ウマさんの気ままな行動日記(その2)

ウォーキング、ハイキング、釣り、ドライブ、100名城巡りなどをレポートします。

見どころは多い 大洗海岸暮鳥松風コース

2014年10月10日 | ウマさんの「健康ウォーキングの会」
2014年10月10日(金)

毎週金曜日、主に地元土浦周辺を歩く「健康ウォーキング同好会」が主催する、
平成26年度第20回(2014年第30回)、「大洗海岸暮鳥松風コース」ウォーキングに参加した。


この日のコース地図
大洗町のヘルスロード「大洗海岸暮鳥松風コース」のスタート・ゴールを、大洗公園駐車場に変更して、
「大洗海岸暮鳥松風コース」をほぼそのまま歩く、全長約7Kmのコースである。
昨年5月24日に初めて企画したが、自分はこのときは都合が悪く参加できなかった。
参加した人の多くから『良いところだった』の感想を受け、2年続けての企画とさせてもらった。


第一集合場所の土浦市民会館に集まったのは、13名。
この日も会長は都合が悪く参加できないが、人数的にはちょっと物足りない感じだ。


高速を利用して第二集合場所の大洗水族館近くの駐車場に着くと、既に直行した4名が待っていた。
結局この日の参加者は17名となった。


体調を整えて、いつもの準備体操!


9時53分、昨年も参加しているOさんを先頭に出発!


しばらくは海岸線を見下ろしながら駐車場に沿って進む。
『何か浮かんでいるみたいだけど何かしらねっ?』


サーファーである。
青い海に黒いウェットスーツは、遠目にはアザラシかオットセイに見えてもおかしくない。


岩礁の回りが太陽に反射し、キラキラ輝いて美しい。


『海岸線を歩いてみたいわねっ』


海岸へ下りる階段はいくつかあったが、全て縄が張られて閉ざされていたが、
たまたま駐車場の端っこだけが海岸に下りられるようになっていた。


砂浜を下る。
『靴の中に砂が入りそうっ』


『ちょっと歩き難いけど軟らかくて気持ちが良い~っ』


たまに砂浜を歩くのも悪くない。


那珂湊・平磯方面を望む。


前方にサカテカス・ホラ・メキシコ(旧オラメヒコ)が見えてきた。


『この辺りを上がるとちょうど良いところに出るんじゃねっ』


サカテカス・ホラ・メキシコで砂浜から上がると、ちょうど暮鳥松風コースへの道に出た。


右側は、「県立児童センターこどもの城」で、松林の中にたくさんのアスレチック施設が。


松林を少し進むと、山村暮鳥の碑の案内板があった。


山村暮鳥の碑には晩年の詩集「雲」が刻まれている。
雲もまた自分のやうだ 自分のやうに すっかり途方にくれているのだ
あまりにあまりにひろすぎる 涯のない蒼空なので
おう老子よ こんなときだ にこにことして ひょっこりでてきませんか



暮鳥の碑の説明に見入る。
暮鳥は明治十七年群馬県に生まれ、名を小暮八九十という。
様々な職業に就き、軍隊生活も送ったが、明治三十九年より文学を志し、中央文壇で活躍。
雅号も小暮馬村または流星といったが、後に山村暮鳥と改めた。
安住の地を求め、海に憧れ大正八年に大洗へ転住。
大洗を愛し、晩年を大洗で過ごしたが、大正十三年42歳でこの地で文学活動の幕を閉じた。
碑詩は萩原朔太郎が選び、書は小川芋銭によって揮毫された、とのこと。
『群馬県生まれの詩人なんだぁ』


暮鳥の碑を後にしてコースを進む。
源烈公(徳川斉昭)ゆかりの”子の日ヶ原の碑”
徳川斉昭公は、ここから見える風景をこよなく愛したと云われている。
詠は斉昭公によるもの、だそうだが何と書いてあるのか読めない。


大洗ビーチテニスクラブ近くを進んでいると、


洒落た構えの茶房「燦燦(さんさん)」が目に入った。
”くずきり”のメニューが見えると云うことは甘味処のようだ。
いかにも純和風といった落ち着いた雰囲気が漂ってくる。
一度かみさんを連れて暖簾をくぐってみたい。


護国寺へ立寄っていこう。


三重塔
昭和54年(1979)の建築で、鉄筋コンクリート造。
1層には裳階(もこし)が有り、一見4層にも見える。


護国寺本堂にこの日の無事安全を祈願して、


「幕末と明治の博物館」前を通過。
昨年は、ヘルスロードで紹介されたとおりに、ここの駐車場をスタート・ゴール場所としたが、
博物館への入館を巡って博物館側と揉めたそうだ。
そのため今回は駐車場を大洗海岸駐車場に変更した経緯がある。


東光台前の信号を渡り、県道2号線を進む。


『朝方忙しくて弁当を作る時間がなかったのよね~っ』と言う3名が、コンビニへ。
こういう時、残り全員で待つというのが、当会らしいところであろうか。
『先に行ってるからねっ』とはならないのである。


県道2号線にはいろいろな店が並んでいる。
ひもの屋「マルハン水産」、


和酒舗「おそのえ」
茨城県の地酒を始め、各地の清酒と本格焼酎、和いん、和リキュールを取り扱っているそうだ。


ファミレス「Coco's」の先の角を右に折れて、


コース案内板に従って道なりに進む。


眞端の橋跡碑
碑には、以下のように記されていた。
往古八幡太郎源義家が征奥の際、大軍を率いてこの地眞端の橋を通過したと言い伝えられている。
このたび水路は整備され、橋は廃された。
永く里人の心に生きてきた伝承史跡の絶ゆるを惜しみ、ここに旧橋名を刻し、後世に伝えるものである。
平成元年十一月吉日建立 史跡真端の橋碑建立実行委員会


