Tsuny'sブログ

老人が感じた日常生活を気ままに綴ったあれこれ

花を愛でる-56 ゼラニウム

2008-07-31 23:11:49 | 自然の恵み
鉢植えの通年で咲いている「ゼラニウムGeranium」 和名/「天竺葵」 は、半耐寒性多年草(南アフリカ原産で氷点下はダメ)です。

挿し木で沢山増やし、今は戸外で育てていますが、花の少ない冬でもゼラニウムは室内で主役として元気に咲いています。



ゼラニウムについてのサイトの一つ「恋するゼラニウム」 
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ドイツ旅行中で見た窓下の花の殆どが、このゼラニウムだったことが、ひとつの発見でした。

それを手本に、我が家の窓の花はゼラニウムにしていますが、水やりを絶やさないとか、古い花を取り除くために、気をつけなければなりません。

最近最も華やかに咲き誇っているのは「モミジバゼラニユム」です。
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現在は玄関先の看板娘、イヤイヤ看板花です。

   

3cmくらいの小さなこの花たちは、花火を連想させて可愛いのです。
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今夜は花火大会なので、遠くからドンドン・バチバチと打ち上げ音が聞こえましたが、今年は見物に行かずにTVで日本のプロ野球オールスター戦を観ていました。


花を愛でる-55 エゾマツムシソウ

2008-07-30 23:15:43 | 自然の恵み
今年も庭の真ん中に育つナゾの花?。2007年7月24日のブログで「エゾマツムシソウ」によく似ていると紹介しました。

今のところ数株かたまって生えていますが、茎がひょろひょろ伸びて、2つだけ上品で美しく咲いてます。ドレスアップした貴婦人が会話している感じかなー?

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書籍やWeb検索で調べたところ「マツムシソウ」の仲間に違いはなく、やっぱり「エゾマツムシソウ」で変種かな。
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草丈50cm・花径5cmくらいの鮮やかな紫色で上向きに付き、花頭はキク科と同じく筒状花と舌状花からなっています。花後は海坊主のようにまで盛り上がりません。

葉はロゼット状ではなく茎はも細長の全裂に近いのです。

    

自生している場所ではなく移植したものなので、変種とか亜種とかなのかも。

花を愛でる-54 小町草とヤブカンゾウ

2008-07-29 22:02:01 | 自然の恵み
種がこぼれて雑草のようにあちこちに現れ、花の期間が長いムシトリナデシコ(小町草)は、10月末になっても寒さに耐えて咲いているのもあります。

花径15mmほどの小さな花を、草丈10~50cmに咲かせますガ、 庭にまとまって咲かせる花の中には、咲き始めや種子が出きてまき散らせているものもあります。

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小町草」という可愛い名前の他に「ムシトリナデシコ虫捕撫子」と言われ、英名はCachflyですから、食虫植物のようですが違います。

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花の直ぐ下の葉の影に、茎に少し褐色がかった2~3cmくらいの部分は粘着性があります。
のぼってくる小さな虫は、ここで防ごうとする巧みな策があるわけです。

江戸時代に観賞用として持ち込まれて野生化したもので、色も美しく開花期が長いので気に入ってます。

花の命が短い花の一つの「ヤブカンゾウ(藪萓草)別名ワスレグサ」が、咲き始めましたが、夜にはもうしぼんでいます。

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暑い時期に太陽に向かって咲くユリの仲間です。

八重に咲くのは ヤブカンゾウで一重に咲くのがノカンゾウなのだそうですが、どちらも野生化して咲いています。

もっぱら観賞用ですが、若芽はオシタシ・蕾は乾燥して保存食など食用にするそうですが、食べたことはありません。

「他を忘れるくらい美し過ぎる、、、」とか「1日で終わるので忘れる花、、、」とか、なぜ「忘れ草」なのかは、諸説あるようです。

ワスレグサ(忘れ草)を詠んだものが万葉集や古今集にのっているというから、古くから親しまれた花なのですね。

花を愛でる-53 ディルとノラニンジン

2008-07-28 23:43:08 | 自然の恵み
セリ科は、人参やパセリなどの親しまれている野菜にも多く含まれています。ミツバ・セリ・セロリもハーブのディルもセリ科です。

ディル(Dill)
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黄色い花がキチンと揃っているので上品にみえます。1年草で 1m以上の丈になり、さわやかな芳香のハーブ・スパイスで、よく目立ちます。

このような複散形花序で小さい花が密生するのを、よく見かけますが、セリ科に多いようで「ディル」が「イエロー・ レースフラワー 」というぐあいに「 レースフラワー 」として園芸種 で人気があるようです。

我が家では全くの観賞用で、ミツバやパセリなど、よくアゲハチョウの幼虫がここで育つので、今年も関心を持っています。

ノラニンジン(野良人参)
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近所の坂道の両側に「 レースフラワーの園」が続いています。こんなとろに「ノラニンジン」が毎年沢山生えていたかなー?。ここを通るたびに興味を持って眺めています。

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「ノラニンジン」は、ピンク色の蕾の頃も花序の基部に苞がデザインされてきれいです。

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「ノラニンジン」が開花すると、造形美豊かな苞は裏に隠れて見えませんが、しっかり小さな花たちを支えているみたいです。

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50~100cmの茎丈の頭に開花すると、みごとな「 レースフラワー」ですよねー。

これがヨーロッパ原産の帰化植物で野菜の人参の原種だとはねっ。

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花が終わると、こんなふうにまるまって、サナギが入っているように見えます。これが「ノラニンジン」の特徴なのかなー。

「ノラニンジン」に似た「ヤマニンジン(シャク)」は、別種だったり「 レースフラワー」と呼ばれる種類は多いので、どれがどうだか区別が困難です。

ヤマニンジン(シャク)」については、次をクリックしてください。

http://www.fukuoka-edu.ac.jp/~fukuhara/keitai/shaku.html

http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/shaku.html

花を愛でる-52 クガイソウ

2008-07-27 21:13:34 | 自然の恵み
畑の隅がサクランボの木とサクラバラで茂みになって、陽の当たらない場所があります。

日差しを求めて「クガイソウ(九蓋草・九階草」が直立し、丈1.8mにも伸びているのもあります。

    
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クガイソウ」は、まっすぐ伸びた茎は分岐せずに、輪生の葉を6~10枚が多くて13段にもつけています。
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茎の先35cmは淡い紫色の穂になっていますが、小花が総状花序になってゆーらゆーら揺れています。

    

何らかの異変があったのか、13段の輪生の葉9枚の内2枚が結合して1枚になっています。これは珍しくて面白い。

    
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5本がそれぞれに輪生の階層や枚数・草丈が異なるのです。

移植したものですが、何時から庭に生えているのか定かではありません。控え目ながら律儀にすっくと日陰に姿を見せています。

クガイソウ」は多年草本で、薬効(リューマチ・関節炎など)もあるとか。風呂に入れると保温効果もあるらしいけれど、用法は不明です。