Tsuny'sブログ

老人が感じた日常生活を気ままに綴ったあれこれ

歳末最後の晴天に輝く大雪山 

2012-12-29 23:10:31 | 自然の恵み
吹雪が止んで、明るい曙で今日は始まった。

         
      今朝7時36分ころ撮影

吹雪が止んだ朝だけに、淡い橙色の東の空がすがすがしく感じられ、久しぶりの陽光を浴びる気分だった。

-15℃くらいの低温の今朝は、10cmくらいの積雪が降ったままの状態でフンワリと柔らかい綿のようだ。
こんな状態を見慣れているのに、今朝は新鮮に映った。

窓越しに見える雪景色は、吹雪の跡が枝に残った雪塊が自然の造形美で、しばし鑑賞して好天を喜んだ。
 
今日は最高でも-8℃くらいだから、融ける事は無くこの状態の形状が保たれるので、その後の変化を見るのが楽しみだ。

好調とは言えない体調で、除雪続きでうんざりしている時の、美しい雪景色は自然からの贈り物だ。

気温の低い晴天の今日の最も嬉しい自然からの贈り物は、ふるさとの山大雪山連峰がくっきり眺望できることだ。

         
    12時30分頃撮影 旭川から見た大雪山連峰

標高1600mくらいから上部が霞から立ち上がるように、この時期限定の山影くっきりとした山容は、いつもながら雄々しく見える。
峰・山稜・谷などが、この影で位置関係がよくわかるので、山容を眺めて楽しむには定番なのだ。

独特な大雪山連峰の造形的山容にこだわっているので、この位置関係を無視して描いた大雪山と題した絵を見ることが多く、固有名詞の大雪山との画題でも、どこの山なのか判断つかない山の絵を大雪山と私は認めない。

明日から又雪の日の予報だから、この大雪山連峰の眺めは、今年最後ということなので、中心街から離れた眺望のきく場所に移動してじっくりと眺めた。

サンタが'寒波のプレゼント

2012-12-26 23:17:04 | インポート
降雪があると除雪が免除されるので、低温でも降雪がない方がいいのだが、昨日は12月にしては珍しく過去50年間で最低気温の寒波が到来した。

サンタからの記録的な寒波プレゼントがあったクリスマスだった。

最低気温がマイナス22℃くらい(旭川市江丹別はマイナス29.9℃)だったが、穏やかな天候だった。
昨日は、キリッとした冷え込んだが好天なので、前日の除雪残りに上積みされた新雪の処理作業をして汗をかいた。

昨日の予報だと、今日は風雪が強くて積雪量は半端でないとの予報だったが、好天の昨日は信じ難い予報だった。
予報とおりに、昨日はまさしく「嵐の前の静けさ」だったのだ。

今朝の気温はマイナス14℃くらいで、少し寒さは緩んだが、昨夕から今朝までに降った雪の量にはウンザリした。

午前中の荒れた天候で、昔吹雪の中での登山を思い出していたが、折りも折り大雪山系の雪の話題がTVで放映されたので、吹雪の止むのを待つ間に視聴した。
化雲岳付近の斜面が風雪にさらされて、独特の風紋が雪面にできるシュカブラとよばれる映像が思い出を誘った。


 
 
ひさご沼の小屋付近に幕営しての復路に、このシュカブラの大斜面をスキーで滑り下りた50年くらい前の昔の記憶がよみがえった。

50年前の冬山用の耐寒装備は、現在とは大違いの粗末なものだったので、よく寒さを耐え忍んだものだ。

このシュカブラの風紋は、印象深い見事な自然の造形なので、心にしっかりプリントされた気がした。
そのころ制作していた油絵やエッチングの連作は、シュカブラがテーマだった。

今日の午前中は風雪強く吹雪きだったが、正午近くには雪が止んで、まぶしい太陽が新雪を照らしたので、今がチャンスと気合いを入れて除雪作業に取り組んだ。

ちなみに、12月16日撮影した玄関前の雪の排雪路
     
      
今日の降雪量は25cmと報道されたが、玄関前の雪の排雪路に積もった雪は40cmもあった。山間のせいだろうか。
     

                   

いわゆるママサンダンプで何度も運んでやっと排雪路を開通させたが、老人の体力にしてみれば結構な運動量だ。
     
     
これでも、旭川はこれで済んだが、道内の地域によってはどか雪の障害で、交通機関はズタズタだったと報道されている。

停電に備える

2012-12-15 23:57:55 | インポート
午後9時の外気温はマイナス6℃くらいだった。
午後9時20分頃、予期しない停電になってしまい、びっくりした。

先の着雪による事故のことが頭をよぎって気持ちは穏やかではいられず、真っ暗闇の中で少し慌てた。
停電の原因がどうであれ、長期にわたる事も有ると予想しなければならず、灯火類を集めた。

        