大洗町営公園墓地前を通過
『随分大きな墓地だねぇ』


公園墓地の入口正面に建つ西福寺円心坊(さいふくじえんしんぼう
地元では単に円心坊と呼ばれている。
円心坊の入口には地蔵菩薩が立っている。


倉庫のような建物から何やら良い匂いが漂ってきた。
干し芋の製造工場と思われる。匂いを嗅いだら急にお腹が空いてきた。
『工場を見学したら試食させて貰えるかもねっ』
しかし、人影は全く見えなかった。
(歩いている人は工場とは関係がない)


田んぼに囲まれた田舎道を進む。
自分としては、このような田舎道はたまらなく好きである。


のどかな田園風景の中を進む。


『これって脱穀機? 随分でっかいなぁ』
脱穀機の前には脱穀された籾殻が山のようになっていた。


案内板に従って進んで行くと、


11時7分、岩船山願入寺の山門前に出た。


山門を入って直ぐ右手に小さな堂がある。
万助堂と呼ばれている。


万助は小田原の藩士だったが、仲間を殺してこの辺りに逃げてきて真面目に暮らしていた。
仇討が来たときに刀を持たずに戦って切られてしまった、そうだ。
おもちゃの刀を奉納するといろんな願い事を叶えてくれると云われている、とのこと。


願入寺本堂
創建は、約700年前の鎌倉時代。親鸞上人の孫である如信上人が開いた名刹。
延宝三年(1675)には徳川光圀によって本堂および七堂伽藍が寄進された。
親鸞上人や光圀公ゆかりの宝物を多く所蔵し公開している、とのことだが、
地震で壊れ修理中であった。


願入寺の釣鐘


『いやぁ これはでかいわ』
東洋一の梵鐘と云われている、とのこと。
安らぎの鐘と呼ばれ、鐘を撞く(1回200円)と心が和むと云われているそうだが、現在は撞けなくなっている。
残念ながら鐘の音を聞くことは出来なかった。


次の目的地、水戸八景「巌船の夕照の碑」へ向かう。


願入寺から5分ほどで、水戸八景「巌船の夕照の碑」入口があった。
坂道を下って行くと・・・


「巌船の夕照の碑」に到着した。
眼下に涸沼川の雄大な流れ、後景に筑波・加波の両連峰をいただく夕映えは筆舌に尽くしがたい、とのことだが、
『木が邪魔をして見えずらいね』


「巌船の夕照の碑」は徳川斉昭公の自筆、とのこと。


1.5mほど高い「巌船の夕照の碑」から観てみると、
『ちょっとだけましだね』


手前に涸沼川、後方に那珂川の流れが見える。
しかし、両方が合流しているところは雑木が邪魔をして見えない。


那珂湊市街地方面が木々の隙間から見える。
(せっかくの水戸八景なので、邪魔な木は伐採するべきだと思うが・・・)


来た道を引き返し、海門橋へ向かう。
前方に見えるのは、「かんぽの宿大洗」


那珂川へ下りる階段の手前に”まむしに注意”の看板が。
『まむしが出るんだぁ』


眼下に那珂川が見える。


那珂川の川岸に出た。


朱色の海門橋が青い空に映える。


海門橋をバックに記念撮影


弁当に相応しい場所を求めて那珂川岸へ


海門橋を潜って、


海を目指す。


那珂川には、胸の辺りまで水に浸かって釣りを楽しむ人の姿も。
『いやぁ あそこまで水に浸かるとはなかなか見上げた根性だねっ』


運良くベンチが空いていたので、ここで弁当タイムにしよう。


青い空の下で弁当を食べる楽しいひと時である。


夫婦仲良く弁当は、微笑ましい。


弁当も終わり、ゴールの大洗海岸駐車場を目指す。
右手に「アクアワールド大洗水族館」の建物が見える。


近くで見ると那珂川の川岸はゴミがいっぱいだ。
『ボランティア募集すれば、直ぐに片付くのになぁ』
(本当?)


『大洗らしい景色だねぇ』


見晴台から大洗海岸を望む。
川沿いの堤防を波が音を立てて打付ける。
一番大洗らしい景色ではなかろうか。


水族館の横を通り


大洗海岸駐車場へ向かう。
揃ってVサインだ。


間もなくゴールである。


12時49分、ゴールの大洗海岸駐車場に到着。
『帰りに那珂湊魚市場へ寄って行きたいわぁ』
『お安い御用でっ!』


てんで、整理体操を済ませ、車で10分とかからない那珂湊漁市場へ。


那珂湊漁市場は、いつ来ても活気がある。


平日にも関わらず、大勢の観光客で賑わっていた。


新鮮な魚が所せましと並べられている。


生岩カキ(1個300円、2個500円)が美味かった。


まるまると太った鰤(ぶり)は、二人では食べきれないので、


今晩のおかずに、サンマ(7匹500円)と


カサゴ(4匹1,000円)を買い、魚市場を後にした。
『今日も大変お疲れさまでしたぁ』


自身としては、初めてのコースだったが、見所も多く楽しめた。
Oさんが『なかなか良いところだったよっ』と仰っていたことを、歩いてみて実感した。
那珂湊魚市場で買ったサンマ・カサゴが、早速晩飯の食卓に並んだ。
かみさんの評価も上々だったことを付け加えておきたい。


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コメント (2)
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