ウマさんの気ままな行動日記(その2)

ウォーキング、ハイキング、釣り、ドライブ、100名城巡りなどをレポートします。

コマクサに歓声 草津白根山ハイキング

2012年07月06日 | ウマさんの「健康ウォーキングの会」
2012年7月6日(金)


毎週金曜に地元土浦周辺を歩く「健康ウォーキング同好会」が主催する、
平成24年度第12回(2012年第23回)「草津白根山のコマクサ」を愛でるハイキングに参加した。

国道6号、筑波銀行前交差点
早朝は大型トラックが猛スピードでひっきりなしに通る。


5時15分、常南交通バスがやってきた。
予定より15分以上も早い。
『私、遅刻してないよね?』


バスに乗り込むと、直ぐに朝食の弁当が配られた。
おにぎりが2個とおかずが少々。
このところ、焼きそばとハムが半々に詰められたパンが続いていたが、今日はおにぎりである。
『朝食はおにぎりの方が良い』の”アンケート回答”の効果だろうか。


天川団地入口で4名、土浦市民会館で最後の4名が乗り込み、25名全員が揃った。
土浦市民会館を予定より10分早く、6時ちょうどに出発。
会長の軽妙なあいさつに車内は穏やかな笑顔が広がる。


友部SAで最初の休憩。


バスはこの後、北関東道波志江PAで2回目の休憩を摂り、関越道渋川・伊香保ICを降り国道17号線を快適に走る。
と、窓外に白い綿のようなものが・・・


『何だろう?』と思ったら、真っ白な紫陽花の花だった。
道路の中央分離帯に植えられている。その距離数百m、壮観である。


浅間酒造観光センター」で最期の休憩だ。
浅間酒造㈱の観光施設である。大型バスが何台も停まっていた。


店内は早朝にも関わらず、あちこちで新酒の紹介・売り込みが行われていた。
今まであまり聞いたことのない銘柄が多い。
試飲コーナーでは、早速試飲している人も。
『これは旨い、いけるねっ』
『帰りに買うことにしよう』


筑波銀行前を出発してから、5時間余りの10時43分、ようやく白根レストハウス駐車場に到着した。
正面に見える小高い丘の向こうがかの有名な”湯釜”だ。


長いバスの旅の後で、少々疲れた。
早速準備体操で身体を解す。


予報ではこの日は”曇り後雨”である。
標高2,000m近いため気温は20度前後か。
暑くもなくちょうど良いハイキング日和である。


10時55分、本白根山目指して出発だ!!
最初に湯釜をと考えていたが、湯釜へ通じる正面の歩道は通行禁止となっていた。
湯釜を見るためには回り道をする必要があるとのこと。
往復には優に30分以上はかかると推測されたため、湯釜は下山後時間的に余裕があれば観ることにし、
この日は白根山のコマクサを優先することにした。


先導役は久しぶりに会長が務める。


白根火山ロープウエイ山頂駅までは舗装された平坦な道路なので、歩き易い。


ロープウエイ山頂駅手前にリフトの乗り場があった。


突然何人かが『リフトに乗りたいっ』と言いだした。
山頂は見えているのだが、できれば歩くのは避けたいとのこと。
片道350円がリーズナブルのようだ。
11名が賛同して、リフト乗り場に向かった。山頂で合流することにした。


14名が自力で歩いて上ることに。
『このくらいの山なんだから、歩かなきゃねっ』


頭の上をリフトが通過して行く。
『楽ちん!』


板で造られた木道が続く。


道は大して急ではない。緩やかで歩き易い。


15分ほどして、リフト山頂に到着した。
先に到着していた11人の仲間が拍手で迎えてくれた。
『お疲れさんでした~』


岩鏡(イワカガミ)の花が咲いていた。
岩場に生えることと、葉に光沢があることにより付けられた、そうだ。


こちらは舞鶴草(マイヅルソウ)
葉の模様が舞う鶴に見えることから、舞鶴草という名がついた、そうである。


噴火口跡入口付近。
『あれが、コマクサ?』
よく見ると砂礫の上にコマクサが点在している。


コマクサだ。


美しい花と、常に砂礫が動き、他の植物が生育できないような厳しい環境に生育する事から「高山植物の女王」と呼ばれている。
和名はその花の形が馬(駒)の顔に似ていることに由来する。


