Tsuny'sブログ

老人が感じた日常生活を気ままに綴ったあれこれ

道版展出品作 

2010-11-30 22:36:50 | Arts
北海道版画協会作品展が、12月2日から7日まで大同ギャラリーで開かれます。
例年とおり好評のミニ版画展示即売会もあります。

     
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7月の 北海道版画協会展に続いて恒例の作品展ですが、会員だった故一原有徳さんの作品の「100歳記念展示コーナー」が設けられます。

今回の出品作は新作の一版多色刷りですが、道版展に出品するのは初めてで、これまで発表していた作品とは全く別種のイメージです。
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        「紅葉の館」33×72cm

遊び心も少し入れて、コンピュータグラフィックに似せて、主に一版多色刷りの技法で楽しく創りましたが、技術も未熟であり作品の質にも、試作の域を出ていない感じで納得していません。

何十回も色をのせては刷りを繰り返す手間がかかるけれど、別世界に入り込んだような気分になるって、たまぁにはいいのかも知れません。

明日は、陳列作業のため札幌に出向いて、道版展も仲間の会えるのを楽しみにしています。

今日も雪が降り続いて、これまでの積雪量は35cmにもなりました。週末にかけてプラス気温になっても、すっかり融けてしまうことはないと思われるので、28日が根雪初日ということかなー。

いっきに大雪とは 

2010-11-29 22:30:18 | インポート
今朝の積雪は15cmくらいだったのですが、その後吹雪状態の時もあり、重い雪が降り続きました。

シーズン始めの降り方は少しずつかと思っていたら、最初からこの大雪には面食らった感じです。
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          自宅北側
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          自宅南側
       
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          窓近くの巣箱 

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         雪の中での電線工事

これらは今朝の写真ですが、この後も一日中マイナス気温でどんどん降り続いたのです。

日中は室内で絵を描いていたので、除雪作業をせずにいたため、絵画教室が終わってから始めたのですが、25cm以上も積っていました。

午後7時半頃からの「はぎわらギャラリー」前の駐車場の除雪は、気温マイナス6℃くらいで小降りの雪の中で、約40分かかりましたが、駐車中の車があったので、一部を残しての除雪作業でした。

身体がまだ除雪モードになっていないのか、にわかの除雪作業には疲れました。

今シーズン最初のツルツル冬道 

2010-11-28 22:25:42 | インポート
車の往来の極端に少なく、道路工事のない日曜日の朝は、一面の白雪で明るく静かです。

天気情報とうりに雪が降りだして約5cm積もりました。冷気の中で風に舞う今日の雪は、根雪の予感がする冬雪です。

家周りの冬仕度も、昨日でどうやら終わったし、 移動予定の道路の栗の木を、名寄市へユニック(クレーン車)で運んで行ったのも、雪が降る前日の昨日だったのはタイムリーでした。

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       車が通った跡のない自宅前道路

山間の自宅近辺の雪は気温が低いのでそのままで融けず、午後2時を過ぎるとマイナス気温になっても、中心街の雪は融けたものの、道路の表面は黒光りのツルツルです。今シーズン一番の本格的な冬道が、最初からツルツル道路とはねー。

冬道運転モードに慣れない運転でしたが、ヒラマ画廊で開かれる 平間明鑑作品展「Illustreded Photographia」のレセプションに参加しました。?
     
大勢が参集したレセプションパーティー(展示されている写真みたいにPhotoshopで加工してみました。)

急ブレーキ・急ハンドル・車間距離などに注意しながら、とても緊張しましたが、どの車もゆっくり目のスピードで、丁寧過ぎるくらいに慎重な運転の車が多かったように感じました。

それでも、帰り道の途中で救急車が駐まっている接触事故の現場に遭遇しました。

明日も雪が降るらしいので、車を運転する外出がおっくうでも、安全運転に心がけます。

輝く紅色のシャコバサボテン

2010-11-27 22:02:19 | 自然の恵み
11月13日のブログでオレンジ色のシャコバサボテン を話題にしましたが、別の種類の輝く紅色のシャコバサボテンがまだ咲いていなかったのです。

