ウマさんの気ままな行動日記(その2)

ウォーキング、ハイキング、釣り、ドライブ、100名城巡りなどをレポートします。

富士山は見えたが・・・忍野八海から山中湖

2018年05月18日 | ウマさんの「健康ウォーキングの会」
2018年5月18日(金)

毎週金曜日、主に地元土浦周辺を歩く「健康ウォーキング同好会」が主催する、
平成30年度第7回(2018年第17回)、「忍野八海から山中湖」ウォーキングに参加した。

朝6時過ぎ、三中公民館には、三々五々参加者が集まった。


6時15分、予定より5分ほど早くバスが到着。
体調不良との理由で1名が参加を見送ることになり、参加者は25名となった。


バスの車窓からの景色を眺めながら・・・


いつもの朝食弁当を美味しく食べる。


圏央道の両側は田植えが終わったばかりの田んぼの風景が広がる。


東北道との分岐点を通過し、バスは圏央道を西へ。


7時20分、最初の休憩地菖蒲PAに到着


15分間の休憩の後、再び圏央道を走り、


8時21分、中央高速へ合流。
首都高を利用するよりも30分以上は早いと思われる。


前日にバス会社の営業担当者から依頼があり、ハンドルから手が離せない
運転手さんに代わって、弁当屋さんに”談合坂を通過した”ことを連絡。
この後、谷村PAで弁当を受け取るという段取りである。


バスは大月JCTから河口湖方面へ。


8時52分、談合坂SA通過からおよそ15分で谷村PAに到着した。
ここでタイムロスなくこの日の昼食弁当を受け取ることに成功。


富士山の頂上付近がうっすらと見えるが、裾野は厚い雲に覆われている。
天気は悪くはないのだが、この後富士山全体の雄姿を観れるかは不明である。


9時16分、河口湖ICで中央高速を降り、


国道138号で河口湖町を抜け、忍野村方面へ。


9時35分、忍野八海近くのバス専用駐車場に到着し、
駐車場の一角で準備体操(1)


準備体操(2)


準備体操(3)


9時40分、忍野八海巡りのスタートだ。
先ずは、駐車場から一番近いお釜池へ。


お釜池へ。


9時43分、二番霊場お釜池に到着。
名前の由来は、池に住んでいた大きなガマガエルが
池で洗濯をしていた娘を水中に引き込んでしまった
という言い伝えから、だとか。


お釜池は、忍野八海の中で最も面積が小さい池だが、
小さいながらも水深が4mもあり、透明度も高いため、
水中の魚が浮いて見える、と云われる。


『じっと見てると引き込まれそうだねっ』


次は八海1号橋・2号橋を渡って銚子池・涌池方面へ。


銚子池・涌池方面の案内表示に従って進む。


前方を歩く一団は、中国人観光客のようだ。
『彼らもけっこう朝早くホテルを出て来たんだろうねっ』


9時50分、四番霊場銚子池に到着
銚子池は、結婚式の場でそそうをした花嫁がそのことを苦にし、
銚子を持ったまま飛び込んだという悲しい伝説が残る池、だそうだ。


『あら~っ 藻がたくさん浮かんでるじゃないっ』
『全然きれいじゃないわねっ』


続いて六番霊場涌池へ。


涌池の手前に五番霊場の濁池が。
湧池と同じように川に隣接している。
濁池の名前の由来は、「地主の老婆が水を飲もうとした旅の行者を
咎めたとたん、池が濁ってしまった」という昔話から、とのこと。
『全然濁ってなんかいないわよねっ』


六番霊場涌池
忍野八海の中で最も水量が多く、毎秒2.2㎥もの水が湧き出している、そうである。


涌池は、その昔富士山が噴火した際、人々の水を欲する願いに応えた
木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)が作り出した池、
という伝説があるそうだ。


