Tsuny'sブログ

老人が感じた日常生活を気ままに綴ったあれこれ

ミツバアケビとシャチホコムシ

2009-09-30 22:35:28 | 自然の恵み
アケビの実が綺麗な薄い紫色になって、割れ始めたので10数個収穫しました。

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葉が3枚なのでツバアケビだと思います。

春には、いつもの年より沢山の花が咲いたので驚きましたが、
その割には実の個数は少なかったのです。
それでも例年だと10個くらいなので、我が家にとっては約30個は大量収穫といえます。

さっそく天ぷらにして食べましたが、美しい紫色を眺めたり写生したりするのが殆どで、食欲がでるほどではなく食べるのは苦手です。

寒冷地では育たないアケビだのと思われているので、この辺りでは珍しがられるアケビですから、さっそくご近所にオスソワケ?で喜ばれました。
(先日訪れた滝川市の道の駅で、8個くらい250円で売っていました。)

私の関心は、独特な紫色のことで、この紫色のことを「アケビクラサキ」と呼びたいくらいに、特別に美しい紫に興味があります。

もっと関心があるのは、アケビにだけ見られる奇妙な擬態の幼虫です。

    

どんな蛾になるのか知りませんが、シャチホコムシと呼ばれる シャチホコ蛾の幼虫か,又はその仲間なのだと思われます。

初めて発見?した時は、このキモイ形と色合いに仰天しました。だから、あまりアケビの木の側には行きたくないと思ったくらいです。
しばらく見られなくなったので、平気でいましたが今年になって見てしまったのです。

こんなに縮こまっていない時は、普通の毛虫くらいにしか思わないのに、黄色目玉でにらんだ小さい怪獣に見える姿になると、寒気がするほど近くにいてほしくないと思うのです。

でも、この怪獣のことをもっと知りたいと思っています。

虎かパンダか-豆の収穫

2009-09-29 22:08:45 | 自然の恵み
いろいろな豆類を自家栽培しました。勿論無農薬です。

豆の種類が多く、全部の正確名前はわかりませんが、名前は兎も角いろいろと調理や食べ方・味などの違いを楽しめます。

春にはサヤエンドウを、夏にはささげ豆を、秋になって枝豆(未成熟な大豆)を食べましたが、枝豆には虫が入っているのが希にあるので、一口毎にチェックしながら食べました。

豆の栽培に私が関与していないので、観察と食べることだけですから、形や色や味に関心があります。

どうやら今年の栽培品種は、例年と違っているようでした。

去年は確か「パンダ豆」というのがありましたが、なぜか今年はありません。

その「パンダ豆」に似て、黒色ではなく暗赤色の「虎豆」風の豆を昨年の夏から栽培しました。

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「虎豆」にも似ている「パンダ豆」の黒・白に対して、紅・白の二色の配色は、おめでたい豆だとも感じます。

北海道在来種に「紅しぼり/別名おいらん豆」というのがあるそうですが、昔からお祝い事の時に煮豆にして食べられていたそうです。

「虎豆」でも「パンダ豆」でもなく、「紅しぼり」なのかも知れません。

その他収穫した豆は、貝のように見える「貝豆」です。

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いずれにしても、煮豆はどんな種類でも好きですが、それでも一番が小豆ですから、大福餅やお焼きのあんも、おはぎのあんも大好物です。

空き家の撤去間近か?

2009-09-28 16:44:03 | インポート
スズメバチの亜種モンスズメバチが、自室の窓から約3m離れた草むらの地面に営巣しました。

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       9月21日撮影

こんなことってあるんだねー。
蜂の飛来などを観察するには好都合の位置ですが、知らずに射されないように注意しました。
が、モンスズメバチは夜も飛行する 夜間も飛ぶのだということを知らずに、暗くなってからも近寄ってみたのですが、何も起こらなかったのです。

こんなに寒くなったのでもう空き巣かと思い、数日前の雨の降る夕方に巣の周りのブッシュを取り除いてみました。

手元が狂って草刈り鎌の刃で、頂の部分を少し欠いてしまいましたが、ゆらゆら揺すっても蜂は出てきません。
と思ったら1匹だけ鈍い動きで出現しました。

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    地面から25cmくらい盛り上がっています。

昼間の比較的暖かい日には2~3匹現れて巣の上で繁殖行動らしい動きも見られました。

気になるので、早く空き巣になればいいと思い覗きに行くと、まだいましたよ。どんな役割で居残りしているのかなー。

     
    波状の筋が見えるのでモンスズメバチ(約30mm)

