クリスマスが過ぎて、急に年の暮れになったような気分になったばかりなのに、巷は慌ただしく新年に向かってまっしぐら。
いつもと違う雪の少ない気候にそんなはずは無いと思いつつ、こんな冬だったらどう過ごそうかと戸惑っていた。
やっぱり、来た!来た!。26日から雪が降り続き、平年並みの寒さも来た。
去年の積雪深30cmを越えて今季は現在39cm(平均積雪深47cm)に達した。
毎朝マイナス10℃近くで、今朝の気温はマイナス14℃だった。
昨日積もった枝の雪は、気温が上がらず風もなく、そのまま固くなって枝々にへばりついたまま、自然の造形美となった。
一方、一度に20cmも降れば、平地以上に坂の多い深雪道路は交通に多大な支障が出てしまうので、雪は邪魔扱いだ。
15cm以上の積雪で除雪車が稼働して、どうにか車が通れるようになったが、除雪車が雪面を強く擦り付けた後は、見ただけでは判別できないツルツル路面になった部分があるので、運転も歩行が怖いうえ、幅員が狭く車のすれ違いも怖いのだ。
正月を迎える前には、幅員を広げるために、いつもとは違う丁寧で時間をかけた除雪作業の時期のはずで、その除雪車が来るのを待っていた。
昨日の昼間になって、4台チームで除雪車とトラックが轟音をたてて現れて、いよいよその除雪作業が始まった。
3台の除雪車が、それぞれに道路の両側に雪を掻き退けたり、中央に押し集めて押し出したり、その雪をロータリー車が吹き飛ばしたり、ロータリー車から吹き出され雪を平行移動しながらトラックが運び出すなど、素早い連携した作業が進められた。
前後左右に移動する巧みな運転の技や、4台のプロの見事なチーム作業素晴らしさに見とれた。
有り難いことに、これで正月用の雪道は運転し易くなり、歩行者の安全も保たれることになって、すっきりとした雪道が出来上がった。