ウマさんの気ままな行動日記(その2)

ウォーキング、ハイキング、釣り、ドライブ、100名城巡りなどをレポートします。

富士山遠望に大満足 荒崎海岸シーサイドウォーク

2015年02月14日 | ウマさんの「健康ウォーキングの会」
2015年2月14日(金)

毎週金曜日、主に地元土浦周辺を歩く「健康ウォーキング同好会」が主催する、
平成26年度第34回(2015年第5回)、「荒崎海岸シーサイドウォーク」に参加した。
この日のコースは、(2013年2月10日)の「関東ふれあいの道」で、富士山を見ながら
荒崎の海岸を歩いた時の素晴らしい景色と感動をもう一度味わいたいと、企画したものである。

この日のコースは、京急三崎口駅を出発し、矢作バス停から円徳寺を経由して、長浜海岸に至る。
長浜海岸の和田海水浴場から佃嵐崎・荒崎・長井漁港を通り、陸自高等工科学校前バス停へ至る
全長約9Kmのコースで、神奈川県「関東ふれあいの道」コースNo,3(荒崎・潮騒のみち)だ。
陸自高等工科学校前からはバスで京急三崎口駅へ戻ることになる。

荒川沖駅06:29発の電車を待つ。
まだ朝日が昇る前なので寒い。
これでも出発地の京急三崎口駅までは3時間半後の10時頃になり、ちょっとした旅である。


東京駅から東海道線熱海行きに乗り換える。
この日の参加者は、荒川沖駅からの8名と土浦駅からの3名で合計11名だ。
少しばかり寂しい感じがする。


”早朝で弁当有り”という条件では女性の参加者が少なくなるのは仕方のないことだろう。
『今日は、富士山に期待したいわねっ』
前回の鎌倉由比ヶ浜(2015年1月24日)では富士山は全く見ることが出来なかったので、
ここは祈るしかない。


戸塚駅で横須賀線久里浜行きに乗り換える。
一つ前の逗子行きはパスである。


久里浜で京浜急行に乗り換えるため、京急久里浜駅へ向かう。


9時54分発の京急三崎口駅行き電車が入ってきた。


三浦海岸駅を過ぎ、三崎口駅まであと少しという時、突然車窓に富士山が。
『おぉ~っ 今日の富士山は期待が持てそうじゃんっ?』
真っ青な空にくっきりと現れたその雄姿にちょっぴり感動すら覚えた。
『よく来たね』と迎えてくれているようだ。


10時4分、ようやく出発地の京急三崎口駅に到着した。
『早く海岸から富士山を見たいわねっ』
『確かあっちの方角だったんじゃないっ?』 皆さん、はやる気持ちを抑えきれないようだ。
10時11分、準備体操は省略して荒崎海岸目指して出発だ!


約1.3Km先の矢作停留所までは、バスで3分ほどなので、準備体操代りの足馴らしにはちょうど良い。


三崎口駅から20分ほど進むと、矢作バス停少し手前に近浦山円徳寺への入口を示す看板があった。
先ずは円徳寺を目指そう。


しばらくは閑静な住宅街を歩く。
『今日は天気も良いし、ここはまったく寒さを感じないねぇ』
『やっぱり三浦半島は南なんだね~っ』


道はさほど広くはないが時折車が通る程度である。


円徳寺のデッカイ看板に従って70-80mほど進むと・・・


10時45分、近浦山円徳寺に到着した。


寺の門の脇に六道における苦しみを救う六つの地蔵菩薩が鎮座していた。
六道とは、人間およびそれ以下の苦しみの世界を六つに分けたもので、
地獄道・餓鬼道・畜生道・修羅道・人間道・天道(天上道ともいう)を指す。
六地蔵は、その六道における苦しみを救う六種の地蔵のことを言う。(案内板より)


円徳寺本堂
日蓮宗鎌倉本覚寺の末寺で、近浦山円徳寺と呼ぶ。
開山は大善院日範上人で、永仁二年(1294)この地に建立された。
その後、元禄の大地震のとき本堂は流され、享保六年(1721)再建されたが、
大正の大地震に再度倒壊され、昭和三年(1928)に新しく竣工し、今日に至る、とのこと。
住職の奥様らしき人によると、昨日、本堂の畳を入れ替えたばかりだそうだ。


境内の白梅は既に満開状態である。


濃いピンクの桜が咲きかけていた。
『ここではもう桜が咲くんだぁ』
『もう直ぐ春なんだねっ』


円徳寺にお参りして海岸に出ると、目の前に富士山が現れた。
雲一つない快晴に、裾野までくっきりと見える。これほどきれいな富士山は初めてである。
『いやぁ これは素晴らしいっ』回りからも歓声が上がる。


