ウマさんの気ままな行動日記(その2)

ウォーキング、ハイキング、釣り、ドライブ、100名城巡りなどをレポートします。

ツツジには早すぎた 八方ヶ原ハイキング

2013年05月17日 | ウマさんの「健康ウォーキングの会」
2013年5月17日(金)


毎週金曜日、主に地元土浦周辺を歩く「健康ウォーキング同好会」が主催する、
平成25年度第7回(2013年第19回)、「八方ヶ原ハイキング」に参加した。


この日のコースは、昨年常南交通のバスハイクで参加した際、それほどきつい道ではなく歩き易かったことと、
山ツツジがきれいに咲いているのを見て、是非当会の会員にも見て欲しいと思ったことから、企画した。
もう一つ、常南交通が用意した弁当(真岡駅弁)が殊の外美味しかったことも理由のひとつである。
昨年のバスハイクの後に、真岡へ行く機会があり、駅の売店で駅弁を買い求めようとしたが、
駅弁はSL車内でしか販売されていないとの返事。
SLはたった今しがた発車したばかりで、「真岡駅弁」は残念ながら買うことができなかった、
という悔しい思いをしたことが背景にある。


乗車場所の国道6号沿いの小林ふとん店前に常南交通の貸切バスがやってきた。
どうやら新型車両のようだ。
定刻の6時より15分も早い。


この後、バスは天川団地入口⇒土浦市民会館と回り、この日の参加者26名を乗せ、常磐道へ。
定刻6時30分の5分前の出発は、実にスムースである。
この年代になると、時刻はきっちりと守る習慣が身に付いているからだろう。


早速、朝食弁当が配られた。


最初の休憩は、常磐道友部SAだ。


昼食の弁当を受け取るため、北関東道壬生PAに立寄った。


バスの到着が早すぎて、弁当が到着するのを待っているところ。
実際、弁当は受け渡し予定時刻より10分も早く来たのだが、バスの方がそれ以上に早かったということだ。
弁当(真岡駅弁)を無事受け取って、八方ヶ原を目指した。


9時25分、ハイキングスタート地点の八方ヶ原大間々駐車場に到着。
予定より25分も早く到着したことになる。
弁当をリュックに詰め込むなど、いっせいに準備に取り掛かる。


大間々駐車場には、既にたくさんの車が停まっていた。
皆さん、ツツジが目当てなのだろうか。


ところがである。
駐車場周りのレンゲツツジは、咲いていないどころか、蕾もまだ、といった状態である。
完全に読みが外れ、期待が大きく外れてしまった。
無理もない、普通レンゲツツジは6月上旬から中旬にかけてのところなのに、
5月中旬に咲いていて欲しいと願う方が無茶なのだ。


