ウマさんの気ままな行動日記(その2)

ウォーキング、ハイキング、釣り、ドライブ、100名城巡りなどをレポートします。

巡礼のみち 白山古道ハイキング

2014年01月28日 | ウマさんの気ままなバスハイキング
2014年1月28日(火)


常南トラベル(株)が主催する日帰りバスの旅「白山古道ハイキング」に参加した。
常南トラベル(株)としては、白山古道は今回が初の試みだそうだ。
白山古道は坂東三十三観音霊場の6番札所「長谷寺」ちょうこくじ)からのスタートとのこと。
所属する「健康ウォーキング同好会」からは、会長以下有志の7名が参加した。

6時32分、予定時刻よりちょっとだけ早く、石岡・土浦・牛久方面からの客を乗せた大型バスが
つくば市谷田部の常南交通本社にやって来た。


バスに乗ると直ぐに朝食の弁当が配られた。
この日は、焼きそばとハムの入ったホットドッグだ。
この朝食は久しぶりである。


バスには、添乗員さんによると、合計で33名が乗り合わせている、とのこと。
所属する「健康ウオーキンブ同好会」からは会長以下7名の参加、と思いきや、
個人的に参加したというK夫妻が乗り合わせていたのにはびっくり。


常磐道友部SAで最初の休憩をしたまでは良かったが、首都高へ入ると渋滞が始まった。
東京スカイツリーが見える両国ICまで普通なら15分程度しかかからないところを、
45分以上もかかってしまう状態である。


9時1分、友部SAを出て1時間45分を経過、港北PAで2度目の休憩だ。
常南交通では海老名SAを予定していたようだが、ここからまだ30分はかかる。
順番を待つ女性たちの長い列を見る度に、男で良かった、と思う。
(何か良い解決策はないのだろうか? 例えば男子用を解放するとか・・・)


すっきりしたところで、この日のコースmapの説明があった。
スタートは坂東33観音霊場6番札所”飯山観音”の「長谷寺」(ちょうこくじ)である。
白山展望台を過ぎた辺りから「関東ふれあいの道」(神奈川)を歩くようだ。
この日のコースは、常南交通としては初めての企画で、しかも今日が最初とのこと。
何事もなければ良いのだが・・・


厚木ICで高速を降り、スタート地点の飯山観音へ向かう。
車窓左手に大山(1,252m)が見える。
「関東ふれあいの道」で見慣れた景色である。


9時55分、ようやく飯山観音(長谷寺)の入口に到着。
常南交通本社から3時間15分、始発の石岡ロードパーク(5時20分発)からだと実に4時間半以上かかったことになる。
『お疲れ様ですっ』


ここで、お昼の弁当とお茶(500mlペットボトル)を受け取り、


準備運動をするため、上の駐車場広場へ向かう。
飯山観音へは、大型車はこれ以上は進めないが、普通車は左の道を進むことができる。
右は参拝歩行者用となっている。


「健康ウォーキング同好会」のメンバー。
皆さん、今日も元気いっぱいだ。
『まだちょっと寒いなぁ』


飯山観音の本堂までは石段が続いている。


7分ほどで仁王門下の駐車場広場に到着した。
ここで、体調を整えて・・・


添乗員さんの依頼により、「健康ウォーキング同好会」会長の号令の下で、準備体操だ。
『今日も空が青いねぇ』


10時17分、白山展望台目指して出発!
先ずは、仁王門への石段を上る。


仁王門の仁王像


仁王門の次の石段を上ると、イヌマキの古木が現れる。
室町時代末期ごろ、多くの巡礼者の無事や、参拝者の長寿を祈願して植樹されたと伝えられている、とのこと。
樹齢は400年(伝承)、樹高17m、胸高周囲2.8mあり、厚木市の天然記念物に指定されている。


飯山観音の本堂にこの日の無事をお祈りして行こう。
個人的には2010年10月10日に「坂東33観音霊場巡り」で訪れているので、今回が2度目となる。


添乗員さんによると、本堂裏手から白山への登山道は、緩やかな上りの女坂(900m)と急な階段の男坂(600m)がある、とのこと。
この日は、添乗員さんの奨めで女坂を上ることになった。
本堂裏を少し進むと、動物除けフェンスがある。
”クマに注意”の看板が。
『怖いよねぇ こんなところにもクマが出るんだぁ』


女坂の名のとおり、道は緩やかである。
『この道は楽で良いなぁ』


数分も歩くと身体が温まってきて、上着を脱がないと我慢できない状態になった。
予報によると気温はかなり上がるらしい。


道は少しづつ上りになってきた。


木の根っ子が張っており、階段の役目をして歩き易いが、躓かないように気を付けたい。


緩やかな道が次第に急になってきた。
男坂も女坂も辿り着く先は同じく白山展望台である。
『女坂も厳しいのねっ』


最初楽をした分だけ後で厳しくなるのは”当然”ということだろう。
『どっちを歩いても変わらないってことよねっ』


10時48分、飯山観音本堂を出発して約30分、白山展望台(283m)に到着した。


展望台からの眺望
東京・横浜方面
『素晴らしい眺めだねぇ』


湘南海岸方面


後ろに大山(1,252m)が聳える。


動画で見るとこんな感じ。



案内図では、ベンチやテーブルがある白山展望台が弁当のお奨めポイントだったが、ちょっと時間が早すぎる。
もう少し先へ進んでみよう、ということで、次のポイント「むじな坂峠」を目指すことにした。


