Tsuny'sブログ

老人が感じた日常生活を気ままに綴ったあれこれ

こしたみさえ絵本・イラスト展

2015-03-30 22:35:48 | Arts

旭川市在住の絵本作家こしたみさえさんの絵本原画展が、旭川市のギャラリー舞ふれんどで始まった。

              

会場は、こしたみさえワールドの温かい愛と恋と冒険の楽しい空気で満ちている。

           

展示されている新作の「ペンタのハート」全16ページの原画も、大人向けのほのかなで癒やしの簡潔なストーリーと、センスのいいお洒落な色調で心が和む。

          

作者の思いを凝縮した恋する紫のペンギンの表現がユニークで微笑ましい。プロセスを16枚に構成する楽しさを説明する作者本人の明るい個性的な人柄が滲み出ている。

             

絵本「ちーちーちー」16枚の原画も、独特な色調整によって柔らかい癒やし系の画面で好感がもてる。

出品されている自費出版の絵本「Blue」は主調色が青で、これまでの赤の「ハート」「ベビイ」の黄色と連作が続き、制作意図が納得できる。

             

ドライポイントに手彩色の小品も手がけて傑作を生み出し、最近挑戦始めた初期的なエッチングにアクアチントの銅版画の展示も趣がある。

       

これらの凹版画による絵本が近い将来に仕上がれば、表現での世界が広がるので、一層魅力的な絵本作家として躍進するだろう。

より積極的な発表の機会をつくり、こしたみさえ絵本の魅力が注目されることを期待しいる。

「こしたみさえ絵本・イラスト展」は、3月12日まで。

 


マッサンの態度に自戒

2015-03-28 23:35:11 | くらし

NHK-TVの朝ドラ「マッサン」が終わった。

                                  

これまでのドラマは、断片的に視聴していたが、北海道の余市町が舞台になるということからか、始めから関心をもって、殆ど連続して視聴したような気がする。

        

余市町に来てからの苦労話か多いと思ったが、前半の広島や大阪の場面が多いのは予想外だった。

戦争中の怯え耐えた時代の場面には、当時を思いだし心が痛んだ。

玉音放送を聞く時に起立するのが当たり前だと思っていたので、座って聞いていたので、意外に思った。

 

         

 北海道のどこを使ったのか、白樺並木の場面が気に入った。

 

エリー役のシャーロット・ケイト・フォックスさんの役者魂を存分に発揮した演技力には感服した。

このドラマは、エリーの物語のようにも感じた’エンディングだった。

            

シャーロットさんは、ミュージカル「シカゴ」に出演が決まっているそうで、全く異なる役柄を演じることに興味津々だ。

ニューヨークのブロードウエイで観た「シカゴ」を思いだし、網タイツでくねくねと妖艶に踊るシャーロットさんを想像すると妙な気になってくる。

 

いろいろ感動場面も多い反面、マッサンの広島・大阪時代のあり得ない無礼な言動にはあきれもしたが、考えさせられる点が多々あった。

情緒不安定・自分本位・気まぐれ・喧嘩腰・酒乱・ため口・不遜・早とちり・逆ギレ・冷静に他人の話を聞かない・怒鳴る・・・・。

ドラマの演出上のことだけに、夢を追って一途に突進する様を、あれだけの傍若無人の振る舞いと、他人の迷惑を顧みない態度の数々で演じたのだろう。

自分の身に置き換えて考える良い機会を与えてくれたのだと思い、反省させられた。

偉業を成し遂げるには、無条件の理解者や協力者が欠かせないことも再認識した。


福寿草とクロッカスの出番

2015-03-19 23:14:28 | 自然観察

屋根からの落雪が2m以上になったが、融雪で少なくなってきた。壁側の残雪を搔き出したが、まだまだ地面までには追いつかない雪の量なので、運動不足解消も兼ねてせっせと除雪作業を進めるつもりだ。

           

そんな残雪の一方で、落雪の無い南側は地面が露出して、あちこちに花芽が現れ出し、春の気分にしてくれるが、今年は開花の時期がずいぶん早い。

      

一番の開花は福寿草とクロッカスで、早朝のマイナス気温にも耐えて春を告げてくれるのは嬉しい。

     

福寿草は春を告げる代表的な花で、ガンジツソウの別名があり1月1日の誕生花で、花言葉は永久の幸福・思いで・招福・祝福とおめでたい花なので、度々郵便切手の意匠になっている。

