ウマさんの気ままな行動日記(その2)

ウォーキング、ハイキング、釣り、ドライブ、100名城巡りなどをレポートします。

緑と広さに圧倒される 柴又帝釈天から水元公園

2018年05月04日 | ウマさんの「健康ウォーキングの会」
2018年5月4日(金)

毎週金曜日、主に地元土浦周辺を歩く「健康ウォーキング同好会」が主催する、
平成30度第5回(2018年第15回)、「柴又帝釈天から水元公園」ウォーキングに参加した。
この日は、京成柴又駅をスタートして、帝釈天にお参りした後、
江戸川沿いを歩いて水元公園へ向かい、金町駅に戻るという
コースである。

荒川沖駅7時59分発の電車を待っているところ。


GW後半最初の日でもあり、休みのため常磐線は空いていた。
この日の参加者は20名と近い割にはやや少ない感じ。
距離が少し長いというのが敬遠されたのかも・・・


松戸から各駅停車に乗り換えて次の金町駅に向かい、


金町駅で京成金町線に乗り換える。


京成金町線も空いていた。
全員ゆったりと座って隣の柴又駅へ。


9時15分、金町駅から2分ほどで柴又駅に到着。


柴又駅前では車寅次郎(寅さん)の銅像が迎えてくれる。


寅さんを見送る妹さくらの像も。
1999年に寅さんの像が設置され、それから18年後の昨年(2017年)の
3月25日に除幕式が行われた、そうだ。
めいめい記念の写真を撮って、


9時20分、TKさんを先頭に、先ずは柴又帝釈天に向けて出発!


駅前から帝釈天参道が始まる。


帝釈天を目指す。


帝釈天参道は、都道307号を横断して帝釈天へと続いている。


参道両側には、くず餅屋・せんべい屋・川魚料理屋・お土産店などなど
懐かしい雰囲気の店が軒を連ねている。


寅さんの映画でも有名な草だんご・焼だんごが名物の「髙木屋老舗(ろうほ)」
創業は明治元年と言われている。
「髙木屋老舗」が著名になったのは「男はつらいよ」の主人公・車寅次郎の
実家「とらや」のモデルになったかららしい。


草だんご屋「とらや」は、髙木屋老舗の斜め向かいにある。
「男はつらいよ」の映画第1作目に使用され、第4作目まで
「寅さん」の実家として撮影が行われた、とのこと。


参道には他にも手打ちそば「やぶ忠」や


うなぎ「川千家」などが並ぶ。
『一度うなぎを食べてみたいねっ』


参道突き当りに柴又帝釈天二天門が聳える。
明治29年(1896)の建立。
初層左右には四天王のうちの増長天および広目天の二天を安置している。
門の名はこれに由来する。


境内から見た二天門


昭和30年に完成された総欅の大鐘楼。
高さ約15m、関東一の鐘楼と言われる。
梵鐘は、雅楽「黄鐘調」と言われ、昭和の銘鐘の名が高い。
この前に立つと「フーテンの寅さん」の一コマ、笠智衆演じる
和尚の姿が浮かんでくる。


帝釈堂
柴又帝釈天は、日蓮宗の寺院の通称である。
正式名称は経栄山題経寺(だいきょうじ)という。
帝釈天はインドの神話に登場するインドラ神で、
仏教では仏法の守護神である。
寛永六年(1629)の開基


手前の拝殿と奥の内殿から成り、ともに入母屋造瓦葺で、
拝殿屋根には唐破風と大ぶりの千鳥破風を付す。
内殿には帝釈天の板本尊を安置し、左右に四天王のうちの持国天と
多聞天(毘沙門天)を安置する。