「むじな坂峠」への途中から「関東ふれあいの道」の道標が現れた。
この「巡礼峠のみち」コースは、来月にも歩くことにしている。


白山展望台から20分ほどで、むじな坂峠へ到着した。
先頭を行く女性3人は余裕の表情で後に続く我々を待っていた。


むじな坂峠からつい先ほど歩いてきた白山展望台が見える。
時計は11時15分を回ったところだが、昼食にはまだ早い。


次の物見峠を目指していると、トレイル・ランニングと思しき若者とすれ違った。
ジャージにトレパン姿で、小さなリュックを背負っているだけだ。
こんな恰好でも特に寒くはないそうだ。
『若いんだねぇ』


アップダウンを繰り返しながらむじな坂峠から歩くこと約10分、物見峠に到着した。
目の前に東京・横浜方面の遠望が広がる。


時計は11時28分、この先弁当に相応しい場所は案内されていない。
ここで弁当にしよう、と振り返ると、既にベンチには他のグループが。


ベンチがなくても草っぱらがある。
この場所に残ったのは5名、残りのメンバーは、いつの間にか、先へ行ってしまっていた。
今頃適当な場所を探していることだろう。我々もここで食べることにしよう。


この日の弁当
2段重ねになっており、おかずの種類は豊富である。


眼前の景色を見ながらの弁当はなかなか美味かった。
遥か彼方に横浜ランドマークタワーが見える。


弁当も終わり、前を行くメンバーを追いかけることにしよう。


15分ほど歩き、ようやく先行するグループに追いついた。
ところが、何か様子がおかしい。
この先、道が分からないのでどうするか相談していると言うのだ。


添乗員さんに連絡すると、どうやら道を間違えているらしい、と。
物見峠から違った道を進んでしまったらしい。
となれば、ここは物見峠まで引き返すしかない。


物見峠まで引き返し、「関東ふれあいの道」を巡礼峠を目指すことになった。
往復30分のタイムロスとなり、添乗員さんは恐縮しっ放しだ。
この日配布された地図でははっきり分からなかった分、次回に生かせれば良しとしよう。


物見峠からは急な階段が続く。


『下りが長いと膝に来るのよねっ』


長い階段を過ぎると緩やかな下りになった。


物見峠から0.6Kmの地点を通過。
「関東ふれあいの道」の道標があるので、安心だ。


しばらくは上ったり、


下ったりの道が続く。


七沢森林公園まで420mの表示
緊急時連絡先の案内板も。


ここで一息入れよう。


動物除けフェンスを過ぎると・・・


お地蔵さんがポツンと佇んでいた。
かつて飯山観音へ向かう巡礼さんたちを見守って来たのだろう。


標識が立っている。5つの方向を示している。
案内mapによると、”沢のさんぽみち”を進むようになっている。
「関東ふれあいの道」ともここでお別れだ。


案内された”沢のさんぽみち”を下る。


”沢のさんぽみち”は、その大部分が木道と


木の吊り橋から出来ている。
杉林の中を歩いていると気持ちが良い。


小川に沿った竹林を見ながら進むと・・・


真っ白い橋が現れた。
七沢森林公園のシンボルの”森のかけはし”だそうだ。
そのまま渡ってしまうと、また七沢森林公園に入ってしまうので、


橋の袂の階段を降りる。


”森のかけはし”の下の道路を進む。


七沢森林公園の駐車場にはバスが待機していた。
13時32分、ゴールである。


直ぐに添乗員さんもゴールしたが、途中で道を間違えた人がいて、到着が遅くなりそうだと。
そのため、先に到着した人(31人)を待たせる訳にいかないので、先に風呂に行くことになった。
バスは数分で七沢温泉「七沢荘」に到着。


曲がりくねった廊下に記された黄色い線に沿って進むと、浴室に到達した。


露天風呂に浸り、この日の汗を流した。
湯温は熱からず温からずでちょうど良い。
七沢荘の源泉は、平成元年より3年かけて掘削した東丹沢唯一の本格的天然温泉、とのこと。
お湯はpH9.54の超アルカリ性で、リンス作用を持つメタホウ酸・メタケイ酸を多く含んでおり、
ぬるぬる(とろっとろと言った方が正しいかも)のお湯が美肌の湯として、女性客にも好評とのこと。


風呂上がりの一杯は格別だ。
『1杯で済まなくなりそうだよっ』

『今日は大変お疲れ様でしたぁ』

初めての「白山古道ハイキング」ということもあり、道を間違えたりしたハプニングはあったが、
全員無事歩き終わったのには、添乗員さんも胸を撫で下ろしていた様子だった。

パンフレットには初級コースと紹介されていたが、もう少しレベルは上なのでは?
添乗員さんも数日前の宝登山は中級だったが、今日よりは楽だったそうだ。
女坂も最初は緩やかだったが、白山展望台手前の急坂はなかなかのものだった。
また、白山展望台からは小さいながらもアップダウンが続き、意外と距離が長かったのは堪えた。
パンフレットでは全行程6Kmと紹介されていたが、実際はもう少し長かったような気がする。

来月(2月9日)には、「関東ふれあいの道」(巡礼峠のみち)を予定しており、七沢森林公園のお地蔵さんから
白山展望台の麓までを歩くので、今回の歩きを参考にして、楽しみたい。


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