2013年11月15日(金)
毎週金曜日、主に地元土浦周辺を歩く「健康ウォーキング同好会」が主催する、
平成25年度第26回(2013年第37回)、「花貫渓谷・土岳」バスハイキングに参加した。
貸切バスでの「花貫渓谷・土岳ハイキング」ということで、第一集合場所は土浦地区三中地区公民館。
6時38分、常南交通の貸切中型バスがやってきた。
バスは天川団地入口・土浦市民会館と回り、この日の参加者22名全員が乗り込み、
定刻の7時30分より5分早く出発した。
いつもの朝食の弁当を食べ終わる頃、
友部SAに到着し、最初の休憩。
ここで昼食の弁当が運ばれてきた。
”たこめし”の文字と蛸の絵柄が透けて見える。
どんな味がするのか、お昼が楽しみである。
バスは快適に常磐道を走る。
高萩ICで降り、8時56分、花貫駐車場に到着。
広い駐車場は、まだ車もまばらである。
この日は常磐道だけということもあり、さすがに早い。
土浦市民会館から1時間半も経っていない。
昼食の弁当”たこめし”を受け取り、
早速いつもの準備体操をして、
9時6分、元気よく出発!
最初に「不動滝」を見て行くことにした。
「不動滝」は、花貫駐車場から直ぐのところにある。
”カッパ伝説の滝”と紹介されている「不動滝」
落差はさほどないが、水量が多く水音が回りの木々にこだまする。
「乙女滝」も見て行こう。
不動滝の100mほど上流にある。
「乙女滝」
川幅も広くて「不動滝」よりも迫力がある。
名前に似つかわしくないのではないか。
舗装された道を花貫渓谷の名勝「汐見滝吊り橋」を目指して進む。
会旗を背に先頭を行くのは会長だ。
最近歳のことを気にするような発言が多いが、まだまだ元気である。
左手を流れる花貫川に沿って進むと、次第に色づいた木々が望めるようになった。
出発して20分ほどして、「汐見滝吊り橋」に到着した。
錦色の紅葉が美しい。
自分はどちらかと云えば、真っ赤な紅葉よりも錦色の紅葉が好きである。
吊り橋から見る紅葉は最盛期にはもう一つといった感じ。
『もうちょっとという感じねっ』
『お日様が照ってればもっと良かったのになぁ』
あいにくの曇り空が恨めしい。
「汐見滝吊り橋」を渡り、土岳登山口がある小滝沢キャンプ場へ。
小滝沢キャンプ場への途中で見た紅葉。
この辺りは黄色が多い。
花貫川のせせらぎの音が気分を癒してくれる。
小滝沢登山口に到着し、男性陣は地図で場所と登山ルートを確認。
対照的に、女性陣はこれからの上りに備えて上着を脱いで準備万端である。
『寒いかなと思って厚着して来ちゃったのよっ』
9時41分、準備が整ったところで、土岳の頂上目指して、登山開始だ。
杉林の中、緩やかだった坂道が次第にきつくなってきた。
9時51分、土岳山頂まで1.3Kmの地点を通過。
『凄いわねぇこの木、ど根性杉だよねっ』
人為的だろうが、一回転しても立派に育っている。
自然の逞しさを感じる。
10時ちょうど、ここらで一休みしていこう。
水分補給で一息つく。
杉林を過ぎると回りが明るくなってきた、と同時に・・・
急な坂道が始まった。しかも岩だらけの路である。
急な坂道が続く。
『けっこうきつい上りだわねっ』
ところどころに赤く染まったカエデが目を楽しませてくれる。
岩の隙間の落ち葉の間から小さなカエデの木が顔を出し、たった一枚の葉を精一杯に赤く染めていた。
『小さい秋、見~つけたっ♪』
『頂上はまだなのぉ』 『これを登りきったら頂上は近いと思いますよぉ』
このやりとりが何度か繰り返されたが、山頂はもう少し先のようだ。
『しっかり手を握ってっ』 『ありがとうっ あたし軽いでしょっ?』
雨で岩が濡れると危険だが、幸いなことにまだ雨は降っていない。
しかし、10時30分、岩を登りきった頃になって、突然雨が降り始めた。
Weather Newsでは午後3時頃から雨の予報になっていたが、山の天気は気まぐれだ。
大した雨ではなかったが、雨が降り出す前に岩場を登り終えていて本当に良かったと思っている。
最悪の場合は、土岳を目の前にして引き返すことになるかもしれなかったのだから。
素早く雨具に着替えて山頂を目指す。
土岳山頂まであと10分の標識を過ぎると、今度は小さな下り坂だ。
『下るって云うことはまた上るってことよねっ』
しかし、小さな下りを過ぎると、路はほぼ平坦になった。
『あと10分の標識から5分以上歩いたし、そろそろ頂上じゃねっ?』
山頂近く、少しばかりの紅葉も。
ただ、時期が早いのか色合いは淡い。
11時ちょうど、土岳山頂の展望台へ到着。
展望台へ上がる人はいない。
『この天気じゃぁ何も見えないしねっ』
土岳山頂(599.7m)
右に見えるのは三角点だ。