幾つかのローソクは常時卓上に備えてあったので、まずはとりあえず最初の明かりで暗闇解消。
2個の小型手動発電懐中電灯・2個の乾電池の懐中電灯をで行動開始。

仕舞ってあった灯火用具を探し出した。
夏用のキャンプやバーベキュー時に使うランプで、一つはガズボンベ(青)で、もう一つは単一電池(赤)が、部屋を明るく照らすことになった。
非常用の灯火具の消耗を軽減するため、節電ならず節灯を考えた。

ガスボンベの残り分は不明なので最小の明るさで使い、電池は新品を6本使って蛍光灯2本で部屋の照度を保って、回復を祈るように待った。
使用中のPCはスリープにしてあるけれど、どうなったのだろう。暖房のボイラーで温水をパイプで回しているので、このまま冷えてしまうと凍結してしまうし、FF式のズトーブも電気を使っているのだが、石油は出っぱなしになってしまうのだろうかなどと、普段の電気依存ボケを思い知らされた。

雪が止んだ外へ出て見ると、地域限定の停電のようだが、今日の降雪量は僅かだったので停電の原因は雪害ではなさそうだった。

暗い中でじーと待つしか無いのだが、何も手が付けられないのってむなしいことはない。これまでの例だと、その内回復するだろうと1時間もすれば通電したのだから、待つしか無いのだが、長引くのではないかと思うと穏やかではなかった。

午後10頃北海道電力の停電問い合わせ電話で、停電の原因と今後どうなるのかを知ろうとした時、ぱっーとまぶしい光で明るくなり、電気のありがたさを感じる瞬間だ。
電話での問い合わせをしてみると、回復したのに「停電中です・・・・」との音声が聞こえた。
その後11時過ぎの電話では、停電情報提供はまだできないということだった。

今回の原因不明の停電は件は終わったが「備えあれば憂いなし」と言われるように、それを怠り停電直後に戸惑って慌てたことを反省している。


PRINT WORKS 2012

2012-12-12 22:33:19 | Arts
旭川市のヒラマ画廊企画で版画展PRINT WORKS 2012-北の版画家達が開かれている。

    
       
   

         
12人の作品が26点とシートのみの小品が展示され、会場は版画芸術の魅力で満たされている。
版種も木版・銅版・シルクスクリーンなど多様で、異なる版式表現の趣を比べて鑑賞できる。

版画の技法のみで絵をつくる時代から、あらゆるジャンルの枠を越えての技法や画材を併用して'作品づくりをする時代の流れに沿って、柔軟な視点で版画を鑑賞してほしいと思っている。

それに又、普段の発表作品が版画でない造形作家が版画作品を創ることや、版画を主に発表する作家が立体作品や油絵などの平面作品を創ることは一般的だから、厳密に版画家と限定するのは無理がある。

私の出品作は2点で、近作の「峠の森」シリーズの2作目と、12月になってから創った3作目の縦長160×45cmの木版画だ。
プルシャンブルー単色の同じトーンで刷り上げた90×45cmの木版画作品をコラージュで組み合わせて構成した。

                 
北海道の針葉樹と広葉樹が程よく混在する森を遠望したイメージだが、特定した風景ではなく、こんな森を眺めたいという心の中の峠の風景だ。
峠の道を通り抜け、峰に向かって進む時のわくわくした気持ちを込めている。

次の4作目で組絵として完成したいと考えている。

版画展PRINT WORKS 2012-北の版画家達は17日(月)まで。

スキー場オープン

2012-12-09 23:41:45 | スポーツ
近所のスキー場まで徒歩で約5分なので、スキーシーズンが始まる時期には、何となく気になっている。

スキーには十分の積雪量になっているので、その内スキー場オープンするだろうと思っていたが、いっこうにオープンの話も気配がなかった。
今日も雪が降ったけれど、市の除雪車は稼働なしで除雪に追われたが、雪質は低温のため軽かった。
こんな雪質はスキーに適しているが、雪道の状態は悪く、今日の道路は例年には見られない凸凹グニャグニャの最悪だ。

もうスキーができるには十分の積雪があって、いつもならオープンしているはずのスキー場は、まだオープンしていないのはどうしてだろうと思っていた。

昨夜のスキー場の照明はしんしんと降る雪に反映して、夜空が一面オレンジ色に染まっていたが、スキー場がオープンするという話は聞こえていなかったので、準備中だと思っていた。

今夜もスキー場の照明は雪降る夜空を照らしていたので、帰宅途中に立ち寄ってみた。

         

           
リフト券内場で尋ねたところ、昨夜からオープンしたということだった。

近年のスキー人口は減少傾向とかで、オープンしたばかりの日曜日でも閑散としていた。
スキーに代わってスノーボードの人気は上昇しているとみえてスノーボーダーの姿の方目立つ。

本格的な冬を感じるのは、スキー場オープンの時期なので、これで何とか落ち着く気分だ。
昨年は、一度もスキーをしなかったので、今シーズンは滑る機会をつくろうと思っている。