Tsuny'sブログ

老人が感じた日常生活を気ままに綴ったあれこれ

秋の夜のジャズ

2011-10-31 00:00:40 | Arts
旭川市の公会堂で、今夜ジャズのコンサートがありました。

Big Band Jazz Swing Messengers Orchestraの第10回目の記念チャリティーコンサートが、満席の会場で熱演しました。
19人のメンバーの新調したシックな衣装は、10周年にふさわしく演奏にも気合いが入っていましたが、始めは少し堅い感じがしました。

観客もクラシック音楽を聴くように殆どが身動きせず聞き入る様子に、ジャズのコンサートらしい雰囲気には物足りなさも感じました。
演奏する側が、もっともっとリラックスして、楽しそうに演奏し、時には笑顔混じりのパフォーマンスもおおげさの方が好きです。

周りの人にはおかまいなく、リズムにのって思わず体全体でスイングしましたが、ちょっと浮いていたかも知れません。
ジャズはリズムに反応して、体全体で楽しく聴かなくちゃ。

腹にまでしみる大音響と、実に巧みで見事な演奏の迫力に圧倒され感動したので、演奏曲目が多いのに時間が短く感じました。

      

今回のゲスト出演者は、旭川を本拠に活動しているらしい「FANTASTICKS」という女性5人組のジャズコーラスグループでした。

後半に、ラメの効いたまばゆいばかりの白い衣装で登場して熱唱しました。
マイクをかじるように歌うのに加えて、バンドの音響に負けじと拡声装置のボリュームをあげるせいなのか、歌声がワレていて聴きずらかったのが残念でした。

みぞれ混じりの天候など、いつも寒い日が多いのに、今夜はそれほどの寒さではありませんが、急いで歩いた後の会場内は暖かく、演奏が始まるにつれ会場は熱気いっぱいになりました。

とにかく、ジャズを聴くと元気がでます。
元気な日本でありましように、希望と夢を持つように、最後は「上を向いて歩こう」のジャジーな演奏で、締めくくりました。







斑点の無いホトトギス 

2011-10-27 22:28:37 | 自然の恵み
今までじーっと蕾のままで、開花の刻を待っていたホトトギスが咲いているのに気がつきました。
10月16日のブログで紹介した早くから咲くホトトギスとは別種のようで少し大型です。
斑点はより明るい紫色で、六つの花びらが形も大きさも同じように見えるけれど、上から見ると違いがわかりました。

     
     

例年とおりにこの時期に咲くのですが、寒さ続きでだったので気をもんでいたので、うれしい気分です。

もう一種のホトトギスは、寒さのためなのか花びらに元気さが見えません。

         

上品で優雅な花姿にうっとりしますが、斑点が無いので名前の由来からすると、ホトトギスと言えるのかどうかわかりませんが、10月初めに一度一輪開花して朽ちてからは、蕾のままだったのです。

花茎が短くなって、この一株だけの開花なので、大事に育てなくてはなりません。
周辺には、同じ形の葉だけの株が数本見えるので、もしかしてこぼれ種で生えたこのホトトギスの若い葉なのかもしれなません。

今季の花の開花はこのホトトギスで最後でしょうか。

現在の気温が3℃くらいなので、雪が降ってもおかしくありません。
明朝の気温はマイナス気温に近くなりそうですが、晴天の予報なので雪は降らないでしょう。


旭川市の常盤公園が危ない 

2011-10-26 21:40:18 | インポート
9月29日の旭岳「姿見の池」に続く登山道の途中で、東洋人の顔の青年に英語で写真を撮ってほしいと頼まれのがきっかっけで、会話が続いたが、別れてからも登山道を巡っていて3度も出くわした。

30歳代と見えるカナダ国籍の彼は、現在シンガポールに住んでいて、10日間の北海道旅行で写真を撮って回っているとのことだった。
最終のロープウエイまで、この辺りを撮影し旭川市内のホテルに帰る予定だと、旭川市内の撮影ポイントはどこかと尋ねられたが、彼の言う撮影ポイントは特に神社仏閣で、日本的情緒のある情景をねらいなので返答に困ってしまった。

旭川市での写真の被写体といえば、自然が残る林や森や水辺の風光明媚な場所を思い浮かべるのだが、ふるさと旭川が美しく見える情景が即返答できなかった。

私が好きな旭川の景色の一つは常盤公園なのだが、日本的公園としての撮影ポイントが常盤公園内には少なく、彼に薦めるのをためらった。

もっと常盤公園に目を向けて、内外に誇れる美しい写真ポイントのある憩いの公園にしてほしいと思っていた。

ところが、思わぬ方向で常磐公園が多目的に改修されそうなのである。
最近新聞などで知ったのだが、公園と河川の一体感を創り出すとかの堤防強化改修で、公園内の樹木の1割を伐採する計画があるというのだ。
公園と河川を一体化するメリットとデメリットを考えてのことなのか、その必然性・必要性は疑問なのだ。
堤防上の道路を4mから8mに拡張し、公園側を盛土して緩やかな傾斜をつけるというが、現状のどこが不便なのかわからない。