            

       2003年発行の日本郵政公社設立記念切手10枚の中の一枚

パラポラアンテナのような花弁の形状で、日が陰ると閉じるが、太陽光が当たると開いて日光を花の中心に集めて虫を誘って、したたかに生きている美しくも愛らしい姿に感動する。

         

クロッカス(Crocus)は、晩秋に咲くスパイスのサフランとは違い、早春に咲く観賞用の園芸種で春サフランとか花サフランなどと呼ばれる。白・藤絞りの白・黄・薄紫・紅紫など多様な色が楽しめる。

早くに開花するのは白いクロッカスで、その内紫や黄色いクロッカスの姿がお目見えする日を待つとしようか。

今年も、これから一斉に咲き始める草花との出会いが楽しみだ。


飛来したアトリがかわいい

2015-03-17 22:14:59 | くらし

爆弾低気圧の影響で大雪にはならず、気温がプラス10℃近くまで上昇する日が続いているので、雪解けが進んでいる。

隣の広い空き地が駐車場になって、除雪が行き届いているので、地面が露出してきた。

数日前からスズメ大の野鳥が、その地面を這い回っているのが見えたが、遠くで何の鳥なのわからず、スズメが増えたのかと思っていた。

雪解けで次第に広がってきた地面に、群れて地面に降りては飛び散るのは、スズメとは違う野鳥だと感じて望遠鏡で観察すると、アトリ(花鶏)のようなので、気をつけて観察した。

          

雄雌の区別がよくわかる野鳥で、地面の色合いに近い地味な雌が多い割に、群れの中でよく目立つ雄は少ない。

アトリ(英名Brambling)は,シベリア方面から主に西日本に飛来する冬鳥だが、全国にわたって飛来しているようだ。

旭川で見ることができる機会は少ないのかも知れないが、スズメに似ているので、気が付いていなかったためか、珍しい野鳥なのだ。

アトリは主に種子や木の実を食べるそうで、何かの物音に反応してバラバラと飛び散っては、又すぐ戻って来て、地面を夢中でチョコチョコ歩き回って食べる愛らしい姿を眺めていると飽きないが、遠いので地鳴きを確認していない。

 

渋滞したバーサーロペット歩くスキー

2015-03-15 23:28:39 | スポーツ

第35回バーサーロペット・ジャパンの歩くスキーが15日行われた。

忠別川の右岸堤防と河川敷きの平坦なコースを滑走した。

スタートしてからJR富良野線の鉄橋と氷点橋をくぐり、JR旭川駅裏を通過してクリスタル橋過ぎて忠別橋手前に折り返し地点がある。

20分少々で到達したが、堤防から河川敷きに直角に滑走するコース設定になっているため、さほどの傾斜では無いが、10km参加者約500名が通過した後だけあって、雪面が荒れているため転倒者が続出した。

10km参加者の後にスタートした約1,700名の5km参加者が通過するのだが、滑降が苦手な人が多いのか半数は転倒するので、一人づつの滑降制限になってしまったので、予想にもしなかった渋滞が起きた。

               

 

              

プラス気温のため雪質はザラメ状で、ボーゲンで滑降するためV字にえぐられた雪面は、溝の両側に雪が高くなっている状態では、短い距離の緩やかな斜面でも、滑降は難しい。

                 

スコップで雪面の整備でもすれば、少しでも楽に滑られるのだが、怪我人が出るのを待機している救護関係のスタッフはいるが、雪面の整備に何も手をつけないのだ。

スキーを持って歩いて降りる人々が現れてから「自信のない人はスキーを持って歩いて降りてください」と呼びかけをしていたが、渋滞待ちの中には折り返し地点を通過せずに、斜滑降で河川敷に滑降して折り返し始めた人々が多数いた。

後30m先に迫った滑降順待ちのため25分のロスがあったので、ゴール到達の時間が大幅に遅れた。

100mくらいの間にスキーヤーが何百人もの順番待ちの渋滞は、異常事態で歩くスキーを楽しむイベントにしては、コース設定がお粗末だ。

順番待ちをしながら、安全に滑降できるコースの取り方をいろいろ考えていたが、短く緩やかな斜面であっても、どうして直滑降コースにしたのか理解困難だ。