Tsuny'sブログ

老人が感じた日常生活を気ままに綴ったあれこれ

学生レストランで日本料理を楽しむ

2014-02-20 23:58:00 | インポート
旭川調理師専門学校卒業記念学生レストランで、日本料理を賞味した。
卒業記念学生レストランは、レストランを模して一般の客に賞味してもらう実習の一環として、2年間の授業で学んだ成果を発表する絶好の機会であり、集大成でもある。

日本料理部門の全紙大のお品書きが壁に展示されていた。

   
下部に書かれた料理の絵の素晴らし出来映えに感心した。
授業で協調したポイントが反映しているのは嬉しい。

丁寧に調理され、盛りつけの彩りも食欲をそそる仕上がりだ。
多彩な器の使い分けにも気配りされていた。
学生が腕をふるった見事な料理が次々に目前に現れた。

 前菜               お椀とお造り

 強肴               焼きハ寸


蒸し物

 お食事(土鍋炊き込みご飯) 炊き込みご飯・赤だし味噌汁・香の物


水菓子

このような数多い料理を食べる機会がめったにない生活を過ごしているので、おしながきをよく読んで、照合しながら吟味して完食したが、満足感十分だった。

美味しい料理の提供も良かったし、笑顔の接客態度も良く、プロ顔負けの学生レストランに拍手。
入学当時の顔付きから一変した頼もしい若者の将来を期待したい。

近年は洋食優先の食事習慣が一般化された傾向にある中で、改めて日本食のすばらしさを実感した機会でもあった。

なよろ国際雪像彫刻大会ジャパンカップ

2014-02-09 23:57:25 | Arts
数ある冬のフェステバルの中で、雪を素材に本格的なアートを追求した彫刻を競い合う大会がある。
今日、名寄市が2月6日~9日に開催する「なよろ雪質日本一フェステバル」の一環として開催される「第22回全日本学生対抗スノーオブジェ競技会」「第14回なよろ国際雪像彫刻大会」を観た。

無料の彫刻美術展が広がる空間はいいものだ。

名寄在住だった20年近く前には、まだ始まった頃だったので知名度は低かったのか、極小規模だったのが拡大され、内容も質の飛躍的に発展していたが、まだまだ知名度は低すぎる。

  

  
  
  

  

午後3時半ころの名寄は曇天で、やや夕暮れがかってマイナス7℃くらいだった。
すでに「なよろ雪質日本一フェステバル」は終了し、後始末作業中だったので落ち着いて見る雰囲気ではなかった。

雪質日本一というだけあって、真白の雪肌の彫刻が大理石のようだ。
よくあるアニメなどのキャラクターをつくる雪像とは趣がまったく異なり、英術性も完成度も高く、これぞ雪の彫刻だ。
3日間で消滅することになるので、こにまま保存できないのが惜しい気が強く感じる。

「第22回全日本学生対抗スノーオブジェ競技会」
    
   グランプリ 「幸せの砂時計」韓国江原大学校

    
   準グランプリ 「 Put up Ⅱ]」東海大学旭川校

 
「折鶴」東海大学札幌校    「千里万考」北翔大学

 
「未知の変化」北海道芸術デザイン専門学校A  「支え合う」北海道芸術デザイン専門学校B

「第14回国際雪像彫刻大会」
    
第1位市民賞「窓のある壁」Germany Black Forest

    
第2位「空間の城」Germany

    
第3位「人生は手に付かない雲のように」Korea

    
芸術家賞「迷宮」Otaru

 
「キューブ」Northen Light Sapporo  「邂逅」Miyazaki


「地球の涙」Nayoro       「触角」Spain

昨日、この彫刻展に韓国から娘さんと共に参加した友人に会って話を聞いた。
その後、旭川市のCoCoDeで開催された旭川フィンランド協会主催の講演会「世界の雪像・氷彫刻」で聴いた国際雪像・氷彫刻協会会長のユハニ・リルベリ(Juhani Lillberg)氏の話を思い起こして、こんな雪の彫刻を創るのが理想なのだと思った。
このようなアートな彫刻展を知名度の低いままにしないでほしいものだ。


屋根無し雪の自然造形美術館

2014-02-04 22:56:40 | 自然の恵み
旭川は、降り続いた雪がこの3日間の小雪で、除雪作業がひと休みだ。

吹雪やたっぷり雪が降り重なった後に、又ふんわりと降った深雪でできた雪面が美しい。
大袈裟なのかもしれないが、それらは自然の造形美だと感じている。

その趣を積雪期に見ることが出来る自然の恵みが有り難い。
無料の広大な屋根無しの自然造形美術館のようだ。
 
 

 

 
   
こんな曲雪面芸術作品は、そこら中に存在するので、それらに何の興味を感じなければ、唯の雪景色だが、その多様な曲雪面芸術鑑賞が楽しい。

2月1日には、吹雪とドカ雪でこの美しい曲面が部分的にリセットされた。
深雪で埋まった玄関から生活道路までは、雪はね用具(ジョンバーと呼んだ時代もあった)の幅だけ狭く開けた。

           
その狭い路の脇に、吹雪でできた雪の造形を発見し注目した。

       

     
こんな粘性状態で形成される雪の造形を見るのは初めてで、これも又、興味のそそる自然の造形美だ。
どんな形成過程で出来上がったのだろうか、不思議でたまらない。

雪を邪魔扱いしないで、この形状を発想源のひとつに加える機会になるから、降雪も吹雪もプラスにとらえることができる。
雪の造形として気付くのは、心の置き所にあるので常に心も眼も広げておくよう心掛けたい。

今日は、昨日の高温から急激に冷えたため、東京に雪が降ったのでニュースになっている。
旭川の明朝はー20℃だと報じている。
朝日が輝とダイヤモンドダストに出会えるかもしれない。