ウマさんの気ままな行動日記(その2)

ウォーキング、ハイキング、釣り、ドライブ、100名城巡りなどをレポートします。

春一番! 宍塚大池から上高津貝塚を回る

2013年03月01日 | ウマさんの「健康ウォーキングの会」
2013年3月1日(金)


毎週金曜日、主に地元土浦周辺を歩く「健康ウォーキング同好会」が主催する、
平成24年度第37回(2013年第8回)、「宍塚大池と上高津貝塚」を巡るウォーキングに参加した。
この日のコースは、会としては過去3回ほど歩いている人気のコースだが、
イオンを発着点として宍塚大池と上高津貝塚をまとめて歩くのは初めてのことである。

この日第一集合場所の乙戸沼公園には9名が集まった。
第二集合場所が土浦イオンとなっているため、直行する人が多いのだろう。
車4台に分乗し、第二集合場所の土浦イオンに向かった。


土浦イオン駐車場には、既に大勢の人が到着し、今や遅しと待ち構えていた。


その後も次々に到着し、この日”お試し参加”の新人2名も加え、結局この日の参加者は合計29名となった。
『いやぁそれにしてもよく集まったなぁ』 『イオン効果かな?』
会長も思わずびっくりだ。


いつものように会長の掛け声で準備体操を始める。
『精一杯背伸びして~ぇ』


『思いっきり身体をひねって~っ いっちにっ、さんっしっ』


9時41分、先ずは最初の目的地、宍塚大池目指して『しゅっぱ~つ!』


この日は地元のOさんが先導役を務める。


国道6号BPを過ぎると、


一直線の道である。


整然と一列縦隊で進んでいるが・・・


車が通らないのを見計らって宍塚大池のある反対側に一目散。
『横断歩道がないからしょうがないよねっ』


ステーキハウス「クックバーン」を通り過ぎる。
一度食してみたいものである。


宍塚大池周辺の看板があった。
『こっちから行く方が宍塚らしくて良いよっ』
ここから先は数年前まで毎月一度は野鳥観察で来ていたと言う会長に案内をお任せすることにした。


「土浦学園ゴルフセンター」前を通り過ぎると、


長屋門を構えた旧家などが現れ、江戸時代?にタイムスリップしたような感覚になる。


その旧家を過ぎて数百米も進むと・・・


目の前にきれいに草刈りされた谷津田の景色が広がる。


日本のどこにでもあるような昔懐かしい景色の中を進む。
『田舎を思いだすなぁ』


しばらく谷津田を進むと前方に宍塚大池の土手が見えてきた。


『近頃じゃこんなところあまり見かけないよねっ』
『何となく気持ちが落ち着くわぁ』


10時15分、宍塚大池に到着。


『土浦にもこんな静かな良い場所があるんだ』


池には渡り鳥が羽を休めていた。


マガモ?
野鳥の会の会員でもある会長によると、土浦周辺でマガモが見られるのは宍塚大池だけとのこと。


宍塚大池を一回りしてみよう。


土手を過ぎ、雑木林の中を池に沿って進む。


自然がいっぱいの道を池の奥へ。


『子供の頃、こんなところをよく歩いたわよねっ』


ボランティアらしき人が何か調べているようだ。
宍塚大池周辺の自然はこのようなボランティアの人がたくさん関わって守られているとのことである。
『御苦労さまぁ』 『こんにちわぁ』


田んぼのあぜ道の水路をよく見ると蛙の卵がびっしり。
『何、これっ?』 『蛙の卵?』 『これがおたまじゃくしになるのねっ?』
元気に育って立派な蛙になって欲しいものである。


