ウマさんの気ままな行動日記(その2)

ウォーキング、ハイキング、釣り、ドライブ、100名城巡りなどをレポートします。

かみさんと歩いた 西沢渓谷

2015年11月22日 | ウマさんのキャンピングカードライブ
2015年11月22日(月)

滝沢ダムを観た後、向かったのは西沢渓谷。
かみさんは初めてである。
1年後に「健康ウォーキング同好会」で訪れることを計画しているので、
この日は下見を兼ねてのウォーキングでもある。

10時42分、西沢渓谷に到着するも、一番近い駐車場は既に満杯状態だった。


どこか空いているところはないか、とキョロキョロ探していると、
かみさんがたまたま1台だけ空いた場所を見つけ、何とか停めることが出来た。


10時44分、前日道の駅「ちちぶ」で買った”おやき”が余っていたので、
お昼代わりに、とリュックに押し込み、出発!
茶店の前を通り、西沢渓谷への道を進む。
奥に駐車スペースはあるようだが、停止板には”一般車両は進入禁止”と書かれていた。


少し先に西沢渓谷入口ゲートがあった。
一般車両は完全にシャットアウトだ。


さらに進むと、なれい沢橋があり、上流に「なれいの滝」が見えた。


駐車場から15分ほどで「ネトリ広場」に到着した。
「ネトリ広場」は、西沢渓谷を周回するハイキングコースの合流点になっている。
(ハイキングコースは、一周約8Km、約3.5時間のコースとなっている)


「ネトリ広場」には、安全登山を祈願する”山之神”が祀られていた。
軽く安全祈願をして、


西沢渓谷入口の標識に従って直進。
「七ツ釜五段ノ滝」まで3.9Km、1時間30分とある。


左手に笛吹川の源流が流れており、ところどころに堰が設けられている。
まるで滝のようだ。


11時7分、日本百名山甲武信ヶ岳への登山道入口を通過。


11時10分、ヌク沢を通過。
沢には橋脚のようなものが見えるが、これは、昭和28年頃から沢の上流で珪石を採掘して、
トロッコで塩山駅の集積場まで運搬していた森林軌道の橋脚跡である。
安い外国産の珪石が輸入されるようになり、森林軌道は、珪石の生産が中止される
昭和46年頃まで続けられた。


11時14分、ヌク沢の少し先の西沢山荘に到着。
山荘は現在は営業していない。


山荘の近くに田部重治(たなべじゅうじ)文学碑がある。
田部重治は英文学者で登山家。
大正四年(1915)5月、田部重治が笛吹川東沢を遡行した時の作品が刻まれている。
笛吹川を遡る
見よ 笛吹川の渓谷は
狭り合って上流の方へ 見上ぐるかぎり峭壁をなし
其間に湛へる永の紺碧の色は
汲めども盡きぬ深い色をもって
上へ上へと続いて居る
流れはいつまで斯の如き峭壁に
さしはさまれてゐるだろうか

なお、現在東沢には入ることはできない。


山荘から「七ツ釜五段ノ滝」まで80分とある。
『大したことないから』とかみさんを連れて来てはみたが・・・


お地蔵様がポツンと佇んでいた。
登山の安全を祈願するために安置されたものだろう。


沢の流れを聞きながら山道を進む。


11時21分、二股吊橋に到着。


吊り橋を渡る。


吊り橋から東沢上流からの豪快な流れにしばし見惚れる。


笛吹川下流
東沢は、ここで右からの西沢渓谷の流れと合流して笛吹川となる。
ここがちょうど合流点である。


吊り橋を渡ると鉄板のスロープがあった。
かなり斜めなので、濡れていると滑り易い。注意が必要だ。


11時23分、鶏冠山(とさかやま)登山口の分岐点に到着。
西沢渓谷入口から2.0Km、「七ツ釜五段ノ滝」まで2.0Km、ちょうど真ん中になる。
ここからが西沢渓谷である。


鶏冠山へ登山する人の姿も。


スティール製の階段が。
かなり急勾配だ。


階段を上り始めたところに「大久保の滝」を観る小さなスペースがあった。
「大久保の滝」は対岸にあるので、ちょうど良い観瀑台である。


急階段を上ると、


西沢渓谷の流れが見えて来た。


足元に見えるのは「三重の滝」だ。


少し下流に「三重の滝」の観瀑台が見える。
観瀑台へ行ってみよう。


観瀑台から観た「三重の滝」


「三重の滝」の景色を満喫してさらに上流を目指す。
上流から「三重の滝」と観瀑台を見たところ。


沢沿いに上流へ向かう。
この辺りはまだ遊歩道があるので歩き易い。


遊歩道に沿って上流へ。
石が敷き詰められた遊歩道は濡れた箇所も多いので滑り易い。
『卸したての靴が瓦礫で傷ついちゃった』とぼやくかみさん。
『最初から分かってれば他の靴にしたのに・・・』


