えびす顔の造花卸売問屋元社長からの手紙

かすかな希望を抱いて幸せを自慢する尊大な手紙。重複掲載御免。造花仏花の造花輸入卸売問屋ニューホンコン造花提供

しおかぜ28号で「風の歌を聴け」

2010年09月07日 17時44分39秒 | 出張
 夕陽が17時37分松山発しおかぜ28号を追っかけながら瀬戸内の海に沈んでいく。その車中で昨夜にホテルで読み終えた村上春樹のデビュー作「風の歌を聴け」をぺらぺらと読み返す。

 振り返ると、村上春樹独特に謎が解けてくる。

 助けてもらった主人公に若い女性が悪態をついた理由が、彼女が堕胎に至った経緯とともに明らかになる。
 軽薄なラジオ番組DJがいつしか真実を語りだし、軽薄さの描写がそれへの対比だと分かってくる。
 そのラジオ番組を通じ唐突に届いたTシャツの送り主が、病に臥す妹を看る昔の彼女だったと。

 最後まで一つ残らず何事も解決しない青春の日々を物憂く綴る。謎が解けていくのとは対照的だ。村上が芥川賞を獲れなかったのは「あまりにアメリカ的過ぎて」との評を聞いたことがある。その訳が少し分かりそうな気がする。

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