池の奥は林になっている。


雑木林だったり、


杉林になったり、
『宍塚大池の回りの林がこんなに広いとは思ってもいなかったなぁ』
聞くところによると、オオタカが棲んでいるそうだ。


イオンを出発して約50分が経過。
ちょっとした草っぱらがあったので、ここで一休みしていくことに。


この日の予報は曇りだが、気温は今年最高の17℃というから春本番の暖かさになる、らしい。
『今日は暑いからお茶が美味しいっ!』


こちらは何やら話しが盛り上がっているようだ。


笹が生い茂り、道がよく分からない状態である。
もうどっちの方角に歩いているか見当がつかない。
ここは先頭の会長の後を付いて行くしかない。


笹と低木の茂みの中を歩くこと10分。


突然目の前にビニールハウスが現れた。


『こんな林の中にビニールハウスがあるんだぁ』
『何か植わってるねぇ』


『これは何の苗だろう?』


隣のビニールハウスでは種蒔きをしている最中だ。


ビニールハウスの先をさらに進む。


道はここで行き止まりとなっている。
目の前に谷津田の”谷”が広がる。
雑草がびっしりと生い茂っているので一見”谷”のようには見えないが、
会長によると、「土浦のグランドキャニオン」なのだそうだ。


「土浦のグランドキャニオン」から引き返し、上高津貝塚を目指す。


しばらく林の中を進む。
どっちの方角に向かっているのか? どの辺りを歩いているのか???


突然、砂利道に出た、と思ったら・・・


その先は、上高津貝塚の「ふるさと歴史の広場」だった。
『こんなところに出て来たのかぁ』


「ふるさと歴史の広場」を一回りしてみよう。


竪穴式住居
『入口が狭いわねぇ』


『中はどうなってるのかしら? 私でも入れるかしら?』


廃棄土坑はいきどこう
説明によると、廃棄土坑は、ここに住んでいた縄文時代の人達が食べた残りかすなどを捨てた穴のこと。
発掘調査により、復原したものだそうだ。


5号墓壙(ぼこう
この浅い穴は墓穴で、発掘調査が行われて空になった状態を示している。
『昔は死んだらこんな浅くて小さい穴に埋めてたんだ』


この頃から風が強くなってきた。
日本海側の低気圧の影響である。どうやら「春一番」らしい。
『帽子が飛ばされちゃうっ』


展望デッキからは雑木が邪魔をして何も展望できないが、


かつてはこのように土浦市内方面が見えた?
(別の角度から撮っている)
一段高く見えているのは亀城公園近くの「ホテルマロウドつくば」である。


せっかく来たのだから上高津貝塚の代表的な貝層断面展示施設を見ていこう。


地層の表面に見える貝や土器は縄文時代のものだ。
『これだけ層が厚いなんて凄いよねぇ』
『これはほんの一部分なの? よくこれだけ貝を食べたものよねぇ』


こちらは石棺
『きっと偉い人の墓なんだよね』


考古資料館
常設の展示室や企画展示、各種体験講座や考古学講座などがあり、上高津貝塚と縄文人の生活の様子が解説されている。
動画とジオラマによる視聴覚展示や体験展示など児童・一般にも分かりやすい展示を展開している。
今日は時間的な余裕もないし、中に入るのは、またの機会にしよう。


上高津貝塚を後にする。


前方は宍塚の集落だ。


『いやぁ 今日は勉強になったねぇ』
どうやら今日のコースが気に入った様子である。


この道は県道123号線と並行しているが、車は殆ど通らない。
あまり車に気を遣わなくても良い、ということはストレスを感じなくて済むということである。
ゆっくりとウォーキングを楽しむ身にとってはとても大事なことだと思う。


名もない(正式な名前は分からない)小さな祠を過ぎると・・・


前方に土浦BPとその向こうに土浦イオンが見えてきた。
『あれっ もうイオンなの?』


『意外と近かったわね』


ゴールの土浦イオンを目の前にして・・・


『ここの信号は渡りきらないうちに変わっちゃうし、随分待たせるわねぇ』
『まぁ しょうがないねっ』


11時48分、ゴールのイオン駐車場に到着。

既にイオンの駐車場は満杯状態になり始めていため、整理運動は省略することに。
『今日はお疲れ様でした~っ』

どこか懐かしさの漂う谷津田の景色に触れながら宍塚大池を巡り、ほんのひと時ではあったが、自然を味わった。
上高津貝塚では古代への想いを馳せながら歩いた一日となった。

この日は予報どおり、日本海側の低気圧のため、太平洋側で気温が上がり、今年最高の気温(17℃)を記録。
昼ごろから南風が強くなり、”春一番”となったことを昼過ぎのニュースで知って納得した。
これから日一日と暖かくなり、間もなく春本番を迎えることだろう。
新しい緑に包まれた宍塚大池も歩いてみたいものである。


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