ウマさんの気ままな行動日記(その2)

ウォーキング、ハイキング、釣り、ドライブ、100名城巡りなどをレポートします。

春の花いっぱい 天空の村栃本集落

2016年04月22日 | ウマさんの「健康ウォーキングの会」
2016年4月22日(金)

毎週金曜日、主に地元土浦周辺を歩く「健康ウォーキング同好会」が主催する、
平成278度第4回(2016年第15回)、「天空の村 栃本集落」ハイキングに参加した。

当初の計画では、水芭蕉で有名な福島県土湯温泉町の仁田沼へ行くことにしていたが、
常南交通社から『当日は土湯温泉と仁田沼を往復する旅館のマイクロバスの手配が付かない』
との連絡があり、仁田沼は断念せざるを得なくなった。
代りに、と急遽決めたのが、「天空の村栃本集落」である。
「天空の村栃本集落」は、4年前の2012年5月1日に常南交通社のバスハイクで参加したことがあり、
桃源郷のような景色に魅了され、当会でも是非一度行ってみたいと思っていた場所の一つである。
前回の5月1日より約10日早いので、少し時期が早いかと思われたが、果して・・・、

三中公民館6時30分発に合わせて、三々五々参加者が集まってきた。


バスは天川団地入口、土浦市民会館へと廻り、6時50分予定どおり出発。
この日の参加者は26名。
定員27名の中型バスは、空席は一つのみとほぼ満席状態である。


朝食はいつものおにぎりだ。
常南交通社から、近いうちに仕入れ先の都合で無くなるとの情報も。
その後はどこへ注文するか同社で検討中とのこと。
もしかしたら、慣れ親しんだこの弁当も今日が食べ納めになるかも・・・


7時31分、最初の休憩地守谷SAに到着


外環道戸田の幸魂大橋付近。


関越道も特に渋滞にも合わず順調に走り、


8時58分、国道140号の道の駅「はなぞの」で軽い休憩。


その後皆野寄居有料道路を走り、


有料道路を降りたところの皆野町のコンビニで昼食弁当を受取る。
今日はどんな弁当だろう、お昼が楽しみである。


秩父市街地を抜けスタート地の秩父湖二瀬ダムへ向かう。
窓の外には、萌えるような緑が・・・
『ほんときれいだよね~っ』


荒川に沿って二瀬ダムへ向かう。


10時27分、道の駅「大滝温泉」を通過。
帰りに入浴を予定している所だ。


10時42分、ようやく二瀬ダムに到着した。
三中公民館を出発して4時間が経過していた。


この日の準備体操は、Kさんにお願いした。
『身体を大きく捻りま~す』


『腰を廻しま~す』


10時50分、Oさんを先頭に出発!
ゴールは4時間後の15時頃が目標である。


先ずは歩行者専用の二瀬隧道へ。


二瀬隧道を抜けると、


左手に二瀬ダムが見える。
『うわっ 素敵ね~この景色』
新緑に包まれた秩父湖の景色に早くも歓声が上がる。


秩父湖に沿って進む。


秩父湖(栃本方面)を望む。
『あの山の向うが栃本なのかしらっ?』


『山桜の咲いてるのが見れるなんて来て良かったぁ』


2つに分岐している道を右手の栃本集落方面へ進む。
左側は戻って来る道である。


栃本集落への道は緩やかな上りとなっている。


『あら~ 素晴らしいわね~っ』
4年前より10日も早いが、今年はやはり暖冬なのだろう、花はそろそろ終わりを迎えようとしていた。
しかし、何とか花に間に合って良かった。(内心ほっとした)


『この花は何て言うのかしら?』
ふっくらしているのは牡丹桜と思われる。


石垣がきれいに積まれている。
『見事な石垣だねっ』


麻生加番所跡
寛永二十年(1643)幕府の役人が当村巡見の際、栃本関の警備の手薄なのを見て、
麻生に加番所を設置するよう指令があり、設置されたものである。
施設は簡単で、名主宅を役所とし、別に間口3.8m、奥行2.7mの番人詰所があった。
この番屋の建設補修費総て古大滝村の村費によりまかなわれた。
番屋は現存せず、現在の家は安政四年(1857)11月焼失のため新築されたもので、
今も同家を番所と呼んでいる。(秩父市教育委員会)


