ウマさんの気ままな行動日記(その2)

ウォーキング、ハイキング、釣り、ドライブ、100名城巡りなどをレポートします。

スリル満点の急登 花園山奥の院峰ハイキング

2015年05月01日 | ウマさんの「健康ウォーキングの会」
2015年5月1日(金)

毎週金曜日、主に地元土浦周辺を歩く「健康ウォーキング同好会」が主催する、
平成27年度第4回(2015年第15回)、「花園山奥の院峰」ハイキングに参加した。
今年度最初のバスハイクである。
この時期に企画したのは、花園神社の石楠花が見頃を迎えるということもある。

6時40分、土浦地区三中公民館には既に常南交通の中型バスが到着していた。
この後、三々五々参加者が集まった。


バスは、天川団地・土浦市民会館へと回り、定刻の7時20分に市民会館を出発し、土浦北ICから常磐道へ。
この日の参加者は27名、初めての満席である。


朝食はいつもの弁当だ。


7時58分、常磐道友部SAに到着。
ここで体調を整える。


昼食弁当が届けられた。
この日の弁当は何だろう? 聞けば大洗から運んで来たらしい。楽しみである。


9時23分、出発地の花園神社駐車場に到着。


昼食弁当を受け取り、めいめい準備を整える。


早速会長の号令で準備体操だ。


最後に深呼吸をして、


9時37分、出発!


この日の先頭は、花園山奥の院峰唯一の経験者である、Kさんが務める。
『もう何十年も前のことだからねぇ』
と言いつつも颯爽と先頭を歩く。


駐車場から5分ほどで、花園神社に到着した。
神橋を渡り、鳥居をくぐる。


鳥居をくぐるとどっしりとした楼門が構える。
額には”山王大権現”とある。


楼門の仁王像は、石で造られているそうだ。
表情はどちらかと言うと穏やかで、また筋骨隆々ではない。


楼門をくぐって石段を上ると拝殿がある。
『随分立派な神社だわねぇ』


この日の無事安全を祈願。
鮮やかな朱色と屋根の曲線が印象的である。
坂上田村麻呂の創建そして慈覚大師の開基とも云われている。
文武の神様として信仰されている神社とのこと。


