宇ち中
宇ち多゛中毒のページ




2008/12/04
この日はいろいろあって、何となく呑みに行きたい気分。なぜだか酒場で燗酒をちびちびやりたいなあ、と思ったのでした。歩く酒場データベースKさんにお誘いのメールを出すと、快くOKのお返事をいただきます。神田のみますやへの再訪も頭をよぎりますが、ここは未訪の御徒町佐原屋へ行ってみようということで、Kさんとは御徒町に20時集合として職場を出ます。メールのやりとりをしつつ、どうやら先にKさんは御徒町に到着済みの様子。少しお待たせしてしまい、お店への到着は20:07でした。



ガラガラと引き戸を開けてお店に入ると、カウンターに番頭さんのように座る店員さんが「奥空いてますよ」と声をかけてくれます。何故かカウンターの入り口側にはびっしりとお客さんがいらっしゃいますが、奥の方には右側にひとり、左側にひとりと空いてます。突き当たり奥のにも津興にカバンを置かせてもらって、奥の右側にKさんとふたり並んで座ってメニューを眺めます。メニューの横には雑誌の切り抜きが。なぎらさんの記事で、入り口のお姉さんが看板娘として紹介されてます。なるほど、それで入り口にお客さんが集中していたのですね。納得しつつ、まずはビールで乾杯。



おかずには、ボクははまださんのページで読んで気になっていた「ピーナッツみそ」(100円)。Kさん曰く子供の頃の懐かしい味とのことなのですが、ボクの想い出には登場しないひと品。なるほど、甘いながらもいいアテになりますね。Kさんが頼んだのは「だし奴」(250円)かな。天かすがのっていて、さっぱりした味です。ビールが空いて、いよいよ燗酒をいただくことに。



徳利は少し変わった、三面あるそれぞれに河童の絵、「かっぱ」、「天国」の文字が書かれてます。Kさんも同じもの。それにお猪口はガラス製。白磁の正統派徳利とお猪口をイメージしていたせいもあって、特異な感じがしてしまいましたが、これはこれで味があります。目の前の壁には、半分くらい品切れになて裏になっているメニューが。途中でお隣にいらっしゃった常連さんが、いつもは遅い時間に来るらしく「今日はたくさん残っているね」と既にゴキゲンモードでおっしゃっているのに対し、後ろにいらっしゃったおかあさん(この方が女将さん?)が「○○さんいつも遅い時間だから。今日はいつもなくて文句を言われる揚げ物もあるわよ」と返すと常連さん「今日は食べたくないなあ」と。「何よ、天の邪鬼ねえ」そんな会話を聞きながら、われわれは「ごぼキン」(350円)なるものを注文します。



なるほど、キンピラごぼうでごぼキンなんですね。なんかこれも肩すかしを食らったような感じでした。結局ふたりでビール大瓶1本のあと、燗酒3本でお会計をします。



結局なんだかんだで1時間ちょっとの滞在で、お会計は2,150円。勝手な思い込みというか勘違いから、なんだか肩すかしを食らってしまったようでしたが、勘違いがなければ安くて素敵なお店でした。今回は事前予習ということで、気を取り直して改めてお邪魔することにして、Kさんとふたり次のお店に向かったのでした。
(つづく)

コメント ( 6 ) | Trackback ( )