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黒い顔はおどけた面相ですが、黄色のスズメバチと区別ができます。
我が家とスズメバチとの付き合いは、こんな風に毎年のことですが、地面の営巣は初めてで
珍しいことです。

いずれにしても、空き家を撤去して安心できる日が近いことを確信できます。

花便り-80 へレニウム(団子菊)

2009-09-27 19:10:44 | 自然の恵み
中秋の名月に月見団子は定番ですが、地方によって違う形などがあるそうです。

団子のような花芯の半球形に特徴があるヘレニユムという花が庭に咲いています。

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団子に見立てて「団子菊」とも呼ばれていますが、花の名がダンゴとは面白いですよね。

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基本種は黄色の花ですが、園芸品種には暗赤色や黄褐色などがあります。

開花期が長い「ヘレニウム/Helenium /団子菊」(英名Common sneezeweed )はもう最盛期は過ぎていますが、肥料もやらないのに草丈170cmくらいにも伸び、よく枝分かれをして沢山の花を付けるので、 秋の日差しを受けて賑やかに目立ちます。強風に倒れかかったので、補強してあります。

ヘレニウム(Helenium)という名は、古代ギリシャ時代トロイの若い王子パリスガ恋に落ちたスパルタの王妃ヘレンに由来するそうです。
そうかー。それで花言葉に「絶望の恋」とか「恋の望み」なんてのがあるのかなー。別の花言葉に「善良な家風・派手・寛容な心」などもあります。

南米・北米が原産地で耐寒性も耐暑性も極めて強く、放任しても雪が融けると毎年すっくと特徴ある若葉が現れ、元気に育ちます。

そのへレニウムの葉と茎にも特徴があります。

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観察すると、葉と茎の接点から葉が茎にまで細い翼のように(魚のひれのように)伸びています。

そんなへレニウムの全草に毒性があるなんて、とても信じられないことですが、茎などから出た液で皮膚炎になるんだって?

滝川市で「北の大地の創造者たち」版画展

2009-09-26 22:08:25 | Arts
北海道版画協会創立50周年記念展が9月2日から13日まで北海道近代美術館で開催されましたが、その移動展「北の大地の創造者たち」展が「滝川市美術自然史館」で始まりました。

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       会場入り口

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       会場の一部

展示スペースの都合で、点数を51点に縮小した展示となりましたが、版種(凸版・凹版・平版・・・など)に分類して、表現の多様な趣をテーマにした工夫があって魅力的な展覧会になりました。

版画をこのような版種・技法などの視点で紹介展示は初めてのこととか。

「オープニング・トーク」で語った北海道版画協会/の内藤克人会員(事務局長)のテーマも、技法の面から版画芸術の魅力を伝える内容でした。

日本の義務教育では、紙版画・木版画を主として経験するように教育内容が組まれているので、木版画のような凸版刷りが親しまれています。


今回の出品作51点の内、木を版にした版画は約16点で、その内誰もが木版画だと理解できるのが11点くらいです。

独自の日本文化として、浮世絵版画の流れを継ぐ木版画制作で、作品を発表する作家が少なくなったようです。

現代版画は、多様な版材やインクや技法が拡大開発されて、西洋文化の発展と共に進化した版画が多くなり、義務教育で得た版画の概念を越えた版画の世界が広がって、その魅力も増しました。

今回は、額縁に入れて壁に展示する版画作品だけでなく、立体的に表現し、壁以外に立体的に展示する作品が少ないのですが、版画に対する既成概念のこだわらずに、広く芸術作品として鑑賞してほしいものです。

まず始めに職人的な技で創りあげられた版画の魅力から、版画に親しんでもらえるのは嬉しいのですが、 技法の奥に作者の絵画性への深い思いをもくみ取ってもらえれば、もっと嬉しいのです。

「滝川市美術自然史館」での北海道版画協会創立50周年記念展「北の大地の創造者たち」展は、10月25日までです。

(版画ワークショップ=10月3日と10月17日、問い合わせは「滝川市美術自然史館」電話0125-23-0502)