『今日も無事に歩けますように』
本堂前でお参りを済ませ、


江戸川の堤防へ。


江戸川堤防の上へ。


9時35分、江戸川堤防に到着。
対岸の千葉県松戸市矢切は、伊藤佐千夫の「野菊の墓」の舞台だ。


『広くて気持ちが良いわね~っ』


堤防のサイクリング道路を北に進む。


男性陣がしんがりを務める。


左に見えるのは金町浄水場だ。


上水道用水の取水場
水利使用の標識には取水量毎秒12.2㎥とある。
『毎秒12.2㎥って凄い量だよねっ』


前方に国道6号の新葛飾橋と常磐線の鉄橋が見えて来た。


国道6号と常磐線を潜るため、堤防を下り、


新葛飾橋(右)と常磐線鉄橋(左)下を潜る。
走り抜ける電車の音が身体に響く。


賑やかな自転車とすれ違った。
『はぁ~いっ』 すこぶるご機嫌なお二人。
二人乗り五輪車?に乗って気分は最高と言った様子。


石段を上り再び堤防上へ。


サイクリング道路を進んで行くと、


10時3分、水元公園へ通じる東金町七交差点に到着。


スロープを下って、


東金町七交差点を渡り、


桜並木を進む。


10時10分、東金町五交差点を渡った先が水元公園だ。
都立水元公園釣仙郷入口と書かれた標識が。


水元公園に到着したところで、一息ついて・・・


10時23分、水元公園最奥部にある「水元かわせみの里」へ向かって出発!


水元公園は、都内では珍しい水郷風景を楽しめる公園、でもあるらしい。
(公園内の花しょうぶ園では、6月上旬から下旬にかけて、100品種、
1万4千株、20万本の花菖蒲が観られ、多くの人で賑わう、そうだ。
都内最大の菖蒲田で見応え充分とのこと。一度訪れる価値はありそうだ)


水元公園内を進む。


満々と水を湛えている小合溜(こあいだめ)は、
江戸幕府が造った遊水地(川の水が急激に増水したときなど一時的に
水を調整する機能を持つ池)で、当時は江戸の町を洪水から守ったり、
水田を潤すなど重要な役割を果たしていた。
『江戸時代にこれだけ大きな遊水地を造るって凄いねっ』


小合溜に沿って進む。


対岸は「みさと公園」(埼玉県)だ。


パノラマ写真
『いやぁ とんでもなく広いね~っ』


さらに小合溜に沿って水元公園を進む。


ラクウショウの大木(ヌマスギとも云う)
メタセコイアによく似ている落葉性の高木針葉樹。
北米南部からメキシコにかけて生育し、成長は早く、
原産地では、樹高50m、直径2.5mにもなる、と案内されている。
初めて見る木だが、緑が本当に美しい。


10時41分、水元大橋を渡る。


水元大橋下(外溜:そとだめ)の水辺にはたくさんの釣人が・・・


水元大橋を渡った所には、売店(グリーンテラス水元)があり、
飲物や食事を多数取り揃えている、そうだ。


ポプラ並木を進む。


水元公園内にある唯一の食事処「涼亭」
選りすぐりのそば・うどん、揚げたてのてんぷらが注文できる。
吸物と漬物付きの特製海老穴子天丼(1,000円)がお薦め、とのこと。


ラクウショウなどの並木が続く。
『いろんな種類の木が植えられてるんだね~っ』


ラクウショウの森


ポプラ並木(セイヨウハコヤナギ)
原産は欧州と云われ、日本には明治初年に渡来した落葉高木。
北海道大学の並木などが有名で、北国の水分の多い肥沃な土壌を好む。


10時56分、エノキの木陰で一休みしよう。
エノキは、山や野に生え、高さ20m、幹回り3mにもなる。
強健堂々とした大木になるので、昔は一里塚の目印として
よく植えられていた。