渓谷には、いわゆる奇岩が多く見られる。
これはフグ岩
フグの形をしている。


うなぎの床
岩が緩やかな勾配になっていて、しかも長さがあるので、こう呼ばれるのだろう。


人面洞
人面に見立てるのは、ちょっと無理があるのではないだろうか?
しかし、いずれにしてもなかなかの洞である。


人面洞を過ぎると大きな岩が行く手を遮る。
鎖を掴みながら進む。


遊歩道が途切れて大きな岩の上を進む。
かみさんは『引き返そうよ』とかなり弱気になってきた。
「龍神の滝」当りで引き返すことにしよう。


『あと少しだから』とかみさんを励ましながらさらに上流へ。


急な岩場を上った先に・・・


「龍神の滝」が現れた。


12時3分、「龍神の滝」に到着。
「七ツ釜五段ノ滝」まで40分の標識。
この先「七ツ釜五段ノ滝」へはさらに急な勾配のところもあり、往復には1時間半近くかかるため、
ここで引き返すことにした。


引き返す途中の岩場で”おやき”を食べていると・・・
鷹(ノスリ?)を腕に掴まらせて上流へと上って行く人が見えた。


女性も一緒である。
”鷹匠”らしき人は、「関東ふれあいの道」(埼玉県)でも見掛けたが、
鷹(あるいはノスリ)を連れて歩くのは、ブームなのだろうか?


駐車場を目指す。
「三重の滝」付近。


最後に「三重の滝」を上流から1枚。


12時52分、二股吊橋を通過。


国道140号が見えて来た。
13時40分、駐車場に到着。


その後、道の駅「みとみ」へ立ち寄り、「ほったらかしの湯」へ向かった。
3連休の真ん中とあって、「ほったらかしの湯」は、かなり混んでいた。

「あっちの湯」で一風呂浴びた後、この日の宿泊場所道の駅「とよとみ」に向かった。

これまで西沢渓谷には2度ほど来ているが、かみさんは初めてである。
『大したことないよ』と言くるめて一緒に歩いたが、沢沿いの岩場を歩いたことで、
卸したての靴が傷ついたとぼやいていた。
新しい靴を買ってあげねばなるまい。

来年(2016年)「健康ウォーキング同好会」の例会として計画しており、今回はその下見も兼てのことだった。
しばらくぶりに訪れて、コースを再確認できたのは収穫だった。

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その巨大さに圧倒された 滝沢ダム

2015年11月22日 | ウマさんのキャンピングカードライブ
2015年11月22日(月)

久しぶりにかみさんとキャンピングカーで出かけた。
行先は、前日に突然決めた秩父である。
道の駅「ちちぶ」で一泊し、この日は西沢渓谷へ行くことにした。
国道140号を山梨県方面へ走ると、滝沢ダムがあったので、休憩がてら立ち寄って行くことにした。

滝沢ダムは、6年前の2009年11月16日、入社同期の友人らと一度来たことがある。
この時はダムの中央手前で引き返している。


滝沢ダム左岸天端広場の総合案内図によると、ダム中央付近にエレベータがある。
ということは、ダム下の下流広場に降りられるということなのか?


このような景色が見れるということなのだろうか?


とにかくダムへ行ってみよう。
ダム下流の眺め。先ほど走って来たループ橋だ。
紅葉は既に終わっていたが、周りの景色と調和していて美しい。


水を湛えたダム上流(奥秩父モミジ湖)の景色。
集水面積は108.6㎢、総貯水量は6,300万㎥とのこと。
ダムは、独立行政法人水資源機構により、平成20年の3月に竣工している。


ダム中央から放水口下流の中津川方面を観たところ。


中央付近に吊り橋が見える。
渡れるようだ。


さらに進むと、エレベータの建屋があった。


中に入るとエレベータが。
どうやらこのエレベータで下に降りられるようだ。


1F(121m)とB1(86m)とB2の3箇所に止まるようになっている。
高さ121mということは、渋谷区役所と渋谷公会堂の建て替えに合わせ、
隣接が予定される39階建てのマンションに相当する。


ものの1分ほどでB2(121m)に到着した。
地下トンネルを進む。


トンネル内には、ダム工事の進捗状況を示す定点写真が展示されていた。
工事着工前
(平成4年11月)


ループ橋が出来上がっている。
(平成14年10月)


完成間近
(平成17年9月)


扉を開けて下流広場に出ると、目の前に巨大なダムが聳えていた。
その大きさに圧倒された。


ダム右岸
階段は454段


ダム左岸
こちらの階段は435段だ。
階段があるということは、歩いて下りられるし、上れるということだ。
ダム左岸から下りて、吊り橋を渡り、ダム右岸を上ることも可能である。


放流場所
下流は中津川に続いている。


吊り橋


吊り橋の中央からダムを見上げる。
巨大な壁である。


吊り橋からループ橋を望む。


初めて滝沢ダムの下流広場へ下りてみたが、ダムの巨大さに圧倒された。
来年(2016年)の「健康ウォーキング同好会」のスケジュールでは、この後訪れる「西沢渓谷」を
候補として上げているが、この滝沢ダムも見逃せない場所だと思った。
必見の価値ありと思う。

この後、西沢渓谷へ向かった。

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