境内の石楠花が美しい。


拝殿の裏に回ると一段上に奥の院があった。
拝殿に劣らない立派な造りである。


神社の裏山は杉の巨木の林になっている。
帰りにもう一度立ち寄ることにして、奥の院峰を目指すことにした。


楼門の前の大杉に名残りを惜しむ。
『また後で来るからね~っ』


花園神社を後にして、七ツ滝・奥の院入口へ。


七ツ滝への途中、道端に十二神将の祠があった。
薬師如来の眷属(けんぞく仏・菩薩につき従う者)で夜叉神と言うそうだ。


杉の林を進む。


杉の枯れ枝がステッキ代りだ。


七ツ滝まで300mの地点を通過。


何やら変わった建造物が・・・
木の切り株かと思ったら、なんとトイレだそうだ。


10時25分、第一滝見橋の先、七ツ滝・奥の院入口に到着。


一呼吸おいてKさんを先頭に奥の院を目指す。


奥の院へは最初は緩やかな上り坂で始まる。


沢には板が渡してあったりして歩き易い。
しかし、七ツ滝まで100mの地点を過ぎると・・・


道は次第に急になってきた。


10時40分、奥の院入口から上ること約15分、七ツ滝(七滝龍神)に到着。
『滝がず~っと上まで続いてるみたいだねっ』


奥の院まで300mの表示。
『意外と近いんじゃないっ』と思ったらこれがなかなか大変なのであった。


道は一段と険しくなった。


『いやぁ これはきついなぁ』


『この坂道はどこまで続くのぉ?』


かなり上ったが、まだ真横に七ツ滝の流れが見える。
『こんなところまで滝が続いてるんだぁ』


鎖や木の根っこに掴まらないと上るのは難しい。


滑ると転落の危険性さえある。


今までこれだけの急登は経験したことがない。
スリル満点である。


『もうちょっと 頑張って~っ』
先着の人からのエールに元気をもらい、


11時8分、花園神社奥之宮へ到着。
七ツ滝入口からの急登を悪戦苦闘すること40分、最後の300mは、けっこう厳しかった。


『スリルもあったけど、楽しかったよねっ』
余裕のコメントである。


『いやぁ さすがに参ったよっ』


奥の院からの眺望は気持ちが良い。


新緑のところどころに白っぽく山桜の咲いているのが見える。


一息入れた後の11時19分、お昼までには少し早いので、次の男体山を目指す。


11時27分、月山を通過。
月山には祠が置いてあるだけだった。


11時31分、男体山を通過。
ここも標識があるだけである。
弁当を広げるような場所は見当たらないので、行けるところまで行こうということに。


男体山付近には、石楠花や、


ミツバツツジを見ることが出来る。


”女体山を経て下山”と案内されている。
弁当を広げられる場所を探しながら進もう。


祠がぽつんと置かれていた。
女体山と思われる所を通過すると、


急な下りが待っていた。


『いやぁ これは急だなぁ』


しっかりと鎖に掴まって慎重に下る。


下から鎖を張って支える。
『ゆっくりゆっくり』 『次は右足を下ろしてっ』


鎖の次はロープが頼りである。
『足元滑るから気を付けてぇ』


やっとの思いで鎖場・ロープ場を過ぎると、また急坂が続く。


小さい沢があり、岩の上を進むとようやく平な場所に出れた。


時計は12時ちょうどを指していた。
急坂を下り切ったし、お腹も空いたことだし、沢の音を聞きながら弁当タイムだ。


弁当は、ダイダラボウの「はまぐりめし」とある。
奈良時代の常陸国風土記に登場する茨城県の民話上の巨人『ダイダラボウ』をテーマにしている。


味付おこわの上に煮ハマグリを乗せて煮物を添えた「はまぐりめし」


『なかなか美味しい弁当だねぇ』


弁当を食べた所から数十m先が七ツ滝遊歩道出口(花園神社方面)になっていた。
『こんな近くだったんだぁ』


花園神社へ向かう。


数分で、奥の院入口鳥居に到着。
奥の院峰を一周したことになる。


急登の上り下りの時には回りを観る余裕はなかったが、
あらためて観ると、新緑が眩しいほどきれいだ。


花園神社へ。


大神宮橋を過ぎた辺り。


駐車場の先を左折すると、花園神社へは近い。


石尊の滝とある。
『こんなところにも滝があったのかぁ』


花園神社境内の杉の巨木
『凄く立派な杉だよねぇ』


50m先の三本杉へ向かう。


境内の奥にひと際大きな杉の巨木があった。三本杉である。
幹の部分は1本だが、地上10m辺りの所から3本に分かれているので通称三本杉と言う、とのこと。


近くで実際に見て触れるとその大きさに圧倒される。
『いやいやいや これは凄いわっ』


拝殿の前で揃って記念撮影を済ませ、


花園神社を後にした。


13時14分、駐車場に到着。
予定より15分ほど早かった。


整理体操をして、『お疲れさまぁ』


14時6分、中郷温泉「通りゃんせ」に到着。


ひと風呂浴びて汗を流した。


帰りのバスの後部座席は宴会場(詳細は省略)に早変わり、毎度の景色である。
『これがあるから止められないんだよなぁ』
『皆さん、今日は大変お疲れさまでしたぁ』


今年度最初のバスハイク「花園山奥の院峰」は初夏のような天気に恵まれたハイキングとなった。 
奥の院峰は、想像以上の急登で道は険しくスリルもあったが、山登りの醍醐味を味わえ意外に楽しめた。
花園神社の楼門・拝殿・奥の院の豪華な建物には感動を覚えた。
それにも増して堂々とした三本杉の気高さには圧倒された。
花園地区には、他にも渓谷や滝・湿原など見所があるようなので、別の時期にまた訪れてみたい。


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