ウマさんの気ままな行動日記(その2)

ウォーキング、ハイキング、釣り、ドライブ、100名城巡りなどをレポートします。

関東ふれあいの道(神奈川)No.13「山里から津久井湖へのみち」

2014年03月16日 | ウマさんの「関東ふれあいの道」を歩く
2014年3月16日(日)


”ウマさんの「続関東ふれあいの道を歩く」”では、2011年までは主に茨城県の「関東ふれあいの道」(全18コース)を歩いてきた。
”たまには県外を”ということで、昨年(2012年)は東京都の「関東ふれあいの道」(全7コース)を踏破し、認定証を受領した。
そして次は神奈川県の「関東ふれあいの道」(全17コース)を歩こうということになり、企画したものである。

第12回目となる今回は、コースNo.13(山里から津久井湖へのみち:約12.3Km)を歩くことにした。
起点とされている韮尾根へのバスの便が良くないことから、逆方向に歩くことにした。
コースとしては10.3Kmだが、終点の韮尾根バス停から半原バス停までの約2Kmを余分に歩くため、
約12.3Kmとしている。

この日の参加者は10名。
常磐線で上野駅へ。


次は常磐線上野駅から東京駅に向かう。


東京駅から中央線高尾行き快速に乗り、


八王子で相模線に乗り換え、橋本駅には9時10分に到着。


橋本駅北口バスターミナル


9時24分発の三ヶ木行きのバスが到着。


スタート地点の城山高校前には9時50分に到着。


昨日頃から気温が上昇し始め、この日の最高気温は4月中旬並みの17℃の予報だ。
出発前に上着を脱いで調整して行こう。


最初に目指す城山公園(標高375m)が見える。


道路を横断したところに「関東ふれあいの道」の道標(分岐点)があった。
一方は、No,14「峰の薬師へのみち」である。
もう一方は、この日歩くNo.13「山里から津久井湖へのみち」だ。


城山高校


左手に城山高校の野球グラウンドを見ながら津久井湖方面へ。
グラウンドからは生徒達の大きな声が響いていた。


城山ダムに架かる城山大橋


城山ダムから見た津久井湖


城山ダムを渡った先に、


津久井湖城山公園の「花の苑地」駐車場があった。


道路の反対側が津久井湖城山公園になっている。
横断歩道はあるが信号はなく、車の交通量も多く、下りカーブで猛スピードで走っているので簡単には横断出来ない。
津久井湖観光センターの先に目をやると、横断陸橋が見える。
『あの橋を渡るしかないねっ』


津久井公園橋を渡る。


津久井公園橋から城山ダム方向を望む。


津久井公園橋を渡ると、緩やかな上りになる。
津久井湖城山公園の城山山頂を目指す。


城山山頂への途中、見晴しの良い場所がところどころにある。
『津久井湖がよく見えて、なかなか良い景色だねぇ』


”江川ひのき”と呼ばれる大木の中を進む。
江戸時代末期に伊豆韮山の代官江川太郎左衛門英龍という人物が植林したもので、樹齢120年とのこと。


城山公園は身軽な服装で散歩を楽しんでいる人を見掛ける。
大型犬(体重45Kg)を伴って散歩する人も。
『あらぁ 可愛いゎねぇ』


山頂への道には「関東ふれあいの道」の標識や、


里程標があった。
『いやだ~っ まだ1Kmしか歩いてないのぉ』


城山ダムから流れる相模川が見える。


津久井城の水の手(溜井)のひとつ、宝ヶ池
江戸時代の地誌「新編相模風土記稿」は、”日照りや雨が続いた年でも、いつも安定して水を湛えている”と記している。
水が白く濁っているところから城兵が刀を研いだとも伝えられる、とのこと。
また、水が枯れないところから、雨乞いの行事にも使われた、そうである。


飯綱神社近く、かつて烽火台(のろしだい)あるいは鐘撞堂があったとされる展望台からの丹沢方面の眺め。
『いやぁ素晴らしい眺めだねぇ』


一息入れよう。
『けっこう上ってきたんだねっ』


こちらは橋本方面だろうか?


10時56分、飯綱神社に到着。
ここが城山山頂ではないかと、証明写真用の「築井古城記碑」を探したが見つからない。


しばらく「築井古城記碑」を探して、城山山頂はこの先ということに気が付き、先を急いだ。


小網口と根本口の分岐点
『本城曲輪はもう少し先なんだっ』


小網口と根本口の分岐点から堀切を渡り、さらに進むと・・・


本城曲輪(本丸跡)に辿り着いた。


本城曲輪から一段高いところに「築井古城記碑」があった。
ここで、全員の証明写真を撮影完了。


『津久井湖がよく見えるねっ』


眼下に津久井湖が見える。
「山里から津久井湖へのみち」を実感するひと時であった。


証明写真撮影後、再び堀切を通り、いったん小網口と根本口の分岐点へ戻る。


分岐点から根小屋地区パークセンタには男坂と女坂がある。


距離が短い男坂の方が時間稼ぎには良いが、津久井湖の眺めが期待できる女坂を進むことにした。
『こっちは楽で良いわねっ』


木々の隙間から津久井湖が見える。


分岐点から約17分ほどで男坂と合流。


ここからは標識に従って城山を下る。


途中、「築井城址」の碑が。


『今どの辺にいるんでしょうね』
津久井湖城山公園マップを見ながら位置を確かめる。
時計は11時52分を差していた。
『ところで、お腹が空いちゃったねっ』


と言うことで、辺りを見回すと上手い具合にテーブルとベンチがあった。
『ここで昼食を摂ることにしようっ』
真っ青に晴れ上がった太陽の日差しを浴びながら食べる弁当は『美味いっ!』


