Tsuny'sブログ

老人が感じた日常生活を気ままに綴ったあれこれ

懐かしい旭川東高校正門のポプラなどの展覧会

2017-04-20 23:13:27 | Arts

水彩画や木版画作品で表現した旭川市の懐かしい景観の幾つかを展示した展覧会を旭川市の喫茶店「遇里夢」のギャラリーで開いている。

      

建て替えられた建物や、開発が進んだり暴風のため失われた木立のため、今は見ることができない景観の絵画の中から、小品31点を展示している。

         旧旭川市役所

現在の市役所に建て替えが決まったことから、木版画で残したいと思い、木版画を始めた頃の昭和32年に制作した。

 現在の旭川市役所が昭和33年(1958)に建替えられるまでの旧市役所のことは忘れられているが、区制施行で旭川区になった大正3年(1914)頃の古い写真から、それ以前の建築だったことがわかり、シンボル的な美しい景観だったことが推察できる。 

                           区制施記念写真

 

懐かしさが溢れるのは、母校の旭川東高校の正門に、雄々しくも気持よくスックと立ち並んでいたポプラだ。

                             

常磐公園の台風で倒れたポプラも、石狩川と一体化工事とかの理由で、何とも惜しい倒されたポプラも殆ど見られなくなり、寂しい公園の景観となった。

         

失ってしまった景観を懐かしむだけでなく、都市の景観のビジョンに見通しもって都市つくりを望む気持ちも込めて展示した。

 萩原常良作品展」は4月18日から4月29日まで、「ギャラリー遇里夢」は、9:00 ~17:00までオープン 23・24日休み


好評のこしたみさ絵本原画展

2017-04-18 22:33:20 | Arts

美瑛町出身で旭川在住の絵本作家こした みさえさん(こしたさんのブログhttp://misaefuta.blog.fc2.com/blog-entry-278.html)の絵本原画展が故郷の美瑛町で開かれている。

    

2015年8月1日オープンした北海道美瑛町の丘のまち交流館bi.yell(ビ・エール)の一階にあるギャラリーには、絵本原画の他凹版画やパステル画など約60点が、ぎっしり展示されている。

心がこもった迫力有る展覧会は、出身地での初個展だけあって、こしたワールドに満ちた見応えある展覧会で好評だ。 

     

    

初発表の新作の絵本「みつばちのおくりもの」の原画は、色鉛筆とパステルで仕上げらていて美しい。

これまでのクリアフイルムにシャープな輪郭線で縁取りされた作品とは異なるソフトで優しい色合いが魅力的な秀作で、作者の意気込みを強く感じる。

イラストレーターとして活動し始めた頃の作品から近年の絵本原画や、修業中のドライポイントやアクアチントの凹版画の小品など、幅広い作者の表現力を感じとることができる。

    

こしたみさ絵本原画展は(11:00から17:00まで)4月23日(日)が最終日。