富士山をバックに記念撮影


後ろは、黒崎の鼻方面


和田海水浴場・長浜海岸を進む。


『波打ち際を歩くのは気持ちが良いねぇ』


流れ着いた茎ワカメを採っている人がいた。


採ったワカメが砂浜に積まれていた。
『けっこう採れるもんだねぇ』
『これって、美味しいんだよねっ』


『今日は素晴らしい天気に恵まれて最高だねっ』
『こんな良い天気は滅多にないんじゃないっ?』


『裸足で冷たくないのかねぇ やっぱり子供は元気だねぇ』


長浜海岸を過ぎると佃嵐崎(つくだらさき)の岩場が見えてきた。


『今日は来て良かったぁ 最高だわぁ』


佃嵐崎の岩と富士山が一幅の絵のようだ。


砂浜はこの辺りで終り、その先は岩場になっている。


『ちょっぴりスリルあるわねっ』
『ちょっと 怖いよぉ』


小高い岩場を上ると・・・


正面に富士山が見えた。


海蝕(波浪などの海水の運動により海岸や海底を侵食する作用)によって出来た崖や岩が
次々に現れる。
海蝕台や海蝕洞は、荒崎海岸の特徴となっている。


変化に富んだ磯の岩場を進む。
栗谷浜漁港の後ろに見える建物は、「サニーヒル横須賀」(老人ホーム)だ。
素晴らしい景色の所に建っている。


栗谷浜漁港で干物や沖漬などが売られていた。


”TVで放映”の宣伝文字に、早速猟師小屋の中を覗いてみる。


”生シラスの沖漬”は売り切れだったようだが、手にはしっかりと干物が入ったビニール袋が。


お仙ケ鼻の狭くて急な階段を下る。
『こんな道を通り抜けるというのも楽しいもんだねぇ』


『狭くて段差が大きいから、ちょっぴり怖いねっ』


小路を通り抜けると再び岩場が現れた。


この日は若潮で昼頃が満潮のため、前回来た時より砂浜が狭い。


潮が満ちて来て砂場を歩けないため、岩場を進むしかない。
『大丈夫かしら?』
『ゆっくり ゆっくり!』


弁天島が見えてきた。


岩場を渡る。
『おっとっとっと』
何てことはない幅だが、若い頃のようにはいかないようで・・・


『こんな所ばっかりだったら歩き易くて良いのにねぇ』


洞窟を通り抜けるのにも一苦労だ。
『しっかり掴まって!』


弁天島は、「関東ふれあいの道」NO.3「荒崎海岸」の撮影ポイントに指定されている。


弁天島の先のコンクリート橋を進む。
前方が荒崎だ。


コンクリート橋から振り返って観た弁天島
どちらからと言うと、こちらからの方が自分としては好きである。


右手に海蝕洞窟を見ながら進むと・・・


12時8分、荒崎海岸の終点に到着した。
荒崎海岸を1時間10分かけて歩いたことになる。


荒崎海岸の案内板近くに展望台があったので上がってみた。


眼下の海の色が一段と青く透き通っていて美しい。
『いやぁこれはまた素晴らしい景色じゃないですか』
『ここから富士山が見えれば最高なんだけどなぁ』
それは贅沢と言うものだろう。


そろそろお腹も空いてきたことだし、どこか弁当に相応しい場所はないものか?
と辺りを見回していると、旨い具合に公園のベンチを見つけた。
『よしっ、ここで弁当にしようっ』


棚がトンビから護ってくれることを期待して・・・


『トンビがこっちを見てるようだねっ』


上空にはいつの間にか数匹のトンビが弧を描いていた。


近くの電柱のてっぺんに止ってこちらの様子を伺っているヤツもいる。
後で聞いた話だが、サンドウィッチを盗られた女性がいたとのこと。
どうも女性が狙われ易いような気がするし、トンビはサンドウィッチが好物のようだ。


食後に公園近くの海岸から富士山を望んだ。
いつまでも見ていたいが、


13時ちょうど、荒崎公園を後にして、高等工科学校バス停を目指す。
途中の荒井漁港の風景


『立派な船がたくさん置いてあるわねぇ』


クルーザーだ。一度は乗ってみたい。


熊野三山より熊野神の勧請を受けたと云われる熊野神社前を通過。


長井町飴屋踊り」(横須賀市指定民族文化財)は、
昔、飴売りが頭に円い板台を乗せ、太鼓をたたいて面白おかしく歌い踊り、
客集めをしたことに始まると伝えられている。
かつては神社の祭礼として行われていたそうだが、現在は、秋の文化祭に開催される、
市の横須賀民族芸能大会で見ることができる、とのこと。


荒井漁港から富士山を望む。
午前中はくっきりとしていたが、次第に輪郭がぼやけて来た。
山頂付近に薄く雲もかかり始めた。


長井地区の市街地を進む。


長井漁港の直売センターがあったので、ちょっとだけ立寄って行くことにした。
『ちょっとだけだよねっ』なんて言いながら・・・・


うちのメンバーに限って言えば、見るだけで済む筈がない。


『美味しそうな干物だねぇ』
カレイ・アジ・サンマ・サバどれでも5匹で500円だ。
自分もアジx2・サンマx2・サバx1を袋に詰めた。


ほぼ全員が、手に手にビニール袋をぶら下げて直売センターを後にした。


長井漁港から見た富士山
輪郭がさらにぼやけて、山頂付近の雲が次第に大きくなってきた。
今日1日充分に楽しませてもらったことだし、『ありがとう』を心でつぶやいた。


13時59分、富浦公園に到着


ここで最後の休憩を摂り、


14時17分、富浦公園から5分ほどで陸上自衛隊高等工科学校前バス停へ到着した。


定刻より少し遅れて三崎口行きバスがやって来た。


14時50分、三崎口駅に到着し、駅前の土産門店を覗いてみる。
しかし、特に買いたいもの(冷凍マグロ)はなく、三崎口駅を後にした。


15時14分、久里浜駅に到着。


久里浜駅から横須賀線に乗り、


戸塚駅で東海道線に乗り換える。
行きとは逆である。


『富士山はしっかり観えたし、砂浜と岩場を歩いて今日は良かったねぇ』

『皆さん、今日は大変お疲れさまでしたぁ』

「荒崎海岸シーサイドウォーク」ということで、早春の荒崎海岸の砂浜と岩場歩きを満喫した。
また、雲一つない快晴に恵まれ、素晴らしい富士山を観ることが出来て最高の一日となった。

2015年1月24日の鎌倉七里ヶ浜に続き、またしてもトンビにサンドウィッチを盗られるという被害に遭ったのは、ちょっと残念。
これから先、鎌倉・三浦方面を訪れる際には、トンビには悩まされそうだ。


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コメント
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