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二鉢ある打ちの一つが4日前ころから咲き始め、期待とおりに鮮やかに輝く紅色です。

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2段になってそりかえり、今にもクルクルと回転し始めるように見えます。

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       これから開花するはずの蕾

クリスマスカクタスと言われるように、クリスマスの時期に咲く花なのだそうですが、11月中に咲いちゃいましたねー。

シャコバサボテンのシャコとは、茎が葉状の扁平な茎節の連なり方が、寿司ネタでお馴染みの海老に似た甲殻類の蝦蛄 にみたてて付いたのだそうです。

このシャコバサボテンを初めて知ったのは、たしか1975年頃なのですが、春から花も付けずに妙な形状の植物が室内に置いてあるなー、くらいに関心がなかったのですが、汚れてくたびれたように見えた緑色が12月になってプックリと太って急に生き生きと奇麗な緑色になり、赤い蕾が茎の先に見えだしてパァーと開花した時の驚きと感動を憶えています。

花が終わると又痩せ細ってしまうのを見て、パワー全開で咲かせたシャコバサボテンのガンバリにも感動したのでした。今年も頑張っているシャコバサボテンにエールをおくっています。

ちなみにシャコのことを「シャコエビ・ガサエビ・シャッパ」とも呼ばれるそうですが、シャコ - 車庫 - garageとしゃれて「ガレージ」と面白い呼ばれ方もあります。

一版多色版の出前授業 

2010-11-26 21:09:12 | インポート
小学校に出向いて授業の手伝いをしてきました。一版多色刷りで絵を創る出前授業です。

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ハガキ大のベニヤ板を使って、主に線彫りで陰刻し、一枚の版木に複数の色を塗り分けて、黒い紙に刷り上げる一種の版画で、 思い出に残る大切にしたいことを表現するものです。
黒く表れる線彫りの部分が独特で、奥深い表現ができます。

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ベニヤ板の表面に薄墨を塗ってから掘り始めるのが一般的でしたが、 40年以上前に緑や青色を手作業で塗った版木を使うことにし、これを広く推奨したことを思い出します。

現在は、既に色付きの版木が売られていますが、彫りには支障がないものの、耐水性なので版木に絵の具がしみ込まないのです。
彫刻刀も木製の柄から凹凸のある樹脂製柄になってしまい、彫りづらいのです。

事前に、子どもの使う版木や紙で、彫りや刷りの試作をしましたが、慣れずにしっくりしません。

初対面で初めての一版多色刷りということなので、解説に費やす時間がオーバー気味になりました。

一定の構図で仕上げる表現をさせるために、手順を指示しなくても、この教材の特徴を説明し制作意欲を刺激すれば、児童自らが仕上がりのイメージを深め、楽しみながら手探りで取り組める表現です。

いろんな指導や手助けの仕方がありますが、均質な商品を保証するため画一的な材料・料理法が必要な仕出し弁当のように、同じような仕上がりの絵画を求めることを考えていません。

ベルトコンベアーに乗せて、同じ品物を造るマスプロで、子どもを育てたくはありません。

時間がかかりますが、個々のイメージに即して道具の使い方・いろんな表現方法や構図の紹介などを通して、自分の表現方法を選べばいいのです。

特に版画のように、試し彫り→試し刷り→修正彫りを繰り返す機会の中に、子どもの育ちに有効な活動が詰まっていると思うのです。
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事前の打ち合わせが十分ではなく、学級の特質や児童が使う用具などの把握が浅かったので、とっさのやりくりが随所にあったのですが、作品創りに集中して真剣に取り組む子どもの姿に安堵しました。

こんな出前授業には、自分の制作経験が生かされ、役に立っていることに喜びがあります。

このような子ども達との出会いを得たことに感謝しています。