並木が続く。


バーベキュー広場は大勢の家族連れで賑わっていた。


かわせみの里へ


『なかなかかわせみの里に辿り着かないわねぇ』


かわせみの里へ


前方木橋の先に水元かわせみの里らしき建物が見えて来た。


木道を進むと、


11時17分、水元かわせみの里に到着した。
『随分遠かったわよねぇ』
水元公園入口からおよそ1時間かかっている。


かわせみの里は、汚れてしまった河川水を浄化し、
美しい水辺にするための施設。


展示ルームでは、カワセミ等の水鳥や水生植物、


こいやフナなど小魚の観察もできる。


11時28分、かわせみの里を後にして、


中央広場へ。


先ほど歩いてきたポプラ並木を引き返す。


中央広場へ向かう。


メタセコイアの緑が美しい。
メタセコイアは、和名をアケボノスギと言う。
樹高は生長すると高さ25-30m、直径1.5mになる。
メタセコイアの林を過ぎると・・・


右手に中央広場が見えた。
広大な芝生の広場だ。
『いやぁ ここも広いんだね~っ』


歩きっぱなしでお腹が空いてきた・・・
『どっか弁当に良い場所はないかなぁ』
右手に中央広場を見ながら10分ほど進むと・・・


11時47分、中央広場から冒険広場に近い所にメタセコイアの森があった。
日陰で直射日光は避けられるし、ところどころにベンチもある。
ここで弁当にしよう。


早速弁当タイムだ。


『こんな自然の中で食べる弁当はほんと美味いよねっ』


生きた化石として知られるメタセコイアの森は、
約1900本植えられており、11月下旬から色づき始め、
12月中旬から落葉する。
『都内にこんな公園があるなんて知らなかったわねっ』
『近くに住んでる人は羨ましいよねぇ』
『紅葉の季節に来てみたいわねっ』


弁当も終わり、12時32分、メタセコイアの森を後にして、
ゴールの金町駅に向けて出発!


冒険広場には小川などもあり、子供たちが手に手に網や竿を持ち、
ザリガニ捕りや


釣りに夢中になっていた。


先ずは水元大橋を目指す。


午前中にはあまり気づかなかったが、テントの数が増えていた。
親子連れが多い。


ラクウショウ並木を水元大橋へ。


貸自転車で園内を回る人も多い。


12時43分、水元大橋袂に到着。


水元大橋手前の噴水広場を右に曲がり、水元公園の外へ。


道路反対側は、内溜(うちだめ)という水堀になっている。


住宅街の中を金町駅へ


岩槻橋交差点を渡り、


金町駅を目指す。


12時59分、南水元交番を通過


金町第二団地1を右手に見ながら金町駅へ。
『大きな団地だねっ』


理科大学交差点を渡って左に折れ、


金町駅を目指して進む。


金町駅の西の端っこが見えた。
間もなく金町駅だ。


金町の駅前中心街を進み、


金町駅へ。


駅改札口まで20mの所に葛餅を売る店があり、店先に群がる皆さん。
『金町のくず餅って美味しいのよっ』
『帰って食べるのが楽しみなのよね~っ』
半数近い人が葛餅を買ったようだ。
歩いた直後のためか、甘いものが欲しくなったのだろう。
自分も欲しくなったが、糖尿病の治療を受けている身としては
ここは我慢するのが賢明だろう。


13時15分、ようやく金町駅に到着。


金町から各駅停車で松戸まで行き、松戸で快速電車に乗り換え、
帰路に就いた。
『皆さん、今日は大変お疲れさまでしたぁ』


この日は、柴又駅をスタートし、帝釈天から江戸川の堤防を北上して、
水元公園内を歩き、金町駅をゴールとするやや距離のあるコースだった。
水元公園は、想像していた以上に広くて、その緑の多さにも圧倒された。
ポプラやラクウショウ、メタセコイアなど、普段はあまり見慣れない
並木や森などを満喫できた。
金魚展示場や花菖蒲園、水生植物園など今回は見れなかった所も多い。
メタセコイアの紅葉なども見事ということなので、また別の季節に
訪れるのも面白いのではと思った次第。
その時は、金町駅をスタート&ゴールとするのが良さそうだ。

この日の万歩計は、18,000歩を計測していた。

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