Tsuny'sブログ

老人が感じた日常生活を気ままに綴ったあれこれ

秋の旭岳「姿見の池」登山道脇の植物 

2011-09-30 21:15:28 | 自然の恵み
昨日のブログの続編です。

ロープウエイ駅を降りて、旭岳「姿見の池」へ登山道を進みます。

          
        9月29日午後3時ころ撮影
好天の場合は、登山道を行列になって登る観光客は、街中での服装のままです。

登山道脇の植物を注意して観察すると、幾つか発見?できました。
国立公園内ですから、道路脇に張られたロープを境にここの植物は保護されているので、接写は無理です。
ロープから離れた植物遠くに見える植物を200mm望遠で撮影しました。

           
赤い葉になる前のチングルマの綿毛を、やっと1本だけみつけました。

          
まだ、ほんの少しだけ花姿を見せるエゾオヤマリンドウ 
  
      
              
イワハゼも、わずかな数だけ見えますが、別名のアカモノと言われるように、赤い実に成るのですがみつかりません。

             
      ガンコウランの実

             
ドライフラワーのようになったこの植物は何だろうか?

           
この時期で最も目立つのは、チングルマの赤です。

今日は、雲後雨ですから旭川市内からは大雪山系の山並みの遠望はできません。
旭岳Webカメラでも午前10時には、山頂に雲がかかっていました。
昨日は本当にラッキーだったと思います。

秋の「姿見の池」 

2011-09-29 21:11:34 | 自然の恵み
旭岳のWebカメラで、旭岳周辺の好天を確認して出かけ、旭岳の「姿見の池」にある「鎮魂の鐘」を鳴らしに行ってきました。
紅葉の時季の今日は、好天で見晴らしがいいこともあって、一般の観光登山客が押し寄せて、何組もの団体で姿見の池付近は賑わっていました。

           

この鐘の鳴らし方は単純なのですが、神社の鈴を鳴らすように横振りをする人が多く、諦める人もいます。
ロープを真下か手前に一気に引くといいのです。

この鐘は、昭和38年1月1日旭岳で遭難した学生10人の鎮魂と、姿見の位置を知らせるために、設置されたものです。

遭難者捜索と亡骸搬送のため旭岳に入っていた当時のことを思い出しながら、合掌しました。

団体のガイドが遭難の説明をしていましたが、不正確な部分があったのが気になりました。48年も経過すると部分的に誤って伝えられるのですね。

           
めったに旭岳の山容を映さないのに、今日は無風状態なのできれいに映していました。

      
頂上付近にはまだ溶けない雪が見えました。
寒く感じない気温のもうららかな陽気なので「姿見の池」付近で2時間近く辺りを眺めながら、山の空気を思いっきり吸いました。

  
美しい赤いチングルマの葉が、絨毯を敷き詰めたように見えます。

             
警戒心の薄いエゾシマリスが行列をつくって登る観光客の前に現れましたが、こんな近くまで姿を見せなくてもいいのに。
素早い動きにカメラが追いつかないので、シャッターをきるのがやっとです。

          
10分間のロープウエイのゴンドラから、独特なダケカンバの姿が見えたし、圧巻の見事な黄色が主調の紅葉もたっぷり眺める事ができました。

旭岳を目前に眺めることが出来る絶好の日和に恵まれたラッキーな日に満足です。


秋の陽光に映えるベニオオケタデ 

2011-09-28 21:18:54 | 自然の恵み
「蓼食う虫もすきずき」という時に使う「蓼」のことですが、蓼をタデと読めても、いざ書こうとすると、んっんーと?アー書けなーい。
昔のこと、これを「田で食う虫・・・」だと思い込んでいた頃がありました。

雑草扱いの犬蓼(イヌタデ)とか大犬蓼(オオイヌタデ)という植物は、名前を知らなくても見た事がある草ですが、同じ仲間のベニオオケタデ(大犬毛蓼)は、大型で美しい穂状の花をつけます。

