ウマさんの気ままな行動日記(その2)

ウォーキング、ハイキング、釣り、ドライブ、100名城巡りなどをレポートします。

変わらぬ風景 朝日里山学校からフラワーパーク

2015年02月06日 | ウマさんの「健康ウォーキングの会」
2015年2月6日(金)

毎週金曜日、主に地元土浦周辺を歩く「健康ウォーキング同好会」が主催する、
平成26年度第33回(2015年第4回)、「朝日里山学校からフラワーパーク」ウォーキングに参加した。
この日のコースは、2011年2月4日(金)に歩いている。4年振り2回目である。

第一集合場所の市民会館駐車場には14名が集まった。


車4台に分乗し、9時35分、朝日里山学校に到着。
直行していた4名と合せ、参加者は18名となった。


朝日里山学校
平成16年3月に閉校になった旧朝日小学校を活用し、里山文化を活かした交流・体験型観光施設となっている。
蕎麦打ち・竹細工・陶芸・ジャム作り・石窯ピザ作り・薪でご飯炊き などが体験できる。


早速、会長の掛け声による準備体操をして、


9時45分、出発!


この日のコース地図
前回2011年2月4日(金)と同じく、朝日里山学校から、先ずは菖蒲沢薬師堂にお参りして、
龍神様・庚申塚を経てフラワーパークへ向かう。
フラーパークで一休みして、県道138号(フルーツライン)を通り、小桜川に沿った田んぼ道を通り、
朝日里山学校に戻る、という全長約10Kmのコースである。


前方左に見えるのは里山学校体育館


この日の先頭を務めるのはOさん。
これまで無欠席はOさんのみだ。
初の皆勤賞受賞まで残りあと7回、頑張って欲しい。


里山学校から辻方面を望む。
凛とした空気に心地良さを感じる。


ビニールハウスの間を通り、県道138号(フルーツライン)へ


小桜川
冬の時期にしては水量が多い。


県道138号(フルーツライン)に出た。
横断歩道がないので、車が途切れた隙を見計らって一斉に道路を渡る。


辻地区はいちご農家が多い。
道路脇のあちこちに販売店が設けられている。


県道138号を右折し辻地区へ。


辻地区には立派な農家が多い。
藁葺の家も。


これは相当古そうな建物だが?
(ちょっと小さいが)かつての公民館のようだ。


旧公民館の近くに天満神社があった。
この日の無事を祈願していこう。


石垣というより庭の一部のようだ。
庭の石と石垣を兼ねた見事な造りである。
『いやぁ 素晴らしいねっ』


薬師古道の案内板


案内板に従って進むと道は次第に急坂になる。
『この道はけっこう堪えるねぇ』


薬師如来像・仁王像の案内
なお、ここから先は道が狭くて車は入れない。


法相宗 徳一法師御小屋跡
徳一法師は、藤原仲麻呂の弟9子として生まれ、4歳で仏門に入り、20歳のころには奈良でも有名な高僧となった。
しかし、現状の仏教に飽き足らず、関東や東北で30余の寺院を建立した名僧と言われている、とのこと。
西光院は、平安時代初頭の大同二年(807)、徳一法師の開基とされている。


急な坂道を登りきると、


眼下に「小町花街道」の景色が広がる。
右手は、小野小町伝説の北向観音堂を経て不動峠、北條大池へと続く。


菖蒲沢薬師への途中、古い石碑が立て続けに表れる。
先ず馬櫪神(ばれきじん
農耕馬の健康と安全を願う馬の守護神である。


続いて勢至菩薩を祀る二十三夜供養塔


さらに不動尊と続く。
この道は”薬師古道”の名に相応しい。


山道は次第にきつくなる。


天白稲荷大明神の鳥居があった。


赤い狐の狛犬で稲荷神社なのだと分かる。


少し上ると分岐があった。
菖蒲沢薬師堂へ150m
フラワーパークへは3.2Kmと案内されている。


先ず薬師堂へ向かう。


薬師如来座像覗き灯篭
『穴が小さくてよく見えないなぁ』
5年前の2010年3月27日(土)に訪れた時には薬師堂の青い屋根が見えたのを覚えている。


仁王門跡を過ぎ、


急な石段を下り、
『苔が生えてて滑りそうだなぁ』


濁った弁天池を過ぎ、


最後の石段を上ると・・・


目の前に薬師堂が現れた。


薬師如来座像
筑波四面の薬師(菖蒲沢・小幡・椎尾・東成寺)と称し、広い地域の人々撚り信仰されていた。
薬師如来座像は、二度の火災から村民に救われたが、記録を焼失しその由来は不詳とのこと。
室町期の作と推察される、と記されている。
昭和43年に石岡市の文化財に指定されている。