食事も終わり、午後のスタートだ。


道なりに進むと、パークセンターに出た。
たくさんの子供達が遊んでいた。


パークセンターで串川平井橋までの道を問い合わせたが、係員は「関東ふれあいの道」についてはあまり詳しくは知らない様子。
まぁ、道は間違ってはいないようなので、地図と感を頼りに進むことにした。


自分はパークセンターへ問い合わせに行ってて気が付かなかったが、
捜索願いのパンフレットを配っている人がいた、とのこと。
津久井湖周辺で行方不明になったそうで、3月9日というからちょうど1週間前のことである。
名前は吉祇彰男よしきあきお)さんと言い、年齢は73歳。
身長は163Cm、体重70Kgで、服装は写真のとおり、とのこと。
もし見掛けた方は、警察署:042-665-0110、もしくはご家族:042-442-2710(090-2326-2422)へ連絡していただければと思う。


一部感に頼ってはいたが、「関東ふれあいの道」の標識が現れた時は正直ほっとした。


道標を左手に見て、県道510号線を横断。


串川に架かる平井橋に到着。
『ようやく平井橋だねっ、まだ先は長いのよね~っ』


平井橋を渡ると道は酒造工場に突き当る。
そこを左手に折れたところで、地元の人に道を確認しているところ。
酒造工場に関係のある人だったが、いろいろと話し始めるとこれがなかなか終わりそうもない。


続きはまたの機会に、と言うことで先を急いだ。


しばらく杉林の上りが続く。


突然視界が開けた。
山が半分削られていた。
露天掘りの採石場のようだ。


指導標識に従って進む。


のどかな里山の風景の中を進む。


後ろを振り返ると津久井湖城山公園の山頂が見える。
『あの山を越えてきたんだねぇ』


給水のため、一休み。


一休み後、雨乞山を目指す。


里程標は韮尾根バス停まで3.5Kmとなっているが、半原バス停まで2Kmあるため、半分ちょっと過ぎたところか?
『まだ真ん中過ぎてないの?』


雨乞山まで0.7Kmの標識を過ぎた辺りから


次第に上りが急になってきた。


少し緩やかになったかと思えば、


また急な坂道になる。
『これはきついねぇ』


急坂を上ること25分、雨乞山山頂(429m)に到着した。
山頂と言っても山道の脇に標識があるだけで、殆ど平な場所である。


雨乞山を過ぎると後は下るのみだ。


韮尾根バス停へ1.8Km地点を通過


快調に下る。
やはり下りは楽で良い。


下り始めて25分、里山に出た。


『韮尾根からバスがあると良いんだけどねぇ』
僅かながらの期待を胸に韮尾根バス停へ急ぐ。


15時6分、ゴールの韮尾根の「関東ふれあいの道」案内図へ到着した。
バス停は案内図から少し離れたところにあった。
残念ながら三ヶ木方面および半原方面のバスはなかった。
橋本行きは、1時間30分も待たなければならない。


バスがないのは半ば折込済み、こうなったら半原バス停まで歩くしかない。


国道412号線を半原へ向かう。


皆さん、疲れているはずなのに、足取りは軽い。
この日の参加者10人中8人は「まゆみの会」所属で山歩きには自信がある人達ばかりだ。


国道412号線半原日向交差点から半原市街地を望む。
コースNo.12「丹沢山塊東辺のみち」で歩いたので見覚えがある風景だ。


日向橋(ひなたばし


中津川


15時41分、半原バス停に到着。
既にバスが1台停まっていた。
15時50分発の淵野辺行き、とのこと。
同じ時刻に本厚木行きがあるはずだが、バスはまだ到着していなかった。


本厚木行きに乗った場合、小田急線の料金(新宿まで480円)が必要となる。
バス運転手もこちらの意図を察したようで、淵野辺行きの場合は、終点の淵野辺(横浜線)より、
途中の相模線上溝駅で停車する方が便利っで早いよ、とのアドバイスも。


半原バス停から本厚木と上溝までの時間と料金は大して変わらない。
それであればJR相模線・中央線を乗り継いで帰る方が得である。
お得なキップ(休日お出かけキップ、青春18キップ)が有効に使える、ということだ。
という訳で、急遽淵野辺行きに変更することにした。


16時30分、相模線上溝駅に到着。
この後、橋本・八王子で乗り継いで帰路に就いた。
『今日は、大変お疲れ様でしたぁ』



この日も好天に恵まれ、津久井湖城山公園から里山を歩き、「関東ふれあいの道」を楽しんだ。
津久井湖城山公園では意外に時間がかかり、少しばかり焦った。
半原バス停から淵野辺行きのバスがあることが分かり、JRお得なキップを有効利用できたのは良かった。
次回にも韮尾根バス停から半原バス停まで歩くことが予想されることから、今回の経験を生かしたい。


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