Tsuny'sブログ

老人が感じた日常生活を気ままに綴ったあれこれ

続-油断できない大雨被害 

2010-08-26 22:46:19 | インポート
北海道東川町の天人峡温泉街へ通ずる道路が、豪雨のために決壊したため、天人峡温泉街は孤立してしまいました。

TVや新聞報道で、その後の状況が報じられ、ヘリコプター3機による宿泊客・登山者・従業員など323人の搬出が、25日午後3時半までに終わったことがわかりました。

ところが、その中に24日午前3時ころ天人峡温泉のホテルから停電の知らせを受けて、現場に向かった美瑛町の電気自営業の男性のいないことがわかり、捜査したところ忠別川岸で遺体でみつかったそうです。

決壊した道路を知らずに災難に遇ったのでしょうが、危険情報が伝わらなかったためだと推察されます。

天人峡温泉街に残した、放置状態の大型バスや乗用車などを、道路復旧後に取りに来られるかは何時になるのか不明だとか。

決壊した道路の復旧見通しは、28日には仮復旧するそうですが、おそらくは大型バスの通行不可能でしょうから、天人峡温泉街にとっては死活問題です。

当初の被害状況を超える大きな災害に、予期できない自然災害の猛威に対して、あらためて思い知らされます。

異常気象が続いている昨今のことですから、道路管理者は、もしもの災害予防対策を見直し確認することが急務です。

天人峡温泉近くの雨量計が故障したままデータを受信できなかったそうです。あってはならない怠慢管理だと思います。

強風や豪雨時の危険地帯などの状況情報を、的確・敏速に住民に周知徹底できないことで、災害を避けられないことはとても残念です。

北海道の秋は早くやってきますから、ところによっては紅葉の季節は8月末から始まるのです。

特に天人峡温泉界隈は紅葉の名所であり、日本の滝百選に選ばれている「羽衣の滝」や「敷島の滝」は、この天人峡温泉近くにあるので、最盛期には道路が渋滞をする程なのです。(天人峡はトムラウシ山方面ヘの登山の起点の一つ)

天人峡温泉街の書き入れ時を失うことは大打撃です。

北海道観光の目玉の一つに影が出来ては大変ですから、いち早く完全復旧することを願っています。

    
   我が家の近くから天人峡温泉方面に見えた今日の夕映えの夏雲