ツツジはひとまず置いといて、気持ちを切り替えていつもの準備体操。
空は眩しいほどに明るい。絶好のハイキング日和である。


コースを確認して・・・


9時40分、「林間コース」から八海山神社を目指すことにした。


最初は緩やかな坂道から始まる。


この日の先頭は、これまで3度来たことがあると言う、会長が務める。
最近は体調が良いのだろう、元気いっぱいである。


一列縦隊で、会長の後に続く。
『会長、かなり早いペースよねっ』


コースには、適度な間隔で剣ヶ峰を示す案内板や、


八海山神社までの距離を示す道標が完備されている。
残り距離が示されているので、目安になり、助かる。


スタート地点では気温もまだ低く、やや風があったため、上着を着込んできたが、
林に囲まれて風の影響がなくなると、身体が温まってきた。


『暑くなってきたわね』


出発して20分、ここらで一息入れよう。
上着を脱いで体温調節だ。
『水分も補給しておかなくちゃ』


林間コースは、木の根っこが張り巡らされていて足元がしっかりしている。


大きな岩がごろごろしている水のない沢を渡る。


『気を付けてね~っ』・『気を付けて~っ』・『滑るから気を付けて~っ』
注意喚起の言葉リレーである。


沢を渡ると、急登の坂道が待ち構えていた。


階段の先は林間コース特有の木の根っ子が張っているので、歩き易い。
木の根っ子には申し訳ないが、根があることがありがたい。


八海山神社まで0.7Kmを過ぎた辺りから、それまでの背の低い雑木林から次第に背の高い木の林になってきた。
「林間コース」たる所以であろう。


樹高20m-30mのモミ(ウラジロモミ?)の林が続く。


細長いモミの実(松ポックリ)があちこちに落ちていた。


『八海山神社まであと400m、もう少しだねっ』


八海山神社まであと残り300m付近、最後の休憩を摂る。
十分に水分を補給しておこう。


『カタクリが咲いてる~っ』
今頃カタクリが咲いている、ということは、この辺りはまだ4月上旬の気温ということ?
標高1,500m以上であることを改めて認識した。


最後の急階段を上る。
中央部分は雨で流されて窪んでいるので歩き難い。階段の両側に分かれて進む。


『本当にもうすぐなの???』
『もう直ぐだよっ』


10時46分、八海山神社(1,539m)に到着した。
約1時間5分は、コース案内より5分早いことになる。


『いやぁ 素晴らしい眺めだねぇ』
『あれ、筑波山じゃないの?』


八海山神社からの眺望(その1)
宇都宮方面か?


八海山神社からの眺望(その2)
後方には、手前右から釈迦ヶ岳(1,795m)、中岳(1,728m)、西平岳(1,712m)が連なる。


動画で見たところ。
天気も良く、やや霞がかってはいるが、素晴らしい景色である。
ツツジが咲いていなかったことを差し引いても十分なおつりがくる。
『登ってきて良かったぁ』


しばらくの間、休憩も兼ねて八海山神社からの眺望を満喫。


希望者による剣ヶ峰(1.540m)への往復も考えていたが、たまたま剣ヶ峰から下りてきた人によると
木々に阻まれて見晴しは良くない、との情報であっさりと諦め、下山することに。
下りは「見晴しコース」を下ることにした。


「見晴しコース」は眺望を楽しみながらの下山可能だが、瓦礫を適当に敷き詰めたような道のため、
いささか足元がおぼつかない。
容易く転びそうで、十分に注意をしないと危ない。


八海山神社をバックに記念の撮影だ。


下山途中、眼下の眺望が楽しめる。
矢板CC(あるいはメイフラワーGC)が見える。


瓦礫の道に続き、大きな岩だらけの道がしばらく続く。


いったん呼吸を整えて・・・さらに下る。


ところどころで見掛けるあの白い花はもしかしてシロヤシオか?


そんな筈はない。
案の定、残念ながら、ムシカリ(大亀の木)と云う木であった。
意外にも、良く見ると花は可愛らしくて美しい。


「青空コース」の合流点となる鳥居が見えてきた。


下山開始から50分、「青空コース」の合流点に到着。
昨年は、左側の「青空コース」をミツモチ山へ歩いたので記憶に新しい。


合流点から大間々駐車場へは平坦な砂利道である。
昨年はこの辺りでシロヤシオをたくさん見掛けたものだが・・・


この辺りには木の肌が三色(グレー、薄茶、赤茶)の変わった木があるそうだ。
リョウブ(令法)かナツツバキと云う木とのこと。
木の肌が剥がれ易いところは百日紅(サルスベリ)に似ている。
実際、サルスベリと呼ぶ地方もあるそうだ。
若葉は山菜とされ、新芽はおひたしにしたり、ご飯に炊きこんでリョウブ飯として食べる、と書かれている。


「やしおコース」の合流点を過ぎると、大間々駐車場は近い。


12時7分、大間々駐車場に到着。


駐車場は満車状態になっていた。


お腹も空いてきたし、時間もちょうどいい。
大間々駐車場の周辺にはベンチとテーブルが多数あった。ここらで弁当にしよう。


1年振りの真岡駅弁「野立御膳」である。


『この弁当は美味いねぇ』
『また食べたくなるの分かるよ』
皆さんの評判は上々である。


12時50分、弁当も終わり、ゴールの山の駅「たかはら」を目指し、出発!
下りは「大間々自然歩道」を歩くことにした。


本当は、一面レンゲツツジの筈であったのだが・・・


蕾も膨らんでいない状態はまるで冬景色である。


『来年、何とかして見たいわねっ』
これは是非とも皆さんの期待に応えねばなるまい。


これはトウゴクミツバツツジだろうか?


