰を下している。
これでは、食事場所を探すことは出来ないかも・・・少々不安になってきた。


心配していても始まらない。とりあえず紫峰杉へ向かおう。
紫峰杉を観た後では少しは空きスペースが出るかもしれない・・・


『いやぁ どこも人がいっぱいだなぁ』
山頂は子供たちで溢れ返っていた。
筑波山は終末の金曜日は”遠足日和”だったことを想い出した。


”紫峰杉”の案内表示に従って進む。


御幸ヶ原から坂道を下って紫峰杉へ向かう。


100mほど下ると、目の前にブナの大木が現れた。
筑波山の中でも最大級のブナとのことで、胸高直径は1.25mあり、推定樹齢は数百年になるらしい。


さらに50mほど下ると、”紫峰杉”が”ど~ん”と立っていた。
筑波山の雅称である紫峰の杉ということから付けられたもので、
命名者は、佐賀県唐津市の平吉俊郎氏と紹介されている。


『いやぁ これは凄いねぇ』
『ほんと 立派だよね~っ』


高さ約40m、幹回り約7m、推定樹齢は800年だそうだ。


女男川(みなのがわ)の源流
周辺の地面は”源流”の影響で湿ってはいたが、しずくがぽとりぽとりと落ちている程度だった。
そのうち枯れてしまうのではないかと思うほどだ。


御幸ヶ原へ戻り、食事場所を求めて女体山方面へ向かう。


もしかしたら、と思ったが、どこも人が一杯だ。
空いている所は残念ながら木陰にはなっていない。
女性たちが敬遠したがるのも無理はない。


12時5分、また少し先へ進むと、運良く無人のテーブルを見つけた。
『ついてるねぇ 空いている場所が見つかって』
『しかも日陰で静かだし』


また、こちらは前のグループがちょうど食事が終わったところで、席を空けてくれたのだ。
『良かったぁ グッドタイミングだったわねっ』


無理をすれば全員テーブルに座れたが、日陰にシートを敷いて弁当だ。
殆ど人は通らないので落ち着いて食べられる。


昼食後の12時41分、女体山を目指す。


少しの上りが続く。
リュックが軽くなった分、身体が重くなった感じだ。


12時45分、せきれい茶屋前を通過


ガマ石
説明板には、
元来「雄龍石」といい傍らに「雌龍石」もあり、この場所で永井兵助が「ガマの油売り口上」を
考え出したことで、ガマ石と呼ばれる、と案内されている。


岩だらけのみちを進む。


12時52分、女体山神社に到着


お参りを済ませて神社の裏に回ると、岩には人人人でいっぱいだ。
引率の先生が数人の班単位で岩の上に立つ生徒を撮影している最中だった。
手前は順番待ちの生徒たちで溢れていた。


生徒たちには申し訳なかったが、撮影の合間に何とか見晴し岩(877m)に立つことができた。
つくば市北条方面
白く反射して見える所は田植が終わったばかりの田んぼである。


つつじヶ丘RW駅方面


先ほど上った男体山もはっきりと見える。


その後も生徒達と入れ替わりながら、何とか全員が岩からの眺望をちょっぴりだけ楽しんだ。


女体山からの下山は一方通行になっており、神社の裏から下りる。


『しかし、大変な混みようだねぇ』
『金曜日はいつ来てもこんな状態なのかねぇ』


13時2分、筑波高原キャンプ場を目指して下山開始だ。


女体山・キャンプ場コースは、それほど急な坂はない。


下るだけなので楽である。


『急坂じゃないので歩き易いよねっ』


新緑に囲まれた道を下る。


ところどころに杉林もある。


『緑の中を歩くのはほんと気持ちが良いねぇ』


13時25分、筑波高原キャンプ場まで0.7Kmの地点を通過。


緑の林があったり、杉林があったり、変化に富んでいる。


『今日のコースが一番楽なんだろうねっ』
自分もそう思う。


女体山から下ること36分、視界が開けた場所に出た。


キャンプ場は近い。


間もなくキャンプ場だ。
(後方に見えるのは、加波山・燕山)


キャンプ場周辺はカタクリの保護地となっている。


13時43分、筑波高原キャンプ場に到着
女体山を出発してから40分経過していた。


キャンプ場でしばしの休息だ。


『こっちの方が見晴しは良いんだけどねっ』
しかしこの日は、真壁方面は、霞んでいて殆ど見えなかった。


13時58分、一休みの後、旧Y.H跡へ向かう。


『真っ白できれいな花だよねっ』
『山ボウシと言うのかしら?』


砂利道を旧Y.H跡へ向かう。


「女の川」(めのかわ
筑波山の主峰女体山を源にして真壁町側へ流れているこの川を「女の川」と呼び、
万葉の時代から詩歌に歌われ「恋の川」とも呼ばれていた、そうである。
また、この川は水量豊富でサンショウウオが生息している、とのこと。
下流では、男体山を源に流れる「男の川」と合流して「男女川」(みなのがわ)となる。、


14時13分、筑波高原キャンプ場から15分で、旧Y.H跡への合流点に到着。


合流点から旧Y.H跡へは急な坂道が続く。
『これが最後の坂道だよねっ?』


黙々と旧Y.H跡を目指して歩く。


ゴールの旧Y.H跡は間もなくだ。
『もうひと頑張りだねっ』


14時29分、ゴールの旧Y.H跡に到着した。


『やった~っ 着いた~っ』
大声で歩ききった喜びを爆発させるS子さん(81)
最後の上り坂はよほど堪えたらしい。


一休みして呼吸を整える皆さん。


整理体操は各自でやることに・・・
『皆さん、今日は大変お疲れさまでしたぁ』



2012年10月12日(金)以来となる、久しぶりの筑波山ハイキングだった。
このときは、女体山から御幸ヶ原・男体山は今日ほどではなかったがかなり大勢の人が訪れていた。
女体山の岩場では、タイミングが悪く大混雑だったため、岩場からの眺望を断念した覚えがある。
ここ数年、筑波山登山を楽しむ人が増えて来ていることは確かである。

前にも書いたが、筑波山は終末の金曜日は”遠足日和”である。
金曜日ともなるとつつじヶ丘RW駅の駐車場には、県内・県外の大型観光バスでいっぱいになる。
つつじヶ丘から歩いて登り、ケーブルカーで下山する、あるいは筑波山神社から歩いて登り、
RWで下りる、というケースが多いようだ。

毎週金曜日を例会としている当会としては、曜日を変更して筑波山登山するということは、難しい。
少なくとも年に1度は筑波山登山を企画したいが、混雑を避けるためには別コースにしたり、
時間をずらすなど工夫する必要があるように思う。


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