個人宅の庭先の桃もきれいだ。


麻生集落を進む。


菜の花に囲まれた小さな祠
昔と変わらぬ風景なのだろう。


道端の六地蔵や石仏も風情がある。


あまり車が通らないので、道一杯に広がって歩くのは実に気分が良い。
しかし、たまに車が通ると、右往左往である。


麻生集落を過ぎ、次の栃本集落を目指す。


山吹の黄色が鮮やかで美しい。


紅白の桜が咲いていた。


『花びらも紅白になってるんだねっ』


見上げる先には・・・


間もなく満開を迎える牡丹桜や、


ボケ(木瓜)の花が。
果実が瓜に似ており、木になる瓜で「木瓜(もけ)」とよばれたものが「ぼけ」に転訛(てんか)したとも、
「木瓜(ぼっくわ)」から「ぼけ」に転訛したとも言われる。(Wikipedia)


シャクナゲ
『もう咲いてるよ』
『今年はみんな早いんだねっ』


『次の冬に備えて随分用意が良いわねぇ』
『きっちり積んでるのをみると几帳面なんだねっ』


谷合いの新緑の景色も良い。


桃の赤と若葉のコントラストが素晴らしい。


11時43分、旧「光の村養護学校」前を通過。
「光の村養護学校」の前は、大滝村立「上中尾小学校」だったが、生徒がいなくなり廃校に。
その後「光の森養護学校」として使われていたが、今はその養護学校も廃校となっている。


栃本集落へ


以前は杉林だった筈だが、杉が伐採されたために視界が開けている。


谷の向うに薄緑の山が聳える。


伐採された杉は一部で、まだ残っている杉林は多い。


杉の木立が美しい。


『もうそろそろ栃本集落かな?』
二瀬ダム駐車場を出発してここまで約1時間15分経過していた。
栃本集落は間もなくと思われる。


『これは見事な桜だねぇ』


牡丹桜のようだ。


栂の尾根 いくつか越えて 栃本の 里えいそぎし 旅を忘れじ” 田部重治


桃源郷とはこういう景色のことを言うのであろうか?
『ほんと素晴らしい色合いだね~っ』


栃本集落だ。
整然と積まれた山間の石垣が「秩父往還道」だった頃の面影を残している。


谷の先に国道140号を望む栃本集落。


12時23分、栃本関跡に到着。
栃本関は、中山道と甲州街道の間道である秩父往還の通行人を取調べるため設けられたもので、
その位置は、信州路と甲州路の分岐点になっている。


その始まりは、戦国時代、甲斐の武田氏が秩父に進出したとき関所を置いて山中氏を任じたと伝えるが、
徳川氏の関東入国以後は天領となり、関東郡代伊奈忠次が慶長十九年(1614)大村氏を藩士に任じたという。
以後、大村氏は幕末まで藩士の職を代々務めたという。(秩父市教育委員会)


栃本関跡隣の栃本会館前には、「日本の道百選 秩父往還道」の碑が立てられている。


路傍の石仏が、往時の面影を偲ばせる。


栃本集落を進む。


『かなり古そうな家だねっ』
『旅館かしら?』


赤いポストの横の道を


上って行くと・・・


10分ほどで桃源郷のような景色が現れた。千島集落である。
『いやぁ これは素晴らしい景色だ』
『春爛漫だねっ』


ここで一休みしよう。


『まさに天空の村だねっ』


ここで昼食にと思ったが、3名が下で待っているとのこと。
ここは下ることにした。


12時53分、全員揃ったところで、折り返し地点へ向かう。
そこで弁当にしよう。それまでしばしの我慢である。


『芝桜も良いわね~っ』


「東京大学農学部附属秩父演習林 栃本作業所」
研究者の宿泊施設と管理者の事務棟があるそうだ。


『こんなトラクター使って何してるんだろうねっ?』


栃本集落から長い下り坂が続く。


山吹の鮮やかな黄色い花が目を楽しませてくれる。


13時10分、折り返し地点の東屋に到着
ここでようやく弁当タイムだ。


東屋に入れなかった人は、石垣に腰かけて、


『弁当を美味しく食べるには外に限るねっ』


この日の弁当
まずまずの味、概ね好評だった。


弁当が終わり、出発直前に皆さん何かに夢中な様子・・・、


荒川の源流が流れていた。
『ほんと水がきれいだねっ』


13時43分、あらためて二瀬ダム目指して出発だ。
目標としている15時まで残り約1時間20分、15時までに到着するのは難しいかも・・・


国道140号大峰トンネルの右手が目指す二瀬ダムだ。
右手も国道140号である。


白い牡丹桜が満開だ。
『いやぁ 白い花がきれいだよ』


二瀬ダムを目指す。
大峰トンネルが出来る前は、車はこちらを通っていた筈だが、今は車はほとんど通らない。


民宿「ふるさと」
随分寂しいところに建っているが、利用する人はいるのだろうか?
(折返し地点から二瀬ダム手前の合流点までの間(約6Km)に家はこの一軒だけだった)