開花まであと1週間ほどかかりそうである。


小間々駐車場までは自動車道路を歩くことにした。
周りの木々もようやく新芽の時期を迎えようとしている状態だ。
標高1,000m以上あるので、当然か。


自動車道路が大きく蛇行している個所があった。
時間はたっぷりあるし、近道する必要はないのだが、蛇行具合を見れば心理的に近道したくなるものである。


『やっぱし、近道は早いよねっ』


13時15分、小間々駐車場に到着。


『見てっツツジが咲いてるよっ』
たった1本だけだったが、今年はこれで我慢しておこう。


小間々駐車場で最後の一息を入れて・・・
再び、「大間々自然歩道」へ向かう。


ときたま、蕾が膨らみかけた山ツツジを見掛けた。
『ツツジのトンネルを歩いてみたいねぇ』
こうなったら、来年に期待するしかない。


「大間々自然歩道」は、途中から熊笹の道に変わる。


『うわぁ素敵~っ』
ひと際大きなダケカンバを見上げて感激の声を上げているところ。


道がやや急な下り坂になる。


ダケカンバや小ナラの林を縫うように下る。
山の駅「たかはら」はもう直ぐだ。


林の中にぽつんとトウゴクミツバツツジが咲いているのを見つけた。
この日全くツツジが見れなかったが、せめてもの慰めのように感じた。
『またおいで』と言っているようだ。


13時44分、山の駅「たかはら」が見えてきた。
既に常南交通のバスが待っている。


予定時刻より45分も早く着いたため、山の駅「たかはら」で土産ものでも見て行こう。


『ここのソフトクリームが食べたかったのよね~』


14時10分、予定より20分早く帰路についた。
ツツジは見ることが出来なかったが、皆さん八海山神社からの眺望には満足した様子。
『来年は満開のツツジみたいよねっ』『真岡駅弁も美味しかったぁ』
これで決まり、だ。
来年は皆さんの御期待にしっかりと応えようと思う。
(しかし、花の時期に合せるほど難しいものはない、とつくづく思う)


バスが出発するや否や、最後尾座席では、早速、宴会が始まった。
『お疲れ様ぁ』『かんぱ~いっ』


次々にお菓子やつまみが回ってきた。
飲み物は、缶ビール・酒・ワインなどなどよりどりである。


宴会は常磐道に入る頃まで続いた。
一人で缶ビールだけでも4本も。
自分も含め、この他に酒・ワインですっかり出来上がってしまった。
飲めない人には申し訳ないが、『これだから、バスハイキングは止められない』と言う人も多い。


こんなに明るいうちに友部SAに立ち寄るのは、初めてである。
早いことは良いことだ。


17時2分、土浦市民会館に到着。
『皆さん、大変お疲れ様でしたぁ』
(バスが発車したからであり、酔ったからブレたのではない)


”ツツジ鑑賞ハイキング”と称して快晴の八方ヶ原に出掛けたまでは良かったが、
時期が早すぎてツツジを全く見ることはできなかったのは、残念だった。
しかし、最高の天気に恵まれ、八海山神社から素晴らしい景色を目にすることができたのは、救いであった。
また、常南交通社の弁当の中でも最高の味と評判の高い真岡駅弁「野立御膳」を
食することが出来たのには、満足している。

『来年また来て、満開のツツジを見たいわっ』の声が寄せられたことから、
何とか花の時期に合せられるよう計画したいものである。
真岡駅弁「野立御膳」をもう一度味わうためにも・・・


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