           

茎は太くて、毛がうっすらと見えます。
葉は大きく花穂の長さは15cmくらいで小さい花が沢山ついています。
草丈は約230cmくらいにまで伸びたので、青い秋空によく映えて、見下ろように濃いピンク色の穂の美しさを誇っているようです。

             

翌春こぼれ種が所選ばず予期しない場所で発芽し、それが夏になると急に伸びだすので、元気がもらえます。

現在、このベニオオケタデが畑の中のよく目立つ位置にすっくと立ち、赤い飾りが秋風に揺れて、いかにも秋の風情があります。

     × × ×  × × ×  × × ×

一昨日のこと、最寄りの小学校の裏近くで熊の足跡が発見され、翌朝の登校は特別体制だったとか。
自宅の土地続きで3kmほどの山沿いの学校なので、熊が出てもおかしくない地域なのですが、ちょっと怖いよねっ。
そんなことがあったのに、何の報道もないのっておかしくないっ?。


     × × ×  × × ×  × × ×

今朝は霧の中で気温7℃でした。晴れ上がったのに旭岳の姿が旭川市からの大雪山系は曇って見えませんが、Webカメラでは旭岳山頂までよく見えます。別の用件で今日は近くまで行く事ができませんが、好天の日を狙っています。明日の天候はどうかなー。


渡邉範子展 

2011-09-27 21:42:01 | Arts
水彩画でダケカンバをテーマに描く渡邉範子さんの個展が、旭川市のヒラマ画廊で始まりました。

会場は大作8点を含む22点でぎっしり埋め尽くされて、圧倒的な迫力で渡邉範子ワールドとなり、観客をとりこにさせています。

 

       
      
代表作の一つの「限涯」も、殆どの作品に共通してダケカンバが画面いっぱいに描かれ、鉛筆で丹念に下書きした上に、水絵の具で主調色のグレイで追求し、深い味わいを出しています。

高山の森林限界で、樹皮が剥がれそうになった幹が、朽ちそうで朽ちない枝っぷりの多様な樹形と、巧みな空間で魅力的な構成で、独自の画風を確立しつつあります。

風雪によじれながら耐えて生き抜くダケカンバの生命力が、強烈に表現されていて、心を揺さぶられる迫力があります。

前後に広がって枝を張る表現は奥行き遠近感を強め、画面の広さと深さを巧みに出して、いっそう主張の強さを感じます。        

      

背景を暗色した作品を今回初めて見ましたが、これもまた有りの試みだと見受けました。
幹や枝の輪郭の外側を明る描いた部分が少なくなりましたが、まだ背景の表現と輪郭の解釈に曖昧さが感じられ気になります。
テーマのダケカンバと背景をどのように対比させるのかが、今後の課題です。

北海道美術協会展や水彩連盟展で受賞する実力があり、意欲的な作家活動と高質な作品は近年高い評価を受けています。
今後の活躍が期待される作家に注目しています。
10月3日(月)までです。

スティックセニョールの花 

2011-09-26 23:18:32 | 自然の恵み
今日も美しい青空に雲が浮かぶうららかな秋日でした。
まぶしい陽光で黄色い花が輝いています。

      

今年初めて苗から栽培してみた茎ブロッコリーのスティックセニョールという野菜の花です。
ブロッコリーと中国野菜(カイラン)を掛け合わせたもので、ブロッコリーと違って伸びた脇芽を食用にしますが、もともと日本で品種改良したものだそうです。

収穫後そのままにするとぐんぐん伸びて120cmくらにまでになり、花を沢山つけました。
アブラナ科の植物の花なので、珍しい花姿ではないけれど、コールラビの花を見た時に似て、新鮮で印象深く感じました。

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トマトの栽培は殆ど終わりで、ミニトマトは後少しですが、こりゃ何じゃという面白いのができました。
            
何かに驚いて目玉が飛び出たかのようです。

              
今年の空中カボチャ栽培は、この一個だけ