市民の声がここまで高まって要望したとは、とても考えられない計画だ。

これまでに、市や開発局が川辺の景色に気を使ったわけではなく、滅多にないイベントのために無機質な堤防にしたことでも分かるように、旭橋を含む周辺の景観には無頓着だったことから、又もや滅多にしか使わないイベント会場設計を裏で考えているに違いない。

常盤公園と石狩川との境の堤防の樹木は、独立して憩いの場としての環境を保っている景観の背景でもあり、老木を含め貴重な財産でもあるので、現状に何の不満もない。

それらの300本の内210本を伐採する自然物破壊の改修には、あきれるばかりだ。

自然のままに生育して大木となって公園の美しさをつくりだした木々の中には、中学生の頃の写生した木が残っていたり、夏の緑や秋の紅葉が昔と変わらない思い出深い木立が残る景色を失うのは、忍びないことである。

改修費用は国が負担するからいいという問題ではなく、国の「かわまちつくり計画」に便乗した安易な金の使い方には承服しかねる愚行である。

公園周辺を「文化芸術ゾーン」として整備するのには異論はないが、都市公園としては面積の少ない常磐公園を、あれもこれもと包含して多目的にすることには無理があり無茶である。

公園の中にある建物は、表玄関のあるのは美術館と神社だけで、その他の図書館などの建物は公園内にあるとしても建物の裏面を不気味に露出して憩いの視点を奪っているだけであり、市民が憩う公園を巻き込まないでほしい。

開発局の担当者がいない市が行った説明会には、54人の市民が参加したそうだが、これだけで十分な説明だとは思われず、今後は市民運動としてこの計画阻止への姿勢を明確にしなければならないと思っている。


くだものなどの絵の展示 

2011-10-24 23:33:14 | Arts
今日から「はぎわらギャラリー」旭川市神居7条13丁目1-20で、くだものなどの水彩画と版画の個展「萩原常良展自然の恵み - くだものなど」が始まりました。

            

普段は版画作品発表が多いのですが、今回は水彩画が多い展示です。
旧作を含めて、身辺にさりげなく置いてある果物(果実)などをテーマに、以前から時折気軽に描いた写実的な小品20点を展示しました。

    

    

        

日常的にこんな絵を描くことで、観察力や描写力を保って版画の原画や下絵に結びつくわけですが、「絵も描くんですか?」「絵も描けるんですね」なんて言われることがあって、面くらうことがあります。
版画は絵の一部なのに版画は別分野だと認識されて戸惑います。

あえて、今回は親しみ易く気軽に鑑賞してもらえるような作品を集めてみました。

萩原常良展自然の恵み - くだものなど」は、30日までです。
どうぞご覧ください。

旭川フィルハーモニーの演奏会 

2011-10-23 22:29:24 | Arts
一日中雨で、最高気温が12℃くらいでした。
町内会の町内清掃の予定はお流れです。
この雨の後は、一段と秋が深まってきて、一雨ごとに冬に近づく気配が深まります。

旭川市の市役所辺りの緑橋通り中央のナナカマドの実や葉の色付きは、今がピークかもしれませんが、雨に濡れても鮮やかに街並みを彩っています。

   
  
この近くにある旭川市民文化会館大ホールで、入場料の一部10万円を東日本の被災地へ義援金として寄付される旭川フィルハーモニー管弦楽団の第34回定期演奏会がありました。

年に2回くらいしかオーケスオラで生のクラシック音楽を聴く機会がない内の1回なので、感動深く聴きました。

              
演目は「ペールギュント」組曲(グリーク作曲)・組曲「カレリア」作品11(シベリウス作曲)交響曲第2番ニ長調 作品43(シベリウス作曲)で、アンコール曲は白鳥の湖から?。

ペールギュントは、耳慣れしていますが、今日のシベリウスの曲は、予備知識も無く主題の旋律以外の覚えもなく、全体的に明るいとは言えない重い感じの曲にきこえ、明るい響きもあってカレリアの主題を聴いて、あーこれがそうなのかと関心深く聴きました。
いつもだと演奏後は少し浮いた気分が多かったのですが、今日は雨降りのせいなのか、何となく心が沈んだ気分で帰宅しました。