きれいな水である。
池の中には珪藻が繁殖しているが、水は透き通っており魚も泳いでいる。


富士山の雪解け水が湧き出て池に流れ込んでいる。


湧池から七番霊場の鏡池に抜ける道の左手に、大きな池が。
ここも八海のひとつ? と思いきや、「忍野八海」とは関係のない
人工池の「中池」ということだ。


『これって人口の池なのっ?』
『知らなかったわね~っ』


中池全体を鏡池方面から見たところ。


土産物店が並ぶ建物の中を通り抜け、中池湧水口に到着
対岸に橋が架かっているが、渡ることは出来ない。


池の中央にある湧水口周辺は、昼前後にはたいそう混雑するそうだが、
この日はそれほどでもなかった。


湧水口を覗き込むと、コバルトブルーの水の中を魚が泳いでいる。


中池の周りに集まった中国人観光客の一団


中池湧水口を後にして、土産物店で試食品の味見だ。
『少しだけ味見してみるかなっ』
『なかなか美味しいわねっ』
味見だけだったのかは知らない。


菖蒲池へ向かう途中に縦長の池(沼?)があった。


中池を通り過ぎてすぐ、左手に見えてくる三日月のような縦長の池が
七番霊場の鏡池である。
『これも池なのかしら?』
『池にはみえないけどねっ』


鏡池は湧水が少なく、他の池と比べると濁っているが、天候など条件が揃うと、
見事な「逆さ富士」を見ることができるため、鏡池という名前がついた。
富士山が綺麗に映り込む池として有名なのだそうだが、
あいにくこの日は、富士山は全く姿を現さなかった。


八番霊場菖蒲池へ向かう。


池の周囲にたくさんの菖蒲が群生していることが、
菖蒲池という名前の由来、とのこと。
現在は水は濁っており、池というより沼地のようになっている。


(注)三番霊場底抜池
榛の木林資料館の敷地内にある池で、見学するには300円の入館料が必要、
ということなので、今回はパスすることに。
と言うより、案内表示が見当たらなかったため、通り過ぎてしまった、
というのが真相に近い。
名前の由来は、この池で食器や野菜を洗っている時にうっかり手を離すと
水底に引き込まれて決して浮かんでこないという伝説から、だとか。
引き込まれた品物はお釜池に浮かび上がるという伝説も残されている、
そうである。

10時17分、少しの休憩の後、旧い茅葺の家の前を通り、


一番霊場の出口池へ向かう。


出口池を目指して進んだが・・・


どうやら道を間違ったようだ。
近くにいた地元の方に出口池を訊ねて、道を確認する。


行き過ぎた分だけ引き返し、


あらためて出口池を目指す。


『出口池だけが離れてるんだねっ』


いくつか角を曲がって進んで行くと、出口池の標識が現れた。
この道で間違いない。


間もなく出口池だ。
足が速くなる。


10時48分、一番霊場出口池に到着した。
忍野八海の中で最も大きな池だが、深さは0.5mと浅い。
途中道を間違ったこともあり、菖蒲池から30分余かかったことになる。