土岳山頂は木はほとんど生えておらず、草原のような平坦な場所で、雨を凌げる場所はない。
昼食には少し早過ぎるため、欅平キャンプ場まで降りることにした。
バス運転手に中戸川登山口近くまで迎えに来られるか連絡したが、近くに居た人に訊いても道が分からないとのこと。
仕方がないので、弁当を食べる場所を求めて欅平キャンプ場を目指すことにした。
山頂から15分ほどで欅平キャンプ場に到着したが、ここにはキャンプ設備の他には小さな東屋があるだけだった。
『時間もまだ早いし、バスで食事を摂ることにしましょうっ』の会長のひと声で、
中戸川登山口を目指した。
薄暗い杉林の中を下る。
小滝沢登山口からの上りよりも路はそれほど険しくはない。
『こっちから登れば楽だったんだねっ』
林の中を歩くこと30分ほどで麓の民家が見えてきた。
12時9分、中戸川登山口に到着。
ここでKさんが、脚を攣って遅れていることが判明。付き添いの人数人も一緒とのこと。
これ以上歩くのは無理な様子らしい。バスに迎えに来てもらうしかないようだ。
再度バスの運転手に連絡を試みたが、今度は携帯が圏外の表示で繋がらない。
こうなったら、約2.5Km先の花貫駐車場まで歩いてバスを迎えに行くしかない。
数人で向かおうとしたが、『ここでじっと待っていても寒い』と言うので、
未だ到着していないKさんと付き添いの数人を残して、急ぎ足で花貫駐車場へ向かった。
(全員が花貫駐車場まで急ぎ足で歩くのは非効率なため、途中で待ってもらい、バスに拾ってもらうことに)
駐車場へ向かう途中の紅葉(その1)
こんな風景を撮っている場合ではないのだが・・・
花貫渓谷の紅葉がもう一つだったため、撮ったという次第。
駐車場へ向かう途中の紅葉(その2)
40分ほどで、花貫駐車場に到着。
運転手さんに状況を説明し、中戸川登山口まで引き返してもらった。
全員無事に揃ったところで、ようやく弁当タイムだ。
花貫渓谷近くの別の駐車場で弁当をと思ったら、『バスはご遠慮願ってます』とのことで、追い出されてしまった。
仕方がないので、鵜の岬「鵜来来の湯十王」へ向かう車内で食べることにした。
走る車内で食べる弁当も悪くない。時間の有効活用にもなって一石二鳥である。
三浜(さんぴん)の”たこめし”
蛸で炊き上げたご飯はきれいな桜色に染まっている。
蛸の桜煮は、やや堅めの歯ごたえだったが美味かった。ボリュームもたっぷりだ。
(三浜(さんぴん)とは大洗、那珂湊、平磯の三つの浜を総称して呼ばれている)
国民宿舎「鵜の岬」まで1Kmの標識
14時27分、「鵜来来の湯十王」に到着。
太平洋を眺めながらのひと風呂でこれまでの疲れもどこかへ。
友部SAで最後の休憩を取る。
外はまだ明るい。
帰りのバス車内。
いつもの”乾杯”の写真は今回は省略したが、盛り上がったことは言うまでもない。
『今日は、大変お疲れ様でしたぁ』
茨城県に住んでいながら県北の花貫渓谷ハイキングは今回が初めてである。
個人的には20年以上も前に一度花貫ダムを訪れたことがあるだけだ。
この日はほんの一時期雨に降られはしたが、花貫渓谷、土岳のハイキングを楽しむことができた。
バス車内での弁当は想定外だったが、ハプニングもあり記憶に残る例会となった。
常磐道一本で走行時間も短く、バスに揺られて疲れも少ないことからか、『次は「花園渓谷」だなっ』の声も。
その時はまた”たこめし”にするか、別の弁当にするか、判断に悩むことになりそうだ。
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毎週金曜日、主に地元土浦周辺を歩く「健康ウォーキング同好会」が主催する、
平成25年度第26回(2013年第37回)、「花貫渓谷・土岳」バスハイキングに参加した。
貸切バスでの「花貫渓谷・土岳ハイキング」ということで、第一集合場所は土浦地区三中地区公民館。
6時38分、常南交通の貸切中型バスがやってきた。
バスは天川団地入口・土浦市民会館と回り、この日の参加者22名全員が乗り込み、
定刻の7時30分より5分早く出発した。
いつもの朝食の弁当を食べ終わる頃、
友部SAに到着し、最初の休憩。
ここで昼食の弁当が運ばれてきた。
”たこめし”の文字と蛸の絵柄が透けて見える。
どんな味がするのか、お昼が楽しみである。
バスは快適に常磐道を走る。
高萩ICで降り、8時56分、花貫駐車場に到着。
広い駐車場は、まだ車もまばらである。
この日は常磐道だけということもあり、さすがに早い。
土浦市民会館から1時間半も経っていない。
昼食の弁当”たこめし”を受け取り、
早速いつもの準備体操をして、
9時6分、元気よく出発!