この仁王像も、二度の火災から難を救われたが、由来も製作者も不詳とのこと。
憤怒の様相より鎌倉期またはそれ以後の作と推察される、そうだ。


身丈2m10Cm、顔面と手足の一部に破損を見るが、仁王像としての形態を保ち、
今も薬師如来様守護の任を果たしている。


一息入れて、薬師堂を後にした。


次の目的地龍神様へ向かう。


龍神様まで150mの表示。
もう直ぐだ。


落ち葉の中、龍神様へ向かう。


10時39分、龍神様に到着。
龍神様は、大きな岩で出来ており、岩の窪みのところに小さな祠が祀られている。


龍神様から県道138号(フルーツライン)の先に雪入り方面の山々が見える。
麓の白い建物は六本木イーストツクバスタジオか?


龍神様で一息入れる。
『お茶が美味しいっ』


『どうぞっ』
『おっ これはこれはごちそうさまぁ』


笹が生い茂る中をフラワーパークを目指す。


龍神様から300mほど進むと、庚申塚と書かれた標識があった。
笹に覆われて分かり難いが、高さ1m足らず、直径2m余の小さな塚(庚申塚)がある。
塔などはないので、標識がないと全く分からない。


フラワーパークまで2.7Kmの案内


庚申塚からは下るだけだが・・・


道の中央部が雨でえぐれており、両側の一段高い所を歩くのだが、
何とも不安定で、右へ行ったり、左へ行ったりと歩き難い。


庚申塚から山道を下ること20分、ようやく麓の下青柳地区に出た。
前方に見えるのは筑波山だ。
『やったぁって感じだねっ』


『ここから見る筑波山も素敵だねっ』


ここからは女体山だけしか見えないが、単峰の筑波山もなかなか良い。


下青柳の里を進む。


田んぼの両側に下青柳の集落が点在している。
のどかな田園風景に癒される。


下青柳の里の道
『車がたまにしか通らないから安心だねっ』


田んぼの畦道を通り、少し近道をしよう。


金網の向こう側は、フラワーパークである。


11時36分、フラワーパークに到着。


フラワーパークの駐車場はかなり空いていた。
真冬の平日ともなれば、これは仕方のないことだろう。


女性の皆さんは産直品の売店へ直行だ。
例会の際に、産直店へ直行する女性陣の購買パワーにはいつも感心させられる。


産直品の売店でそれぞれ欲しいものを買い求め、皆さん満足そう。


11時56分、フラワーパークを後にする。
『また違った季節に来てみたいわねっ』


下青柳バス停を通過


日差しを受けて『ようやく身体が温まってきたわねっ』
この日の予想最高気温は10℃、じっとしていると寒い。
やや速足で歩くと身体が温まってちょうど良い具合になるのだ。


忠魂碑の横に馬頭尊碑があった。
”西谷號”は飼い主の名前をそのまま馬に付けたのだと思われる。


県道138号(フルーツライン)は車が多いため、月岡地区を進む。


『いやぁ 大きな長屋門だなぁ』


『凄~いっ これはまたたまげたもんだねぇ』


高麗門造りの門構えは、まるで武家屋敷のようだ。
この辺りの農家の門には圧倒される。


月岡地区を過ぎ、田んぼ道を進む。


小桜川沿いの畦道を進む。


左手に秋葉峠の浅間山(344.6m)が見える。


12時44分、里山体育館に到着


12時47分、ゴールの朝日里山学校に到着した。
『お腹が空いちゃったわねっ』
この日は、弁当なしのため、帰りに蕎麦でもということに。


小町の館へ直行だ。
朝日トンネルを過ぎると直ぐなので、朝日里山学校から5分とかからない。


小町の館
『何を注文しようかなぁ』


おろし蕎麦を注文した。
なかなか美味かった。


『ここの蕎麦、腰があってとっても美味しいわねっ』

『皆さん、今日は大変お疲れさまでしたぁ』

”朝日里山学校からフラワーパーク”は、4年振りの企画となった。
当時とはメンバーも大分変わり、今回初めての参加と言う人が半数以上いた。
後で、5年前(2010年)の会員名簿と見比べて、半数以上の会員が入れ替わっていたことに正直驚かされた。
随分会員も入れ替わったものだと、時の流れを感じずにはいられない。

そんな中で、当時のままの薬師古道の景観や下青柳地区・月岡地区の田園風景の中を歩けたのは嬉しい限りである。
これからもずっと今のままの状態であって欲しいと願うばかりだ。
また何年か後に歩いた時に、この日と同じような景色を味わいたいものである。


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コメント
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