『けっこう広くてきれいな池だねぇ』


出口池を観ながらしばらく休憩していると、


30人ほどの別のグループが到着した。
ツアーガイドが同行している、そうだ。


ツアーの一行は、ガイドの案内で奥の方へ進み、池端から池を観ている。
『あそこからも観ることができるんだっ』


池の周りには木道が整備されていて、池を一周することが出来るようだ。
ガイド付き一行とは逆の方へ木道を進む。


出口稲荷大明神があった。


湧水入口前を通り、


出口池を一周すると、ガイド付き一行が観ていた場所に到着した。
ここからの眺めも良いものである。


出口池を後にして山中湖方面へ。
『こっちの道で良いのかなぁ?』
少々不安げなTKさんだが、地図を信じて進んで行くと・・・


山中湖方面を示す標識があった。
東海自然歩道の文字も見える。
『やっぱりこの道で良かったんだねっ』


山中湖を目指し、東海自然歩道を進む。


標識に従って山中湖方面へ。


後方からの『富士山が見えるよっ』の大声に振り向くと、
うっすらと富士山の山頂が見えた。


『近いから凄く高く見えるねぇ』
『やっぱり地元(土浦)から見る富士山とは一味も二味も違うねっ』


東海自然歩道の標識に従って遊歩道へ。


東海自然歩道の遊歩道を進む。


『森の緑がほんときれいだよね~っ』


遊歩道右側には、特別保護地区・第1種特別地域の自然林が広がる。
『青木ヶ原樹海を思い出すわねっ』


『森の中を歩いてみたくなるわよねぇ』


時折道端に何気に咲いているルピナスを見掛ける。


快調なペースで先頭を行く3人と、


その後を追う後続グループ。
足取りは軽い。


信号を渡ると、


東海自然歩道は右に曲がる。


特別保護地区・第1種特別地域のハリモミ樹林に囲まれた道が
真っ直ぐに伸びている。
ハリモミ樹林は、日本固有種の常緑針葉高木ハリモミだけの
珍しい林、だそうだ。


弁当は花の都公園でと考えているが、花の都公園までもうしばらくかかりそうだ。
木陰で一休みして行こう。


昼食前の最後の一休みである。


花の都公園を目指す。


ハリモミ樹林の緑が美しい。


花の都公園を目指す。


美しい林の緑が続く。


11時56分、多摩美大富士山麓セミナーハウス前を通過


森の緑が途切れると、前方に山頂だけちょっぴり頭を出した富士山が見えた。


『やっぱり富士山全体が観たかったわよね~っ』


前方に花の都公園が見えて来た。


見頃は過ぎていたが、まだ終期のチューリップが咲いていた。


食事処「花庵」を左に折れて、花の都公園へ向かう。


正面に富士山を見ながら進む。


12時9分、第二ゲートに到着してみると、ここから先は有料エリアになっている。
料金は大人500円とある。
花の都公園は公共の公園だとばかり思っていたが、有料とは知らなかった。


中では幼稚園くらいの子供たちが弁当を食べている最中だった。


広い芝生の上にも何組かがビニールシートを広げている。
場所としては絶好なのだが、弁当だけのために
一人500円払うのはもったいない気がする。


ということで、有料エリアの柵の外ではあるが、柵越しにではあるが、
ほぼ正面に富士山が見えて、木陰もあって直射日光は避けれるので、
ここで弁当にしよう。


弁当タイム(1)


弁当タイム(2)


弁当タイム(3)


この日の弁当
なかなか美味かった。


後ろにはチューリップ畑が広がる。
季節によって異なる花畑が観れる、とのこと。


弁当が終わり、花の都公園の柵の外側を通って、県道717号へ。


花の都公園の全天候型フローラルドームでは、珍しい熱帯植物や
いろいろな四季の花が観られるそうだ。
塀の外からだったが、庭園のネモフィラを見ることが出来た。
ひたち海浜公園のネモフィラに比べてやや白っぽい花びらだ。


花の都大橋を通って県道717号へ。


花の都公園の駐車場で体調を整えて、


山中湖を目指して県道717号を進む。


山中湖を目指す。


山中湖を目指す。


13時15分、 FAMILY FASHION OGINOの前を通過し、


花の都公園入口交差点を左に曲り、山中湖方面へ。


ゴールは間もなくだ。


『藤がきれいに咲いてるねっ』
やや黄色がかった色の藤だが、立派に咲いている。
木も大きくて立派である。


変電所脇を進んで行くと・・・前方に山中湖が見えて来た。


13時26分、山中湖畔に到着。


バスとの合流場所を確認している間に皆さん腰を下して一休み。


こちらも一休み。


バスが停車している場所まであと数百m、もう一息だ。


今日は距離も短く平坦な道だったためか、皆さん最後まで足取りは軽い。


小白鳥親子
『あら~っ なんて可愛いんでしょっ』


山中湖畔の風景
白鳥の形をした足漕ぎボートなどがたくさん繋がれている。


13時40分、バスが待機していた駐車場にゴール。


帰りは直ぐ近くを通る東富士五湖道路の山中湖ICから入り、


車窓に富士急ハイランドを見ながら、


河口湖ICを通り抜け、中央高速へ。


14時24分、談合坂SAまで5Kmの表示を通過


14時29分、談合坂SAに到着。
土産物を買い求めるため、少し長めの休憩を摂ることにした。
土産物店を覗いてみる。


土産にほうとう(1,190円)を買った。
(夕食にかみさんと食べたがなかなか美味しかった)


バス車内
皆さん満足の表情である。


バス車内
一時に比べアルコールを嗜む人数は減ってしまったが、
”後部座席の伝統”を絶やすまいといつものように盛り上がる。
仲間に入れてもらったことは言うまでもない。


15時54分、菖蒲PAで最後の休憩を摂り、


圏央道を一路つくば方面へ。


つくばJCTまで2Kmの地点を通過


16時55分、つくば・牛久ICを通過


17時4分、無事何事もなく土浦三中公民館に到着
『皆さん、今日は大変お疲れさまでしたぁ』


この日は忍野八海から山中湖に向けて歩いた。
初めてのコースだったが、忍野八海巡りと東海自然歩道など、
自然豊かなコースだった。
富士山も見ることは出来たが、見えたのは山頂の一部だけで、
期待が大きかった分ややがっかりと言ったところである。

くっきりとした富士山全体を見ることが、いかに難しいか
ということがあらためて分ったというのが、正直なところである、
今後のこの方面へのバスハイクでは、富士山を見ることが、
大きな目標になりそうだ。

この日の万歩計は、17,000歩を少し超えていた。

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