『美しいわねぇ』
『高山植物の女王と言われるだけあるわねっ』
『コマクサが観れて最高っ!』
女性陣から歓声が上がる。


砂礫の上は雑草も殆ど生えていないが、コマクサだけはしっかりと斜面にへばりつくように生えている。


そんなコマクサを見ていると、コマクサが愛おしくさえ思えてきた。


『来て良かった~ぁ』
女性陣は大満足の様子である。


砂礫の斜面を過ぎて進むと・・・


前方に岩が盛り上がっているのが見えて来た。
本白根山展望所だ。


遊歩道は本白根山最高地点へ向かう道と本白根山展望所への分岐点に差しかかった。
目の前にそびえる本白根山展望所へ向かうことにした。
梯子のような木道が展望所へと続いている。


展望所への途中の見晴しが素晴らしい。
後方に本白根山最高地点への尾根道が見える。


分岐点から約10分で、本白根山展望所に到達した。


本白根山展望所からの眺望は最高だ。360度遮るものは何もない。
一番高いのが、横手山(2,307m)だ。山頂に電波塔のようなものが見える。
その左側には白根山(2,160m)が見える。湯釜の直ぐ左側になる。


後ろに目を向ければ、浅間山(2,568m)も見える。


12時ちょうど。
この先適当な場所も無さそうだし、早速ここで弁当を広げた。


おにぎりが3個とおかずが別々の箱に詰められている。


ずらりと並んで弁当、は圧巻である。
『見晴しも良いし、弁当も美味しいわねっ』
おにぎり3個は、ボリューム満点だ。男性陣の中にも全部食べきれずに残す人も。


ちょうど食事が終わる頃を見計らっていたかのように、小雨がパラついてきた。
下山の前に記念撮影を済ませる。
素早く雨具を装着するところなど、皆さん準備は万全である。


12時30分、小雨の中を下山開始。
中には傘を差す人も。


鏡池
昔の噴火口に水が溜まって出来たものだ。


木道が続く。
7月7日(土)8日(日)に開催される、「草津よいと~こツーデーウォーク」コースになっているのだ。
今頃大勢の人が”駆け抜け”ていることだろう。(7日現在)


ダケカンバの緑が美しい。


水無の沢を渡る。
かつては橋があったのではないかと思われるが、今はご覧のような状態である。
アルミ製の階段は滑り易いため、後ろ向きで降りるのが安全だ。


白根火山ロープウェイの山頂駅が見えてきた。


白根火山ロープウェイ駅が目の前だ。


白根火山ロープウェイ駅の手前に上りのときに利用したリフトの駅があった。
『リフトを使わなくても良かったかもね』


まだまだ元気いっぱいだ。


レストハウスまで10分の表示がある。
白根火山ロープウェイ駅からレストハウスまでは、この遊歩道を歩くことにした。


前方に見える岩肌だらけの山は、湯釜辺りか?


白根火山ロープウェイ駅から10分ほどで、白根レストハウスが見えて来た。
中央に見えるのが白根山(2,160m)だ。


13時50分、白根レストハウスに到着した。


雨では湯釜のエメラルドグリーンも今いちだろうし、
湯釜は大半の人が訪れているため、またの機会(天気の良い日)に観ることにしよう。
その時は正面の道の通行禁止は解除されているかもしれない。
ということで、軽い休憩の後バスへ向かった。
整理体操は省略である。
『今日は、お疲れ様でしたっ』


この日は草津白根山のコマクサを愛でる、ということだったが、当初の目的は果たせたと思う。
他の植物が生育できないような砂礫の上に咲く可憐な花に歓声が上がったのがそのことを如実に物語っていると言える。
途中から雨が降り出したが、充分にコマクサを堪能し、弁当を食べ終わった直後だったのは幸運であった。
最初に湯釜に行かなかったことが、却って事がうまく運んだと思う。


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