最初に「不動滝」を見て行くことにした。
「不動滝」は、花貫駐車場から直ぐのところにある。
”カッパ伝説の滝”と紹介されている「不動滝」
落差はさほどないが、水量が多く水音が回りの木々にこだまする。
「乙女滝」も見て行こう。
不動滝の100mほど上流にある。
「乙女滝」
川幅も広くて「不動滝」よりも迫力がある。
名前に似つかわしくないのではないか。
舗装された道を花貫渓谷の名勝「汐見滝吊り橋」を目指して進む。
会旗を背に先頭を行くのは会長だ。
最近歳のことを気にするような発言が多いが、まだまだ元気である。
左手を流れる花貫川に沿って進むと、次第に色づいた木々が望めるようになった。
出発して20分ほどして、「汐見滝吊り橋」に到着した。
錦色の紅葉が美しい。
自分はどちらかと云えば、真っ赤な紅葉よりも錦色の紅葉が好きである。
吊り橋から見る紅葉は最盛期にはもう一つといった感じ。
『もうちょっとという感じねっ』
『お日様が照ってればもっと良かったのになぁ』
あいにくの曇り空が恨めしい。
「汐見滝吊り橋」を渡り、土岳登山口がある小滝沢キャンプ場へ。
小滝沢キャンプ場への途中で見た紅葉。
この辺りは黄色が多い。
花貫川のせせらぎの音が気分を癒してくれる。
小滝沢登山口に到着し、男性陣は地図で場所と登山ルートを確認。
対照的に、女性陣はこれからの上りに備えて上着を脱いで準備万端である。
『寒いかなと思って厚着して来ちゃったのよっ』
9時41分、準備が整ったところで、土岳の頂上目指して、登山開始だ。
杉林の中、緩やかだった坂道が次第にきつくなってきた。
9時51分、土岳山頂まで1.3Kmの地点を通過。
『凄いわねぇこの木、ど根性杉だよねっ』
人為的だろうが、一回転しても立派に育っている。
自然の逞しさを感じる。
10時ちょうど、ここらで一休みしていこう。
水分補給で一息つく。
杉林を過ぎると回りが明るくなってきた、と同時に・・・
急な坂道が始まった。しかも岩だらけの路である。
急な坂道が続く。
『けっこうきつい上りだわねっ』
ところどころに赤く染まったカエデが目を楽しませてくれる。
岩の隙間の落ち葉の間から小さなカエデの木が顔を出し、たった一枚の葉を精一杯に赤く染めていた。
『小さい秋、見~つけたっ♪』
『頂上はまだなのぉ』 『これを登りきったら頂上は近いと思いますよぉ』
このやりとりが何度か繰り返されたが、山頂はもう少し先のようだ。
『しっかり手を握ってっ』 『ありがとうっ あたし軽いでしょっ?』
雨で岩が濡れると危険だが、幸いなことにまだ雨は降っていない。
しかし、10時30分、岩を登りきった頃になって、突然雨が降り始めた。
Weather Newsでは午後3時頃から雨の予報になっていたが、山の天気は気まぐれだ。
大した雨ではなかったが、雨が降り出す前に岩場を登り終えていて本当に良かったと思っている。
最悪の場合は、土岳を目の前にして引き返すことになるかもしれなかったのだから。
素早く雨具に着替えて山頂を目指す。
土岳山頂まであと10分の標識を過ぎると、今度は小さな下り坂だ。
『下るって云うことはまた上るってことよねっ』
しかし、小さな下りを過ぎると、路はほぼ平坦になった。
『あと10分の標識から5分以上歩いたし、そろそろ頂上じゃねっ?』
山頂近く、少しばかりの紅葉も。
ただ、時期が早いのか色合いは淡い。
11時ちょうど、土岳山頂の展望台へ到着。
展望台へ上がる人はいない。
『この天気じゃぁ何も見えないしねっ』
土岳山頂(599.7m)
右に見えるのは三角点だ。
