平間文子展
27日~3月5日まで、「平間文子展」が旭川ヒラマ画廊で開かれています。
春が一足先に来たように花咲く明るい展覧会で、花を主題にした油彩・パステル、ドライポイントなど多様な技法で情緒豊かな作品が展示されています。
作者は、全道美術協会展や春陽展に出品し、毎年の個展など画歴は長く、意欲的で新鮮み溢れる作品を発表しています。
花を妖艶な浮遊物にみたて、華麗に渦巻いて舞う画面で、現実を超えた空想と夢の世界を創出させ、香り放つ風を感じさせる特異な画風の大作には、深いメッセージが込められているようです。
いかにも女性の感情表現だと容易にわかる優しくも淡い色使いに、人柄がにじみ出ていますが、視点を大宇宙に置き、根底には季節の移り変わりへの賛歌・自然の恵みと畏敬の念を表現しているのかもしれません。
小品を含め、ありふれたモチーフのようでも、コスモス・アマリリスなどの味わい深い構図や彩色から、花を愛でる並でない気持ちが理屈なしで伝わってきます。
単に表向きの美を求めるだけでなく、朽ちゆく枯れ葉にも新しい息吹の再生を予感させる色調で、表現の可能性を追求し続ける態度など、高く評価できます。
完成度やインパクトの強さをより増幅させるための課題をつかむことが求められるのではないでしょうか。
まだまだ春が遠い旭川で、華やかに咲く花に囲まれてみませんか。
27日~3月5日まで、「平間文子展」が旭川ヒラマ画廊で開かれています。
春が一足先に来たように花咲く明るい展覧会で、花を主題にした油彩・パステル、ドライポイントなど多様な技法で情緒豊かな作品が展示されています。
作者は、全道美術協会展や春陽展に出品し、毎年の個展など画歴は長く、意欲的で新鮮み溢れる作品を発表しています。
花を妖艶な浮遊物にみたて、華麗に渦巻いて舞う画面で、現実を超えた空想と夢の世界を創出させ、香り放つ風を感じさせる特異な画風の大作には、深いメッセージが込められているようです。
いかにも女性の感情表現だと容易にわかる優しくも淡い色使いに、人柄がにじみ出ていますが、視点を大宇宙に置き、根底には季節の移り変わりへの賛歌・自然の恵みと畏敬の念を表現しているのかもしれません。
小品を含め、ありふれたモチーフのようでも、コスモス・アマリリスなどの味わい深い構図や彩色から、花を愛でる並でない気持ちが理屈なしで伝わってきます。
単に表向きの美を求めるだけでなく、朽ちゆく枯れ葉にも新しい息吹の再生を予感させる色調で、表現の可能性を追求し続ける態度など、高く評価できます。
完成度やインパクトの強さをより増幅させるための課題をつかむことが求められるのではないでしょうか。
まだまだ春が遠い旭川で、華やかに咲く花に囲まれてみませんか。