荒川の流れる音が周囲に響く。


14時12分、不動滝入口にある東屋を通過。


『紅葉の緑がほんときれいだねっ』
『秋もきれいでしょうねっ』


秩父往還道の家並みが見える。
『あそこを歩いたんだぁ』


14時20分、大岩を通過


山吹の黄色がひときわ美しい。


『水が青くてきれいっ 底が見えてるよっ』
それまで聞こえていた水の流れる音が聞こえなくなった。
荒川はいつの間にか秩父湖になっていた。


秩父湖の湖面は波ひとつなく、鏡のように周りの木々を映している。


秩父湖吊橋
先頭グループは次々と吊橋を渡っている。


尻込みする女性陣の中にはおそるおそる渡る人も。
『けっこう揺れてるねっ』 『ちょっと勇気がいるわねっ』

秩父湖吊橋が、自殺の名所としても知られている、と知ったのは帰ってからのこと。
橋の中央部で、恋人と友人に惨殺された女性の霊の姿が確認された、そうである。
「稲川淳二 恐怖の現場」というビデオで取り上げられた、とのこと。

中央付近は、絶好の撮影ポイントだ。


上流側


下流側


湖面に写る吊橋


右手に秩父湖を眺めながら、


秩父湖に沿った遊歩道を進む。


秩父湖上流側を望む。
秩父湖吊橋が見える。


15時10分、一般道に合流し、二瀬ダムへ向かう。
目標の15時は過ぎてしまった。


『毎日秩父湖を眺めながら暮すせるって羨ましいわねっ』
実際どんなものか住人に聞いてみたい。


駒ヶ岳橋を渡り、


15時19分、二瀬ダムに到着した。
予定よりかなり遅れている。


二瀬隧道を抜けると、


ゴールの二瀬ダム駐車場が見えてきた。


15時31分、ゴール。
結局、予定より30分遅くなってしまった。


やや疲れはあるものの、この日最後の目的地滝沢ダムへ向かう。


ループ橋が見えた。


巨大な滝沢ダムが見える。
『けっこう大きなダムだねぇ』


15時54分、滝沢ダムに到着。


ダム湖(奥秩父もみじ湖)


滝沢ダムからループ橋を望む。
『あそこを通ってきたんだねっ』


エレベータで121m下の地下B2へ。
『B1とB2の間が86mもあるんだぁ』


地下道には、工事中の写真などが展示されている。


71段の階段を上ると、


滝沢ダムの真下に出た。


後ろを振り返るとダムが覆いかぶさるように聳えている。
『うわぁ これは凄いっ 迫力があるね~っ』


放水路に架かる吊り橋から見上げたところ。
『よくこんなでかいものを造ったよねっ 圧倒されちゃうよねっ』


『人間の力って本当に凄いねっ』


最後に吊橋からループ橋を観て、16時30分、帰路についた。

滝沢ダムは、昨年(2015年)11月22日に訪れている。
詳細は、こちらでご覧いただければと思っている。

帰りは渋滞無しでも4時間はかかる。
入浴には最低1時間はみておく必要があるため、今回入浴はパスすることにした。


後部座席ではいつものメンバーが盛り上がっている。

『皆さん、今日は大変お疲れさまでしたぁ』

今回、当初の予定だった「仁田沼の水芭蕉」を変更し「天空の村栃本集落」ハイキングを実施した。
前回(2012年5月1日)よりも10日も早かったので、前回と同じような花が見れるか内心心配したが、
桃源郷を思わせるたくさんの花を見ることができたのは、良かったと思っている。
しかし、渋滞にも遭わず、順調に走っても片道4時間超は、やはり秩父は遠い、と感じた。

この日の万歩計は、26,000歩を少し超えていた。
かなり歩いたというのが実感である。


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