土岳山頂は木はほとんど生えておらず、草原のような平坦な場所で、雨を凌げる場所はない。
昼食には少し早過ぎるため、欅平キャンプ場まで降りることにした。
バス運転手に中戸川登山口近くまで迎えに来られるか連絡したが、近くに居た人に訊いても道が分からないとのこと。
仕方がないので、弁当を食べる場所を求めて欅平キャンプ場を目指すことにした。
山頂から15分ほどで欅平キャンプ場に到着したが、ここにはキャンプ設備の他には小さな東屋があるだけだった。
『時間もまだ早いし、バスで食事を摂ることにしましょうっ』の会長のひと声で、
中戸川登山口を目指した。
薄暗い杉林の中を下る。
小滝沢登山口からの上りよりも路はそれほど険しくはない。
『こっちから登れば楽だったんだねっ』
林の中を歩くこと30分ほどで麓の民家が見えてきた。
12時9分、中戸川登山口に到着。
ここでKさんが、脚を攣って遅れていることが判明。付き添いの人数人も一緒とのこと。
これ以上歩くのは無理な様子らしい。バスに迎えに来てもらうしかないようだ。
再度バスの運転手に連絡を試みたが、今度は携帯が圏外の表示で繋がらない。
こうなったら、約2.5Km先の花貫駐車場まで歩いてバスを迎えに行くしかない。
数人で向かおうとしたが、『ここでじっと待っていても寒い』と言うので、
未だ到着していないKさんと付き添いの数人を残して、急ぎ足で花貫駐車場へ向かった。
(全員が花貫駐車場まで急ぎ足で歩くのは非効率なため、途中で待ってもらい、バスに拾ってもらうことに)
駐車場へ向かう途中の紅葉(その1)
こんな風景を撮っている場合ではないのだが・・・
花貫渓谷の紅葉がもう一つだったため、撮ったという次第。
駐車場へ向かう途中の紅葉(その2)
40分ほどで、花貫駐車場に到着。
運転手さんに状況を説明し、中戸川登山口まで引き返してもらった。
全員無事に揃ったところで、ようやく弁当タイムだ。
花貫渓谷近くの別の駐車場で弁当をと思ったら、『バスはご遠慮願ってます』とのことで、追い出されてしまった。
仕方がないので、鵜の岬「鵜来来の湯十王」へ向かう車内で食べることにした。
走る車内で食べる弁当も悪くない。時間の有効活用にもなって一石二鳥である。
三浜(さんぴん)の”たこめし”
蛸で炊き上げたご飯はきれいな桜色に染まっている。
蛸の桜煮は、やや堅めの歯ごたえだったが美味かった。ボリュームもたっぷりだ。
(三浜(さんぴん)とは大洗、那珂湊、平磯の三つの浜を総称して呼ばれている)
国民宿舎「鵜の岬」まで1Kmの標識
14時27分、「鵜来来の湯十王」に到着。
太平洋を眺めながらのひと風呂でこれまでの疲れもどこかへ。
友部SAで最後の休憩を取る。
外はまだ明るい。
帰りのバス車内。
いつもの”乾杯”の写真は今回は省略したが、盛り上がったことは言うまでもない。
『今日は、大変お疲れ様でしたぁ』
茨城県に住んでいながら県北の花貫渓谷ハイキングは今回が初めてである。
個人的には20年以上も前に一度花貫ダムを訪れたことがあるだけだ。
この日はほんの一時期雨に降られはしたが、花貫渓谷、土岳のハイキングを楽しむことができた。
バス車内での弁当は想定外だったが、ハプニングもあり記憶に残る例会となった。
常磐道一本で走行時間も短く、バスに揺られて疲れも少ないことからか、『次は「花園渓谷」だなっ』の声も。
その時はまた”たこめし”にするか、別の弁当にするか、判断に悩むことになりそうだ。
”ウマさんの「健康ウォーキングの会」の目次”へ戻る。
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